【試合詳細】1・26 全日本プロレス幕張メッセ大会 【三冠ヘビー級】斉藤ジュンvs安齊勇馬 【世界ジュニア】“ミスター斉藤”土井成樹vsMUSASHI 【6人タッグ】青柳優馬&阿部史典&佐藤光留vs大森北斗&羆嵐&アジャコング 【GAORA TV】宮本裕向vs芦野祥太郎
『ニューイヤーウォーズ2025』
日程:2025年1月26日(日)
開始:17:00
会場:千葉県・幕張メッセ 国際展示場
観衆:1,012人
▼斉藤ブラザーズ vs ゼンニチ本隊 タッグマッチ 30分1本勝負
[SAITO BROTHERS]○斉藤レイ/セニョール斉藤
9分47秒 チョークスラム→体固め
●長尾一大心/吉岡世起(フリー)
▼GAORA TV チャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者/バカの時代】○宮本裕向(666)
10分38秒 ムーンサルト・プレス→片エビ固め
【挑戦者】●芦野祥太郎
※第28代王者が2度目の防衛に成功。
▼タッグマッチ 30分1本勝負
○鈴木秀樹/田村男児
9分25秒 リーガル・ストレッチ
真霜拳號(2AW)/●本田アユム(2AW)
▼全日本プロレスTV認定6人タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/バカの時代】○青柳優馬/阿部史典(格闘探偵団)/佐藤光留(パンクラスMISSION)
13分42秒 THE FOOL→片エビ固め
【挑戦者組】●大森北斗/羆嵐(フリー)/アジャコング(超花火)
※第10代王者組が初防衛に成功。
▼ゼンニチ本隊 vs ELPIDA 6人タッグマッチ 30分1本勝負
宮原健斗/青柳亮生/●井上凌
15分12秒 ファイナルベント→片エビ固め
[ELPIDA]ライジングHAYATO/○本田竜輝/綾部蓮
▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】●“ミスター斉藤”土井成樹(フリー)
16分27秒 二天一流→片エビ固め
【挑戦者】○MUSASHI
※第69代王者が6度目の防衛に失敗。MUSASHIが新王者となる。
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者/SAITO BROTHERS】○斉藤ジュン
28分13秒 サイコブレイク→片エビ固め
【挑戦者】●安齊勇馬
※第75代王者が初防衛に成功。
ジュンが安齊を下して三冠王座初防衛!MUSASHIが土井から世界ジュニア奪取!北斗軍にアジャが加入も6人タッグ王座戴冠ならず!裕向が黒潮とGAORA TV王座をかけてイケメン対決へ!
第1試合
先発は長尾とセニョール。ロックアップからバックの取り合いになり、長尾がリストを取るがセニョールがロープを掴みブレイク。
ロックアップからリストの取り合い。セニョールがヘッドロックで捕らえるが、長尾がリストを取って切り返すとヘッドロック。セニョールは指を噛んで逃れるが吉岡がカット。
吉岡と長尾がロープに振ってダブルのバックエルボーで倒し、長尾がボディスラムで叩きつけるとフォールも2。
長尾は逆エビ固めを狙うも、エプロンからレイがアイアンクロー。そのままコーナーに引きずり、セニョールがエルボーからレイにタッチ。
レイはガットショット連発から踏みつけていき、これを離すとストンピング。引き起こしてエルボーを打ち込むとセニョールにタッチ。
長尾がエルボー連発もセニョールがサミング。首投げから頭頂部にエルボーを叩き込む。
立ち上がった長尾がエルボー連打も、セニョールが担ぐとバックブリーカー。さらにブレーンバスターを予告するが、長尾が逆にブレーンバスターで投げ捨て吉岡にタッチ。
吉岡は串刺しニーから延髄斬り。さらにサッカーボールキックからPKを叩き込みフォールも2。
吉岡がロープに振ろうとするが、耐えたセニョールにエルボーから再度ロープに振ろうとするも、切り返したセニョールがエルボーからロープに飛ぶ。カウンターを狙った吉岡のボディを蹴り上げ、さらにラリアットを避けるとサミングからロープに飛ぶ。吉岡はミドルキックで迎撃しシザースキック。吉岡は長尾にタッチ。
長尾はショルダータックルでなぎ倒し、エプロンのレイにもエルボー連打。レイがエプロンからベイダーハンマーも、長尾が避けると吉岡がスライディングキックで場外に叩き出す。
長尾と吉岡でセニョールをコーナーに振り、トレイン攻撃から吉岡がセニョールを振って長尾がドロップキック。フォールも2。
長尾はコーナーに登るとミサイルキック。避けたセニョールがレイにタッチ。
長尾はエルボー連打。レイのラリアットを避けてドロップキックも、受けきったレイが前蹴りでふっ飛ばし串刺し攻撃。足を延ばしてカットした長尾がミサイルキックも、レイは受けきりチョーク。吉岡がカットすると長尾がバックを取り、吉岡が低空ドロップキックからダブルのドロップキック。さらに長尾がコーナーに上りミサイルキックを発射し、ロープに飛んで前方回転エビ固めを狙う。耐えたレイに吉岡がトラースキックを叩き込み長尾が丸め込むも2。
長尾はドロップキック連発も、レイは受け切り担ぐ。だが着地した長尾がスクールボーイも2。
長尾は首固めを狙うが、レイが力任せに担いでブレーンバスターで叩きつける。
レイはストンピングからビンタ。長尾がエルボー連打もレイは強烈な逆水平チョップでなぎ倒す。長尾は必死にエルボー連打。レイはローリングダブルチョップでなぎ倒し、ボディスラムからフォールも2。
レイはチョークスラムで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
セニョール斉藤&斉藤レイ
レイ「勝ったぜ!」
セニョール「ヨユーですねぇ。あの緑の子はなんなんですか?基礎体足りてないアレ。息上がっちゃってるし」
レイ「途中でへばってたな」
