【試合詳細】10・26 マリーゴールド両国国技館大会 イヨ・スカイvs岩谷麻優 【ワールド】林下詩美vs青野未来 【UN】桜井麻衣vsビクトリア弓月 【ツインスター】川畑梨瑚&Maria vs 松井珠紗&CHIAKI 山岡聖怜vs橋本千紘

『MARIGOLD GRAND DESTINY 2025』
日程:2025年10月26日(日)
開始:14:30
会場:東京都・両国国技館
観衆:3450人
▼二世SHOWDOWN シングルマッチ 15分1本勝負
○田中きずなwith府川唯未
6分0秒 NO.6
●心希with大向美智子(Egoistプロレス)
▼ガントレット・タッグマッチ 時間無制限
<1本目>
○勇気みなみ/橘渚
2分58秒 南の風
●石川奈青/ハミングバード
<2本目>
[チーム寮]○南小桃/山﨑裕花
4分31秒 スペシャル・コモクラッチ
勇気みなみ/●橘渚
<3本目>
ちゃんよた(PPP)/○山中絵里奈(BBJ)
5分7秒 ノーザンライト・スープレックス・ホールド
[チーム寮]南小桃/●山﨑裕花
<4本目>
[Darkness Revolution]○野崎渚(フリー)/瀬戸レア
6分42秒 ノアール・ランサー・ハイ→エビ固め
ちゃんよた(PPP)/●山中絵里奈(BBJ)
<5本目>
○越野SHOKO/当日発表=ギガトン
6分0秒 ダイビング・ボディプレス→エビ固め
[Darkness Revolution]野崎渚(フリー)/●瀬戸レア
▼シングルマッチ 15分1本勝負
●メガトン
6分27秒 ゴッチ式パイルドライバーの体勢→ギブアップ
○大物M=鈴木みのる(パンクラスMISSION)
▼シングルマッチ 20分1本勝負
●後藤智香
11分40秒 ダイビング・ダブルフットスタンプ→片エビ固め
○大物S=Sareee(フリー)
▼ツインスター選手権試合 30分1本勝負
【王者組/Magenta】川畑梨瑚(Marvelous)/●Maria(Marvelous)
10分33秒 ヨーロピアン・クラッチ
【挑戦者組/Darkness Revolution】○松井珠紗/CHIAKI
※第5代王者組が2度目の防衛に失敗。松井&CHIAKIが新王者となる。
▼ザッツ・レスリング シングルマッチ 15分1本勝負
●山岡聖怜
11分30秒 ラリアット→フォール
○橋本千紘(仙女)
▼ユナイテッド・ナショナル選手権試合 30分1本勝負
【王者】●桜井麻衣
20分36秒 ビクトリー・サンセット→片エビ固め
【挑戦者】○ビクトリア弓月
※第2代王者が7度目の防衛に失敗。弓月が新王者となる。
▼マリーゴールド・ワールド選手権試合 30分1本勝負
【王者】●林下詩美
26分25秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め
【挑戦者】○青野未来
※第2代王者が5度目の防衛に失敗。青野が新王者となる。
▼The Dream Destiny シングルマッチ 30分1本勝負
●岩谷麻優
26分28秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
○イヨ・スカイ(WWE)
岩谷麻優とイヨ・スカイが7年半ぶりに対戦!青野未来が詩美を倒し、弓月が桜井を倒し、松井&CHIAKIが川畑&Mariaを倒し新王者へ!サプライズで鈴木みのるとSareeeが登場!
故・笹崎勝巳レフェリー追悼式

大会開始前にはオッキー沖田リングアナとレフリー陣がリングに上がり、10月17日にクマに襲われて亡くなった笹崎勝巳レフェリーへ追悼の10カウントゴングが行われた。
第1試合


大向美智子の娘である心希と、府川唯未&田中稔の娘である田中きずなの2世対決。それぞれ母親がセコンドにつく。

きずなの握手を心希が蹴り飛ばして試合開始。エルボー合戦から心希がエルボー連打。首投げからサッカーボールキックを叩き込むが、きずなも首投げからサッカーボールキックでお返し。お互いサッカーボールキックを繰り返すと、きずながサッカーボールキック連打からロープに飛ぶが、心希がドロップキックで迎撃。心希がサソリ固めを狙うがきずなが下から蹴り飛ばすも、心希はサッカーボールキックからサソリ固め。きずなはロープを掴みブレイク。
心希が投げようとするが、切り返したきずなが腕を掴んでエルボー連打。さらに心希のエルボーを脇固めで捕らえる。心希がロープを掴みブレイク。
きずながストンピング連打からミドルキック。キャッチした心希とバックの取り合いになるが、下から蹴り上げた心希が丸め込むも2。

心希が飛び膝蹴りから顔面にバズソーキック。さらにカミゴェからフォールも2。
心希がロープに飛ぶが、きずながカウンターのキューティースペシャル。きずなが走り込むも心希はカウンターの裏投げで叩きつける。両者ダウン。

心希が走り込むもきずながハイキック。心希もハイキックを打ち込むが、きずながヘッドバッドからRe:Dreamも2。

きずながスライディングニーからNO.6で3カウント。

試合後は両親とともにお互い握手から抱き合い健闘を称え合った。
<試合後コメント>

田中きずな&心希&府川唯未&大向美智子
きずな「今回の試合は2世というタイトルがついての心希との初のシングルマッチで、もちろんホントに心希は私にとってもすごくすごく特別な存在なのでシングルが決まって嬉しかったんですけど、すごいそれと同時に葛藤だったり不安な気持ちとかもあったんですけど……色々あったけど今日の試合を経て、私はこの2世ということもこれから先ずっと背負って、それをプラスに変えてプロレスラーとして、何を以て超せるかは分からないけど、親のことをしっかりと超したいと思います。それが恩返しだと思うので。絶対に私はいつか2世を超えます」
心希「今日は私にとってプロレスラーになって一番負けたくないって思った試合で。でも結果はきずなさんから負けてしまって、メッチャ悔しくて。でもそれは自分の実力とか全然足りてないって思ってるから、この鬼トレ(母)といっしょに練習して、強く強くなって、次は絶対にきずなさんを超します。そして私はもっと上に行きたいです。もっと、上に行きます!」

――お母様たちはこの試合を見てどう思ったか
府川「試合の内容とか見てもらって、この子は多分今日は私の技をなにも使わず、敢えて私を封印して自分で勝負をかけてきたんじゃないかなって思って見てたんですけど、ホントに『私(母)の夢を背負って』って言ってはくれてるんですけど、ホントにこの子がこうしてプロレスをやってリングに上ってくれていることで私はまた夢を見させてもらっている。気付いてないかもしれないですけど。私のお菓子の付録みたいなくだらない夢の続き……なんか、私の夢を、『プロレスラーになったからママの夢も背負わなきゃいけない』。そういう付録みたいのはいらないし、2世の呪縛みたいなものから解放されてプロレスを楽しんでほしいと私は思っていたので。今日勝てたことで、しかも相手が心希だったことで、自分がしっかり出せたんじゃないかなって私は思っていて。ホントに心希にもお礼を言いたいし、心希のギラギラした目が私は大好きで。お母さんのいいとこをすごい受け継いでて」
大向「いいとこなの、それ?(笑)」
府川「そうそう(笑)その心希との闘いで気付けたこともあるんじゃないかなって。本当にその子の頑張りだと思うし。良かったです!ありがとうございました!」
大向「この2人ってすごく極端で。私と府川も結構極端なレスラーだったので。こっち(きずな)は2世をあんまり出さないけど、こっち(心希)は2世で行きたいみたいな(笑)そういう不思議な意見の違いがうまく試合として出てたんじゃないかなって。お互いに、きぃはお母さんの技を一切使わない。コイツ(心希)はほど私の技で勝負したっていう(笑)そこの違いが。逆に、2世なんて今しか言われないから。そのうちね。そんときにいつかきぃはパパやママの技を使いたくなる日が来るんよ(笑)うん。それはお前の成長やし。今は、反抗期!反抗期ですよ(笑)反抗期なんて収まるから(笑)逆にこの子は反抗期が無いので、反抗期が無い子のほうが恐ろしいっていうところがあるんで。まあ、この2人は極端で私は面白いなと。で、お互い無いものをお互いに持っているので、これがうまく……まあ、私はタッグが見たいなと思いますね。いいタッグになるんじゃないですか?私達は全くチームワークの悪いタッグだったんですけど(笑)」
府川「そうだね(笑)」
大向「この人はどんくさいんで(笑)」
府川「人のこと言えないですよね~?(笑)」
大向「この2人が新しい、今の時代に合ったタッグとして機能して、ベルトでも狙ってくれたらいいなと思います。そんときはまたセコンド付くか!(笑)」
府川「そうだね(笑)」
大向「次は竹刀持ってこよっかな♪」
――今日対戦してみて、子供の頃から知っている2人の関係はどう変わっていくと思うか
きずな「同じ団体になってお互いプロレスラーとしてこれからも闘っていくと思うし、ライバルになるとも思うけど、私の中でしんちゃんがかわいくてかわいくて。ずっと大切な存在なのはこれからもずっと変わらないし、それは改めて今日思いました」
心希「自分は同じプロレスラーの娘に生まれて、同じプロレスラーという夢を持って、同じマリーゴールドのリングに今日この日に立って。私達には運命しかないなって思うから、時にはライバルだし、時には仲間だけど、でも一番の味方でありたいなって思います」
第2試合

