映画俳優として全日本プロレス選手が東京コミコン出演!青柳Pが「世界中に飛び立っていくようにと思ってます」

12月5日~7日に幕張メッセで開催されている『東京コミックコンベンション2025』(以下東京コミコン)の5日に、映画『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』スペシャルトークショーが開催された。
新型コロナウイルスの影響で活気を失った別府市を『映画の力』で盛り上げようという思いから発足した『別府短編映画制作プロジェクト』にて、『ウルトラマンZ』(2020)・『ウルトラマンブレーザー』(2023)など様々なウルトラマンシリーズを手掛ける田口清隆監督の映画『大怪獣ブゴン』の第2弾『ブゴン対ジュンダ対レイガ 別府最大の決戦』の撮影が行われる事に。
本来第2弾が作られる予定はなかったが、田口監督が全日本プロレスを初観戦したところ迫力あるパフォーマンスと個性的なキャラクターに感銘を受け、斉藤ジュン&斉藤レイのSAITO BROTHERSと安齊勇馬で「この3人なら新たなブゴンの物語が作れるのではないか」とインスピレーションがとまらず制作が決定。この熱意を受けて全日本プロレスが全面協力することとなり、青柳優馬&青柳亮生の青柳兄弟なども出演することとなった。
本作品は2026年夏公開予定となっており、そのスペシャルトークショーを8万5千人以上が来場する日米の映画・コミックなどのポップカルチャーを扱ったイベント『東京コミコン』で行うことに。『パイレーツ・オブ・カリビアン』ジャック・スパロウ役などのジョニー・デップ氏を筆頭に20人以上のハリウッドスターが来日している中で、ウルトラマンオーブの宿敵・ジャグラスジャグラーとしても人気を博した本作プロデューサーの青柳尊哉氏、全日本プロレスの斉藤ジュン&斉藤レイ、安齊勇馬、ヒロインで『ウルトラマンX』高田ルイ隊員役などを務めた百川晴香氏がリングステージに出演した。
まずは制作会社のプロデューサー森田真帆さんからブゴンについての説明があり、各出演者がリングへ。実際のホテルを爆破したシーンについての話題となり、ジュンは「撮影めちゃくちゃ楽しくて、以前電流爆破の経験があるんだけど、あの爆破シーンはとにかくすごかったな。結構鳥肌が立った。楽しかったから2回3回したかったけど1回しか出来なかったな。またやりたいね。楽しかった」と興奮。レイは「今ジュンが行った通り、電流爆破は2回ほどやってるんだけども、ほんとにそれに負けず劣らずなかなかの爆破だったんで、正直俺ビビってて、1回キリの撮影だったから、もしこれでミスを犯したらヤベーんじゃねーかなと思って、必死に試合中の感じに頑張って持っていったと言うか。でもなんとか頑張れたと思います」と語るが、安齊は「僕はお弁当食べてただけなんですよね」とそのシーンに関われなかったことを悔しそうにコメント。
青柳Pは「閉館したてとはいえホテルを爆破していいというのは映画界にも類を見ないので、緊張感と子供心に溢れた大人たちがいっぱいでしたね」と嬉しそうにするが、百川さんは「ほんとに怖かったです。怖すぎて・・・」と一番近い距離で爆破されたので恐怖体験だったとアピールした。

クラウドファンディングの達成度で各選手が巨大化することが決定し、レイは「いつか怪獣になって大暴れしたいと思っていたので嬉しかった。俺達斎藤ブラザーズが巨大化して大暴れするっていうのはぴったりなコンセプトというか、素晴らしいなと思ったんで。今回オファーをくれた監督はじめ皆様には頭があがらねぇっていうか、感謝の気持ちでいっぱい。特撮シーンもプロレスを活かした迫力あるシーンがとれるんじゃねーかと思ってる」と意気込む。
ジュンは「バチバチでリングで戦ってる俺達が特撮でどうなるのか楽しみ。何度も同じシーンを撮るのは改めて映画ってすごいなと思った」と語り、最初の撮影が隕石を受け止めるシーンだったというレイは「やってみたら意外とできたというか、これだったらほんとに隕石受け止められるんじゃないかと。いつも俺達持ち上げてるから得意かもしれない」と得意満面に。
安齊は「隕石降ってきたら逃げます。隕石のシーン横から見てたら『これ大丈夫かな?』と思ってたんですけど、通して見たらめっちゃかっこいいんですよ。全部繋がったらもっと面白いんだろうなと思ってます」とアピールする。
ここで造形絵師により新生したブゴンが登場。ジュンは「アクションシーンでこれから闘うの楽しみ」と、巨大なブゴンを見て笑顔。ジュンとレイは「チョップしたい」「尻尾掴んでジャイアントスイングしたい」とワクワクするが、安齊は「カッコいいっすね!これが味方なのか敵なのか、斎藤ブラザーズ入ってしまったら3対1になってしまうので守り神で居てほしい。尊哉さんには一緒に巨大化してもらって。色んな青柳を集めて」と対抗した。
最後にジュンは「俺達斎藤ブラザーズはリングの上でバチバチに闘ってるけど、その闘いをブゴンにどう見せられるかみんな楽しみにしてて」と、レイ「ブゴンと俺達斎藤ブラザーズ、大迫力のバトルを俺自身楽しみに残りの撮影頑張りたいと思います」と、安齊は「プロレスと特撮の融合の映画として、面白い映画作れるように頑張りますので別府まで見に来てください。主演としてお待ちしてます」と挨拶。
青柳Pは「全日本プロレスと別府、そして特撮映画、混じり合わなそうな組み合わせが混じり合った映画が日本中、世界中に飛び立っていくようにと思ってますので皆さん完成を楽しみにしていただいて、そのときは映画館で完成を見届けていただけたらなと思います。今日はありがとうございました」とトークショーをしめた。
会場にいる方々は映画は見るが実際の役者に会うことは少なく、斎藤ブラザーズや安齊勇馬の体の大きさや迫力に圧倒されていた。この映画をきっかけに全日本プロレスファンが増えることは間違いなさそうだ。
