セニョール「心折れちゃったんですかね?いんやぁ~、それは全日本として大分マイナスなんじゃないですかね?この調子だとSAITO BROTHERS、どんどんどんどん先行っちゃいますよねぇ」
レイ「とにかく今日はミスターの世界ジュニア戦と、兄・ジュンの三冠戦がある。2人とも必ず勝ってくれるぜ!楽しみにしろ!WHOOOO!……あぁ、ステーキ食いてえな」
吉岡世起&長尾一大心
吉岡「こんな若い子にお前、噛み付いたりサミングしたり、大人げねーだろコラ!でけーんだよアイツは。次こそ。今日は負けちまったけど、気合を見せれたから。次はもっかい、一狩り行こうぜ」
長尾「はい!次は斉藤レイをぶっ飛ばします!」
第2試合
宮本が片足タックルで倒し、芦野がヘッドシザースで抜けると宮本をロープに押し込みブレイク。
手4つからリストの取り合いへ。芦野がカニバサミからバックを取り、ヘッドロックからショルダータックルで倒す。ロープに飛ぶも宮本がドロップキックで迎撃し、フェイスロックで捕らえてからチンロック。頭頂部にエルボーから首4の字で捕らえるが芦野がロープに足を伸ばしブレイク。
宮本がストンピングからエルボー。ロープに振ろうとするが、芦野が巻き投げてバックエルボーで倒すと、俵返しで投げ捨てる。
芦野は串刺しエルボースマッシュからスライディングエルボースマッシュ。フォールも2。
芦野は担いでコーナーに叩きつけると、足を踏みつけてから場外に降りてエプロンに足を叩き込む。そのまま場外戦へ。
芦野は鉄柱に宮本の足を叩き込み、さらにアンクルホールドもレフェリーが注意。
リングに戻り、芦野が背中にハンマーブローからアンクルホールドを狙うが、宮本が下から蹴り上げて逃れるも芦野はすぐにマフラーホールド。宮本はロープを掴みブレイク。
芦野は足へのストンピング連打から投げ捨てジャーマン。着地した宮本へ芦野が走り込むも、宮本がアイルビーバックで避けてニールキック。芦野はキャッチしてそのままバックドロップで叩きつけ、アンクルホールドで捕らえるも宮本が前転して芦野をコーナーに叩き込む。
芦野は走り込むも宮本がカウンターのファイヤーサンダー。だがダメージでフォールにはいけず両者ダウン。
エルボーの打ち合いから宮本のチョップと芦野のエルボースマッシュの打ち合い。芦野はエルボースマッシュでふっ飛ばし、ポップアップ式のエルボースマッシュ。ロープに飛ぶが、宮本は豹馬殺しで迎撃し、ロープに振ろうとするが逆に振った芦野がフロントスープレックス。
芦野が串刺し攻撃を狙うが宮本が足を伸ばしてカットし、左右のローからソバット、さらにビンタからニールキックのコンビネーションを叩き込み、ロープに飛ぶも芦野がラリアットで迎撃。さらにバックドロップからフォールも2。
芦野はアンクルホールドで捕らえるが、宮本はサムソンクラッチのように丸め込むも2。
芦野はエルボーからロープに振るが、宮本はハンドスプリングオーバーヘッドキックから投げ捨てジャーマン。さらに蒼魔刀からフォールも2。
宮本はムーンサルトプレスを投下しフォール。これで3カウント。
宮本「なんとかね、なんとか、防衛しました。芦野、あいつ冗談通じねーから、次闘う相手は、冗談通じる相手とやりたい。だから!こっちから、指名します。次の、挑戦者は、イケメンこと、黒潮TOKYOジャパン!どっちが本当のバカだか、決めてやろう」
<試合後コメント>
宮本裕向
「あぁ……なんとか防衛しました。中々の冗談通じなさっぷりっすね。でもそれぞれ考え方は違うし、自分も今日はガッツリ闘いましたけど、次はどっちかっつったら同じような頭を持ってる黒潮TOKYOジャパン。イケメン二郎と試合したいと思って、こっちから指名しました。逆指名です。まあ彼がどう思うか分かんないけど、俺もやっぱ彼がデビューした当初ね、『同じような顔の奴がいる』って言われて。向こうもなんかそうやって『同じような顔の先輩がいるよ』っていう風に言われてたみたいで。どっちが本当のイケメンか、それをね、徹底的に闘い合いたいと思います。あとは、黒潮TOKYOジャパンのコメント次第ですかね。今日いないけど」
第3試合
先発は真霜と鈴木。なかなか組み合わずにリングを周り、そのまま組み合わずに両者タッチ。
手4つをフェイントに本田がリストを捻りヘッドロックからグラウンドの攻防へ。本田がヘッドシザースで絞り、男児が抜けようとすると本田は腕ひしぎ。男児はそのまま潰してフォールも、本田は離さずに腕を伸ばす。男児はロープに足を伸ばしブレイク。
本田はエルボーから腕へのオーバーヘッドキック。ロープに飛ぼうとするが、男児は髪を掴んで引き倒し、本田はボディブローからチョップで返すも男児は頭頂部にエルボーを打ち込んでいく。男児は鈴木にタッチ。
鈴木はコーナーでエルボーをボディに連打。鈴木は男児にタッチ。
本田はエルボー連打も、男児は強烈なエルボー。さらにラリアットも、本田は腕を巻き込んでバッククラッカー。本田は真霜にタッチ。
真霜は走り込んできた男児のバックを取り、逃れようとした男児に腕極めフェイスバスター。さらにコーナーに振ろうとするが、切り返した男児の腕を取って腕へのDDT。真霜はキムラロックで絞り上げるが、男児はそのまま担いでバックフリップ。男児は鈴木にタッチ。
鈴木はフロントネックのままショルダーアタック。さらにネックブリーカーからニードロップ。フォールも2。
鈴木はロープに振るが、真霜がロープを掴んで耐えると、走り込んできた鈴木をカニバサミでロープに叩き込み、本田がエプロンを走り込み顔面にドロップキック。真霜は本田にタッチ。
本田と真霜で鈴木をロープに振り、真霜がキチンシンクから本田がドロップキック。フォールも2。
本田はコードブレイカーから延髄斬り。さらに腕を取るが、鈴木がボディにエルボー。だが本田が飛びつき腕ひしぎで捕らえるも男児がカット。
本田は不知火を狙うが、鈴木が担いでバックブリーカー。本田はボディブローからロープに飛ぶも、鈴木はベアハッグで捕らえ、男児が本田の背中へスピアー。さらにロープに飛んで、本田の肩へスピアーを突き刺す。
