【試合詳細】10・7 マリーゴールド後楽園ホール大会 【ツインスター】MIRAI&桜井麻衣vs天麗皇希&後藤智香 【スーパーフライ】翔月なつみvsビクトリア弓月 Sareee&青野未来vsボジラ&野崎渚 林下詩美&田中きずなvs高橋奈七永&石川奈青

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『MARIGOLD Fantastic Adventure2024』
日程:2024年10月7日(月)
開始:18:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:623人

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○瀬戸レア/南小桃
10分42秒 逆エビ固め
●勇気みなみ/マイラ・グレース

▼DREAM✴STAR SPECIAL 15分1本勝負
○松井珠紗
7分23秒 MMB
●CHIAKI

▼タッグマッチ 15分1本勝負
○林下詩美/田中きずな
14分10秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
[パッション・シスターズ]高橋奈七永/●石川奈青

▼スーパーフライ級選手権試合 15分1本勝負
【王者】△翔月なつみ
15分0秒 時間切れ引き分け
【挑戦者】△ビクトリア弓月
※初代王者が初防衛に成功。

▼タッグマッチ 20分1本勝負
Sareee(フリー)/●青野未来
16分2秒 ノアール・ランサー・ハイ→エビ固め
ボジラ/○野崎渚(フリー)

▼ツインスター選手権試合 30分1本勝負
【王者組/ミライサク】○MIRAI/桜井麻衣
17分38秒 ラリアット→エビ固め
【挑戦者組/tWin toWer】●天麗皇希/後藤智香
※初代王者が2度目の防衛に成功。

ミライサクがtWin toWerを下しツインスター王座V2!スーパーフライ級王座初V翔月の翔月に正体不明のハミングバードが挑戦表明!青野が野崎に屈辱の敗戦!

第1試合


 先発は瀬戸とマイラ。ロックアップからリストの取り合い。マイラが足を刈って倒すが、瀬戸は切り返してリストの取り合いに戻すも、マイラはカニバサミからヘッドロックへ。バックの取り合いからマイラが巻き投げて腕を取っていき、そのまま丸め込むが2。
 ジョジョポーズで挑発するマイラに瀬戸がジョジョポーズで返し、マイラの歓声が大きいと見るや瀬戸が殴りかかるがマイラがバックを取っていく。瀬戸が巻き投げてキムラロックもマイラが足をロープに伸ばしブレイク。

 瀬戸はロープを使った腕固めからロープに飛ぶが、マイラが避けるとチョップ、ローキック、ソバットと連撃する。さらにロープに飛んで低空ドロップキックを突き刺しフォールも2。
 瀬戸がエルボーからコーナーに振って串刺しドロップキック。瀬戸は南にタッチ。

 南は串刺しドロップキックからDDT。ロープに飛んで低空ドロップキックからコーナーに振ろうとするが、逆に振ったマイラが串刺しバックエルボーからロープを貫いての低空ドロップキック。さらにツイスト・アンド・シャウトからフォールも2。
 マイラはバックを取るが、逃れた南がエルボーからロープに振ろうとする。だがマイラが耐えてバックドロップから勇気にタッチ。


 勇気はドロップキックから両手を繋いだ一本背負い連発。フォールも2。
 エルボーの打ち合いから南がエルボー連打。ロープに振ろうとするが、勇気がエルボーから変形フロントネックロック。そのままスイングして投げ捨てるとフォールも2。
 勇気がロープに飛ぶが、瀬戸も走り込み南とともに追走ドロップキック。さらに交互にドロップキックを連打し、南が変形DDTからフォールも2。
 南は瀬戸にタッチ。

 瀬戸はストンピング連打からコーナーに振って串刺しドロップキック。さらにフェイスバスターからロープに飛んで低空ドロップキック。フォールも2。
 瀬戸は逆エビ固めで捕らえ、勇気はロープを掴みブレイク。

 瀬戸はストンピングから正面ロープにくくり、背中にドロップキックからエルボー。勇気がバックを取るが、瀬戸がバックエルボーから首投げで倒しボディシザース。そのままジョジョポーズ式腕取りアキレス腱固め。これはマイラがカット。
 瀬戸が再度逆エビ固めを狙うが勇気が丸め込むも2。
 勇気がスクールボーイも2。

 勇気は南の風も2。
 勇気はロープに飛んでドロップキックから変形河津落とし。フォールも2。
 勇気は変形バックドロップで叩きつけフォールも南がカット。
 南はロープに飛んでドロップキックも、スカした瀬戸がボディスラムからフォールも2。
 瀬戸は逆エビ固めで捕らえ、これで勇気がギブアップ。

