【試合詳細】6・11 マリーゴールド後楽園ホール大会 林下詩美vs高橋奈七永 ビクトリア弓月vsSareee 桜井麻衣&松井珠紗vs翔月なつみ&CHIAKI 青野未来&天麗皇希&後藤智香vsボジラ&マイラ・グレース&ゼイダ・スティール 石川奈青vs野崎渚 MIRAIvs南小桃
『MARIGOLD Grand Opening Wars2024』
日程:2024年6月11日(火)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:985人
▼南小桃デビュー戦 シングルマッチ 15分1本勝負
●南小桃
14分1秒 サソリ固め
○MIRAI
▼シングルマッチ 15分1本勝負
●石川奈青
8分32秒 ノアール・ランサー→片エビ固め
○野崎渚(フリー)
▼タッグマッチ 15分1本勝負
桜井麻衣/○松井珠紗
14分9秒 MKD→片エビ固め
●翔月なつみ/CHIAKI
▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
○青野未来/天麗皇希/後藤智香
14分4秒 スタイルズ・クラッシュ→エビ固め
ボジラ/マイラ・グレース/●ゼイダ・スティール
▼真エースvs未来エース激突 シングルマッチ 20分1本勝負
●ビクトリア弓月
13分6秒 裏投げ→体固め
○Sareee(フリー)
▼パッション注入スペシャル シングルマッチ 30分1本勝負
○林下詩美
18分50秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め
●高橋奈七永
詩美が奈七永をパッション注入マッチで撃破!WWEからイヨ・スカイが参戦し詩美とシングル戦決定!南小桃が待望のデビュー!仙女を退団した丸森レアが入団発表!
第1試合
小桃が膝をついて握手を求め、MIRAIが引き起こして目を見て握手し試合開始。
ロックアップからMIRAIがロープに押しこみクリーンブレイク。
小桃が片足タックルも、これを切って潰したMIRAIとバックの取り合いへ。小桃が一瞬のすきをついてフォールも、すぐにMIRAIが弾き飛ばしてスタンドへ。
ロックアップからリストの取り合い。MIRAIがヘッドロックで捕らえてからリストをひねり、小桃が切り返そうとするとMIRAIはそのままアルゼンチン。着地した小桃がスクールボーイも2。
小桃はロープに飛ぶが、MIRAIがタイミングをずらしてからロープに飛ぶ。小桃がうつ伏せになると、そこに飛びこんだMIRAIがヘッドロックで絞り上げる。
小桃はクリストのように切り返してからヘッドロックで捕らえ、そのままロープを駆け上がってアサイDDTのようにヘッドロックのままグラウンドへ。
これを離してロープに飛んだ小桃が、追走してきたMIRAIを払い腰。さらに投げようとするが、MIRAIが逆にボディスラムで投げ捨てる。
MIRAIはストンピング連打から髪を掴んで引き起こし、コーナーに叩きつけてヘアーホイップ。
起き上がった小桃がエルボーを打ち込んでいくも、受けきったMIRAIが強烈なエルボーで吹っ飛ばす。
MIRAIはコーナーに振ろうとするが、逆に振った小桃が串刺し攻撃を狙うも、MIRAIは足を伸ばしてカット。さらに走り込んでショルダータックルでなぎ倒し、ボディスラムからフォールも2。
MIRAIはサーフボードストレッチで捕らえるが小桃はロープに足を伸ばしてブレイク。
小桃は必死にエルボーを打ち込んでいくが、MIRAIは「こんなんじゃ全然効かねーよ」「もっと来いよ!」と逆水平チョップを打ち込んでいく。
さらにボディスラムを狙うが、逆に小桃がボディスラムで叩きつけ、ロープに飛んでドロップキック連発。
小桃はエルボー連打でロープに押し込み、ロープに振ろうとするが、MIRAIが逆に振ってエルボー。避けた小桃がロープに飛んでドロップキックからフォールも2。
小桃はローリング式の腕ひしぎで捕らえるがMIRAIはロープに足を伸ばしブレイク。
小桃はコーナーに登るも、MIRAIはエルボーから首投げでリングに叩きつけシーライダー。小桃はロープを掴みブレイク。
フラフラの小桃とエルボーの打ち合い。MIRAIが檄を飛ばしながら小桃が立ち上がるのを待ち、必死にエルボーを打ち込んでいく小桃だったがMIRAIは強烈なエルボーでなぎ倒す。
MIRAIはSSコロンビアwithミケーレの体勢も小桃が丸め込むが2。
小桃は背中に延髄切りから変形フェイスバスター。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
小桃は腕固めで捕らえるがMIRAIはロープに足を伸ばしブレイク。
小桃は逆さ押さえ込みを狙うが、切り返したMIRAIがショートレンジラリアット。避けた小桃にショルダータックルから、串刺しラリアット。
さらにロープに飛んでラリアットも、小桃がスクールボーイも2
小桃が逆さ押さえ込みも2。走り込んできたMIRAIをトルネードクラッチで捕らえるも2。
小桃は走り込むが、MIRAIはドロップキックで迎撃し、SSコロンビアwithミケーレで叩きつけフォールも2。
MIRAIはサソリ固めで捕らえ、これで小桃はギブアップ。
<試合後コメント>
MIRAI
「小桃のデビュー戦の相手を務めましたMIRAIです。まずは小桃、デビューおめでとう!小桃はね、2年くらい練習生期間があって、色々あって大変だったと思う。けど、それを乗り越えてデビューした。やっとスタート地点に立てた。だからここから小桃の物語をみんなに見せていってほしいなと思います。個人的には、あんまり今多くを言う気はないんですけど、小桃とは色んな共通点があると自分は思ってて。思い入れがあるというか、近い目で見ちゃう選手なんですけど、デビューしたということで1人のレスラーとしてこれからもっともっと強くなっていってほしいので、もっともっとビシバシ行こうかなと思います。色々この世界、求められることが多いんですけど、キラキラした容姿とかキラキラした技とか、色々あるけど、自分はお客さんに響くというかお客さんの心を動かせるのは魂だと思ってるんで。もっともっと強い霊をみんなに見せていってほしいなと思います。これからもビシバシ行くんで、よろしくお願いします!」
南小桃
「デビュー戦、終わりました。デビューまで長い道のりだったんですけど、今日デビュー戦でMIRAIさんと対戦できて、本当に最高な日でした。まだまだ未熟な場面が多いので、もっともっと練習してマリーゴールドでてっぺんに立ちたいと思います」
――デビュー戦の出来はどうだったと思うか
「いやあ、まだまだ。まだまだまだだと思います」
――デビューが前に発表されてから今日に至るまで時間がかかってしまったが、その分の気持は今日出せたか
「はい。出しもしましたし、一転してまた頑張ろうという気持ちでした」
――プロレスは楽しかった?