鈴木はインディアンデスロックからリーガルストレッチで捕らえギブアップを奪った。
試合後、鈴木は真霜に執拗に絡みに行きビンタを見舞うことでコミュニケーションを図った。
<試合後コメント>
真霜拳號&本田アユム&鈴木秀樹&田村男児
真霜「なんだよアイツら!なんだあの張り手!オイ!やんのか!本田よ、アイツらメチャクチャだぞ。強かったよ。強いけど、なに?!なんか言ったれ本田!」
(※鈴木&男児が「ありがとう!ありがとう!」と握手を求めながら乱入してくる)
真霜「なんだよ?!なに?!」
(※鈴木が落ち着いて握手を求めると真霜が応じようとするが、鈴木はビンタで返す)
真霜「がああああ?!」
男児「真霜さん、ありがとうございました」
真霜「こちらこそ」
(※男児がビンタ)
真霜「がああああ?!」
(※鈴木&男児が雄叫びを上げながら交互に真霜へビンタ。真霜もビンタで反撃し乱闘に)
鈴木「オーシ!バカの時代だ!真霜ッ!」
(※鈴木が真霜の肩を抱いて一緒に退場)
第4試合
北斗軍は全員顔にアジャペイントで入場。バカの時代は大量に一斗缶を持ち込み青柳がヘルメットを被りカオスな状況に。
先発でアジャが出てくるとバカの時代は押し付け合いに。阿部がリングに投げ入れられて試合開始。
ロックアップからアジャがロープに押し込みクリーンブレイク。
阿部がガットショットからヘッドロックも、アジャはエルボーで逃れてショルダータックル。阿部がロープに飛ぶも、アジャはショルダータックルを受けきっていき、阿部はライオンプッシュアップからロープに飛ぶもアジャはショルダータックルでなぎ倒す。アジャはストンピングから北斗にタッチ。
羆嵐が尻で阿部の顔面を潰していき、これを離すと北斗が首投げから羆嵐が上に乗る。アジャがバカの時代が持ち込んだ一斗缶をリングに積み上げ、羆嵐と北斗で阿部を叩き込もうとするも、阿部が切り返して北斗が一斗缶タワーに叩き込まれてしまう。
青柳が北斗の頭を一斗缶で叩き、阿部とともにロープに振って阿部がカニバサミから青柳がエルボードロップ。阿部がフォールも2。
阿部は青柳にタッチ。
青柳はストンピングから光留にタッチ。
光留はストンピング。北斗はエルボー連発も、光留はソバットから首投げで倒しサッカーボールキック。フォールも2。
光留は青柳にタッチ。
青柳は光留が掴んだ北斗の髪へダイビングチョップ。引き起こすも北斗はエルボーを連発し、受けきった青柳がエルボースマッシュから一斗缶をフルスイング。避けた北斗が一斗缶ごと右ストレートでぶん殴りアジャにタッチ。
アジャは一斗缶を次々バカの時代の脳天に叩き込んでいき、阿部がロケットパンチで動きを止めると青柳と阿部で投げようとする。だがアジャはまとめてブレーンバスターで投げ捨て羆嵐にタッチ。
羆嵐は青柳と阿部に往復串刺しラリアット。さらに阿部を青柳に叩き込みまとめて串刺し攻撃を狙うが、阿部と青柳が避けて自爆させると阿部が回転浄土宗。さらにロープに振るが、羆嵐はダブルラリアットで迎撃し、次々セントーンで圧殺。フォールも2。
羆嵐は青柳をアルゼンチンで担ぎ、青柳は暴れながらコーナーに動き光留にタッチ。
光留はガットショットからサミング。さらに延髄斬りから水車落としを狙うが、羆嵐が耐えると光留は腰に大ダメージ。光留はチョップ連打も羆嵐はエルボー。光留は再度チョップ連打も羆嵐はエルボーから投げようとするが、光留は脇固めを狙うも羆嵐はコーナーに振って串刺しラリアット。さらにコーナーに上りセカンドロープからのダイビングセントーン。光留が避けて自爆させると青柳にタッチ。羆嵐も北斗にタッチ。
北斗が左右のエルボーからジャンピングエルボー。コーナーに振ろうとするが、青柳が切り返してロープに振ると北斗がランニングエルボーで倒す。
北斗はコーナーに上りセカンドロープからのナルシストプレス。フォールも2。
アジャと羆嵐で青柳をロープに振り、ダブルのショルダータックルでなぎ倒すと羆嵐が北斗を青柳に投げつける。だが青柳が避けて北斗が自爆してしまい、光留と阿部で北斗をコーナーに振るとトレイン攻撃。阿部と光留でダブルのブレーンバスターから青柳がセカンドロープからのダイビングエルボードロップを投下しフォールも2。
青柳がブレーンバスターからフォールもアジャが一斗缶でレフェリーを叩きカット。
バカの時代もそれぞれ一斗缶を持ってアジャに襲いかかるが、アジャは一斗缶でガードしそのままそれぞれの脳天に一斗缶を叩き込む。
羆嵐とアジャで青柳をコーナー上に座らせ、北斗が正面に登ると北斗軍スペシャルの体勢。だがバカの時代で青柳の足を掴んで耐えさせると、北斗だけ叩きつけられてしまう。青柳が羆嵐とアジャにミサイルキックも、羆嵐は耐えてエルボー連打からガットショット。ロープに飛んでクロスボディも、青柳が北斗を引き込んで誤爆させる。
フラフラの北斗に青柳が一斗缶を振りかぶるが、北斗がガットショットで迎撃し羽交い締めに。そこにアジャが裏拳を叩き込むも青柳が避けて北斗に誤爆し、青柳が一斗缶を北斗の脳天に叩きこもうとするがレフェリーが阻止しようと一斗缶の奪い合いへ。そのままもつれて北斗の顔面に一斗缶が叩き込まれてしまい、青柳がすかさずTHE FOOLで叩きつけフォールし3カウント。
<試合後コメント>
アジャコング&大森北斗&羆嵐&青柳優馬&佐藤光留&阿部史典&鈴木秀樹&真霜拳號
アジャ「チクショー!レフェリーが悪い全部!レフェリーが!」
羆嵐「ですねえ、姐さん」
アジャ「レフェリーにやられた!大丈夫か北斗!」
北斗「俺生きてる?生きてる?今」
アジャ「生きてるよ!生きてるには生きてるから大丈夫だけど」
北斗「裏拳もやんなかったっすか?」
アジャ「お前がちゃんと押さえとかないから!チャンスはいくらでもあったよ!」
羆嵐「お前ちょっと間が悪いよ、間が。お前」
アジャ「ホントだよ!だいたい北斗スペシャルなんで1人で飛んでいくんだよ!なんで青柳連れてこないんだよ!