<試合後コメント>

南小桃&瀬戸レア
小桃「後楽園ホール、ありがとうございました。レアさんとタッグ、勝ちました!ドロップキック連打もいい感じだったし、私は来週マイラと勇気とシングルあるのでこの勝ちで勢いつけて、シングルでも勝ちたいと思います」
瀬戸「自分も復帰2戦目、一昨日の大阪大会ではすごい自分の中でではですけど、ダメダメだったので。今日の試合から自分の好きな自分で在れるように、今からギアを上げてこのまま青野未来さんとのシングル、頑張りたいと思います」

勇気みなみ&マイラ・グレース
マイラ「今日の試合は残念だった。負けたことは残念だったけど、みなみのことをとても誇りに思うわ。もっとやれたかもしれない、もっとやるべきこともあったかもしれない。だけど私はみなみを誇りに思う。後楽園ホールでデビューしたときからとても成長したと思う。次に組むときには一緒に勝ちましょう」
勇気「Yeah、together!レアさんとは私は初めての対戦だったんですけど、最初から腰狙われてたのは分かるんですけど……ちょっとズルいです。私が身体の大きさを使って、次は絶対勝ちます」

第2試合


 松井が入場するなりCHIAKIに走り込み、スライディングで場外に滑り降りながらCHIAKIの足を掴んで引きずり落とし場外戦へ。
 松井はエルボー連打からエプロンに上り、場外へのダイビングクロスボディから走り込むもCHIAKIはパワースラムで迎撃。
 リングに戻り、CHIAKIは顔面ウォッシュ。松井が立ち上がるとエルボー連打からミドルキック連打。再度エルボーも、CHIAKIが切り返してアイアンクローで絞っていく。そのまま投げ捨て、再度アイアンクローから投げようとするが、着地した松井がクロスボディも、キャッチしたCHIAKIがバックブリーカー。
 CHIAKIは逆エビ固めで捕らえるが松井はロープを掴みブレイク。

 CHIAKIは松井の肘を踏みつけ、これを離すとボディスラム。さらに顔面を蹴りつけフォールも、2でブリッジして抜けた松井がロープに飛んでミスティカ式のコルバタで投げ捨て、スライディングクロスボディ3連発。
 松井は顔面を蹴りつけていき、立ち上がったCHIAKIのアイアンクローをガードして、ガットショットからロープに飛ぶがCHIAKIはカウンターのバックブリーカー。
 CHIAKIは背中を踏みつけてから、ロープに飛んで側転ダブルニー。フォールも2。

 CHIAKIは担ごうとするも、耐えた松井にサミングからアルゼンチン。着地した松井がエルボーからCHIAKIのエルボーを避けて裏拳を叩き込む。さらに投げようとするが、耐えたCHIAKIの足をトップロープに乗せてのDDT。フォールも2。


 CHIAKIは場外に転がり、イスをリング下から出すと覗き込んだ松井の脳天に叩き込む。
 リングに戻ったCHIAKIはスピアーを突き刺し、アルゼンチンで担いでムーンウルフ。フォールも2。

 CHIAKIは再度アルゼンチンで担ぐが、着地した松井が丸め込むも2。
 
 松井はロープに飛んでブサイクへの膝蹴りからコーナーに上り、ミサイルキックからフォールも2。

 松井はMMB(※マツイ・ミサ・ボム。ヨシタニックと同型。旧名:松井スペシャルボム)で叩きつけ3カウント。

 納得いかないCHIAKIがエルボー。松井もエルボーで返すが、CHIAKIがエルボー連打。乱闘を続ける2人を山田奈保が引き剥がし、CHIAKIはリングを後に。
 そして山田はマイクを持つ。


山田「珠紗さん、勝利おめでとうございます!この場を、お借りしまして、どうしても珠紗さんにお願いがあります。山田奈保のデビュー戦、わたくし山田奈保!松井珠紗さんと、勝負がしたいです!」
松井「奈保、久しぶり!」
山田「お久しぶりでーす!」
松井「リングで、また会えて、私とっても嬉しいです。いつでも、準備はできてんのか!?」
山田「できてるぞーーーー!!!!」
松井「OK、じゃあ、次、10月24日のここ後楽園ホールで、デビュー戦やりましょう。よろしくお願いします」
山田「ありがとうございます!(握手)」