「はい!楽しかったです!」
――デビューが伸びた原因は怪我によるもの?
「腰の怪我で」
――背番号2の理由は
「理由……小川さんに聞いて下さい(笑)」
――簡単なプロフィールを教えて下さい
「福岡県出身、身長153cm、体重50kg、2003年3月10日生まれです。スポーツ歴は無いです」
――プロレスをやろうと思ったキッカケは
「やりたいことがなくて。好きなものがプロレスで。出来る気がしました(笑)直感です(笑)高校を卒業してからYouTubeでプロレスをずっと見てて、試合を見に行って感動して」
――前の団体の同期について思うことは
「同期はすごく応援してくれているので、一緒に頑張りたいと思います」
丸森レア入団発表
ロッシー「本日は平日にかかわらず、後楽園ホールにお集まりありがとうございます。今第1試合で南小桃がデビューしたんですけど、また1人マリーゴールドにメンバーが増えましたね。それで、マリーゴールドに入団したいっていう選手が今日来てますので、紹介したいと思います」
元仙女の“闘うジョジョラー”丸森レアがリングへ。
ロッシー「元センダイガールズプロレスリング、丸森レア選手。実はですね、先日センダイガールズの里村代表から連絡がありまして、マリーゴールドに来たいって選手がいるんで一度面談してくださいという話がありまして、本日初めて面談しました。本人からね、マリーゴールドにかける意気込みを聞かせてください」
レア「はじめましての方が多いと思います。元センダイガールズプロレスリング、ジョジョラーこと丸森レアです。(涙をこらえながら)体調不良の方で退団をしてしまったのですが、療養期間中に思ってたことは、ただ一つで、プロレスがやりたい…プロレスラーであり続けたい、という気持ちでいっぱいでした。療養中に、高橋奈七永さんのとあるSNSへの投稿内容を見まして、非常に感銘を受け、奈七永さんが所属するマリーゴールドに興味を持ちました。そして小川さんの団体の方針を拝見して、マリーゴールドで再スタートしたいと強く思い、今日このリングに上がらせていただきました。『大切なのは、真実に向かおうとする意志』という言葉が、ジョジョの作中にあります。その言葉を胸に、ここで再デビューを果たせるよう、意思と覚悟を持って、必ずこのリングで再デビューを果たします。なので、その姿を応援して、見届けていただけたらと思います。とても嬉しいです。今日は皆様の貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」
続いてWRESTLE UNIVERSEより、7・13のPPVが4400円、ユニバース会員が3200円であることが発表された。
第2試合
ロックアップで微動だにしない野崎が石川を投げ捨て、再度ロックアップも野崎がロープに押し込むが、石川が切り返すと野崎は髪を掴んで押し返し、エルボーを振りかぶるが石川が避けてロープに飛んでショルダータックル。余裕で受けた野崎がガットショットからヘアーホイップで投げ捨て、コーナーで顔面に膝を押し付けていく。これはレフェリーがブレイク。
野崎は逆コーナーに叩きつけてダブルチョップ連発。さらに首投げから後頭部にドロップキック。フォールも2。
野崎はキャメルクラッチで捕らえるが石川はロープに足を伸ばしブレイク。
野崎は顔面バーンからフォールも2。
野崎は顔面を踏みつけ、引き起こすとボディに膝蹴り連発。さらにスリーパーも石川はロープを掴みブレイク。
野崎はロープに飛んでケンカキックを叩き込み、ロープにもたれかかる石川の背中におしゃれキック。フォールも2。
野崎は顔面を蹴りつけて挑発し、石川は必死にエルボーも野崎はビッグブーツで吹っ飛ばす。石川はエルボー連打も野崎はソバットからビッグブーツ。
ロープに飛ぼうとした野崎の腕を掴んだ石川がエルボー連打でロープに押しこみ、ラリアットからロープに振ろうとするが、逆に振った野崎に石川が走り込みショルダータックルからエルボードロップ。フォールも2。
石川は担ぐが、着地した野崎がスリーパー。ロープに足を伸ばした石川を振り回すと、ぐったりとした石川を見て野崎は腕を外して「根性見せてみろオラ!」と挑発する。
石川はフラフラと立ち上がりエルボー連打。野崎はエルボーでふっ飛ばし、ランニングニーをボディに突き刺しロープに飛んでケンカキック。フォールも石川が切り返してフォールも2。
石川はエルボー連打からビンタ。野崎はビンタを狙うも、ガードした石川がビンタからコーナーに登り、ダイビングクロスボディからフォールも1。
石川はN.A.Oからフォールも2。
石川はバックを取るも、切り返した野崎が石川の腕を取って腕へのコードブレイカー。さらにブレーンバスターからランニングケンカキック。引き起こした石川の顔面にソバットを叩き込み、蒼魔刀からフォールも2。
野崎はロープに飛んでノアールランサーからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
野崎渚
「石川奈青の根性を叩き直してあげようと決まったシングルマッチですけど、5月の新木場でシングルマッチやるって言ってから彼女が怪我しちゃって、1~2試合くらい休んで。そのフラストレーションとかきっとあるんだろうなとか、コンディションがホントに今わかんないんで。私も怪我多かったんで。不安な思いも抱えながら、『100%動けるかな』っていう不安な気持ちもあったと思うんですけど、リングに上った以上はプロとして立って意地でも根性見せてほしかったんで。当たりとかは弱々しくて狙いも定まってない。焦りもあったかもしれないけど。でも、思ってたよりも根性あるんじゃないかな。まだまだだよ?まだまだだけど、私が思ってた最低ラインは超えてたので。良かったんじゃないかなと。途中でヒヤッとする場面もあったし。今日の彼女が今何を思ってるのかわからないけど、悔しさなのか、もっと自分はできると思ったのか、その気持ちを大事にやってけばいいんじゃないですかね」
石川奈青
「いやあ、メチャクチャ悔しいです。ほんとに。まずは欠場があったので、復帰というか、またこうしてリングに立てて嬉しい気持ちはあるんですけど、悔しかった。でもすごい楽しかったです。久しぶりに、痛くて。身体が。『プロレスしてるな』っていうか、プロレスラーとして自分がリングに立ってるんだっていう実感ができて。楽しいっていう気持ちだけじゃなくて、勝って結果を残してどんどん強くなっていかなくちゃいけないって思うので。でも、今日マリーゴールド所属じゃない選手と当たるっていうのが初めてだったので、すごい楽しかったです。『プロレスしてるな』っていう気がしました。負けて悔しいので、もっともっと野崎渚も今度は倒せるくらいもっともっとやってやろうと思うので、皆さん応援よろしくお願いします!」