勇気&橘とハービィ&石川でスタート。
勇気と橘がドロップキックを仕掛けて試合開始。ハービィをロープに振ってダブルドロップキックから、勇気が巻き投げてからロープに飛んで低空ドロップキック。さらに担ぐも、着地したハービィがフェイスバスターからロープに飛んで顔面に低空ドロップキック。フォールも2。
勇気のエルボーを避けたハービィがヘッドシザースホイップで投げ捨て、串刺し低空ドロップキックからフォールも2。
ハービィのハイキックを避けた勇気が捕らえ、橘のドロップキックと勇気の河津落としの合体攻撃。さらに勇気がリストクラッチ式バックドロップからフォールも2。
勇気が走り込むもハービィがハイキックで迎撃しフォールも2。
勇気は石川にタッチ。
石川はショルダータックルからロープに振ろうとするが橘がカット。勇気と橘でロープに振るが、石川はまとめてネックブリーカードロップで迎撃。
石川は勇気にダブルアーム・スープレックスからフォールも2。
石川はバックを取るが、勇気が切り返して丸め込み3カウント。


3組目は小桃&山崎。勇気と小桃が先発となり、ロックアップからリストの取り合い。勇気がヘッドロックからグラウンドになるが、小桃がヘッドシザースで切り返すも勇気は抜けて立ち上がる。小桃がすぐにヘッドロックからグラウンドに引き込むも、勇気がヘッドシザースで捕らえるが小桃が抜けて睨み合う。
小桃が低空ドロップキックから山崎とダブル攻撃を狙うが、橘がカットすると橘が小桃を、勇気が山崎をロープに振ろうとするが、逆に小桃と山崎が振るも勇気と橘はそれぞれにドロップキック。
橘が小桃をカンパーナで捕らえ、勇気が小桃にレッグドロップの合体攻撃。さらに勇気がボディスラムから橘にタッチ。
橘はドロップキックからコーナーに振って串刺しバックエルボー。さらにブルドッキングヘッドロックからフォールも2。
橘は投げようとするが、切り返した小桃がスクールボーイ。切り返そうとした橘をそのままロープに放り投げると、山崎がエプロンからビッグブーツ。そのまま小桃が丸め込み、ダブルの低空ドロップキックを突き刺す。小桃はボディスラムからフォールも2。
小桃はコーナーに振るが、橘がブーメランを狙いコーナートップへ駆け上がる。そこを山崎が足を掴んで動きを止め、小桃がドロップキックでエプロンに落とす。勇気があわてて山崎を蹴り落として橘を救出し、小桃が橘にエルボー連打から走り込むも勇気がドロップキックでカット。そこへ橘がスワンダイブクロスボディを投下しフォールも2。
橘が小桃にラ・マヒストラルも山崎がカット。
橘が小桃を、勇気が山崎をロープに振るが、小桃と山崎は突き飛ばして同士討ちさせるとドロップキック。さらに橘に山崎のサッカーボールキックと小桃のシャイニングウィザードのサンドイッチ。さらに小桃がハンマーロックDDTで突き刺しフォールも2。
小桃はスペシャル・コモクラッチ(※変形逆打ち)で3カウント。



4組目はちゃんよた&山中絵里奈。入場するなり小桃と山崎が走り込みエルボー連打。そのまま絵里奈を場外に落とし、ちゃんよたをロープに振ってダブルのガットショットから山崎が低空ドロップキック。小桃が後頭部にスライディングニーから山崎が横腹への低空ドロップキックと連撃し、小桃が山崎に飛びつき合体ボディプレス。
さらに2人でロープに振ろうとするが、ちゃんよたは同士討ちさせるとロープに飛んでまとめてショルダータックルで倒す。
ちゃんよたは投げようとするが、小桃がDDT式のフェイスバスター。小桃は山崎にタッチ。
山崎は低空ドロップキック連発。フォールも2。
山崎はコーナーに振ろうとするが、逆に振ったちゃんよたが串刺しラリアット。山崎が髪を掴んでコーナーに押し込み、串刺しバックエルボーから髪を掴んでフェイスバスター。さらにバズソーキックからロープに飛ぶが、ちゃんよたはカウンターの旋回式サイドバスター。さらにちゃんよたが担ぐと、そこへ絵里奈が走り込み合体フェイスバスターからダブルのエルボードロップ。
ちゃんよたはアルゼンチンで担ぎ、そのままバックフリップからフォールも2。
ちゃんよたは絵里奈にタッチ。
絵里奈は顔面を踏みつけていき、これを離すと鎌固めを狙う。カットにきた小桃のボディにミドルキックからヘッドバッドを叩き込み、2人まとめてエターナル・デスで捕らえる。これを離すと山崎をコーナーに叩きつけ、串刺しジャンピングニーから串刺し腰振りブロンコバスター。絵里奈はコーナーに上ると、ダイビングクロスボディを投下しフォールも小桃がカット。
小桃がちゃんよたをロープに振るが、ちゃんよたはジャンピングショルダータックルで迎撃し、絵里奈が山崎を引き起こすが山崎はシュバババから前方回転エビ固めも2。
山崎が走り込むが絵里奈がハイキックで迎撃し、ブレーンバスターからフォールも2。
絵里奈はリストクラッチ式ノーザンライトスープレックスホールドで3カウント。


5組目は野崎渚&瀬戸レア。入場するなり野崎とレアが走り込み、野崎がちゃんよたを場外に排除するとレアが絵里奈にマウントエルボー連打。レアは髪を掴んでコーナーに叩きつけ、野崎とともにコーナーに振ると野崎が串刺しニー。さらにレアが膝への串刺しドロップキックから変形足横須賀。フォールも2。
レアはニーロックで捕らえるが、ヨガの講師でもある絵里奈には効かずちゃんよたがカット。
レアはちゃんよたにエルボーからロープに飛ぶが、ちゃんよたはラリアットでなぎ倒し、絵里奈がレアの顔面にスピンキック。絵里奈はちゃんよたにタッチしようとするが、レアがベルト攻撃でちゃんよたを排除しカットを阻止。そのまま絵里奈にもベルト攻撃を連打し、振りかぶってのベルト攻撃から野崎にタッチ。
野崎はビッグブーツからおしゃれキック。フォールも2。
野崎はスリーパーで捕らえ、暴れて逃れた絵里奈にダブルチョップ。再度ブレイジング・チョップから串刺しブレイジング・チョップを狙うが、避けた絵里奈が串刺しジャンピングニーからロープに飛んでライダーキック。フォールも2。
絵里奈は開脚式レッグドロップからフォールもレアがカット。
ちゃんよたがレアを場外に投げ、絵里奈とともに野崎にダブルのブレーンバスター。そのまま場外に転がすと、絵里奈がコーナーに登るがレアがカット。ちゃんよたがレアにハンマーブロー連発からアルゼンチンで担ぎ、そのレアに絵里奈がミサイルキックを突き刺すとちゃんよたがそのままバックフリップ。さらに絵里奈が場外に転がった野崎とレアにコーナーからのプランチャを投下する。
リングに戻り、野崎にスタンディング・シャイニングウィザードから開脚レッグドロップを投下しフォールも2。
絵里奈は投げようとするが、耐えた野崎にエルボーからロープに飛ぶも、野崎はビッグブーツで迎撃し、カミゴェ式のビッグブーツ。フォールも2。
野崎はビッグブーツからソバット。さらにロープに飛んでノアールランサー。フォールもちゃんよたがカット。
ちゃんよたが走り込むも野崎が避け、誤爆はギリギリちゃんよたが踏みとどまりセーフ。そこへレアが走り込みまとめてネックブリーカードロップから、野崎が絵里奈にノアールランサー・ハイ。フォールし3カウント。



