7度目の正直で涙の王座戴冠!悪を以て悪を制したカッコかわいい女子2人が外敵から王座奪還!

26日、東京都・後楽園ホールにてマリーゴールド『MARIGOLD GRAND DESTINY2025』が開催。松井珠紗&CHIAKIが外敵からツインスター王座奪還を果たした。
マーベラスとマリーゴールドは今年3月から団体対抗戦を継続中。星取自体はマリーゴールドが優勢も、マーベラスの気鋭の悪堕ちタッグ【マゼンタ】川畑梨瑚&Mariaが今年5月に【パッション親子】高橋奈七永&山岡聖怜からツインスター王座(※タッグ王座)を奪取したことで形勢はマーベラス側に傾く。
ヒールターンして無法の大暴れを見せるマゼンタを倒すには、毒をもって毒を制すしかない。マリーゴールドが誇るヒールユニット【ダークネス・レボリューション(以下DR)】の松井珠紗&CHIAKIが挑戦に名乗りを挙げた。
松井と川畑は2018年11月15日のアクトレスガールズ後楽園ホール大会で同日デビュー。川畑のデビュー戦は青野未来とのシングルマッチという高待遇であったのに対し、松井のデビュー戦は林亜佑美&櫻井裕子と一緒に実質3vs1で堀田祐美子に挑んで3人で玉砕する形となった4WAYマッチ。松井はこのときの劣等感を拭いきれずにいるという。
そして、MariaとCHIAKIはシングルリーグ戦中にも因縁が生じており、CHIAKIが「俺の女にしてやる」とMariaを口説いていたという経緯がある。MariaはCHIAKIを袖にしつつもなんやかんやで気にかけており、2人の愛の行方も争点の1つとなっていた。

試合は確かな技術にラフ攻撃を混ぜたマゼンタがリードしていく展開も、蛇の道は蛇。DRの松井&CHIAKIもしっかりと応戦して盛り返していき、タッグワークでもマゼンタと互角に渡り合う。
松井が因縁の川畑とやり合う中、CHIAKIは献身的にサポート。雪崩式の攻撃を狙った川畑をCHIAKIがパワーボムでMariaへ叩きつけるパワフルなアシストを繰り出し、松井がダイビング・フットスタンプからMKD(※変形パーフェクト・ドライバー)。マゼンタもダブルのトラースキック&チョークスラムを見せて追いすがり、Mariaが松井をエクスカリバーで突き刺す。しかし、松井が被弾しながらも下からひっくり返してヨーロピアン・クラッチ。執念の押さえ込みで3カウントを奪った。
試合後、CHIAKIはMariaにベルトを見せつけながら唇を奪う。松井も川畑を笑顔で挑発し、マゼンタは不服そうにリングを後にした。

バックステージに戻った松井は「私はマリーゴールドで7度目のタイトル戦でした。私、来月でキャリア丸7周年。その合計で考えると何回挑戦したかわかりません。でもそれでようやく、ようやく!ベルトが獲れた!これで私、やっとスタートラインに立てたような気がします。嬉しいんだねぇ~!」と満面の笑み。ひとまずの目標として10回の防衛を掲げ、新たな一歩を踏み出した。
確かな実力と華を持ち、幾度もチャンスを与えられてきたにも関わらずいつもあと一歩のところで栄冠に届かなかった松井。7度目の正直で掴んだベルトを過去一番に輝かせる王者となっていくことを願いたい。
