第3試合
先発はCHIAKIと松井。手4つはCHIAKIが捻り上げてそのまま投げ捨て、串刺し攻撃を狙うが避けた松井がガットショット。CHIAKIがコーナーに振るが、松井が飛び越えるとロープに飛んでクロスボディ。キャッチしたCHIAKIだったが、暴れて着地した松井とエルボー合戦からCHIAKIがロープに飛んでショルダータックルで倒し。フォールも1でブリッジして抜けた松井がロープに飛んでクロスボディアタック。フォールも1でCHIAKIがふっ飛ばし両者タッチ。
翔月が走り込んでハイキックも避けた桜井がビッグブーツ。避けた翔月が首投げからPKも、避けて貴婦人ポーズをきめた桜井の背中に翔月がサッカーボールキック。
翔月はロープに振ろうとするが、逆に振ってうつ伏せで避けた桜井がアームホイップからドロップキック。
桜井はロープに飛ぶが、翔月もドロップキックで迎撃し、髪を掴んで引き起こすとコーナーに叩き込みCHIAKIにタッチ。
CHIAKIはアイアンクローで絞り上げ、コーナーに叩き込むと観客にアピール。これはレフェリーがブレイクさせる。
CHIAKIはソバットから顔面ウォッシュ。引き起こすと桜井がガットショットも、キャッチしたCHIAKIが水面蹴りで倒してエルボードロップ。フォールも2。
CHIAKIはアルゼンチンで担ぐが、着地した桜井が引き倒すとロープに飛んでドロップキック。さらに串刺しビッグブーツからフェイスバスターで叩きつけフォールも2。
桜井はSTFで捕らえるもCHIAKIは噛みついてブレイク。
CHIAKIはロープに飛んでランニングケンカキックも、避けた桜井がエプロンからロープ越しのスタナー。ぐったりともたれかかるCHIAKIに、ロープを使った卍固めからお返しとばかりに手に噛みついていく。
桜井はロープに飛んで腕へのビッグブーツからパリ風おパラダイスロック。そのまま背中に座って貴婦人ポーズをきめるが翔月が走り込むも、桜井が避けると蒼魔刀がCHIAKIに誤爆。
桜井が投げようとするが、着地したCHIAKIが走り込んできた桜井にパワースラム。さらにロープに飛んで側転ダブルニーを背中に突き刺しフォールも2。
CHIAKIはアルゼンチンで担ぎ、ムーンウルフで叩きつけフォールも松井がカット。
CHIAKIは翔月にタッチ。
翔月はロープの反動を使ったダブルニードロップからフォールも2。
桜井の上半身をセカンドロープにかけた状態でコブラツイストで絞り上げるがレフェリーが注意しブレイク。
翔月はロープに飛んでランニングニーからフォールも2。
翔月は担ごうとするが、桜井がDDTで切り返し、松井が低空ドロップキックから桜井がロープに飛んでケンカキック。フォールも2。
翔月がコーナーに振って走り込むが、桜井はカウンターのミサイルキックからフォールも2。
桜井はケンカキック連発からエルボー連打。翔月のエルボーもガードしてエルボー連打からロープに飛ぶが、翔月がニーリフトで迎撃し、ロープに飛ぶと桜井がレッグラリアートで迎撃する。
桜井は投げ捨てノーザンライトから松井にタッチ。
松井はミサイルキックからスライディングクロスボディ。フォールも2。
桜井が出てきて、桜井のビッグブーツと松井のエルボーが交互に打ち込まれる。さらにダブルのフィッシャーマン・バスターからフォールも2。
松井はMKDを狙うが、着地した翔月のハイキックを丸め込んでから、再度走り込んできた翔月にマ・カワイストラルもCHIAKIがぶっこ抜いてカット。
松井はCHIAKIにソバットから走り込むが、CHIAKIがカウンターの風車式バックブリーカーから、翔月が急角度逆エビ固め。これは桜井がカット。
CHIAKIが桜井にスピアーを突き刺し、翔月が松井に串刺しドロップキックから串刺しダブルニー。さらにフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
翔月はハイキックからコーナーに登ると、スタンディング式のメテオラからフォールも桜井がカット。
翔月はダブルニードロップを投下するが、松井が避けて低空ドロップキック。フォールもCHIAKIがカット。
桜井がCHIAKIを足を使ったファイナルカットで叩き伏せ、松井が翔月をリング中央に引きずるが翔月が丸め込むが2。
翔月はトラースキックから蒼魔刀を突き刺しフォールも2。
翔月はロープに飛ぶが、松井がジャンピングニーで迎撃し、グリーンキラーからフォールも2。
松井はMKDで突き刺しフォール。これで3カウント。
松井「後楽園ホールで、まさか、まさかの翔月なつみに勝ったぞ~!この場を借りて、言わせていただきたいことがあります。これからできる、スーパーフライ級のベルト、自分、取りに行きますのでよろしくお願いします!」
翔月「おい松井、私だってな、ベルト取りに来てんだよ。オイ、その、スーパーフライ、かけて、トーナメントしろや~!」
松井「是非、やりましょう。次はなつみさん、シングルで、よろしくお願いします」
<試合後コメント>
桜井麻衣
「元アクトレス勢に対しては、いつも道場に来るのも集団行動だし、帰るときも集団行動だし、ここへ来たのも集団行動だったし。1人1人の意志がちょっとまだ分からないです、私には。本当に1人でもマリーゴールドに来るって強い意志があったのか分からないし、人の顔色をうかがっているような気がするので。そういうのを全然気にせずもっと自分を主張してぶつかってきてほしいと思いました。以上です」
松井珠紗
「今日はマリーゴールド2度目の後楽園ホール大会で、前回旗揚げ戦は自分は直接黒星が付いてしまったので、今回2回目は自分でピンを取ることが出来て。しかも前団体から一緒にやってる翔月なつみから取れたことがすごく嬉しいです。マイクで言わせていただいた通り、スーパーフライのベルトが新設されると決まったときから、『このベルトは私のためのベルトだな』と信じてきたので、必ずこの先スーパーフライのベルト、初代に自分の名前を刻みたいと思います。どうぞよろしくお願いします!」
――トーナメント開催に向けて、最低あと2人は参戦することになる?