<試合後コメント>
CHIAKI
「……あぁ、あぁ!なんか、DREAM✴STARスペシャルマッチ?なんのスペシャルなのか分かんねーけどよ、俺が2連勝、快勝で行くためのスペシャルマッチだと思ってたんだけど……。マジアイツ!悔しい悔しい悔しい!それ以外ねーよ!次はお前ぶっ飛ばしてやるからな松井珠紗覚えとけ!」

松井珠紗
「本日後楽園ホールでDREAM✴STARスペシャルということで。先月の雪辱をCHIAKIに果たすことが出来ました。なんのためのスペシャルかって、私考えたんですけど、松井のための、松井が雪辱を果たすためのスペシャルだったんだなって。今そう思います。CHIAKIが脅威としてすごい上がってきていることも事実なんで、これからも気を抜かずに、油断せずにやっていきたいと思います。そして、山田奈保。私は前の団体で山田と一緒にタッグを組んだりすることも多くて。運命的というか、私はこのマリーゴールドに奈保が来てくれたことをとても嬉しく思っています。……あっ、私別に誘ってないですよ?引き抜きとかそういうのじゃないですよ?自分の意志で奈保が来てくれたんで、デビュー戦でぶっ潰して、そっから上を目指してほしいと思います」

――マリーゴールドファンの大多数は恐らく山田奈保という存在を知らないので、松井選手から軽く紹介を
「とにかく奈保は、どこにでもいそうな子なんですよ。でもすごく負けん気が強くて、目力が強くて、そこらへんにいそうなのにどこにもいないような。そんな魅力がある人だと思ってます」

――松井選手としても楽しみ?
「はい!とっても楽しみです!そして同時に脅威でもあるんで。多分山田奈保もスーパーフライ級王座戦線に入ると思うんで。まず、このプロレスの厳しさを私が教えて差し上げようかなと思います」

第3試合


 先発は奈七永と田中。田中が手4つを要求するが、奈七永がその手を握ろうとすると田中がビンタ。動揺した奈七永がビンタで返そうとするが、田中は避けて再度ビンタを叩き込む。

 田中はエルボー連打。奈七永は髪を掴んで「この小娘が!」とエルボーも、避けた田中がロープに飛んでのドロップキック連発。さらに投げようとするが、奈七永がバックを取ってリングに叩きつけるとグラウンドの攻防から奈七永がフォールしようとする。田中はボディシザースで捕らえるが、奈七永はおなかにダブルチョップからそのまま回転して逆片エビ固め。田中はロープを掴みブレイク。
 奈七永は髪を掴んでコーナーに叩き込み石川にタッチ。

 石川と奈七永で田中をロープに振りダブルのショルダータックル。さらに交互にエルボードロップからダブルのエルボードロップ。フォールも2。
 石川はボディスラムから側転ボディプレス。フォールも2。

 石川はダブルアームの体勢も、耐えた田中にエルボーからロープに飛ぶ。だが詩美が出てきてドロップキックで迎撃し、田中がソバットから回し蹴り。避けた石川にエルボーから、石川のエルボーを脇固めで捕らえる。石川はロープに足を伸ばしブレイク。田中はストンピングから詩美にタッチ。

 詩美はボディスラムからフォールも2。
 詩美は再度ボディスラムから田中にタッチ。

 田中はロープに振るが、石川は側転してかわすとネックブリーカードロップ。フォールも2。
 石川は奈七永にタッチ。

 奈七永はショルダータックルからエルボーとチョップを交互に叩き込んでいき、髪を掴んでリング中央に引きずりビンタから延髄斬り。これを避けた田中が詩美とともに低空ドロップキックを突き刺し、コーナーに振ろうとするが奈七永が詩美を逆にコーナーに振り、石川が串刺しラリアット。さらに奈七永と石川が対角線を走り込み串刺しラリアットの往復から、マシンガンチョップを叩き込み奈七永が田中をバックドロップ。フォールも2。

 奈七永はエルボーから串刺し攻撃を狙うが、コーナーに登って足を伸ばしてカットした田中が、再度走り込んできた奈七永の腕をとってリングに飛び込み雪崩式腕ひしぎ。奈七永はロープに足を伸ばしブレイク。
 田中はミサイルキックからフォールも2。
 田中は詩美にタッチ。

 詩美と奈七永はラリアットの相打ち連発。ビンタの打ち合いから奈七永がバックを取るが、詩美がバックエルボーで逃れてロープに飛ぶも、奈七永はカウンターの投げ捨てジャーマン。
 奈七永は走り込むも詩美はカウンターのラリアットからロープに飛ぶが、奈七永が避けるとロープに飛び、石川がその背中にタッチ。