羆嵐「馬鹿!」
北斗「俺が悪いのォ?!」
アジャ「そうだよぉ?最後だってお前結局やられたの誰だ?レフェリーにやられたんだぞお前。レフェリーにやられるってどういうことだよお前コノヤロー!」
北斗「裏拳で飛んでるから全然……」
アジャ「知らないよお前!裏拳のせいにすんじゃないよ!」
北斗「裏拳が悪いだろぉ?!」
アジャ「裏拳をやられたのはお前気のせいだそれは」
北斗「裏拳がすごい……吐きそうなんだけど裏拳で」
アジャ「うるさいよお前。とにかくレフェリーがダメでしょアレ最後に!レフェリーの一撃だからねアレ」
羆嵐「はい。見てました僕も」
アジャ「絶対レフェリーだよな?アノヤローな?」
羆嵐「神林。アイツですよ」
アジャ「次はレフェリーも入れて4vs3でやってやるよ。レフェリーもやってやる。レフェリーもまとめてやってやる。いいよ?レフェリーを向こうに入れてノーレフェリーでやってやるから」
羆嵐「おし!やってやりましょう!」
アジャ「絶対獲る!悔しい!獲るまで諦めない!もう1回この全日本に今度乗り込んでくっから。ただ……お前はちょっと考えとくわ」
羆嵐「お前リーダーなのにダメらしいぞ」
アジャ「北斗軍じゃちょっと分かんないから……ガチャガチャガチャガチャうるせーんだよ!!お前コノヤロー!!」
(※アジャが廊下で一斗缶を片付けていたバカの時代へ突っ込んでいって一斗缶でぶん殴り始めると、バカの時代がコメントスペースになだれ込んできて北斗&羆嵐を一斗缶でぶん殴って追い出す)
光留「おいふざけんな!アジャコングを何人も連れて来やがってオイ!それが北斗軍のやり方か?!」
青柳「指切れた!痛い!痛い!」
阿部「血が出てる(笑)」
光留「アジャコングのせいだ。アジャコングを3人も連れて来たからだ!だから!080-●●○○-■■□□!これがパンクラスの川村の電話番号なんだよ!」
阿部「それホントに個人情報じゃないっすか?!」
光留「かまやしねーよこんなモン!ベルトの価値よりも川村の電話番号のほうが下なんだから。かまやしないよ。俺の言うことはすべて終わりだ」
阿部「えっ?えっ!お前どこで流血したんだよ」
青柳「わかんない……」
阿部「垂れてくる垂れてくる!隠しとけ!これ(一斗缶)で!」
青柳「センシティブになっちゃうから。なんとか勝つことができました」
阿部「そうだなあ!」
(※鈴木が真霜を引っ張りながら「おめでとう!」と祝福しながら乱入)
阿部「なに?!なに?!誰?!」
鈴木「バカの時代に入ったんですよ」
真霜「えっ、いやいやいや……」
(※鈴木がビンタ)
光留「真霜さんってバカなの?」
真霜「バカじゃないっす。バカじゃないっす」
(※鈴木がビンタ)
青柳「どっちなんすか?」
光留「真霜さんはバ、カ……?」
真霜「ソウデス(※消え入りそうな声で)」
鈴木「じゃあいいよ。張っていいよ」
(※真霜がガチビンタ)
青柳「うわっ、カッタ(笑)」
阿部「えっ、なに?今のが“はい”のビンタ?」
青柳「OKサインってことですか?」
(※真霜が無言で親指を立てながら去っていく)
阿部「バカみたいなサインだ!……バカみたいなサインだッ!」
光留「あの人あんな人だっけ?」
阿部「青柳、血ぃ止まったか?ああ!まだ血ぃ止まってないからそれにまだ入れとけ」
青柳「興奮しすぎて血が流れてる」
阿部「あと声も枯れたな(笑)」
青柳「喉やられた(笑)」
阿部「喉もやられたからバカみたいな声になってる」
青柳「アジャコング姐さんにやられちゃた」
阿部「やられてるな!」
光留「アジャコング3人はずるいよな。1番センシティブだよ」
青柳「羆嵐があまりにもブサイクすぎて笑っちゃったよ(笑)」
光留「途中からどれが羆嵐かわかんなくなってたよ」
青柳「クマコングだったっていう」
光留「アジャ嵐じゃないんだ。クマコングなんだ」
阿部「アジャ無くなってる(笑)」
青柳「あともう1人は大森北斗晶」
光留「…………。」
阿部「…………。」
光留「バカだなぁ」
阿部「お前バカだなぁ、ホントなぁ」
青柳「……ありがとうございましたぁ~」
光留「笑いが安いな!」
第5試合
先発は亮生とHAYATO。ロックアップからリストの取り合い。HAYATOがチョップからコーナーに振ろうとするが、亮生が振って走り込むも、HAYATOが飛び越えるとお互いアームホイップの応酬。HAYATOが場外に投げ捨てトペを狙うかに見せて、ロープに飛び乗りリング中央に飛んで戻る。ポーズを決める前に亮生が走り込み、コルバタで場外に投げ捨てるとトペをフェイントにリング中央に戻りHAYATOっぽいポーズで挑発。HAYATOがリングに走り込み、亮生がアームホイップもHAYATOがヘッドシザース。これを抜けた亮生とドロップキックの相打ちから両者タッチ。
宮原と綾部がロックアップから綾部がロープに押しこみ、頭を撫でてからブレイク。走り込んだ宮原が組み付き、ロープに振ってビッグブーツ。すぐに綾部がショルダータックルでなぎ倒し本田にタッチ。
本田はホンダンスで挑発し、エルピーダで宮原をコーナーに振ってトレイン攻撃。本田がロープに押しこみ反則カウント4。京平レフェリーと口論から宮原に走り込むが、避けた宮原が場外に落とし、そこへ井上がエプロンを走り込んでのサッカーボールキック。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、宮原がロープに振ってバックエルボー。フォールも1で「遅いよー!」と京平レフェリーにクレーム。宮原は井上にタッチ。
宮原が本田を羽交い締めにして井上がビッグブーツ。
井上はロープに押しこみ掟破りの反則カウント4。宮原も反則カウント4で痛めつけ、井上は亮生にタッチ。