「そうですね。誰がスーパーフライの55kg以下に該当するのか私は把握できてなくて。でもこのベルトっていっぱいいればいっるほど優勝したときの喜びはとっても大きいと思うので。全員でやりたい。そう思ってます!」
翔月なつみ&CHIAKI
翔月「なんかもう、やっぱり松井ってアクトレス時代からライバルとして自分は一番、スタイルも似てるし、使う技もちょこちょこ似てるのでどうしても意識してた部分はあります。皆で一緒にここに来て、1から自分たちがダレが出ていくかってところで、まだ自分は自分で勝ってもいないし、松井に今回も負けてしまって。それがタッグだろうがシングルだろうが関係ないと思ってるので。今回は色んな面で松井が上だって思い知らされたんで、自分もベルトを狙っていると発言したし、ビッグマッチの両国大会も迫っているので、もうそこにまずは照準を絞って、絶対、ほんとに悔しいので!自分は前の団体でベルトを手放してきているので、絶対またここで手にして。そしてすべてのベルトを。自分はパワーはないかもしれないけど、全部のベルトを狙う権利はあると思ってるので。まずは松井を倒して、トーナメント誰が来るかわからないけど全員倒して、自分は絶対またここで1から輝いていきたいと思っているので、頑張ります」
CHIAKI「やっぱりどこか先輩に頼ってしまった部分が大きいのかなって。貴婦人さんに踊らされてしまったのかなって。そういうところをまず気を抜かずに次の試合に臨みたいと思います。勝ってから色々言いたいことをいいたいと思うんで」
翔月「CHIAKIもせっかくパッション入れてもらったから。次は的になるかもしれないけど」
CHIAKI「そうですね。次は絶対に勝ちたいと思いますので、応援よろしくお願いします」
翔月「負けない!パッション!」
CHIAKI「パッション!」
翔月「パッショーーン!!」
CHIAKI「パッショーーン!!」
第4試合
先発は皇希とボジラ。皇希が手4つを要求するが、ボジラが余裕を見せて睨みつけると、皇希はダブルチョップからロープに飛んでショルダータックル。2発目はボジラがその場から動かずにふっ飛ばし、青野がドロップキックも動じず、後藤がランニングエルボーも受けきったボジラがロープに振るとダブルラリアットも、後藤が受けるが青野は避けてラリアット。だがボジラは余裕で受け切ると青野を担ぎ、背後にいた後藤とCHIAKIに投げつけると、コーナーでまとめて串刺しボディスプラッシュ。皇希をフォールも2。ボジラの背中にゼイダがタッチ。
ゼイダがフロントネックで捕らえ、バックを取るが皇希はバックエルボー連打からコーナーに下がって青野とタッチ。
ゼイダはガットショットからコーナーに振って串刺しニー。
さらに首投げから低空ドロップキックを叩き込みフォールも2。
ゼイダはコーナーに振ろうとするが、青野が逆に振って串刺しドロップキック。
さらに串刺し低空ドロップキックからフォールも2。
青野は後藤にタッチ。
後藤はヒップバット。さらに串刺しヒップアタックからヘアーホイップで投げ捨て串刺しヒップアタック。ガードしたゼイダが飛びつきDDTからフォールも2。
ゼイダがヒップバットでやり返し、エルボー連打から投げようとする。だが後藤が逆にボディスラムの体勢で捕らえ、ジャイアントスイングも、ボジラが止めるとゼイダを担いで後藤をショルダータックルでなぎ倒し、ゼイダをそこに投げつける。
ボジラは後藤をジャイアントスイングで投げ捨て、ゼイダはマイラにタッチ。
マイラはコーナーに叩きつけ、串刺し攻撃を狙うが後藤は足を伸ばす。マイラはキャッチしてセカンドロープにその足をかけると619を叩き込み、コーナーに登るも後藤がエルボー。さらにそのまま肩に担いで正面に投げ捨てフェイスバスターからフォールも2。
後藤はリバースジャイアントスイング。そのままフェイスバスター。後藤は「パワーッ!」とマッスルポーズでボジラを挑発してから急いで逃げ帰り、皇希にタッチ。
皇希はビッグブーツも、マイラがロープに振って開脚して避けるも、皇希も側転して避けてラリアット。避けたマイラがヘッドシザースホイップからドロップキックでふっ飛ばし、コーナーに上りダイビング・ルーテーズプレス。フォールも2。
マイラは投げようとするが、青野がハイキックでカットし、ダブルアームで担ぐと皇希がそのまま引き継いでスパインバスターを狙うも崩れてしまう。
皇希は再度担ぐも崩れてしまい、そのまま丸め込むもゼイダがカット。マイラはボジラにタッチ。
ボジラはショルダータックルでなぎ倒し、担ぐが皇希が着地するとバックを取る。
ボジラはそのままヘッドロックで絞り上げ、皇希は回転して逃れるとRKO。フォールも1。
皇希は青野にタッチ。
ボジラにゼイダがタッチするが、気づかずに青野はボジラを首投げから背中にサッカーボールキック連発。ボジラは立ち上がると青野のミドルキックをキャッチしてエルボーで吹っ飛ばす。
青野は立ち上がるとエルボー連打も、ボジラはエルボーでなぎ倒し、青野を担ぐとえびす落とし。フォールもこれはレフェリーが認めず。ボジラはゼイダの髪を掴むが、逃れたゼイダとマイラがもめながらリングに入るとダブルのトラースキックからロープに飛ぶ。だが後藤と皇希がゼイダの足を場外から掴んで引きずり落とし、ロープにスパイダームーブで取り付くマイラに青野が走り込むが、マイラが避けて青野が場外に落下。マイラはゼイダを押さえつけている後藤と皇希にプランチャを発射し、ゼイダがリングに戻り青野にトペ・スイシーダ。
ゼイダはコーナーに叩き込み、エルボースマッシュからコーナ上に青野を座らせると、雪崩式RKOからフォールも2。