6組目は越野SHOKO.&ギガトン。嫌そうな目で見ながらロープにもたれかかる野崎に2人で走り込み、ダブルのガットショットからコーナーに振ろうとするが、息が合わずに逆方向に振ろうとする。野崎は「うるせー!」とダブルチョップをまとめて叩き込むが、越野とギガトンはダブルのガットショットからロープに振る。野崎はまとめてドロップキックで倒し、ギガトンにビッグブーツを連発からソバット。だがギガトンがコーナーに振ってスペースローリング雄叫び。イラついた野崎が右ストレートで倒し、ストンピングからコーナーに振って串刺しビッグブーツ。野崎はレアにタッチ。
レアがギガトンにカーフブランディングからフォールも2。
レアがロープに飛んでの低空ドロップキック連発からフォールも越野がカット。
レアがロープに飛ぶが、ギガトンは追走してクロスボディアタック。フォールも2。ギガトンは越野にタッチ。
越野はラリアットからブレーンバスター。フォールも2。
越野はロープに飛ぶが、レアが追走ドロップキックから投げようとするも、耐えた越野にエルボーからロープに飛ぶが、越野が担ぐもレアがそのまま腕を極めていく。越野はそのままコーナーに下がって潰し逃れる。
レアが走りこみオースイスープレックスもギガトンがカット。
野崎が越野に、レアがギガトンに走り込むが、越野とギガトンはそれぞれスパインバスターで迎撃。
越野はコーナーに登るも、レアがエルボー連打からデッドリードライブで投げ捨て、スリングショットネックブリーカーからフォールも2。
レアは投げようとするも、耐えた越野にビンタからロープに飛ぶが、越野はラリアットで迎撃するとエアプレーンスピンからのバックフリップ。フォールも野崎がカット。
越野はボディスラムからコーナーに登り、ダイビングボディプレスからフォールし3カウント。

越野がデビュー戦でガントレットマッチを制覇した。
<試合後コメント>

野崎渚&瀬戸レア
野崎「はぁ~、初めてのガントレットマッチ、楽しみにしててね。レアが言った『私に任せて』という言葉を信じて今日は闘っていこうって、無茶苦茶気合入ってたのに……なのに!ギガトンって!刺激たっぷりの選手かと思ったらよぉ、ふざけんなよぉ。アイツなんなんだよ。ダークネス・レボリューションなのかそうじゃないのか!アイツ別によくいるわけじゃないしさぁ、たまにしか出てこないくせに好き勝手暴れやがってよぉ。でも今の流れで行ったら『おいギガトン!お前と試合させろ!』とか言っちゃいそうだったから、ぜってー言わねーからな!」
レア「自分今日は、『自分に任せてくれ』って挑んだんですけど、1個目の試合も野崎さんも勝っていただいて、自分全然口だけだなって感じなので、もっとちゃんと、SHOKOもギガトンも、自分が倒してやります」

越野SHOKO&ギガトン
SHOKO「お疲れ様です!」
ギガトン「ヌハハハハハ!!」
SHOKO「皆さん、はじめまして!越野SHOKOです!今日デビューさせていただきました!ガントレット、初めての試合が難しい試合で、どうなることかと思ったら、相方がギガトン出てきたとこに、もっとどうなることかと思いました!」
ギガトン「グハハハハ!」
SHOKO「でも、意外と、なんか意外といいコンビネーションが」
ギガトン「ウヌハハハハ!」
SHOKO「合ってしまったりして!なんとか1勝することができました!皆さん本当にありがとうございます!これからもいっぱい勝っていきますのでよろしくお願いします!」
ギガトン「ガハハハハ!ヌ~ン、久しぶりじゃのう?ハハハハハ!急に我輩を呼び出すとは、マリーゴールドも人手不足かのう?ワハハハハ!それにしても貴様!どこかで見たこと……無いなぁ!ヌハハハハハ!ン全く見たことがない!はじめましてじゃぁ~!ハハハアハハ!お久しぶりの皆、楽しかったなぁ!またなぁ!どけぇ~!」
SHOKO「お、おぉ……」
第3試合

両国国技館に風になれが流れ、大物Mこと鈴木みのるが登場。
メガトンが「もう無理!」と泣きそうな声で叫ぶがゴングが鳴り試合開始。
「がおー」と挑発するが、鈴木はまっすぐに睨みつけてローキック連発。メガトンは手4つを要求し、鈴木は掴むもすぐにリストをひねる。これはメガトンがロープを掴みブレイク。
鈴木は脇固めを狙うがメガトンはすぐにロープを掴みブレイク。

メガトンは鈴木の後頭部に袈裟斬りチョップ。鈴木はゆっくりと振り返るとエルボーで倒し、アキレス腱固めで捕らえるがメガトンは必死にロープを掴みブレイク。
鈴木は頭をはたくが、メガトンは左右の袈裟斬りチョップから地獄突き。平然と受けきった鈴木が逆水平チョップを叩き込み、ボディに膝蹴りからロープに振る。メガトンはショルダータックル連発で倒し、メガトンプレスを投下しフォールも2。
メガトンは「動いてんじゃねぇ」とロープ際まで蹴っていき、鈴木を踏み台に階段昇降から「鈴木みのるに乗っても大丈夫!」と上に乗っていくが、鈴木が平然と起き上がる。

メガトンはストンピング連打から「うるせーハゲ!」と首投げ。さらにストンピングからコーナーに登り、セカンドロープからのダイビングメガトンプレス。フォールも2。
メガトンはストンピングからコーナーに登るが、鈴木が後ろから背中を叩いて振り向かせると、メガトンは泣きそうな顔でリングに降りる。
「どうもすいませんでした!」と頭を下げて謝罪するが、そのままもぐりこみスクールボーイも2。

鈴木はビッグブーツからスリーパー。さらにゴッチ式パイルドライバーの体勢も、メガトンは投げられる前にギブアップした。
鈴木は場外からイスを持ち出すが、メガトンは急いでリングを降りると走って逃げる。鈴木はこれを追って走っていった。
<試合後コメント>

メガトン&鈴木みのる
メガトン「……なんとか無事に、生きて帰ってこれました。いや、本当に音楽が鳴ったときには胸がはち切れそうになって……。でも絶対なにか残そうと思って頑張りましたけど、やっぱり、なんかちょっと、鈴木みのる選手はスゴ……雲の上の人で……」
(※猛り狂ったみのるが乱入)
みのる「オイ!メガトンどこ行ったァ?!」
メガトン「うわぁ!ヤバいヤバい!」
みのる「こんなとこにいやがったな。オイオイオイ、なんだお前コノヤロー!」
メガトン「ガオー!ガオー!」
(※威嚇しながらみのるの顔を掴むも、すぐにぶっ飛ばされてしまう)
メガトン「クソーッ!覚えとけよーッ!またやるからなあ!」
みのる「なんだテメーコノヤロー!」
メガトン「あぁ!やめてッ!あぁ!ガオーッ!闘いは続く!ガオーッ!」
(※捨て台詞を吐きながら逃げていくメガトンをみのるが追いかけ、その後に戻ってくる)
みのる「男だろうが女だろうが、新団体であろうが老舗の団体であろうが、どこでも鈴木みのるは現れるぞ。オイ!どこ行ったァ!ぶち殺してやる!どこ行った!どこ行ったんだよォ!」
(※再びメガトンを探しながら去っていく)
第4試合

大物Sは初代マリーゴールド・ワールド王者のSareee。
Sareeeが入場してポーズを決め、コーナーに下がろうとするが背後から後藤が蹴りつけて試合開始。
後藤は逆エビ固めを狙うがSareeeはロープを掴みブレイク。後藤はストンピングで場外に落とし、Sareeeがガウンを脱ぐと挑発し場外戦へ。Sareeeは髪を掴んで引きずりまわし、客席に叩きつけると顔面へのストンピング。再度髪を掴んでエプロンに叩きつけ、リングに戻るとストンピング。
Sareeeはコーナーに叩きつけ、ヘアーホイップから顔面を踏みつける。レフェリーが注意しブレイク。