本田がエルボー連打からロープに飛ぶが、亮生はドロップキックで迎撃しその場飛びムーンサルト。フォールも2。
亮生と宮原でロープに飛ぶが、本田はまとめてスピアーで迎撃しHAYATOにタッチ。
HAYATOは亮生を踏み台にエプロンの井上へドロップキック。亮生がガットショットからロープに振ろうとするが、HAYATOはチョップから逆に振ろうとする。切り返した亮生がエルボーを狙うが、HAYATOは避けてロープを往復するとランニングバックエルボーで倒す。
HAYATOは串刺しドロップキックからコーナーに振ろうとするが、亮生は側転からバク宙で着地すると、走り込んできたHAYATOを飛び越えてブーメランアームホイップからドロップキック。亮生は宮原にタッチ。
宮原はビッグブーツからロープに振ろうとするも、HAYATOが逆に振るが宮原は避けて低空ドロップキックから側頭部へのドロップキック。宮原は会場からコールをおこし、ロープに飛ぶがエプロンから綾部がミドルキック。HAYATOは綾部にタッチ。
綾部はネックブリーカードロップから串刺しビッグブーツ。さらにフルネルソンも、宮原が抜けると背中にエルボーからロープに飛ぶ。宮原はビッグブーツで迎撃し井上にタッチ。
井上はミドルキック連打も、綾部はチョークで捕らえエルボー。井上はドロップキックで吹っ飛ばすと、綾部の背中に本田がタッチ。
エルボー合戦から井上がミドルキック。本田がキャッチすると井上は延髄斬りを叩き込み、コーナーに振ってトレイン攻撃。さらに宮原がビッグブーツから亮生がフィッシャーマンズスープレックス。さらに井上がPKからフォールも2。
井上はハイキックも、避けた本田にソバットからバズソーキック。ガードした本田にローリングソバット。ロープに飛ぶが本田が追走バックエルボーからロープに飛ぶ。井上はビッグブーツで迎撃しエルボー合戦へ。
本田がラリアットでなぎ倒しフォールも、宮原がブラックアウトでカット。
綾部が宮原にビッグブーツも、亮生が綾部にドロップキック。HAYATOが亮生に走りこむが、バックを取った亮生がバックドロップ。着地したHAYATOが投げようとするが、着地した亮生が旋風脚で場外に叩き出す。亮生は三角飛びケブラーダを投下し、宮原が本田をリングに投げ入れると井上がナックルからバズソーキック。フォールも2。
井上が投げようとするが、本田が抜けるとHAYATOがスワンダイブミサイルキック。
綾部とHAYATOでロープに振り、本田が担ぐとHAYATOのバッククラッカーと合体スパインバスター。綾部がビッグブーツから本田がファイナルベントで叩きつけ3カウントを奪った。
本田が井上に握手を求めるが、井上はナックルを叩き込みリングを後に。本田は気にせずホンダンスで観客にアピールした。
<試合後コメント>
井上凌
「チキショォオアアアッ!!本田ァァアアアッッ!!許さない!Rウォークまでパクられて!ホンダンスを俺もパクろうと思ったら全然盛り上がってねーじゃねーかお前!オイ!オイ!俺だけ損だよお前!本田、この因縁は続くからな!絶対忘れるなよ!クソッ!!」
宮原健斗
「チクショー!負けた!クソッ!1月も今日で終わる。さあ、次は2月だ。2月といえばなんの月だ?」
――宮原選手の誕生日&デビュー記念日
「そういうことだ!この年男の2月11日は17周年記念だ。そして!2月27日で僭越ながら36歳。バースデーだ、2月は!俺にとってアニバーサリー月間だからなあ。しっかりメディアの皆さんも書いとけ!」
青柳亮生
「久しぶりのライジングHAYATO。うん、やっぱ素晴らしい世界観を持ってて、引きずり込まれちゃうよね。じゃなくて!もういいんだ。2025年は青柳亮生が全日本プロレスジュニアを引っ張っていくので、お楽しみください。そして!2月9日!青柳兄弟がSAITO BROTHERSをぶっ倒して!世界タッグを巻いて!青柳兄弟が最強だってことを皆様にお教えしたいと思います」
ライジングHAYATO&本田竜輝&綾部蓮&阿部史典
本田「アアアァ!!アァアアアッッッ!!オイ!あのクソガキ!井上凌!なんだ俺がせっかく手を差し伸べてやったのに殴りやがって!まあ、いいよ。俺は俺のことを好きな人が大好きなんだオイ!だったらもう俺は井上凌なんかに興味はない。クソガキがゴラァッ!!」
綾部「……本田竜輝の怒りのパワーはすごいね。あれでこそ本田竜輝だと思うよ。まあ俺はちょっと気が早いかもしれないけど、既に日程が発表されたチャンピオン・カーニバル。そこが楽しみで仕方ないんだ。今日で1月の試合が終わり、2月、3月、4月と続いていく。しかし、俺の頭の中はチャンピオン・カーニバル、何割か埋め尽くされてしまっている。まあ2月3月とこの綾部蓮、この全日本プロレスすべての人間をぶちのめして、そのままチャンピオン・カーニバルに臨んでやるから楽しみにしとけ」
HAYATO「亮生、おかえり。長かったね。やっぱり亮生との試合は特別だね。ずっと全日ジュニアに入って亮生に嫉妬してた。亮生を超えなきゃってやってきたけど……いつか超えてやるって思ってたけど、亮生が怪我って形で離れていって。その間、俺が世界ジュニアを巻いて、アジアチャンピオンになって。『また一緒にやろう』って素直には今言えない。プロレスラーだから、リング上で語り合おうよ。本当はこのアジアタッグにも挑戦してほしかったんだけど、もう世界タッグに挑戦が決まっているみたいだからしょうがないよ。安齊もこのあと三冠戦だね。なんだろう……少しみんなに取り残された感じがして少し寂しいね。本当は誰かともっと熱い試合をやりたんだけど……」
(※阿部史典がスッと入ってくる)
阿部「さみしいか?HAYATOさみしいかいま」
HAYATO「寂しいよ」
阿部「寂しいのか。じゃあ俺は楽しいよね?」