ゼイダはロープに飛ぶが、青野はカウンターのパワースラムからフォールも2。
青野はバズソーキックからフォールもボジラがぶっこ抜いて投げ捨てジャーマン。
ボジラがブレーンバスターの体勢になり、そこにマイラがダイブして突き刺す合体攻撃。だがすぐさまボジラに皇希がアメジスト・バタフライ、後藤がGCSでマイラを叩きつける。
ゼイダは青野の顔面にビッグブーツから、ロープごしのコードブレイカーを突き刺し、さらに飛びつき横入り式エビ固めも2。
青野はラリアットからダブルアームスープレックス。フォールも2。
青野は担ぐが、着地したゼイダがビッグブーツから延髄切り。ロープに飛ぶも、青野はカウンターの旋回式バックドロップからスタイルズクラッシュで叩きつけ3カウント。
ボジラは勝手に負けたゼイダを罵倒し、ゼイダが後ろからこずくとエルボーからパワーボムで叩きつけた。
青野「ボジラ組に勝ったぞ~!そういえば、もうすぐ、両国国技館大会が近づいています。私は、白いベルト、ユナイテッドナショナルのベルトを巻きたい。トーナメントして、チャンピオンを決めるのはいかがでしょうか?やりたい奴はいないのかな?・・・いないのか?白いベルト欲しいやつ、誰もいないのか?初代だぞ初代!」
(MIRAIがリングへ)
MIRAI「初代、MIRAIもほしいな!2人?2人?(ボジラコールを受けて)ボジラもやりたいの?」
ボジラは未来を突き飛ばして「あんたたちじゃ相手にならない。ベルトは私のものよ。あんたたちが戦おうとしているのはボジラよ?戦えば全員がリングに倒れる。なぜかわかる?一番高くて強くてでかいのが私だからよ!SIZE DOES MATTER」
MIRAIと青野はボジラと突き飛ばしあった。
<試合後コメント>
青野未来&後藤智香&天麗皇希
青野「ボジラ組に勝ちました。いやあ、思っていた以上に思うように行かない!もちろんパワーがスゴイのも分かったし、メチャクチャダイナミックだけど、一番怖いのは何をするかわからないところで。ボジラがこのリングに上って、最初からボジラコールが起きて、途中からもボジラコールが起きて……メチャクチャ悔しい。勝ってもメチャクチャ悔しいので、そこを超えていかなきゃいけないし、ベルト、ボジラもなんて言ってたかわからないけど欲しそうだったので、私はまたボジラと真っ向勝負したいなと今日の試合で思いました」
後藤「まずは、勝ったぞ~!って嬉しさはあるんですけど、最後の未来さんのマイク、『ベルト欲しい奴いないのか?』に対して、私は『取りに行きたいです!ベルト巻きたいです!』って心がすごいゾクゾクしてたんですけど、手を挙げることが出来なかった。自分のプロレスラーとしての(キャリアの浅さとかを)、考えてしまって。でも、一歩ずつ一歩ずつ試合に勝っていって、確実に自分の中の気持ちをどんどんどんどんステップアップして、ベルト戦に手を挙げられるようになるまで頑張ります!」
皇希「勝負に勝って、プロレスラーとして負けたのかなって思いました。未来さんが言ってた『初代欲しくないのか?』ってメッチャ響いたんですけど、『まだまだだな』って自分でそこで思っちゃって。ここからプロレスラーとしてまた新たに成長していかなきゃなって思いました。次、ボジラと当たるとき、他の人もそうですけど、こんな気持ちに2度となりたくないんで、もっともっと、もっと練習して強くなりたいと思います」
後藤「ありがとうございました!未来さん勝ちました!イェイ♪」
第5試合
弓月が握手を弾いてドロップキック。ロープに飛んでドロップキックも、受けきったSareeeが逆にドロップキック。
Sareeeが顔面を蹴りつけてからボディスラム。フォールも1。
Sareeeはロープに振ろうとするが、弓月が逆に振ってリープフロッグからドロップキック。フォールも1でブリッジして抜けたSareeeがロープに飛んで顔面にドロップキック。
Sareeeはコーナーに叩きつけるとガットショット連発から顔面を踏みつけ、これを離すと足へのストンピング連打から足を絞り上げる。さらに逆エビ固めで捕らえるも、弓月はなんとかロープを掴みブレイク。
Sareeeはストンピング連打から背中を踏みつけ、ロープの反動を使ったフットスタンプから「どうした弓月!」と挑発しストンピング。
膝立ちでエルボーを打ちこんだ弓月が必死のエルボーも、Sareeeは容赦なくボディスラムから鎌固め。
これを離したSareeeはストンピング連発から首投げで倒しボディシザース。足へのエルボー連打で逃れた弓月がマウントエルボー連打も、Sareeeが切り返すとビンタからフォールも2。
Sareeeはストンピングから「どうした~!」と挑発し、膝立ちになった弓月の顔面にケンカキックからロープに振ろうとするが、これを切った弓月がコルバタからドロップキック。髪を掴んで引き起こし、払い腰連発からフォールも2。
弓月は担ごうとするが、Sareeeが耐えるも弓月が再度担いでボディスラム。フォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
弓月は手を繋いでソバットからロープ駆け上がり式のフェイスバスター。
弓月は担ごうとするも、耐えたSareeeとエルボーの打ち合い。弓月がエルボー連打も、Sareeeが強烈なエルボーでふっ飛ばし、引き起こすと投げようとするが、耐えた弓月を強引にぶっこ抜いてブレーンバスター。
Sareeeはセカンドロープからのダイビングフットスタンプ。フォールも2。
