美人女優&グラドルレスラーが涙の敗戦!MIRAI&桜井麻衣が王座防衛し19歳女子タッグを迎撃へ!

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 7日、東京都・後楽園ホールにて『MARIGOLD Fantastic Adventure2024』が開催。【ミライサク】MIRAI&桜井麻衣がツインスター王座の2度目の防衛に成功した。

 マリーゴールドでは、独自のベルトを4本創設。
 団体最高峰の“真紅のベルト”マリーゴールド・ワールド王座はSareeeが、 “純白のベルト”マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル王座(UN王座)は青野未来が、55kg以下の軽量級王座であるマリーゴールド・スーパーフライ級王座は翔月なつみが初代王者に。
 すべてのシングルベルトが元アクトレス&フリー選手に渡り元スターダム勢は結果を残せていない状況にあったが、【ミライサク】MIRAI&桜井麻衣がツインスター王座(※タッグ王座)を戴冠したことで面目を保った。

 ミライサクの2人はシングル戦線でも強さを見せ、桜井はシングルリーグ戦『DREAM✴STAR GP 2024』で準優勝という結果に。MIRAIはブロック制覇こそ出来なかったが名勝負製造機としてファンに高評価を受けつつ上々の成績を残した。
 しかし、MIRAIはツインスター挑戦を熱望していた天麗皇希にD✴S GP で完敗。皇希が後藤智香との【tWin toWer】でツインスター王座へ挑戦表明を行うと、MIRAIは負け惜しみを言いながらも挑戦を承諾した。

 ツインスター王座戴冠に向けて自信満々な発言を繰り返すtWin toWerの2人であったが、調印式の際には桜井がついにブチギレ。
 桜井は「挑戦表明してきてくれたときにスタミナのこと言わせてもらったんだけど、あれからなんか変わった?なんも変わってなくね?D✴Sの結果から見ても、これタイトルマッチって言うよりもチャレンジマッチでしょ?挑戦表明してから、キミたち何回練習休んだ?そっからだよね。そういうところがやる気ないんじゃないのって言ってんだよ!プロレスデビューして3ヶ月。今一番練習しないといけない時期。挑戦者は王者以上に練習しないと勝てなくないですか?その練習量をやってるように思えません」と公開説教。
 皇希は舞台女優、後藤はグラビアアイドルなどのタレント活動も並行して行っているため、ともに思うように練習に出られていない状態。桜井の事実陳列に対して2人は否定をすることも出来ず言い淀むしかなかった。

 5日の大阪大会では桜井vs後藤のシングルマッチが前哨戦として行われ、桜井が蝶野正洋直伝STFで完勝。「まだまだ練習足んないんだよ!後楽園まで必死こいて残りの時間練習して、死ぬ気でぶつかってこい!」と後藤を鼓舞していた。


 試合は序盤から場外戦となり、ミライサクが圧倒。ともにtWin toWerの得意技を敢えて正面から受けに受けまくった上で強烈な一撃で吹っ飛ばすという格の違いを見せつけるかのような闘いを見せる。
 tWin toWerも折れることなくジャイアント・スイングの競演やツインタワー(合体技)を決めるなど躍動。懸念されていたスタミナ切れも起こすことなく終盤まで攻撃の手を緩めず果敢に立ち向かった。
 しかし、ミライサクの牙城を崩すには及ばず。最後は皇希が集中砲火を浴び、MIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアート、2人での合体STO、MIRAIのラリアット2連撃を浴びて3カウントを聞いた。

 試合後、MIRAIは悔し泣きするtWin toWerに歩み寄り「自分はお前らと一緒ぐらいのときに、試合後いつもここに肩ついて、天井見上げて、悔し涙流してたんだよ。自分たちは今までメチャクチャ悔しい思いしてきたんだよ。でも、自分たちは折れずに、メチャクチャ練習してここまで来たんだよ。お前らのでっけぇタッパも、でっけぇケツも、強いブーツも、その悔しさも、今後どうしていくかは、お前ら次第だよ。ミライサクは、これからもこのベルト守り続けるよ。また、いつでもお前らの挑戦受けてやるよ。ミライサクは、逃げない」と自らの姿を重ねながら語りかける。


 その後、ビクトリア弓月&田中きずなの19歳タッグがリングに上がってきてツインスター王座へ挑戦決定。ミライサクはまたもマリーゴールドの未来と対峙することとなった。

 桜井が2021年7月にキャリア1年半でアクトレスガールズからスターダムに移籍してしばらくは、チャレンジマッチとして試合が組まれるなど半人前の扱いを受けていた。さらにその出自から“女優さん”という色眼鏡で見られることもあり、どんなに頑張っても冷笑とともに下に見られる時期があった。桜井の過去は今のtWin toWerと重なる部分が多くある。

 しかし、桜井は中野たむやジュリアに師事して猛練習を重ねた結果、堂々とタイトルに絡んでいける選手に成長。スターダムでのキャリア終盤にはシングルトーナメントでなみいる強豪を抑えて準優勝を果たしたり、“貴婦人”キャラを確立し他業種コラボを実現したりとリング内外での実力を高めた。
 そして先月にはシングルトーナメント決勝戦で林下詩美と対戦。かつてチャレンジマッチの相手として立ちはだかった相手と3年越しに同じ会場にて同格の存在として対峙するという桜井の成長を象徴する光景が広がった。
 桜井が見せてきた成長の軌跡はtWin toWerから見れば高い壁であり、希望の光でもある。数年後には2人が新人たちの壁となっている可能性もあるためtWin toWerの成長もマリーゴールドの見どころの1つだ。

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