HAYATO「そうだね。阿部ちゃんとの世界ジュニアは最高に楽しかった」
阿部「楽しかったよね。でもこのベルトはタッグだから。俺もHAYATOとやる世界ジュニアは楽しかった。でもね、HAYATO。俺は、格闘探偵団っていうのがあってさ。これ、もっと楽しいから。これどう?また楽しいことやらない?!」
HAYATO「じゃあ阿部ちゃんが俺の心の穴を埋めてくれるの?」
阿部「おっ(笑)俺埋めるわ(笑)埋めすぎて埋めるよ。あふれ出るけど大丈夫?」
HAYATO「大丈夫。でも俺、結構重いほうだけど」
阿部「だろうね。重すぎるもんね」
HAYATO「そうだね。あとあとになって『やっぱやめた』って言わないでね」
阿部「そっかぁ……。俺も心が強いタイプじゃないけど大丈夫。野村卓矢が来て、2人で、2人でなあ?HAYATOと安齊のベルトに挑戦してさ。『楽しいな』って思いたいでしょ?その気持ちをもっと埋めたうえでこのベルトも俺たちが獲って、アストロノーツが獲って『悔しいな』って思うから。『楽し悔しいな』って思うから。挑戦させてください!」
HAYATO「……わかった。楽しみにしてる。でも、ベルトは獲らせないよ?この手を握ったら、もうあとには戻れない」
(※HAYATOが右手を差し出すと、阿部がほんの少し躊躇しながらも手を取る)
阿部「OK、やろう!ウィーッシ!」
HAYATO「楽しみだよ。Let's Punk!」
第6試合
ロックアップをスカしてMUSASHIが観客にアピールしていく。3回目で背後から蹴りかかった土井が「俺やろー!」とアピールするが、MUSASHIがエルボーで場外に叩き出しトペを狙うかに見せてロープの反動でリング中央に戻りあっかんべー。
土井がエプロンに登るとMUSASHIが走り込むが、場外に着地した土井がMUSASHIの足を掴んで引き倒し、土井が振り子式エルボードロップを投下する。
土井は顔面を踏みつけていき、レフェリーが注意するとこれを離して観客にアピール。土井はエルボードロップから頭頂部にエルボー。ロープを使ったネックロックから変形ネックロック。そのまま首投げで倒しサンセットフリップを投下。フォールも2。
土井はフロントネックで絞り上げ、ネックブリーカードロップからフォールも1。
土井は変形卍固めからグラウンドで変形蜘蛛絡み。そのまま回転してフォールも2。
土井は引き起こすがMUSASHIはチョップで返す。逆水平チョップ連発。土井は引き起こすもMUSASHIがチョップ連発。土井はサミングからロープに飛ぶが、MUSASHIはカウンターのエクスプロイダー。両者ダウン。
MUSASHIが走り込むが土井は足を伸ばしてカットし、二度三度と
打ち込まれると土井の足を掴んで強引にチョップ。
コーナーに振って走り込むが、土井はショルダースルーでMUSASHIをエプロンに落とすも、MUSASHIはエルボーを叩き込みスワンダイブフットスタンプ。フォールも2。
MUSASHIはトラースキックも、キャッチした土井がサミング。ロープに押し込んでバックエルボーからロープに飛ぶが、MUSASHIはショルダースルーでエプロンに落としビッグブーツで場外に落とすとノータッチ・トペ・コンヒーロ。
リングに戻り、低空ドロップキックから背中にフットスタンプ。さらに低空ドロップキックからファルコンアローで突き刺しフォールも2。
MUSASHIはコーナーに上り、エストレージャフトゥーロを投下するも土井が避けて自爆。土井はすかさずサンセットフリップを投下しDDT。フォールも2。
チョップの打ち合いからMUSASHIがチョップ連発。ロープに飛ぶが、土井がカウンターのDOI555からバカタレスライディングキックを狙うも、MUSASHIがトラースキックで迎撃し、ラリアットを避けてソバットから逆水平チョップ。さらに投げようとするが、土井が逆にブレーンバスター。MUSASHIは延髄斬りから投げようとするが、土井は首固めも2。
土井は串刺しバックエルボーも、MUSASHIは避けて串刺し攻撃。足を伸ばしてカットした土井がコーナーに上るがMUSASHIはハイキックから担いで二天一流を狙うも、土井は逆打ちも2。
土井はカサドーラから丸め込もうとするが、切り返したMUSASHIが横十字固め連発も2。
MUSASHIは低空ドロップキックからラ・マヒストラルを狙うも、切り返した土井が丸め込むも2。
土井はDOI555からバカタレスライディングキックを叩き込みフォールも2。
土井はマスキュラーボムを狙うも、切り返したMUSASHIとバックの取り合いから、土井のバカタレスライディングキックを避けたMUSASHIが担ぐと変形の横回転フェイスバスター。さらにトラースキックから後頭部へトラースキック。フォールも2。
MUSASHIはエストレージャフトゥーロからフォールも2。
MUSASHIは土井をコーナーに乗せてそのまま担ぐと二天一流で3カウントを奪った。
MUSASHIが「とったぞー!」とマイクも電源が入らず、困惑するMUSASHIの前に佐藤光留が登場。
光留「新チャンピオン、MUSASHI選手、いや、MUSASHI!いや、むーちゃん。おめでとう。一人の、レスラーとして、今、すごく嫉妬してます。もちろん、僕が今ここにいるということは、これは挑戦表明です。さぁそれでは、ちょっと思い出してみようかな。今まで、色んなところで、いろんなことやってきたけど、なぜ、MUSASHI選手がこの全日本プロレスで花開いたか?そう、それは、むーちゃんという愛称が、思いの外似合っていたからです。そしてその!むーちゃんという愛称は、誰がつけたんだっけな?そうだよ、この、佐藤光留だよ。もし、佐藤光留の挑戦を断るんなら、もう、二度と、このリングで、君の事をむーちゃんとは呼ばせない。あの手この手を使って、社会的精細だ。もちろん、初防衛戦の相手佐藤光留、この挑戦、受けてくれるよね?むーちゃんの声で聞かせてくれよ!」