Sareeeはボディへのストンピングからコーナーに上りダイビングフットスタンプ。避けた弓月が投げようとするが、Sareeeはそのままシュバインで突き刺しフォールも2。
Sareeeはコーナーに上るが、弓月はビンタからデッドリードライブで落とし、ダブルリストアームサルトも2。
弓月はロープに振ろうとするが、Sareeeが逆に振ってエルボー。避けた弓月がスクールボーイも2。
弓月はカサドーラも2。
弓月はエルボー連打でロープに押し込み、レフェリーが強引に引き剥がすとロープに飛ぶ。だがSareeeは追走ドロップキックからロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。
さらにSareeeはコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2。
Sareeeはフィッシャーマンスープレックスホールドも2。
Sareeeは裏投げを狙うが、耐えた弓月がローリングアローも2。
弓月はロープに飛ぶが、Sareeeはカウンターの裏投げで叩きつけ3カウント。
Sareee「おい弓月、お前何年目だ?今」
弓月「・・・半年だよ。でもな!半年だけど、私はまだまだもっと強くなって、成長していきたい。だから、そして、私が、必ず、マリーゴールドのエースになるんだよ!お前をエースにさせるわけにいかねーんだ。だから、もっと、強くなった時、私と、もう一回やってください」
Sareee「お前まだ半年なのかデビューして。なんかさ、生意気なことばっか言ってきてるからもうちょっとキャリアあるのかと思ったよ。弓月、ビクトリア弓月、強くなれよお前!なぁ、お前が強くなった時、また、リングで闘おう。頑張れ」
Sareeeの握手を弓月がはたき落とすと、Sareeeはビンタを叩き込む。
Sareee「で、ジュリア。おい、お前なに、実況者になっちゃってんの?お前はこっち側の人間だろホントだったら。7月の両国大会まで、もう少しで1ヶ月だけど、ねぇ、お前大丈夫か?ねぇ、私は、万全なジュリア、Sareee対ジュリア、万全じゃないとやる意味ないと思ってるから、そこんとこ、しっかり頼むぞ」
(ジュリアがリングへ)
ジュリア「今にでもここで、お前を、ぶん殴ってやりたいところだけどさ、もうちょっととっとくわ。私が、言いたいことは、別にこんな腕一本どうなろうと!どうだっていいよ!右腕一本テメーにくれてやるその思い、その思いが一番だよ。両国待っとけよ!」
Sareeeとジュリアが髪を掴んで睨み合うが、桜井がリングへ。
桜井「Sareee!私と、シングル、してください。この間、タッグであなたと初めて戦って、負けて、あんなに悔しくて、泣いたのは、初めてです。でも、私は、もっと!強くなりたいし、もっと上を目指していきたい。だから、私と、シングルしてください。この、わたくしが、お願いしてるんだから、もちろん承諾してくださるわよねぇ!」
Sareee「お前さぁ、ねぇ、新木場で心折れちゃったかなって思ってたけど、今の目いいじゃねーかよ。お前が私とやりたいならいつだってやってやるよ。おい、また、心折れんじゃねーぞ」
桜井「折れねーよ。折ってやるよお前の心!覚悟しとけ」
<試合後コメント>
ビクトリア弓月
「クソッ!今日負けたけど、このままで終わると思うなよSareee!お前、エースとかド真ん中とか言ってるけど、お前はエースじゃねえんだよ!今日負けたけど、また私がもっと強くなってお前をぶっ倒してやるから。お前がいつまでもエースとか言ってられると思うなよ。マリーゴールドのエースはこの私、ビクトリア弓月なんだよッ!」
Sareee
「もっとキャリアあんのかと思ってたら、まだデビューして半年ってことで。あんだけいい目して、気持ち強いんじゃないですかね。これからもっともっと弓月が強くなって、この私食らいついてくるような新人なので。これからがすごく楽しみですね。もっとプロレス界に闘いを。私は強い選手になってほしいです」
――ジュリア選手に声を掛ける場面があった
「なんか放送席にいて、実況者になってるんで。そんなんじゃないだろって思いますよね。私とジュリアの、7月の両国大会のポスターとかもどんどん出来上がって来て、本当にワクワクが止まらないんですよ。でもそれと同時に『本当に大丈夫なのか?』って気持ちが強くなってきているというか。私はジュリアとはずーっと闘いたいと思っていたし、やっとお互いがそう思い続けて、叶うシングルマッチなので。本当に万全な状態でじゃなきゃSareeevsジュリアって意味がないと思っているので、そこはしっかり頼むぞっていう感じですね。それだけは伝えときたいと思って」
――桜井選手も声を上げてきた
「なんか、ジュリアといい感じのところでいきなりアイツが割って入ってきて。そんだけ真剣なんだなっていうのは伝わってきましたし、マイクもなんかすごい『負けたくないんだな』『この団体背負っていきたいんだな』っていうのは伝わったけど、口だけなら誰でも簡単に言えるので。実際にリングでやってみてじゃないですか?新木場のときは全くなにも伝わってこなかったのは事実なので。でもやりたいんだったらいくらでもやってやるよって感じですね」
第6試合
お互いリングを周り、手4つから詩美がバックを取るが、奈七永がリストを取って切り返すとリストの取り合いへ。
奈七永はヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むが、詩美はヘッドシザースで抜けると奈七永もすぐに抜けて距離を取る。