後藤はエルボーもSareeeはビンタ。さらに投げようとするが、耐えた後藤がボディスラムからフォール。2でブリッジして抜けたSareeeがロープに飛んでの低空ドロップキック2連発。
Sareeeはストンピングからリバース・インディアン・デスロック。さらに鎌固めで捕らえる。これを離すとストンピングから逆エビ固め。後藤は必死にロープを掴みブレイク。
Sareeeはフットスタンプから髪を掴んで引き起こし、ロープに振ろうとするが後藤が逆に振ってショルダータックル。さらにロープに飛んでのショルダータックル連発から、ヒップアタックを顔面に叩き込む。続けてエプロンを走り込んでの顔面へのヒップアタックから、ジャイアントスイングで投げようとするもSareeeが髪を掴んで耐えるとエルボー。エルボーの打ち合いからSareeeがコーナーに振って串刺し攻撃。避けた後藤が串刺しラリアットから串刺しヒップアタック。さらにボディスラムからフォールも2。
後藤はコーナーに登るが、Sareeeはビンタから正面に登り雪崩式フィッシャーマンズバスター。フォールも2。


Sareeeはコーナーに登るが、後藤はビンタ連打からデッドリードライブ。さらにスライディングラリアットからフォールも2。
後藤はジャイアントスイングで投げ捨て、ラリアット2連発からショートレンジラリアットでなぎ倒しフォールも2。
後藤はチョークスラムからフォールも2。
後藤のビッグブーツからエルボーの打ち合いへ。後藤がエルボー連打でロープに押し込み、ロープに飛ぶがSareeeが追走ドロップキック。さらに顔面への低空ドロップキックから、フィッシャーマンズスープレックスホールドも2。
Sareeeはコーナーに登り、ダイビングフットスタンプを投下するが後藤は避ける。だがSareeeはランニングフットスタンプからフォールも2。

Sareeeはコーナーに登り、ダイビングフットスタンプからフォールし3カウント。

<試合後コメント>

Sareee
「ありがとうございました。はい、大物S。Sareeeでした。アイツさ、なに?知ってたんだか知らなかったんだか知らないけどさ、『本気の闘い見たいよね?』とか書いてたけど、なんなんだろうね?ちょっと試合前から『コイツなに考えてんだろ』って思ってたけど。1年くらい前にタッグで対戦したことあったけど、まあ成長してるっちゃしてるんだろうけど、そんな大きく変わったとこはなかったかな。今日の感じだと。『またリーゴールドに上がってこいよ』ってゴチカにリングで言われたんで。お前らが呼んでんだったら来てやるよ。私はフリーとして自由に動いてるんで。私はやりたいなって思ったリングに上がるだけ。フリーとしての最大限を活用してるんで。それがSareeeのプロレスってことで。ありがとうございました」

後藤智香
「大物S、Sareee。予想してたよ。予想してた。いろんな選手が、いろんなSの選手を私は予想してた。そしてその中でSareeeが上がってきたら面白いんじゃないのって思ってた。だからSareeeの曲がかかったとき、一瞬、一瞬……いや!そんなことない!1秒も怯んでない!私はリングの中央でSareeeを待ち構えた。最後の対戦は1年前、タッグでの闘いだったけど、そのときは手も足も出なかった。今回も自分は喉輪までも出したけど、Sareeeは裏投げを出さずにゴチカから3カウント獲っていったから、全然ゴチカは成長が足りてないって改めて感じちゃった!悔しくて、悔しくて、Sareeeに『マリゴに上がってこい!』って言ったけど!いろんな大人の事情があるんでしょ?!そんなの、ゴチカは知らないッ!だからSareeeがいるそこにゴチカが上がってってやることもあるかもしれないッ!悔しい!今日はッ!ゴチカの誕生日ッ!(※机をバンバン叩く)華々しく散るじゃない!華々しく勝って!リングを降りたかったけど!Sareeeが強いっていうことを今一度ゴチカの頭の中に入れたので、Sareeeぶっ倒すためにもゴチカはまた強くなっていきます!あぁあああああッ!クソーッ!!」
第5試合

松井とCHIAKIが奇襲するが、平然と受けきったMariaと川畑がエルボーで迎撃し場外に落とす。鉄柱攻撃を続けるが、松井とCHIAKIはそれぞれ避けて自爆させるとイス攻撃。さらにイスに座らせてビッグブーツを叩き込む。エプロンにMariaを寝かせてCHIAKIが顔面ウォッシュ式ビッグブーツから、リングに戻りロープに振ろうとするが、切り返したMariaの髪を掴んだCHIAKI。逃れたMariaがビッグブーツも、避けたCHIAKIがサミングからロープに飛ぶが、Mariaはドロップキックで迎撃し顔面ウォッシュ。さらにスワンダイブフットスタンプからボディを蹴り上げフォールも2。
Mariaはボディを蹴り上げてから川畑にタッチ。

川畑はミサイルキックからトラースキック。フォールも2。
CHIAKIは髪を掴んで押し倒し、松井とともにストンピングからロープに振ろうとするが、同士討ちさせた川畑が松井をMariaに振ると、Mariaは担いでフロントフリップ。川畑がCHIAKIをMariaに振り、MariaはCHIAKIにドロップキックからそのまま松井に落下しボディプレス。川畑がCHIAKIをフェイスバスターで松井に叩き込み、川畑がMariaをホイップするとそのまま松井&CHIAKIへフットスタンプを投下する。
川畑はロープに飛ぶが、CHIAKIはレフェリーを盾にして逃れるとスピアー。CHIAKIは松井にタッチ。

松井はダイビングクロスボディからCHIAKIがギロチンドロップ。松井が走り込みジャックナイフも2。
松井がソバットからロープに振ろうとするが、逆に川畑が振るも松井は旋回式ネックブリーカードロップ。松井がロープに飛ぶも、川畑が追走してエルボー。避けた松井がエプロンに飛び降り、走り込んできた川畑を捕らえてエプロンへのDDTで突き刺す。CHIAKIはエプロンを走り込んで川畑の顔面にビッグブーツから、松井がミサイルキックを突き刺しフォールも2。
松井はロープに飛ぶが、場外からMariaが足を掴んで引き倒し、そこへ川畑がサッカーボールキックを叩き込む。
川畑がロープに走るとCHIAKIが場外から足を掴もうとするが、川畑はジャンプしてこれを避けるとMariaがスライディングキックでCHIAKIを排除。走り込んだ松井を川畑が逆さ押さえ込みも、切り返した松井がヨーロピアンクラッチを狙うが川畑が丸め込むも2。
川畑が再度丸め込もうとするが、切り返した松井にトラースキック。川畑がロープに飛ぶが、松井がブサイクへの膝蹴りからロープに飛ぶが、川畑がバックをとってジャーマンスープレックスホールドもCHIAKIがカット。川畑はMariaにタッチ。


Mariaはドロップキックから担ぐが、着地した松井が足にしがみつく。これを逃れたMariaがロープに飛ぶが、CHIAKIが走り込みパワースラムで叩きつけ、松井がスライディングニーを突き刺しフォールも2。
松井は顔面に膝蹴り連発からストンピング。コーナーに登るが、川畑がエルボーから正面に登るも、CHIAKIが川畑をMariaに向けてパワーボム。さらに松井がダイビングフットスタンプをMariaに投下しフォールも2。
松井がMKDでMariaを突き刺しフォールも、川畑がCHIAKIを突き飛ばしてぶつけてカット。
松井とCHIAKIで川畑をロープに振るが、ダブルのビッグブーツを避けた川畑がラ・ブファドーラでまとめて倒す。
川畑はCHIAKIを場外に蹴り出し、Mariaとともに松井をロープに振るとダブルのトラースキック。さらにダブルのチョークスラムからフォールもCHIAKIがカット。
Mariaが松井の顔面にジャンピングハイキックからフォールも2。