MUSASHI「(マイクの電源を切って渡され)もちろんだよ!」
MUSASHIのマイクの電源が入らず、光留はニヤリとしてリングを後にした。
<試合後コメント>
MUSASHI
「獲ったよ!獲ったぞ!オイ!どうだよオイ!どうかな?オイ、タイトルマッチ前からさ、このベルトを獲って、『全日ジュニアにMUSASHIがいるっていう存在を証明する』って言ってたよね?どうかな?少しは証明できたんじゃない?いやいや、少しどころか証明したでしょ?!まあでもね、ただこれで終わりじゃないから。ここからだから。チャンピオンになってから大事っていうのはよくわかってるから。むーちゃんせーちゃんとしてもそうだし、MUSASHI個人としてもそうだし、世界ジュニアヘビー級チャンピオンとしてもそうだし、全日本プロレス選手会副会長としてもね。しっかりこれからもね、MUSASHIの存在を証明して全日ジュニアの先頭を走っていきたいと思います。そして佐藤光留。やってやるよ、佐藤光留!確かにね、アイツが言ってた通り、むーちゃんせーちゃんを……むーちゃんせーちゃんじゃねーや。せーちゃんは今どうでもいいや。(※遠巻きに聞いていた吉岡が悲しそうなリアクション)どうでもよくないわ!今は置いといて!むーちゃんの名前を最初に出したのは佐藤光留で、そのむーちゃんが浸透したのも佐藤光留のおかげだから。そこはもちろん感謝してる。ただ!それと勝負は別だよ。しっかり防衛して今後もむーちゃんを名乗ってやるよ。そして最後。最後になっちゃったけどね、子供たち!子どもたちに約束したんですよ。試合に勝ってチャンピオンになってね。子どもたちに教えてもらったポーズをするってね。約束したんで今一度やらせてもらっていいですか。子供たち、たくさんパワーをくれてありがとう。俺チャンピオンになったよ。ありがとう!イエーイ!」
第7試合
ロックアップからジュンがロープに押し込みクリーンブレイク。再度ロックアップから安齊がロープに押し込みクリーンブレイク。
ジュンがガットショットからヘッドロックで絞り上げ、安齊が切り返してヘッドロックからショルダータックル。ロープに飛んでのショルダータックルの打ち合いはジュンが制するが、安齊がすぐにその場飛びドロップキック。
バックとリストの取り合いからジュンがヘッドロック。抜けたジュンをロープに押し込みエルボー連打からロープに振ろうとするが、逆にジュンが振って走り込むも、安齊はロープをたるませて場外に落とすとエプロンを走り込んでのジャンピングニー。そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、安齊が背中にエルボーからフォールも2。
安齊はロープに振ってバックエルボーで倒しフォールも2。
安齊はスリーパー。ジュンはロープに足を伸ばしブレイク。
安齊は投げようとするも、ジュンがリバースして逃れるとショルダータックルでふっ飛ばし、ラリアットで場外に叩き出す。場外乱闘でお互い客席に叩き込まれるとジュンがリングに投げ入れフォールも2。
ジュンはランニングケンカキック。安齊は必死にエルボー連打もジュンはキチンシンクからコーナーに振って顔面を踏みつけていく。レフェリーが注意するとジュンはストンピング連打から、安齊のチョップを受けきってボディスラムからエルボードロップ。フォールも2。
安齊はエルボー連打。ジュンが強烈なエルボーからボディスラムでロープ際にセットし、上に乗って痛めつける。これを離すとフットスタンプで踏みつけていき、髪を掴んで引きおこすとブレーンバスター。フォールも2。
ジュンが串刺し攻撃を狙うが、安齊が足を伸ばしてカットしミサイルキック。両者ダウン。
安齊が串刺しジャンピングエルボーからコーナーに振ろうとするが、ジュンが逆に振って串刺しボディスプラッシュ。避けた安齊が串刺しジャンピングエルボーからスロイダーで投げ捨てフォールも2。
ジュンがガットショットからロープに飛ぶが、安齊がドロップキックで迎撃し、バックを取るがジュンはバックエルボーで抜けてぶちかまし。串刺し攻撃を狙うが安齊は足を伸ばしてカットしコーナー上に登るも、ジュンがビッグブーツで場外に落とす。
安齊がエプロンにあがると、ジュンもエプロンに降りて安齊のエルボーとジュンのビッグブーツの打ち合い。安齊がエルボー連打から投げようとするが、耐えたジュンがエプロンへのチョークスラム。
場外に落下した安齊がなんとかリングに戻り、ジュンが串刺しバックエルボー。エルボーの打ち合いからジュンが担いでコーナー上に座らせ、正面に登るもエルボーの打ち合いへ。安齊がエルボー連打からリングに降り、投げ捨て雪崩式ジャーマンで叩きつけるがすぐに立ち上がったジュンがラリアット。両者ダウン。
両者立ち上がるとエルボーの打ち合い。安齊がエルボー連打からコーナーに振って串刺しジャンピングエルボー。再度串刺し攻撃を狙うが、ジュンが追走串刺しバックエルボーからコーナーに振って串刺しビッグブーツ2連発。さらにコーナーに登りナックル・パートからブレーンバスターで叩きつけフォールも2。
ジュンがチョークスラムを狙うが、着地した安齊が背中にドロップキックからロープに振ってジャンピングニー。フォールも2。
安齊は担ごうとするが、耐えたジュンがチョークスラム。フォールも2。
ジュンはロープに飛んでラリアットを狙うも、安齊が避けて高速ドラゴンスープレックスからフェイスロック。ジュンはロープに足を伸ばしブレイク。
安齊はバックを取るが、切り返したジュンにエルボー連打。ジュンはボディと顔面にエルボーからスライディングキックを叩き込みフォールも2。
