【訃報】レフェリーの笹崎勝巳さんがクマに襲われ死去
- 2025-10-17
- ニュース
- プロレスリングZERO1, マリーゴールド, 全日本女子プロレス

17日、笹崎勝己さん(60)が仕事中にクマに襲われて亡くなった。
笹崎さんは1989年に全日本女子プロレスに入社し、その後同団体でレフェリーデビュー。全女解散後には様々な団体でレフェリーを行い、2015年にZERO1を運営する株式会社ファーストオンステージの副社長に就任。その後ZERO1の運営を継承した株式会社ドリームオンステージの社長に2018年に就任し、レフェリーを継続しながら団体運営を行っていた。
2022年には第二次が誕生し、現在は岩手県の温泉旅館にて働きながら栃木プロレスやマリーゴールドなどにレフェリーとして出場していた。
16日午前中に温泉旅館の露天風呂を清掃中であった笹崎さんが姿を消し、露天風呂の柵に続く血痕とクマとみられる毛が残されていたことから温泉旅館スタッフが通報。17日午前9時ごろに行方不明になっていた露天風呂の北西約50メートルの雑木林内で遺体が発見された。近くにいたツキノワグマは猟友会のメンバーにより駆除された。
全日本女子プロレス時代から親交があるマリーゴールド代表のロッシー小川氏は「岩手県北上市の温泉施設で熊に襲われ行方不明だった笹崎勝巳の遺体が発見されたという痛ましいニュースが入ってきた。笹崎の最後のレフェリーはマリーゴールドのリングだった。全女の後輩であり寡黙だが仕事熱心であり、まだ幼い女の子が二人いる。新木場大会に来るはずが欠場となり、何の言葉も交わすことなく別れとなってしまった。こんな最期はありえないし残念無念としか言えない。ご冥福をお祈りします」と追悼した。
名レフェリーとして業界を支えてくださった笹崎レフェリーの御冥福をお祈りいたします。