 奈七永はそのまま詩美をラリアットでなぎ倒し、石川が奈七永の背中に飛び乗り2人分の体重でボディプレス。石川がフォールも2。
 石川は投げようとするが、耐えた詩美にエルボー連打。ロープに振ろうとするが、逆に振った詩美に石川がショルダータックル連発。石川がロープに振るも、詩美は逆にショルダータックルでなぎ倒し、コーナーに振るが石川がすぐに走り込みショルダータックルでなぎ倒す。

 奈七永が出てきて詩美を担ぎ、石川が合体ネックブリーカードロップからN.A.Oで叩きつけフォールも2。
 石川はストンピングからコーナーに上るが、田中が足を掴んで動きを止め、詩美がビンタからアルゼンチンで担ぎバックフリップ。さらにロープに飛んでスライディングラリアットからフォールも2。
 詩美はバックを取るが、切り返した石川にエルボーからロープに飛ぶも、石川はカウンターのパワースラムからフォールも2。
 石川は担ごうとするが、着地した詩美が投げ捨てジャーマン。田中が出てきて石川を詩美に振り、詩美はフラップジャックから田中がロープに飛んで低空ドロップキック。詩美が変形無双からフォールも2。
 バックの取り合いから詩美がロープを掴むが、エプロンから奈七永がヘッドバッドを叩き込み、石川がジャーマンを狙う。切り返した詩美がエルボーも、避けた石川がサムソンクラッチも2。
 石川はタチアガールも田中がカット。
 石川と奈七永で詩美をロープに振るが、詩美はダブルラリアットでなぎ倒し、コウモリ吊り落としからフォールも2。

 詩美は顔面を小突いて挑発し、強烈なエルボーから起き上がりこぼし式のラリアット。石川は足にすがりつくも、詩美は顔面を蹴りつけてからロープに飛んでラリアット。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドで叩きつけ3カウントを奪った。

奈七永「石川、いつまでこの、温かいお客さんの声に甘えてんだよ!いつになったら、奮起するんだよおめーはよ。オイ!みんなみんな進んでんだぞ。あたしだって進んでんだぞ。オイ、勝つために試合やってるのにお前いつになったら勝てるんだよ!ずっと負けてんじゃねーか。オイ、あたしの隣に立って、かっこだけパッションて叫んでたってな、何の意味もねーんだよ。だったらパッションを叫ぶな!(観客のブーイングを聞いて)えーじゃねぇよ頑張ってるじゃねーよ!1番近くにいる私がわかるよ」

 泣いている石川を見て観客から石川コール。奈七永はこれを聞いて、何かを言おうとしたのをやめて石川にマイクを投げる。

石川「・・・自分が、駄目なことなんて、自分が一番わかってます。自分が1番、自分だってどうしたらいいかわからない。今日だってこうやってお客さんは温かく声援をくれるけど、いつになっても結果が残せない。本当に、奈七永さんの言う通り、自分に、奈七永さんの隣に立てる資格があるのか、自分でもわかりません」

奈七永「お前に、ほんとに、プロレスを愛する気持ちがあって、パッションがあるんだったら、お前の根性叩き直してやるよ」

石川「・・・わかりました。奈七永さん、いや奈七永、次の後楽園ホール大会で、私とシングルしてください!お前に!私のパッションを絶対に伝えてやる!」

 奈七永は握手を求めるが、石川はその手をはたき落としリングを後にした。

<試合後コメント>

林下詩美&田中きずな
田中「今回、詩美さんと初タッグということで。詩美さんはリーグ戦の優勝者で、私は1章しか出来なくて、今回組ませていただいたけど私も足引っ張らないようにしっかり頑張らなきゃって思ってて。あとは今日はパートナーの弓月がこのあとタイトルマッチで。私は弓月とタッグを巻くっていう目標があるから、弓月にも負けてられないし、私もどんどんどんどん頑張って弓月と並んで2人で上にいかないといけないから。今日は詩美さんが勝ってくださったんですけど、一緒にタッグで勝ちで追われてよかったなと思ってます。今日はこのあとは、弓月がタイトルマッチなので急いで応援に行ってきてもいいでしょうか?!」
詩美「おう、行っといで行っといで!」
田中「ありがとうございます!弓月の応援してきます!ありがとうございました!」
(※田中が小走りに退席)
詩美「今日はあんなに元気でフレッシュな若い子が隣にいて。……パートナーの応援か。いいね。パートナー、羨ましいよ。でも私は今日は自分のことだけ考えていたいから。そして今日闘ってた相手、高橋奈七永はもちろんだけど、石川。石川にだってやる気も負けん気もすごく感じる。けど、DREAM✴STAR出場できなくて成果が出せなくて。気持ちはわかるよ。自分に何が足りないのか分かったら、石川もさらにさらに上に行けるんじゃないかな。……まあ、私には関係ないことだけど。私は1月3日に向けて、変わらず順調に林下詩美を貫いていきます」