ジュンはバックをとるが、安齊はレインメーカー式の膝蹴りから串刺し攻撃を狙うが、ジュンがカウンターのボディスラムからロープに飛んで膝立ちの安齊の顔面にドロップキック。フォールも2。
ジュンはサイコブレイクで叩きつけフォールも2。
ジュンは再度サイコブレイクを狙うが、安齊が巻き投げてジャンピングニー。さらに後頭部にジャンピングニーからフォールもジュンはロープを掴みブレイク。
安齊はバックドロップからフォールも2。
安齊はギムレットからフォールも2。
安齊はコーナーに登るも、ジュンが尻へのエルボーから雪崩式チョークスラムで叩きつけ、さらに顔面への低空ドロップキックからフォールも2。
ジュンはサイコブレイクを狙うが、切り返した安齊が突き飛ばしてからジャンピングニー。ロープに飛ぶが、ジュンがスピアー。安齊がすぐに投げ捨てジャーマンから走り込むも、ジュンはチョークで捕らえボディブローからラリアット。さらにジャックハマーで叩きつけフォールも2。
ジュンはサイコブレイクで叩きつけて3カウント。
ジュン「三冠ベルト防衛したぞ。安齊勇馬、お前、とびっきりの刺激が欲しいと言っていたな?今日最高の刺激をプレゼントしてやったぜ。そして、俺も最高の刺激をもらった。楽しかった。今日の勝負は、この、三冠の、ベルトの防衛と、どっちが本当に甘いものが好きなのかの勝負だった。今日勝ったのはこの俺だ。俺が、甘いものをお前の前で食べてやるから、そこでよーく見ているがいい。(セコンドからお茶のペットボトルとお菓子が渡される)ここにあるのは、俺が大好きな大福とお前が大好きなカスタードのシュークリームだ。今この甘いのが欲しいだろう、眼の前で食べてやる。お前(カメラマン)、マイク持ってろ。ちょっと待ってろ。この、大福とシュークリーム、お前の真ん前で・・・食べようと思ったけど、やっぱり甘いものは一人で食べても美味しくない。みんな一緒に食べなきゃ美味しくないからな。このシュークリーム、お前にやるよ。リング上で甘いもの食べたことないだろ?飛ぶぜ(安齊にシュークリームを渡し)いただきます!(一緒に甘いものを食べる)あっっまっ!やっぱり、甘いもの好きに悪い人はいないな。今日の試合、明るく楽しく激しい試合だったな。またやろう(安齊はシュークリームを食べてリングを去る)お前らリング上で甘いもの食べたことないだろう?格別に美味しいぞ。安齊勇馬に、みんな拍手をもう一度頼む。じゃあ、俺これゆっくり食べるから、それをゆっくり見てるが良い。たまにはこんな時間もいいだろう。おかわりだ。ちょっと待ってろ(大福を食べ続け)お茶があったな(お茶を飲み始めるが、青柳優馬がお茶と甘いものを持ってリングへ)俺の甘いものの時間を邪魔するな」
青柳「邪魔して悪かったな。だがちゃんと差し入れは持ってきた。ただ、この、どら焼きを、お前に届けに来たわけじゃないからな。2月9日後楽園ホールで、斎藤ブラザーズが持つ、世界タッグのベルトに青柳兄弟が挑戦するんですけども、斉藤ジュン、いいベルト持ってるじゃないか。今、安齊勇馬という男を退けた後に、この、ゲテモノ青柳優馬が、お前に、挑んでやる。タダでとは言わない。この、甘くて美味しいどら焼きに誓って、明るく楽しく激しい三冠戦、やろうじゃないか(どら焼きを半分に割ってジュンに渡す)」
ジュン「青柳優馬、決してどら焼きのおかげじゃないぞ。世界中探しても、お前ほどポテンシャルあるプロレスラーはなかなかいない。その挑戦、受けてやろう。青柳優馬、DOOM!」
青柳「お茶もあるぞ(お茶を投げて渡しリングを去る)」
ジュン「終わったばかりで、挑戦させろとは、まあいいか、楽しく試合をしてやる。リング上で食べるのは最高だが、これっぽっちじゃ足りないから、お前らもっと、持ってるか?お前持ってるか?そこのお前持ってるか?まあないんだったら仕方ない、早く終わらせてもっと食べに行こう。じゃあしめるから、全員立てるやつは立ってくれ!俺のしめの言葉は何かわかるか?甘いものじゃないぞ。DOOMだ。まあ判ってると思うが、じゃあ俺が、全日本て言ったら、言いたいやつはDOOMって言え。言わなかったらお仕置きだぞ。いくぜ。2025年は、まだまだ始まったばかりだ。風邪をひかず、たくさん食べて、よく寝て、体調に気をつけて、また試合を見に来い、必ず満足させてやる。全日本プロレス、DOOM!」
<試合後コメント>
斉藤ジュン
「勝ったぜ!三冠ベルト初防衛だ!安齊勇馬は『刺激が欲しい』って言ってたからな。とびっきりの刺激をプレゼントしてやったぜ。まあ俺も最高の刺激をもらった。これで三冠の防衛ロードが、いいチャンピオンロードを始めることができたんじゃないか?誰にも渡さない。まあやっぱり甘いものはみんなで食べるのが1番だな。俺1人で食べてもよかったんだが……まあ、甘いものを好きなヤツに悪い奴はいないし、みんなが食べたほうが甘いものの神様も喜んでくれるでしょう。ちょっと一呼吸置いて、食べさせてもらうぜ。(※どら焼きを食べ始める)よ~く見てくれ。栗が入っている!美味いな!まあそれはそうと、防衛してすぐに青柳優馬が挑戦させろと言ってきたな。世界中を探しても、青柳優馬ほどポテンシャルがあるプロレスラーはなかなかいない。俺が何も知らずに、プロレスを分からずに入ってきたときに、道場で青柳優馬がコーチをしてたんだが、本当のアイツはメチャクチャ強い。挑戦を受ける以外にないだろう。今から楽しみだぜ。……あぁ、お茶を持ってき忘れたな。そう言えば、弟の斉藤レイが見えないな。俺の甘いものを食べてるんじゃないか?!もしそうだとしたら、お仕置きしに行かなきゃな。最後に一口。ううん!嗚呼!試合に勝って食べる甘いものは格別だ!また絶対に防衛して、甘いものをリングで食べよう。DOOM!!」