Mariaはエクスカリバーで突き刺しフォールしようとするが、松井がヨーロピアンクラッチで切り返し3カウント。

CHIAKIはMariaにベルトを見せつけながら唇を奪う。松井も川畑を笑顔で挑発し、マゼンタは不服そうにリングを後にした。
<試合後コメント>

松井珠紗&CHIAKI
松井「あぁ、スゴ~い♡」
CHIAKI「ツインスター、ベルト獲ったぞォ~!」
松井「私はマリーゴールドで7度目のタイトル戦でした。私、来月でキャリア丸7周年。その合計で考えると何回挑戦したかわかりません。でもそれでようやく、ようやく!ベルトが獲れた!これで私、やっとスタートラインに立てたような気がします。嬉しいんだねぇ~!」
CHIAKI「初戴冠おめでとぉ~!そんな松井と横にいるのはこのCHIAKI。まあやっぱキャリアがどうのって周りはどうこう言うけど、そんなの弾き返して俺らはタッグとしてどんどん成長していくし、このツインスターをこの2人で獲れたっていうのはかなり自信になったかな。今年はもう残り少ないけど、来年、再来年、まだまだCHIAKIは進化する!そしてダークネス・レボリューションがこのマリーゴールドをかき乱す!以上ッ!」
松井「防衛、10回します♪二桁回数防衛します!」
CHIAKI「あっ、やろやろやろ!」
第6試合

聖怜が片足タックルからグラウンドの攻防へ。橋本が背後から潰し、足を掴んでコントロールするが聖怜はこれを抜ける。
組み合うと聖怜がタックルを仕掛けるが、耐えた橋本が腕ひしぎ。聖怜はロープに足を伸ばしブレイク。
橋本が足を掴んでコントロールしながらフォールも1。
亀になった聖怜を橋本がぶっこ抜いて上を向かせるとフォールも、聖怜はブリッジするが橋本が潰してフォールも2。

橋本はバックを取ったまま潰し、フロントネックから回転体。聖怜が向き合ってフロントネックで捕らえようとするが、橋本は抜けてスタンドへ。
組み合うと聖怜が片足タックル。橋本が潰してバックを取り、ぶっこ抜くとコブラツイスト。ロープを掴もうとする聖怜をそのまま俵返しで叩きつける。
膝立ちで聖怜がエルボーから立ち上がり、エルボー連打も橋本は受け切り強烈なエルボーで倒す。
聖怜が片足タックルを仕掛けるが、余裕で切った橋本がボディスラムからロープに飛んでサンセットフリップ。フォールも2。

橋本は逆エビ固めを狙うも、聖怜がビンタ連打。ならばと橋本はフロントネックから強引にジャックハマーで叩きつけ、ロープに振るが聖怜がタックル。キャッチした橋本がフロントネックスイングで投げ捨て、聖怜の動きが止まる。

橋本は動くまで見下ろし、聖怜がタックルでコーナーに押し込みショルダーアタック連発からコーナーに振ろうとするが、橋本が逆に振るも聖怜がコーナーに飛び乗りダイビングショルダーアタックで迎撃。
聖怜がエプロンに降りてスワンダイブを狙うが足を滑らせて落下し、橋本がエルボーから担いでリングに投げ捨てるが、着地した聖怜がロープに飛んでドロップキック。だが倒れない橋本が走りこむが、聖怜がバックを取る。橋本は一本背負いを狙うも、聖怜はクラッチしてスリーパーで耐える。橋本はKUBINAGEで叩きつけ、スピアーからフォールも2。
聖怜は左右のビンタ連打も、橋本が強烈なビンタ。
聖怜は再度左右のビンタ連打も、橋本がバックを取ってオブライト。聖怜はそのまま場外に転がる。カウント18で聖怜はリングに戻るも橋本はフォール。聖怜はロープに足をかけてブレイク。

橋本は投げようとするが聖怜はリバース。
聖怜はエプロンに降り、スワンダイブミサイルキックから再度コーナーに登り、冷蔵庫爆弾からフォールも2。
聖怜はバックを取ると俵返し。フォールも1。
聖怜はフロントネックからフォールも1。そのまま離さず回転しフォールも2。


聖怜はロープに飛ぶが、橋本はラリアットでなぎ倒すと、股裂き(※足を極めて動けないようにして肩固めのようにフォール)し3カウント。
<試合後コメント>

山岡聖怜
「ありがとうございました。最初から橋本さんが強いことなんて分かってたけど、やっぱり負けて悔しいし、やっぱり私の憧れはジュリアさんだけじゃなく橋本千紘さんもなんだなって思いました。もっともっとプロレス勉強して、プロレスの中にレスリングを入れて、アマレス出身のプロレスラーとしてもっともっとみんなに知ってもらえるように頑張ります。今日は橋本さんとの最後の試合じゃなくて、これから私が強くなって絶対リベンジしに行きます」

橋本千紘
「山岡選手にとっては悔しい結果かもしれないんですけど、やっぱり普通のデビューしたての新人とは比べ物にならないくらい彼女はしっかりしてるし。基礎もしっかりあるし、ハートもすごくいいし。もっともっとレスリングじゃなくてプロレスがどんどん好きになっていくと思うので。私もそうです。レスリングも好きですけど、やっぱりプロレスが一番好きです。そんな中で後輩、山岡と試合ができて。その場を設けてもらったマリーゴールドさんに感謝したいと思います。ありがとうございました」
第7試合

ロックアップから一度離れ、再度ロックアップから桜井がロープに押し込むがお互い切り返し合う。桜井が離れるが、弓月が走り込むとヘッドロックの応酬からグラウンドになるが、弓月がヘッドシザースで捕らえ一度離れる。
お互いバックを取って投げようとするが、弓月が逃れてロープに飛ぶも、桜井はカウンターのバックドロップ。弓月はそのまま場外へ転がる。
リングに戻った弓月へ桜井がストンピングからサッカーボールキック連打。さらに顔面を踏みつけ、これを離すとロープに振るが、弓月はコルバタで投げ捨てるとロープに飛んで低空ドロップキック。避けた桜井がカカト落としからフットスタンプ。フォールも2。
桜井はロープ際で顔面を踏みつけていき、ロープに飛ぶと顔面にケンカキック。場外に落下した弓月を桜井が追うと、髪を掴んで客席に叩き込む。
桜井はカカト落としからイスを投げつけていき、リングに一度上げるがカウントをリセットするとすぐに髪を掴んで場外に投げ捨てる。客席に座らせた弓月の顔面にビッグブーツから、パイルドライバーで突き刺しリングへ戻る。弓月はカウント17でリングへ。
桜井はミサイルキックからフォールも2。
桜井は顔面を踏みつけて挑発し、レフェリーが注意すると髪を掴んで引き起こす。弓月が膝立ちでエルボーを打ち込んでいくが、「もっと来いよ」と受けていった桜井が髪を掴んでエルボー。ロープに飛ぶが、弓月は払い腰で迎撃し両者ダウン。
桜井が引き起こしてブレーンバスター。フォールも2。
桜井は腕ひしぎで捕らえるが弓月はロープに足を伸ばしブレイク。


桜井はロープに飛んでビッグブーツでエプロンに落とし、エプロンでのジャーマンを狙うが、切り返した弓月がジャンピングニー。さらにエプロンへジャーマンスープレックスで叩きつけると桜井は場外に落下する。弓月にもダメージがあり、弓月は鼻から出血。
弓月はコーナーからのプランチャを投下。リングに戻すとミサイルキックから、ロープに飛んで低空ドロップキックを顔面に突き刺しフォールも2。
弓月は高角度のバックドロップ。すぐに桜井もバックドロップで返し、バックドロップの打ち合いから弓月が走りこむも、桜井がレッグラリアート。弓月はトラースキックで返し、ヘッドバッドの相打ちから両者ダウン。
膝立ちでのエルボーの打ち合いから、ビンタの打ち合いへ。弓月が左右のビンタ連打。桜井もビンタ連打で膝をつかせロープに飛ぶが、弓月はカウンターの旋回式ブルーサンダーからビクトリーシューティングを投下。避けた桜井がスライディングニーを突き刺す。
桜井はシャイニング・ケンカキックからバズソーキックを叩き込みフォールも2。

桜井はブレーンバスターからコーナーに登り、ダイビングエルボードロップからフォールも2。

桜井は髪を掴んで引き起こし、グロリアスドライバーを狙うが切り返した弓月がローリングアローも2。
桜井が走り込んできた弓月にビッグブーツからスピンキック。さらにSTKからフォールも1。
桜井が走り込むも弓月がトラースキックを叩き込み、ロープに飛ぶが桜井はビッグブーツで倒すと蝶野直伝STF。弓月はロープを掴みブレイク。
桜井はグロリアスドライバーで突き刺しフォールも2。