高橋奈七永
「リングで言った通り。石川、お前あたしと組んで何が変わったんだよ。リーグ戦が始まる前にタッグのベルト挑戦して、そのときも……なんだろうな。そのときからガタガタと崩れていっている。私がシングルで自分の戦いに集中してたってことも1つの要因だと思うから、これは自分の勝手な言い分です。だけど組んで、チーム・パッションってやってるんだったら、なんかさ、1日1ミリでいいんだよ。1ミリでいいから進んで欲しいんだよ。その力を、練習で頑張った、なにかをやった、なにかプロレスについて考えた。その結果をリングでお客さんに見てもらうわけよ。それをさ、なんかさ、のほほんとやってるようにしか見えないんだよ。私は時間が限られてるんだから、隣に立つ奴だって選ぶよ!真剣にやってる奴とやりたいよ!真剣にやってないとは言わない!だけどもっと何かをぶつけてきて欲しい!そういう気持ち!無駄にしたくない!私は1秒も時間を無駄にしたくない!人生の時間は限られてる。私もそうだし石川もそう!合わないんだったら一緒にやらないほうがいいじゃん!だからさ、軽々しくパッションを口にしないで欲しいし、それを次の後楽園で確かめますよ。確かめる。私の独りよがりかもしれない。お客さんは『頑張ってる』って言うけど。でもさ、悔しかったりしたら行動が変わるんだよ。それが見られないから。プロレスは心だから。パッションだからさ。それをこんだけ叫んでんだからさ、伝わってほしい!以上!」

石川奈青
「……悔しいです。本当に悔しいと思ってます。本当に本当に毎回毎回悔しいと思っても、こうして涙を流しても、『本当に思ってるの?』とか『心の底から思ってない』とかって。全然伝わってなくて、お客さんは温かい声援を送ってくれるけど、それでも一番近くに、一番隣りにいるパートナーに伝わってないなら、それは私がまだまだ何も出来てないからで。進んでるか、自分では分からないけど、ずっと奈七永さんのこともパッションのこともプロレスのこともずっとずっと考えてるのに、自分がダメなことくらい自分が一番分かってるんです。でもだから、だから、もっともっとやらなきゃ、伝えなきゃ、伝わらなかったら意味が無いので。奈七永さんに……奈七永に!絶対にシングルで私のパッションを伝えてみせます!」

第4試合


 両者が入場すると、当日計量の結果がスクリーンに流される。
 弓月が1週間で約3kgの減量を行い、無事計量をクリアしたことでこの試合がスーパーフライ級王座戦として行われる事が決定した。

 翔月が走り込みランニングハイキックも、避けた弓月がロープに飛んで走り込むが、翔月がサムソンクラッチもお互い切り返しあい2。

 翔月がガットショットからロープに振っていくが、弓月がエプロンに降りると翔月もこれを追ってエプロンに降りて場外へのジャーマンを狙う。逃れた弓月がエルボーも、避けた翔月が水面蹴り。弓月はジャンプして避けるが、着地した弓月の足を刈った翔月が場外に引きずり落とす。そのまま場外乱闘へ。
 
 リングに戻ると弓月がロープに飛んでドロップキックも、避けた翔月が腕を掴むが、弓月が巻き投げてから走り込むも翔月も巻き投げる。お互い走り込むが足を刈って倒しあい、翔月がフォールもすぐに弓月が弾き飛ばして立ち上がり髪を掴んで睨み合いに。

 ロックアップから弓月がヘッドロック。翔月がコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、弓月がショルダースルーでエプロンに落としドロップキックで場外に落とす。弓月はトルニージョを投下し、ストンピング連打からリングに投げ入れボディにフットスタンプ。フォールも2。

 弓月はロープを掴んでコルバタから低空ドロップキック。さらにエプロンに降りて顔面へのトラースキックからスワンダイブを狙うが、翔月はトラースキックで場外に落とし、コーナーからのダイビングダブルニーアタック。さらに場外を走り込んでの蒼魔刀。なかなか動けない弓月がカウント19でリングに転がり込むが、翔月はダブルニードロップを投下しフォールも2。