ショルダータックルのぶつかりあいから奈七永がチョップ連打。ロープに振ってエルボーも、避けた詩美がショルダータックルでなぎ倒す。さらにドロップキックも、受けきった奈七永がロープに飛んでショルダータックルでなぎ倒す。
奈七永は髪を掴んでコーナーに押し込み、ヘアーホイップから顔面を踏みつける。レフェリーが注意しブレイク。
奈七永は投げようとするが、詩美がタックルで倒しサイドポジション。奈七永はヘッドシザースで切り返すとフォールも1。
奈七永は脇固めも詩美はロープに足を伸ばしブレイク。
奈七永はボディスラムからフォールも1。
奈七永は足を絡めて回転しグラウンドコブラ。詩美はロープに足を伸ばしブレイク。
奈七永は後頭部や顔面を蹴りつけ、膝立ちになった詩美にエルボー。
髪を掴んで引き起こし、コーナーに逆さ吊りにすると串刺しボディスプラッシュ。
奈七永は首投げからサッカーボールキックを叩き込み、横に座って「来いよ!」と挑発する。
詩美は背中に低空ドロップキックから「来いよ!」と横に座り、奈七永はサッカーボールキック連打から座って挑発。
詩美はスライディングラリアットも、奈七永が受け切るとお互い横に座ってのショートレンジラリアットの打ち合いへ。
立ち上がってラリアットの相打ち連発から、奈七永がエルボー連打でコーナーに吹っ飛ばす。さらにコーナーに振ろうとするが、詩美が逆に振って串刺しラリアット。すぐに奈七永がラリアットでなぎ倒し、変形キャメルクラッチからクロスフェイスで捕らえるも詩美はロープを掴みブレイク。
詩美は背中を蹴りつけていき、後頭部を踏みつけて挑発。首投げからロープに飛んでPKも、キャッチした詩美がエルボー連打から顔面を蹴りつけていき、髪を掴んで引き起こすとアルゼンチンを狙う。奈七永はエルボーで逃れるとロープに飛ぶが、詩美はカウンターのバックフリップ。
詩美はコーナーに上り、ミサイルキックを発射するが、受けきった奈七永がラリアット。ラリアットの打ち合いから相打ち連発となり、奈七永が打ち勝ち詩美がダウン。
奈七永は走り込むも、詩美はカウンターのブレーンバスター。すぐに奈七永もブレーンバスターからスライディングD。詩美もすぐに立ち上がりスライディングラリアット。両者ダウン。
奈七永は髪を掴んで引き起こしビンタ連発。詩美もビンタ連発で返し、ビンタの打ち合いから奈七永がコンビネーションビンタ。だが詩美もビンタからロープに飛ぶが、奈七永がラリアットで迎撃しフォールも2。
奈七永は変形バックドロップで叩きつけフォールも2。
奈七永は走り込むが、詩美がカウンターで担いでコウモリ吊り落としからフォールも2。
詩美はコーナーに上るが、奈七永はビンタから正面に上り「パッション!」と叫びながら雪崩式ブレーンバスター。
奈七永は走り込むが、詩美が担いでコーナー上に座らせると正面に登り、雪崩式コウモリ吊り落とし。フォールも2。
奈七永はインプラントで突き刺しフォールも2。
奈七永は冷蔵庫爆弾を投下しフォールも2。
奈七永は投げようとするが、切り返した詩美がトーチャーラックボムからフォールも2。
詩美は担ぐが、そのまま崩れてサイドバスターのように叩きつける。
詩美はバックをとるが、逃れた奈七永にエルボー。奈七永はヘッドバッド連発からショートレンジラリアットでなぎ倒し、詩美もフラフラと立ち上がるとショートレンジラリアット連発でロープに押し込みロープに飛ぶ。だが奈七永がスクールボーイも2。
奈七永は担ぐが着地した詩美がビンタからショートレンジラリアット。ロープに飛んで後頭部にラリアットからロープに飛んでラリアットでなぎ倒しフォールも2。
詩美はコーナーに押し込み、エルボーからコーナーに上げると、ハイジャックボムで叩きつけフォールし3カウント。
詩美「うわ゛ぁー!今日は、高橋奈七永が、キャリア28年分のパッションを、ぶつけてきてくれるっていうから、私は、未来を賭けて、今日試合をした、そして、今日、私が勝った。だからマリーゴールドの未来は、この林下詩美に任せてください。今日、このパッション注入マッチを受けて、自分は、確実に、自分の限界を超えることができました。今日は、対戦、ありがとうございました」
奈七永「ありがとうございましたって言われても、こちとら全然嬉しくねーんだよ!勝ちたくて勝ちたくて勝ちたくて、勝ち続けたい。何年やってたって、勝っていたい。それがプロレスをやる理由、そして、ずっと成長していられる人間でいたい。そんな、大人気ないかもしれない、でも、その気持ちは!お前が!詩美が!少しでも、この試合を通じて感じてくれたんだったら!マリーゴールドの、未来は、明るいと思う。つえーよ。詩美はつえーよ。私がこんな完璧に3とられる、そんぐらい強いし、だけどもっともっと、お前に夢見させてくれ!そして!私は!これからも!パッションを!叫び続けるー!」
握手をして抱き合い健闘を称えあうが、奈七永は離れ際にビンタ。詩美も「パッショーン!」と叫びながら振りかぶってビンタを叩き込んだ。
詩美「私は、今日で終わらない。まだまだ成長して、どんどん進化して、みんなに、奈七永さんもそうだし、皆にもたくさんのロイヤルの夢見せ続けます楽しみにしていてください」
ロッシー「詩美勝利おめでとう。そんな詩美に、7月13日両国国技館、最高の相手を用意しました。スクリーンどうぞ」
IYO「WWEスーパースターの、イヨ・スカイ様がマリーゴールドのリングにやってくる。7月13日、両国国技館、対戦相手は、林下詩美くん。日本のみなさんのみならず、世界中のみんなが大注目するこの1戦、是非、歴史に名を残すような名勝負にしましょうね。楽しみにしてます。See you there」
