「私はお前に世界で1番負けたくないんだよ!」ガチ不仲の女子レスラー2人がリングで再会し重すぎる愛をぶつけ合う

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 25日、神奈川県・ラジアントホールにてマリーゴールド『MARIGOLD New Years Golden Garden 2025』が開催。石川奈青と真白優希がマリーゴールドのリングで再会した。

 石川奈青と真白優希の関係は「元アイスリボンの同僚」の一言では言い表せない複雑なものだ。
 石川はデビュー前からの病気や怪我に苦しみ、様々な不運に見舞われながらも自ら行動して活路を拓こうとしてきた。しかしその動きのどれもが周囲の環境変化やアクシデントといった外的要因で潰えていき、常にのし上がるチャンスを逃し続けてきた。それでも“プロレスラー”として生きることに強い誇りを持っており、泥水をすするどころか泥まみれになりながらもあがき続けるその姿を応援するファンは多い。
 真白はその美貌と摩訶不思議な言動でデビュー時から大人気となり、次期エースとしての期待を一身に背負って成長。昨年10月にはアイスの至宝・ICE×∞王座戴冠を果たしたが、その後のマイクで株式会社アイスリボンの社長失踪に伴う給与未払問題を涙ながらに告発。同月末に退団してフリーとなり、マリーゴールドのリングにも上がるようになった。

 犬猿の仲として知られる2人だが、真白がアイスでICE×∞王座戴冠時には石川が観客席最前で見守って真白と交流したり、真白が今月19日にマリーゴールドでスーパーフライ級王座に挑戦した際には石川がセコンドに付いたりと確かな絆は残っていた様子。それでもタッグを組むとなると違うのか、ともに今回のカードには不快感をあらわにしていた。


 試合は、石川奈青&真白優希vs瀬戸レア&山田奈保のタッグマッチで実施。
 石川と真白は他人行儀なほどよい距離感で入場し、互いに先発を譲らずビンタを打ち合う険悪な雰囲気の中で試合へ。
 因縁ある石川と山田の対面を中心に試合が展開されていくが、いいところで真白がブラインドタッチして試合権利を奪い取って飛び出していく。その後に真白が集中攻撃を受けるも石川は助けに入らず。真白が自力で逆転して「さぁこれから」というところで石川がエプロンからブラインドタッチして試合権利を奪い取る。
 真白が石川に掴みかかるも、石川は真白を盾にして山田のドロップキックをガード。怒りを露わにしていた真白だったが、石川がレアのジャベに捕まるとカットに入り2人でダブルのドロップキックを放つ連携攻撃。その後、石川がレアにダブルアーム・スープレックスからブレードランナーを決めて3カウント。

 勝利した石川だったが、真白のアシストが決め手となったことに不満がある様子。
 バックステージで石川が「真白なんかいなくても私1人で勝てました」と言い放てば、真白も「私がいて勝ったんでしょ?なんか言うことないの?なんか久しぶりに会ったと思ったら、対戦じゃなくて組む。意味わからないんですけど。私はね、石川奈青が1番世界で負けたくないんだよ。こんなんじゃ納得しねえよ」と即座に言い返す。
 石川は「その言葉聞けてほんとに嬉しいね。私が取材のコメントとかツイートとか出しても全然伝わってなくて、何にも考えてないんだろうなって。ほんとに悔しくて悔しくて、私の知ってる真白はこんなもんじゃないって、ずっとずっと思って、今日の試合に来たので。組むんじゃなくて、絶対に次は対角でやりましょ」と対戦を要求。
 真白も「あー、この感情ですよ。私が新人の頃、ほんとにほんとに憎くて負けたくなかった石川奈青がこんな気持ちにさせたの。お前、ちゃんと責任取れよ」とバチバチの様子で応じた。

 あまりにもお互いを想いすぎている2人のストーリーはマリーゴールドのリングで続いていく。

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