 翔月は髪を掴んで引き起こし、フィッシャーマンズ・スープレックスホールドも2。

 翔月はコーナーに上り、弓月はエルボーから正面に上り雪崩式ダブルリストアームサルト。
 先に立ち上がった翔月が髪を掴んでエルボー。エルボーの打ち合いから翔月がマウントエルボー連打。さらに髪を掴んで顔面に膝から、髪を掴んでのミドルキックを叩き込みフォールも2。

 翔月はロープに飛ぶが、弓月はスリーパーで捕らえて胴絞めスリーパーへ。翔月はロープを掴みブレイク。

 弓月はミドルキックからソバット。ロープに飛んで低空ドロップキックからフォールも2。


 弓月はロープに振ろうとするが、耐えた翔月にエルボーから払い腰。さらにケツァルコアトルで叩きつけフォールも2。

 弓月は変形キャプチュードからフォールも2。

 弓月は投げようとするが、翔月はランヒェイからフォールも弓月が切り返してフォールも2。

 走り込んできた弓月に翔月がV9クラッチも2。

 翔月は変形横十字固めも2。

 翔月はオクラホマロールも、弓月が切り返して丸め込むが2。

 弓月がランニングエルボーからフォールも2。
 弓月は丸め込むも2。

 弓月は腕ひしぎから鉄槌を落とし、ロープに飛ぶが翔月はカウンターのハイキックから髪を掴んで丸め込むがここで時間切れ。

翔月「あー悔しい!でも、でもでも翔月なつみが、初防衛に成功しました!弓月、今日は、めちゃくちゃ悔しいよ。15分またドロー。めちゃくちゃ悔しい。必ずもう1回、お前とはやらないといけないと思ってる。いいな?今日は、私が、引き分けたから、私の防衛だ。いいな。おい弓月なんか言うことねーのかよ!」
弓月「お前勝ってねーだろうがよ!」
翔月「負けてもねーんだよ!お前がな、15分ドローで悔しいって言ってもう1回15分でやれって言って、お前が15分でキメるっつったんだろうがよ!あぁ?それに引き分けてんだから私の勝ちだよ。おい、次、次は、15分でも、30分でもいいよ。もう1回、キッチリ、正々堂々また減量して、このベルト来いよ。いいな?なんか言う事あんのか?(弓月は氷嚢を翔月に投げつける)あんだ投げてんじゃねーぞ!オイ、弓月は、ほんとに半年?1年経ってねぇのにこんなすごい選手、ほんとに初防衛の相手で嬉しいです。どうもありがとうございました。それでね、まあ、初防衛できたってことでね、またこの防衛ロードをね、歩んでいかなきゃいけないんですけど、なんせ、55kg以下ってあんまいなくて、こうやって公開(計量)でやって厳しくなっちゃったんでね、(謎のマスクマンがリングへ)なんだなんだ?誰?」


 コーナーに猫のように飛び乗った謎のマスクマンがマイクを要求。

ハミングバード「後楽園ホールにお越しの皆様、そして、WRESTLE UNIVERSEをご覧の皆様、はじめまして。ハミングバードと申します。以後お見知りおきを。10月24日、後楽園ホールで、翔月なつみが持つそのスーパーフライのベルト、挑戦させてください。正体不明のこのマスクウーマンの挑戦、受ける気ある?」
翔月「誰だ。おい、ほんとに、ハミングバード?誰かわかんないですけど、55kg以下だろうな?」
ハミングバード「もちろん」
翔月「OK!じゃあ今日はね、むしゃくしゃしてるんで、ハミングバード、10月24日誰か知らねーけど、これ賭けてやってやろう!」

 ハミングバードが近づくと翔月がマスクの尻尾を掴んで挑発。逃れたハミングバードがリングを後にした。

<試合後コメント>

ビクトリア弓月
「スーパーフライ、私がマリーゴールドに来てから初めてのタイトルマッチ。体重を落としてでもそのベルト、私は欲しかった。でも勝てなかった。負けてもないけど。でも私はアイツから3を獲りたかったし、アイツの防衛ロードを止めたかったし、アイツからベルトを獲りたかった。でも今回こういう結果になってしまった。次はそうはさせねぇ。もう1回、お前が次……なんか、ハミングバード?しらんけど、その人とやるなら、お前が防衛して私ともう1回そのベルトかけて闘え!」