桜井は投げ捨てタイガースープレックスから、クロス式STF。これを切り返した弓月がジュリア直伝のビアンカで捕らえる。桜井はロープに足を伸ばしブレイク。
弓月はリストクラッチ式ブルーサンダーボムからビクトリーシューティングを投下しフォールも2。

弓月はコーナーに登り、新技のビクトリーサンセットを投下し3カウントを奪った。

弓月「第3代、ユナイテッドナショナルチャンピオンに、このビクトリア弓月がなったぞ!私は、来月で、デビュー2年目を迎えます。この、結果は、私が、勢いで、勢いだけで勝ち取ったベルトじゃなくて、これまで、プロレスに対する、思い、プロレスに対する情熱、それを、注ぎ込んできたから、誰よりも注ぎ込んできたから、私は、この結果になったと思ってます。桜井さん、私は、桜井さんが、これまで、築いてきた、ユナイテッドナショナルの、ベルトの、歴史を、私が、今度は受け継いで、いきます。今日は本当にありがとうございました」

弓月と桜井は座礼し、桜井が弓月の腰にベルトを巻いた。
<試合後コメント>
桜井麻衣
「ユナイテッド・ナショナル……落としてしまいました。この先に私は赤を見据えて今日の試合を挑んでいたので、本当に、すごく今先が真っ暗っていうか、ドン底にまた突き落とされました。でもこっから!このドン底から這い上がるのが桜井麻衣なんで。このドン底から絶対にテッペン!赤いベルト目指していくんで、絶対その姿、私の返り咲く姿を皆さん見ていてください。ビクトリア弓月、新しい時代、楽しみにしてるよ」

ビクトリア弓月
「桜井麻衣からベルトを獲り、第3代ユナイテッド・ナショナルチャンピオンにこのビクトリア弓月がなりました!すごい嬉しい気持ちでいっぱいで、桜井さんとは自分がホントにデビューしたてのときから本当に成長させてくれた先輩の1人で。そんな方からこの団体No.2のベルトを獲れたことは本当に私にとって嬉しいことで。これから私がこのベルトをさらにさらに輝かせて、どんな上の赤、そのベルトよりもこの白が一番上に私がしていきたいと思います。そんなこのベルトのストーリーを皆さん期待していてください。そして今日、桜井麻衣にかけたあの関節技。アレ、実はジュリアさんが渡米前にジュリアさんから頂いた関節技で、ビアンカって関節技で。私はその技をもっともっと磨き上げて自分のものに、もっともっと自分の形にしていきたいと思ってるので、皆さんこれからの私に期待していてください!」
第8試合

手4つから詩美が潰すが青野がヘッドシザース。首を抜いた詩美がインディアンデスロックからヘッドロックで捕らえるが、バックの取り合いから青野がヘッドロックでグラウンドへ。詩美がヘッドシザースで捕らえ、抜けた青野が距離を取る。
ショルダータックルのぶつかりあい連発から、額をこすりつけて睨み合う。ロープに飛ぼうとした青野を振り向かせた詩美がその場飛びドロップキックからボディスラム。さらにロープに飛んで後頭部に低空ドロップキックからチンロック。青野がロープに足をかけるが、詩美がリング中央に引きずりネックブリーカードロップ。さらにストンピング連打から肩へのハンマーブロー。肩へのストンピングから髪を掴んで引き起こし、首投げから後頭部に低空ドロップキック。キャメルクラッチ式のチンロックで捕らえるが青野はロープに足を伸ばしブレイク。
詩美はスライディングラリアット。さらにエプロンで投げようとするが、耐えた青野とエルボーの打ち合いへ。詩美がエルボー連打から投げようとするが、青野が切り返すとエプロンへのスタイルズクラッシュ。両者場外へ落下する。
青野は場外で蹴りつけていき、リングに投げ入れると足へのサッカーボールキック連発。さらにニークラッシャーから39ロック。詩美がロープを掴みブレイク。
青野はボディスラムでロープにかけて逆さ吊りにし、サッカーボールキック連発からロープを使ったアキレス腱固め。レフェリーが注意しブレイク。
青野はロープに飛んで足への低空ドロップキックから、コーナーに振って串刺し攻撃を狙う。足を伸ばしてカットした詩美がドロップキックも、避けた青野がロープに飛ぶが、詩美はドロップキックで迎撃する。
詩美はアルゼンチンで担ぐが、着地した青野がバックを取る。だが詩美はバックエルボーで逃れてロープに飛ぶが、ラリアットの相打ち連発へ。詩美がショートレンジラリアット連発からロープに飛ぶが、再度ラリアットの相打ちから青野がショートレンジラリアット連発。ロープに飛んでラリアットの相打ち連発から両者ダウン。

青野はロープに飛ぶが、詩美は追走バックエルボーからアルゼンチン。着地した青野がバックを取るが、詩美が切り返すとエルボー。コーナーに振ろうとするが、青野が逆に振って走り込むが、詩美がカウンターのコウモリ吊り落とし。フォールも2。
詩美はラリアットも、避けた青野が投げ捨てバックドロップ。詩美もすぐに投げ捨てジャーマンからぶっこ抜きジャーマン・スープレックス・ホールドも2。

詩美はスリーパーで捕らえ、青野はロープに足を伸ばしブレイク。
詩美は投げようとするが、耐えた青野にエルボー連打。さらにミドルキックをキャッチして顔面にその場飛びドロップキック。投げようとするが青野はリバースし、投げようとするが詩美がリバースするも青野はそのまま丸め込むも2。
詩美が走り込むも青野はハイキックで迎撃し、ダブルアーム・スープレックスを狙うが耐えた詩美にハイキック。前のめりに倒れた詩美を引き起こし、タイガードライバーからフォールも2。
青野はスタイルズクラッシュで叩きつけフォールも2。

青野は投げようとするが、耐えた詩美にハイキック。避けた詩美がスリーパーで捕らえ、そのまま逆落としで叩きつけ胴締め片羽絞め。ぐったりとする青野を担いでトーチャーラックボムからフォールも2。
詩美は担ぐが、着地した青野がスネ蹴り。さらに足へのサッカーボールキック連打からテキサスクローバーホールド。だがこれは崩れてしまう。
青野は足へのサッカーボールキックからロープに振るが、詩美は走れず倒れる。なんとか立ち上がろうとした詩美に青野はラリアット。ロープに飛ぶが、詩美は前のめりに倒れながらラリアットで迎撃し、ロープに飛ぶが青野もラリアットで迎撃する。
青野は担ぐが、着地した詩美が後頭部にエルボー。さらにローリングエルボーを狙うが青野がラリアットでなぎ倒す。
青野は詩美をコーナー上に座らせ、ゲレーロスペシャルで投げ捨てフォールも2。
青野は高橋奈七永直伝のワンセコンドEXで叩きつけフォールも2。
青野はバズソーキック3連発も、キャッチした詩美がパワーボム。両者ダウン。

膝立ちでエルボーの打ち合いから詩美がエルボー連打でなぎ倒す。
詩美は担ぐとやり投げ。さらにハイジャック・ボムで叩きつけフォールも青野がロープを掴みブレイク。
詩美は青野を担ぐが、着地した青野にローリングラリアットからフォールも2。
詩美はロープに飛ぶが、青野がラリアットで迎撃しフォールも2。
詩美のラリアットを避けた青野がレインメーカーからフォールも2。


青野はロープに振り、ラリアットからコーナーに叩きつけると、掟破りのハイジャック・ボムで叩きつけフォールし3カウント。



青野「ありがとー!ワールド王座、真紅のチャンピオンになりましたー!林下詩美、めちゃくちゃ強くて、強くて、本当に、高い、分厚い壁でした。でも、その、林下詩美を倒して、このベルトを取ったことに、意味がある。ありがとうございました。私は、誰にも負けない、マリーゴールド愛で、この団体を引っ張っていきます。皆さん!ついてきてくれますかー!?まだ、見せたことのない景色を、私青野未来が皆さんに見せていくので、これからも応援よろしくお願いします」
<試合後コメント>