詩美「(泣きそうになりながら)ほんとですか?だって、だって私、イオさんとやりたくて、それが一番の夢で、ほんとにシングルできるんですか?…(涙をこらえきれず)夢が、両国国技館で私の大きな夢が一つ叶います。夢を、でも夢叶えるだけで終わらせたくない。イオさんに、林下詩美の、歴史だけじゃないイオさんにしっかり、心に刻みこませたいと思います。皆さん、私の夢を叶える瞬間見に来てください!両国国技館、最高の 日になる予感がします。みなさんも、会場に絶対来てください!じゃあ、今日は、この後楽園ホールメインイベント、高橋奈七永、試合ありがとうございました一緒に、しめてくれませんか?」
奈七永「この、イオ戦の、かませ犬じゃねーんだぞ私は!なぁ!おいお前!イオに、イオに勝って、名を残すために、明日からパッション特訓だよコラ。おいやれんのかオラ!」
詩美「パッション特訓、そんなのやれるに決まってんだろ!かかってこいよ!」
奈七永「じゃあ最後、しめるの、なんだっけ?えっと・・・フォーエバー?シャインフォーエバーマリーゴールド・パッションで今日は!元気よく!しめるぞ!みんな!起立!立て!パッションあんのか皆!詩美はパッションあんのか!パッション叫べオラ!」
詩美「パッショーン!」
奈七永「声がちいさーい!」
詩美「パッショーン!」
奈七永「声がちいさーい!!」
詩美「パッショーン!!」
奈七永「おいしめろ!」
詩美「シャイン、フォーエバー、マリーゴールド」
詩美&奈七永「パッショーン!」
<試合後コメント>
林下詩美
「やっぱ、覚悟はしてたけど……パッションパッション!パッションすげーよ!今日で林下詩美、何段階だ?何段階進化したんだろう。自分の限界を超えて、パッションをしっかり受け止めて。今日は自分の未来をかけて闘って、あのキャリア28年もやってるパッションの塊・高橋奈七永に勝った!だから私がしっかりこの未来、背負っています。私のロイヤルロード、楽しみにしててください。奈七永さんにも、みんなにも、私の夢、どんどん一緒に見に行かせていきたいです。そして、そして私の……あぁっ!なんて言ったらいいんだろ!私の夢の、ホントにホントに大きな一番の夢だったんです。イオさん。イオさんと試合がしたくて、私のプロレスラーとしての進未知も決めました。そんなイオさんと7月13日、両国国技館でシングルマッチ!なんだろ、なんて言ったらいいんだろ。すごい楽しみだし、すごい嬉しいし、すごく緊張もしてるし。色んな気持ちが自分の中に入ってます。でもでも、でも!夢、ここで夢が叶うんだけど、私は夢を叶えるだけでは絶対に終わらせない!イオさんとの両国での試合、それで夢を叶えたうえで歴史に、そしてイオさんにこの林下詩美をしっかり刻み込みたいと思います。楽しみにしててください、皆さん、そしてイオさん!私はメチャクチャ!楽しみにしてます!」
高橋奈七永
「うぅ~ん……おぉ~ん……試合の後にイオ戦が発表されて、なんかホントに噛ませ犬になっちまったような気がする!私が勝ってれば!こんな風にはならなかった!でも、今までやられても立ち上がってきたように、負けてもなんもへこたれないんで!プロレス生活を生きてるなっていう感じ。ホントにマリーゴールドでそんな充実感に包まれているんで、まだまだ終わらないです。28年やってようが何歳だろうが、終わらないです。この目を見てください!キラキラ輝いてパッションパッション叫ぶ元気があるッ!パッションがあればなんでも出来るッ!人生は挑戦なんで、詩美がああやってイオ戦を叶えたように、私も夢をまだまだ叶えていきたいです。それをここでやってくし、そんな姿を後輩たちにももっともっと見てもらって、刺激になり続けたいし、マリーゴールド、ド真ん中でどんどん突っ走っていくため、私がズカズカズカズカと追い上げていきますんで。そこを見といてください!お願いします!パッショーーンッ!!」
<大会総括>
ロッシー小川
「今日の観衆はねぇ……985人。このイオのやつなんですけど、今日の午前中にアメリカ時間月曜日の深夜。RAWの大会が終わってからメッセージを届けてもらって、今日の朝11時に映像が届きました。それで発表に至ったということです。両国をやるっていうことでね、『WWEから選手が来たらいいなあ、最高だなあ』という思いがあったので、それが実現するってことで非常に嬉しく思うし、両国をやる意義があるなと。イヨ・スカイが来るんだったら両国に進出したいなと。それは漠然とした夢だったんですけど、それが形になったということです」
――交渉は大変だった?
「大変……というほどではないですけど、タイミングですよね。このスケジュールというか。3月くらいからそんな話をしてて。今日映像が来たってことは正式なことだと思います」
――今後もWWEとなにか展開があるか
「今は全く考えてないです。だからイヨ・スカイが来ること。それ以上のものはないと思ってるんで。それは将来わからないですけど、とりあえずこの試合が終わってまた何かが生まれればまたあるかもしれないし、ってとこです。我々はWWEを迎え受けるほど選手層が厚くないんで。とにかくイヨ・スカイが来てくれるだけで、詩美の夢も叶ったし、こちらの夢も叶うし。そこですごい試合をしてファンの夢も叶えてもらったらありがたい」
――イヨ・スカイvs林下詩美戦以外にも両国に向けて動き出した大会となった
「そうですね。今日はね、タイトルに関して。明日発表したいと思いますけど、スーパーフライ級とUN王座のトーナメントを週末の京都と名古屋でやります。4人のトーナメントで。その勝った者同士が両国で2つのベルトの王座決定戦をやりたいと思ってます」