翔月なつみ
「スーパーフライ、やっと初防衛できた。まあ結果はまたドロー。また。大阪入れたら3回目のドロー。弓月とは決めきれないなにかがあるっていうのがまた今日分かったんで。結果としては防衛ってことで嬉しいんですけど、内容としては勝つことが出来なかったので本当に悔しい限りです。なんか外人か日本人かよく分かんないですけど、ハミングバードっていう新しいのが出てきたんで。まあどんな奴かは全然見当つかないけど、大したことないでしょ。自分は来た相手と闘ってこのベルトを守り抜いて、そして弓月、お前に関しては絶対にもう1回必ずリベンジして完封勝利をして、そしてこれを防衛したと皆さんに言い切りたいので。必ずもう1回やろう」

第5試合


 先発はSareeeとボジラ。開幕ボジラがショルダータックルでなぎ倒し、ロープにもたれかかったSareeeにラリアット。ロープに振って追走ボディスプラッシュからバックドロップで叩きつけフォールも、1でブリッジして抜けたSareeeがロープに飛んでの低空ドロップキック連発。さらにコーナーで顔面を踏みつけ、ロープを貫いての低空ドロップキックからコーナーに振ろうとする。
 逆に振ったボジラが串刺しボディスプラッシュから、逆コーナーに振って走り込むが、Sareeeは避けると前方回転エビ固めも2。
 Sareeeは走り込むが、ボジラは力任せに突き飛ばして迎撃し野崎にタッチ。Sareeeも青野にタッチ。

 青野がミドルキック連打。野崎はビッグブーツで返してヘッドロックで絞り上げ、グラウンドになると青野がヘッドシザースで切り返す。頭を抜いた野崎が再度ヘッドロックから、ロープに飛んでショルダータックルも、受けきった青野がドロップキック。すぐに野崎がドロップキックから串刺しビッグブーツ。野崎はスリーパーで捕らえるも、青野がロープを掴んでブレイク。野崎はロープに飛んで顔面にビッグブーツから、エプロンに降りておしゃれキック。フォールも2。
 野崎とボジラで青野をロープに振るが、青野は同士討ちさせるとSareeeがボジラにダイビングクロスボディ。青野が野崎に串刺し低空ドロップキックから、サッカーボールキックを連発しPKからフォールも2。青野はSareeeにタッチ。

 Sareeeはミサイルキック。引き起こすが野崎はビッグブーツを打ち込み、Sareeeのエルボーと野崎のビッグブーツの打ち合い。Sareeeはロープに飛ぶが、野崎はビッグブーツで迎撃しコーナーに上るも、青野が足を掴んで動きをとめ、Sareeeが正面に登り雪崩式フィッシャーマンズバスター。Sareeeはコーナーに乗るが、ボジラが動きを止めると野崎が正面に登り雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。野崎はボジラにタッチ。

 ボジラはロープに飛んでセントーン。フォールも2。
 Sareeeはバックを取るが、逃れたボジラとエルボーの打ち合い。Sareeeがエルボー連打からロープに振ろうとするが、耐えたボジラにローキック。ボジラがロープに振ろうとするが、Sareeeは卍固めで捕らえる。ボジラはロープを掴みブレイク。

 青野とSareeeでボジラをロープに振ろうとするが、ボジラが同士討ちさせるとダブルラリアットでなぎ倒し、Sareeeをハリケーンドライバーで叩きつけるとフォールも2。
 ボジラはコーナーに上るが、Sareeeはコスチュームを掴んで引きずり落とすと、フットスタンプからコーナーに上りダイビングフットスタンプ。フォールも2。
 Sareeeは投げようとするが、ボジラが耐えるとSareeeはヘッドバッドからロープに飛ぶが、ボジラはカウンターのチョークスラム。ボジラは走り込むも、避けたSareeeが投げ捨てジャーマン。
 Sareeeは青野にタッチ。ボジラも野崎にタッチ。

 野崎のビッグブーツを避けた青野がレインメーカーも、野崎も避けてハイキック。避けた青野にブレーンバスターも、青野がすぐにサッカーボールキック。野崎のビッグブーツと青野のミドルキックの打ち合いへ。野崎のビッグブーツを避けた青野がローキック連打からブリザードスープレックスも2。