林下詩美
「あぁ……青野未来に負けて、もう私の元にベルトは無いけど、私はこんなことじゃ折れない。エースなんで。折れないし……(※涙で声を詰まらせる)メゲないし、立ち止まらない。今はマリーゴールドの先頭は青野未来に任せたけど、青野未来になら任せられるよ。あんな力強くて輝いた人いないから。でもそう思うのは今日まで!悔しさを感じるのも今日まで!明日になったらまたその赤いベルト、私の元に戻るように狙いに行くし、さっき言った通り私は立ち止まらない。こんな思いをするのは今日まで。明日からまたエースとしてド真ん中を歩いていきたいと思います」

青野未来
「真紅のベルト、ワールド王者になりました!林下詩美の強さが……(※咳き込む)スゴくて……。絶対!絶対ベルト巻くって気持ちでリングに上ったんですけど、本当に……チャンピオンって、スゴいなって。闘いながらウタの……詩美のチャンピオンとしての強さとか責任感とかを感じて。私は詩美にそれを教えてもらいました。だから、まだまだ足りなかったんだなって、覚悟。それを詩美が教えてくれたから、このベルトの重み、チャンピオンの重みをしっかりと感じて、もっともっとプレッシャーをガンガンに感じて、責任感を感じて、このマリーゴールドを青野未来が引っ張っていきたいと思います。林下詩美、そして応援してくれた皆さん、本当にありがとうございました」
第9試合



握手から試合開始。ロックアップからバックの取り合い。リストの取り合いからイヨがヘッドロックで捕らえグラウンドに持ち込むも、岩谷がヘッドシザースで捕らえるが、倒立して頭を抜いたイヨがヘッドロック。すぐに抜けた岩谷がヘッドロックからグラウンドへ。イヨのヘッドシザースを耐えた岩谷だったが、切り返したイヨがリストを取ってショルダーアームブリーカー連発から腕へのエルボー。イヨがロープに振ろうとするが、逆に振った岩谷が追走してティヘラ。イヨは着地し、岩谷が苦笑しながら走り込んでバックを取るが、イヨはエルボー連打。岩谷が突き飛ばすとイヨは転がり、体育座りで笑顔を見せたイヨが立ち上がるとガットショットからエルボー連打。岩谷もガットショットからコーナーに振ろうとするが、逆にイヨが振って走り込むも、岩谷はフランケンで投げ捨て顔面に低空ドロップキック。
岩谷はストンピングからガットショット。さらにエルボー連打を打ち込むが、イヨもエルボー連打からその場飛びドロップキックで吹っ飛ばす。

岩谷のエルボーを避けたイヨが背中にエルボー連打。さらに投げようとするが、着地した岩谷がエルボーからロープに飛ぶ。だがイヨが避けて場外に落下させると、イヨが追ってトペ・スイシーダ。リングに投げ入れると客席にアピールするが、岩谷はロープに飛んでトペ・スイシーダでお返し。
リングに岩谷が先に戻り、イヨはカウント5でリングへ。
エルボーの打ち合いからイヨがエルボー連打。岩谷もエルボー連打からロープに振るが、イヨが変速ロープワークから足を刈って倒し、ロープに飛んで低空ドロップキック。さらに後頭部にストンピングからコーナーに登るも、岩谷がビンタから正面に登りエルボーの打ち合いへ。イヨがエルボー連打も岩谷がビンタから、トップロープへのフェイスバスター。ロープが喉に直撃したイヨがエプロンに転がるが、岩谷はバックを取ってドラゴンスープレックスの体勢へ。逃れたイヨにソバットから走り込むが、イヨはエプロンへのボディスラムで叩きつける。
イヨはエプロンに岩谷の顔面を叩きつけ、背中へのフットスタンプからリングに投げ入れる。
イヨはテキサスクローバーホールドで捕らえるが、岩谷はロープを掴みブレイク。
イヨはヘアーホイップからストンピング連打。さらに振り子式ダブルニーからフォールも2。
イヨはダブルアームの体勢も、耐えた岩谷がエルボー。避けたイヨがダブルアーム・バックブリーカー。フォールも2。
イヨはエルボーからリストを捻ってコーナーに振り、串刺し攻撃を狙うが足を伸ばして迎撃した岩谷が、再度走り込んできたイヨにスクールボーイから低空ドロップキック。岩谷はロープに飛ぶと顔面への低空ドロップキックを突き刺す。
岩谷は髪を掴んで引き起こし、投げようとするがイヨは着地しロープに飛ぶ。これをスリングブレイドで迎撃した岩谷がノーザンライトスープレックスホールドも2。
岩谷はコーナーに登りミサイルキック。フォールも2。

岩谷は投げようとするも、バックの取り合いからイヨがロープを掴み。岩谷が強引に投げようとするがイヨがカサドーラフットスタンプ。イヨが前方回転エビ固めも2。
イヨがクロスフェイスで捕らえるが岩谷がロープに足を伸ばしブレイク。

イヨが走りこむも、岩谷がショルダースルーでエプロンに落とし走り込むが、エルボーで迎撃したイヨがスワンダイブミサイルキック。さらに619からスワンダイブミサイルキックで場外にふっ飛ばし、コーナーからの三角飛びケブラーダを発射。
イヨはリングに投げ入れると、コーナーからミサイルキック。イヨポーズを決めたイヨが串刺しダブルニーからフォールも2。

イヨはコーナーに登ろうとするが、岩谷が足にしがみつく。イヨはストンピングで逃れると、コーナーに上るが岩谷がバックを取ると後頭部にヘッドバッド連打。さらに「投げるぞー!」と雪崩式ドラゴンスープレックも、着地したイヨがロコモーションジャーマンスープレックスホールドも2。

イヨはエルボー連打からケンカキック連発。岩谷がエルボーも、イヨは腕を掴んでのエルボー連打。岩谷はチョップを打ち込むが、イヨはバズソーキック。さらに投げようとするが、切り返した岩谷。切り返しあいから岩谷がツームストンパイルドライバーで突き刺し、バズソーキックからトラースキック。さらにバズソーキックからボディスラムでセットし、コーナーに登ろうとするがイヨがコスチュームを掴んで動きをとめるとバックを取る。切り返した岩谷がドドンパも2。

岩谷はドラゴンスープレックスホールドも2。

岩谷はコーナーに登り、ムーンサルトプレスを投下しフォールも2。

岩谷は投げようとするが、切り返したイヨがドラゴンスープレックスホールドも2。

イヨが走り込むも、岩谷はトラースキックで迎撃しドラゴンズ・レイも2。
岩谷はドラゴンスープレックスホールドを狙うが、イヨがドラゴンスープレックスからパッケージジャーマンスープレックスホールドも2。

イヨがツームストンパイルドライバーで突き刺し、ムーンサルトプレスを2連続で投下しフォール。これで3カウント。

イヨ「みんなどうもありがとう!この私を、マリーゴールドのリングに、呼んでくれてどうもありがとうございます。誰よりもお礼を言いたいのは、麻優ありがとう(座礼)麻優が、ここにいるから、私も、ここにいるんだよ。ほんとに今日はそれが全てです。そして、奇跡なのはこの試合だけじゃない。前半戦中盤戦、全てのショーで、青野未来だって新チャンピオンになって、マリーゴールドの未来はなんて明るいんでしょう!私と麻優に、歴史、過去があるように、マリーゴールドには、未来があります!女子プロレスの、未来は明るい。そして、私もまだまだ現役で頑張りますが、若手達、中堅達、全部の選手でこれからをどんどんどんどん盛り上げていきましょう。海外とか日本とかそんなの関係ないです!みんながその一部を担ってます。今そこにいる、あなた達の顔、私は覚えて、アメリカまで帰って世界を飛び続けます。またすぐに会いましょう!最後は、マリーゴールド所属、あんたが未来背負ってんだよ!最後しめてくれ!」

