“大怪獣”ボジラが大激戦を制し“大恐竜”タンクをマリーゴールドから追放!
26日、東京都・新木場1stRINGにてマリーゴールド『New Years Golden Garden 2025』が開催。“大恐竜”タンクが“大怪獣”ボジラに敗れてマリーゴールド追放が決まった。
現在マリーゴールドを騒がせているのは、“大怪獣”ボジラ、“大恐竜”タンクの超大型外国人選手2人。
ボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘であり、スターダムで赤いベルトを巻いたりRIZINに乱入したりと日本でも名を売ったアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、無類の強さを以て大暴れ。昨年5月のマリーゴールド旗揚げ戦から継続参戦しており、団体のアイコンの1人となっている。
タンクは180cm・90kgの体格に筋骨隆々のバキバキボディを持つ世界トップレベルのパワーファイター。オランダを拠点に世界各地のリングに参戦しており、初来日&初参戦となった今年1月3日の大田区総合体育館大会でボジラとともにいきなりツインスター王座を戴冠。ボジラ&タンクの世界最大級女子タッグに、奇妙なマネージャー・メガトンを加えた3人組はマリーゴールドの新勢力として旗を揚げた。
しかし、ボジラ&タンクは今月19日の後楽園ホール大会にて高橋奈七永&山岡聖怜に敗北し初防衛に失敗。
試合中の誤爆もあった上にタンクがデビュー5戦目の聖怜に敗れたことにブチ切れたボジラは試合後に「お前のせいでベルトを失った!」と怒鳴りながらタンクをタコ殴りに。タッグ解散どころか互いに憎み合う関係となっていた。
その後も因縁を深めていった2人は、新木場大会で決まっていたシングルマッチをルーザー・リーブ・マッチとすることを宣言。敗れた選手はマリーゴールドを去らなければならなくなった。
試合はロックアップでの力比べやショルダータックルでのぶつかり合いといった真っ向勝負に始まるが、ボジラが場外戦へと引き込んで観客席のイスを蹴散らしながらの殴り合いへと発展。互いに向かい合わせにイスを並べて座りながらのビンタ合戦を展開していく。
リングに戻るとバチバチのラリアット合戦を展開して意地を張り合っていくが、タンクの必殺のスピアーをかわしたボジラがセントーン。最後はボジラがタンクをランニング・ライガー・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。
ボジラは「タンク、タンク、タンク!お前が何者かはさておいて、1ヶ月の日本生活は楽しめたか?しかし、お前のこの生活は今日で終わりだ!これも仕方がないことだ。お前は私に比べたら何者でもないのだから。私と同格の人間など存在しない。SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということを体現出来るのは私だけなのだ!」と吐き捨て、去っていくタンクの背中に氷のうを投げつけながら「バイバ~イ♪」と嘲笑するなど一切の情もない様子。
しかし、バックステージに戻ったボジラは「オランダの無名レスラーがこの“マイティー”ボジラに勝てると本当に思っていたのか?ノー、ノー、ノー。そんな可能性は決してありえない。私は日本に留まるつもりだ。私は故郷のクソ野郎どもに『帰ったらただの負け犬だ』と啖呵を切ってここに来たんだからな」と語るなど、並々ならぬ覚悟で日本で闘い続けていることをほのめかした。