無敗の“大怪獣”にジュリアの後継者が激勝!桜井麻衣がボジラに劇的勝利でDREAM✴STAR GP優勝へ驀進!

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 14日、東京都・新木場1stRINGにてマリーゴールド『Dream✴STAR GP 2024』が開催された。

 『DREAM✴STAR GP 2024』はマリーゴールド初のシングルリーグ戦。DREAMリーグ、STARリーグの2ブロックに分かれ、全16選手が参戦。8月31日に開幕し、9月28日の最終戦まで全9大会に渡って全国を巡りながら激闘を展開していく。

 この日のメインイベントでは、STARリーグ公式戦として桜井麻衣vsボジラの一戦が実施。

 ボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘であり、スターダムで赤いベルトを巻いたりRIZINに乱入したりと日本でも名を売ったアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、“大怪獣”の異名をほしいままに。
 パワーファイト一辺倒ではなく確かな技術や奥の手のムーンサルト・プレスを持つなど器用な選手でもあり、その圧倒的な実力と風格を備えながらも年齢は今年8月末に21歳になったばかり。来日してからシングルで敗れたのは青野との純白のベルトをかけての一戦で、丸め込みで3カウントを獲られた試合のみ。DREAM✴STAR GPでも無敗の開幕3連勝という無双ぶりを見せている。

 桜井は、ジュリアがスターダム時代から目をかけて育て、マリーゴールドの次期エースとして期待を寄せていた選手。ジュリアがWWEへ行く前の日本ラストマッチの相手にも指名され、その後はジュリアの必殺技の1つであるグロリアス・ドライバーを継承して使っている。


 先にリングインしたボジラが待ち受ける中、桜井はリングインするなり自身が持つタッグのベルトで殴りかかって奇襲。
 ボジラは余裕を持って対処し、持ち前のパワーファイトで桜井を圧倒。それでも桜井は気合の入った根性むき出しのファイトで食らいつき、蝶野正洋直伝STFでギブアップ寸前まで追い込む。
 これをなんとか抜け出したボジラはバーディクトやジャーマン・スープレックスといった大技を連発。たまらず場外にエスケープした桜井を追っていくが、エプロン上でのラリアットを狙ったところで桜井が水をぶっかけて隙を作り出し、入場ゲート前におパラダイスロックで固定。場外カウントギリギリでリングに戻れた桜井がリングアウト勝ちを収めた。

 マイクを取った桜井が「すみません、ちょっと喋れる状態じゃありません……」と語り始める中、おパラダイスロックで固められたまま放置されていたボジラをチームメイトのCHIAKIが救出。
 怒り狂ったボジラがリングに上ってきて桜井をボッコボコに。セコンド総出で苦労しながら引き剥がし、桜井もMIRAIに介抱されて控室へ。
 リングが無人の状態が続く中、本部席より大会終了および物販情報がアナウンス。そこへボロボロの状態の桜井がMIRAIに連れられて再登場し「すみません、一瞬記憶が飛んじゃいました。すみません。でも私、勝ったんですよね?!勝った?!ヤッター!!このまま優勝目指して頑張ります!」とおマイクで締めた。

 バックステージに戻った後も、試合中の記憶が無い桜井はスタッフに何度も試合の模様を確認してからコメントしていた。そんな状態にも関わらずしっかりおマイクで締めるというメインイベンターとしての仕事をまっとうした桜井には確かに“エース”の資質が備わりつつある。

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