岩谷「(一度はマイクを拒否するが、イヨの肩を借りて立ち上がり)両国の皆さん!こんばんは!イヨさん・・・(イヨを突き飛ばして自分の足で立つ)スーパースターだか、WWEのトップなんだか、麻優には知ったこっちゃない。麻優にとっては、イヨさんは、尊敬する、ただのお姉ちゃん。妹に、妹に勝ったぐらいで、そんな調子こいて、カッコいいマイクなんかしないでください。ここは!岩谷麻優が、所属したんだから、ここは、岩谷麻優のホームだ!イヨさんは、アウェイだ!なのに!なのに、なんでみんなイヨさんイヨさんって(会場から麻優コール)ありがとうございます。今日で、イヨさんとの闘いは、私が、負け越した。けど、今日で、終わりにしたくない。イヨさんとの、物語は、これからも、切っては切れない縁だと、思ってます。けど、今日の闘いで、イヨさんの強さは、もう十分にわかったから、次は、次があるなら、サンダーロックとして、この、時代に、サンダーロックで、歴史を、新たに作っていきたい。そう思ってます。ここの、リングは、アウェイだけど、アウェイじゃないから。家族だから、いつでも、お待ちしてます。ありがとうございました(改めて座礼し抱き合う。イヨは腕を上げて健闘を称え、サンダーロックのポーズで写真撮影)ちょっと待ってイヨさん。その前に、写真じゃなくて、興行をしめないと、いけない。メインだもんね。でも、今日、イヨさんは、アウェイだから、しめちゃ、ダメです。カッコいいところ、全部持っていかれたくない。だから、今日は、マリーゴールド、年間最大のビッグマッチ!所属、全員で、しめる、べきだと思いませんか?みんな、上がって、来てください。(所属選手がリング上へ)もう、ボロボロだから、今日、新チャンピオンになった、青野未来、弓月、このマリーゴールド、これからは、2人が、トップに立って、やって、いくんでしょ?それはね、もちろん、麻優も筆頭に、頑張る、けど、今日は!負けちゃったから、勝った2人が、しめて、欲しい。ね?」
青野「皆さん!今日は、楽しめましたかー!?マリーゴールド、最高ですかー?」
弓月「ありがとうございます。では皆さんと一緒に、しめたいので、皆さん、ご起立、願えますか?ありがとうございます。これからも、マリーゴールドの応援、よろしくお願いいたします。えと、いや、シャインフォーエバーマリーゴールドでしめま、しょう。いきます!良いですか皆さん?いきます、シャイン!フォーエバー!マリーゴールド~!」



<試合後コメント>

岩谷麻優
「だぁぁ~!負けたぁ!あぁ~!負けましたねえ。イヨさんは本当に大好きな人。尊敬できる人。一番憧れてる人。勝ちたかったねえ。悔しいけど、あのイヨさんと闘えて良かった!これがイヨさんと最後のシングルマッチ……最後にしたくない。最後にできないよ!負けたままじゃ終われない。ありきたりな言葉だけど、その一言。このままじゃ終われない!けど、サンダーロックとして、タッグとしてもやりたい!この令和の時代にサンダーロック、夢しか無い!それを叶える。このリングに立ち続けて、その新しい岩谷麻優の夢を叶えます!それまで付いてきてください!新しい景色、これからの景色、いっぱいいっぱい夢見させるんで!一緒に夢、追いかけてください!ありがとうございました!あぁ!勝ちたかった!悔しい!けど次は負けない!はいっ!」

イヨ・スカイ
「まずはこのような試合をできることが心から嬉しいです。プロレスやってて本当に良かったなって、こういう試合を終えたあとに心の底から思います。長くプロレスやってて、アメリカに渡って、私の日本でのキャリアは止まったのかもしれないですけども、こうやって岩谷麻優だったり、マリーゴールドだけじゃないですよ。スターダムにいるAZMとか渡辺桃とか、私と一緒に時を過ごしたみんなが頑張ってくれることによって私のキャリアを作らなくてもこうやってまた素晴らしい試合を作り上げることができるんです。こんな嬉しいことってないですよね。マリーゴールドって創設して2年目なんで、私には全く関係ない団体なんですけど、全然関係なくなかったっていうか、麻優が言った通り家族。ホームみたいな、第2のホームみたいな、そんな雰囲気を感じました。噛み締めて試合することができました。WWEも私のホームだし、ここも私の祖国でありホームなんだなって思いました。嬉しいコメントを麻優からもらえて、心があったかくなってます。ありがとうございました」
――試合中に「さすがは岩谷麻優だ」と感じることはあったか
「ありましたね。もう……あんなに顔面蹴り抜く人いる?っていう(笑)ビックリしましたね。『あぁ、これかぁ~!』って懐かしい気持ちになりましたし、麻優も同じこと思ったんじゃないかな?私も心の底から麻優にぶつかったし、麻優なら受け止めきるって、麻優なら立ち上がってくるって、私は知ってるんで。妹であり戦友であり、大切なタッグパートナー。仲間です」
――最近ではシングルマッチで26分闘うことはなかなかないと思う
「そうですね。ベル・トゥ・ベルで26分ですよね?入場とか退場とかを含めず、試合時間だけで純粋に26分。まあ30分1本勝負なんで、あわや引き分けまで持ち込まれる可能性まであったかもしれないですけど、そこは……偉そうな言い方に聞こえるかもしれないけど、そこは世界に立ってる、WrestleManiaで勝った女としての底力を見せつけました」
――連続ジャーマンも久しぶりだったと思う
「いや、もうあんなんやってないです。アメリカで1回もやってないんじゃないですか?3連続ジャーマン」
――3発目が危なそうだったが、根性でやり切ったように見えた
「いやいや、まあそらあ、ね?麻優は喰らいたくないでしょうから必死で抵抗したのかもしれないですけど、投げるしか無いですよね?もう心身ともに限界超えた試合になりましたね」
――岩谷選手からサンダーロックという提案があった
「この試合が実現しないと思っててしたように、プロレスに“絶対無い”は無いですから。そこは夢の続きがあっていいんじゃないですかね?」
――今日の試合がイヨ選手のキャリアにとってどのような影響をもたらす思うか
「いい質問ですね。米国に渡ったときには、日本で試合ができなくても仕方ない。それぐらいの覚悟を持って米国に渡ったんですよ。でも逆にアメリカでのWWEのキャリアに没頭したことによってこういうチャンスを与えてもらえたような気がするので、これが実現できたっていうことはあるし、私が頑張ったご褒美なのかなって思うんですよね。こういう試合をもっとたくさんできるようにっていう、明日からまた頑張るエネルギーになったなって、そういうふうに思います」
<大会総括>

ロッシー小川
「今日はですね、発表3450人ということで。今日は結構ね、予想・予定よりもかなり時間がね?18:00くらいに終わるかなと思ったんですけど、18:40くらいに伸びてしまったなと。それだけ熱闘が続いたかなと思うんですけど。今日日程発表になったと思うんですけど、来年10月24日にまた両国でやります。来年は大田区も3回やって、後楽園もほぼ毎月やりますんで。この勢いというかね、攻めていかないといけないなって感じはしますね」
――タイトルマッチはすべて王座が移動した。新王者に期待することは
「チャンピオンが変わるとリングの風景も変わるんで、そうするとまた新しいマリーゴールドになっていくのかなって。そこは大事ですよね。別にチャンピオンがずっと一緒っていうのがまずいってわけじゃないんだけど、風景が変わるから」
――Sareee選手に関して、今回のみのスポットなのか、去年のように継続して参戦するのか
「それはSareeeのみぞ知る(笑)私はわからない。でも試合終わったあとに本部席に来て『またやらせてください』って言ってたから、そういう機会が来るんじゃないですか?今日は大物のMとSが割と頑張ってくれたんじゃないかと思います。告知しないのがもったいないくらいの大物だったんですけど、それはいろんな事情があって」
――メインイベントを見ての感想は
「昔懐かしい部分もあるし、もうちょっと7年半の間にパワーアップした2人がいたし……なんだろうな、2人にしかできない絶妙な間というか。なんかただ速いだけじゃない、スピードだけじゃない……なんだろうなあ?お互いが相手だからあんな受けっぷりの良い受け身を取れるのかなっていうね。だって受け身取るほうがダメージあるわけじゃないですか。でもそれはお互いにね、躊躇なくすごい受身取ってたんで。それはお互いに信頼があったってことじゃないですか」
――事前に抱いていた期待値を一番超えた試合は
「一番超えたっていうか、弓月が良かったんじゃないですか。新しい技も出したし。詩美と青野のは今までの延長線上の1つの物語の最後。あとは第1試合もよかったですよね。あとはガントレットタッグが意外と長かったなって(笑)まあしょうがない。6試合もあったんだからしょうがない。あとメガトンも頑張ったんじゃないですか。だってあんなに他の選手と試合すること無いじゃないですか。まあ見た人が満足行く大会であったならそれが1番だと思います」
