 青野がロープに振ろうとするが、切り返した野崎に青野がスネ蹴りからのニークラッシャー。さらに39ロックで捕らえるが野崎はロープを掴みブレイク。
 青野がエルボーからロープに飛ぶが、野崎はビッグブーツから前蹴り。再度ビッグブーツからスリーパーで捕らえドルミルへ。これはSareeeがカット。
 野崎はSareeeにエルボーからロープに飛ぶが、Sareeeが追走ドロップキックから青野がラリアット。さらにロープに飛んでスライディングラリアットからフォールも2。
 青野はバズソーキックからフォールも2。
 ボジラがSareeeを青野に投げつけ、ダブルラリアットを狙うが避けたSareeeと青野がダブルの低空ドロップキックでボジラを場外に叩き出す。
 だが野崎がロープに飛んでまとめて低空ドロップキックを突き刺し、青野を引き起こすとレインメーカー式のビッグブーツからソバット。さらにロープに飛んでノアールランサーからフォールも2。
 野崎はロープに飛んでノアールランサー・ハイからフォールもSareeeがカット。
 野崎とボジラは合体ノアールランサーを青野に叩き込みフォールもSareeeがカット。
 野崎は走り込むが、青野がラリアットで迎撃し、レインメーカーからフォールも2。
 青野はスタイルズクラッシュを狙うが、切り返した野崎がコブラクラッチ・スープレックス。
 野崎はノアールランサーを突き刺しフォール。これで3カウント。

野崎「おい、青野未来、たった今、お前から、ノザキ様、勝っちゃったよ?勝ったってことは、このベルト、いただく権利、あるよね?OKOK、改めて言う。青野未来、お前のその白いベルト、ノザキ様に、挑戦させろ!」
青野「野崎渚!やられっぱなしですむわけねーだろ!いいよ、この、ユナイテッドナショナル王座!挑戦受けてやるよ!来いよオラ!」

ボジラ「Sareee、わかるか?あの白いクソベルトはどうでもいい。ノザキサンにあげるわ。私がそのベルトをかけて、あんたとタイトルマッチしてあげる」
Sareee「おい、ロッシー小川さん、あたしも、ボジラも、このベルト賭けてタイトルマッチ臨んでんですけど、許可さ、おりないから決められないんだけど、どうですか?(ロッシーが頷いて許可)皆さん聞きましたか?あたし、大事な優勝決定戦で、ボジラに負けて、めちゃくちゃ悔しいんですよ!こいつ、マジでぶっ倒さないと、やってらんないんで、私は、必ず有言実行する。こいつを必ず倒す。やられたらやり返す。ただそれだけです。I will beat you!(打ち負かしてやる!)」

 ボジラがSareeeを突き飛ばし乱闘に。

野崎「まてまてまてまてまてまて、ストップストップストップストップ、いいよもう、そのままやってりゃいいよ。ということで、2つのタイトルマッチ決まりましたね~。この、タイトル移動する瞬間、おめーら、見逃すなよ?いいか?必ず見に来い。これは正式決定だ。今ノザキ様が決めた!ケッテー☆」

<試合後コメント>

Sareee&青野未来
Sareee「いやぁ、マジでホント悔しい。またアイツにやられてね。でもタイトルマッチ、決まったんで。私必ずアイツのこと倒すんで。絶対に。今はね、信じてもらえないかもしれないけど私は必ずこのベルトを守ってアイツにやられた分、どんな手を使ってでも私はアイツから絶対に勝つ。ただそれだけです」
(※Sareeeは先に退席)
青野「自分が負けて、ホントにこのままじゃいられないんで。チャンピオンとして野崎渚、1vs1で私はやりたい。早く野崎渚と1vs1でしっかりこのベルトを守って、あんな上から見られたままじゃいられないんで絶対やり返します。必ずやり返して、私はこのベルトをしっかり守る。そしてもっと輝かせます」

野崎渚&ボジラ
野崎「あち~。あちーなぁ、ボジラ。センキュ~♪」
ボジラ「センキュー!アリガトー!」
野崎「ありがとうございました!これでね、2人ともタイトルマッチ」
ボジラ「これで2人ともチャンピオンになるぞ。チャンピオンとは決して負けない人間のことを言う。私たちが“本物”のチャンピオンだ」
野崎「私は白、ボジラは赤を獲って……あと、なんだっけ。CHIAKIがダーク・ウルフ軍って決定して」
ボジラ「名前は私が考えておくと言ったのに。まあいい。私たちが最強であることに変わりはない」
野崎「そうだね。マリーゴールドのベルト、なんなら我々が総取りにしたっていいんじゃないかなって思っちゃってるんで。まずは私が青野未来を倒して、白いベルトを必ずゲットします」

第6試合


 ツインタワーが奇襲し試合開始。後藤が桜井を、皇希がMIRAIをコーナーに振りそれぞれ串刺しエルボー。さらにボディスラムで叩きつけロープに飛ぶとショルダータックル。再度ロープに飛ぶが、ミライサクがドロップキックで迎撃し、そのまま場外乱闘へ。

 MIRAIが皇希をリングに投げ入れフォールも2。
 MIRAIがグラウンドで圧倒しフォールも2。
 MIRAIがフロントネックで捕らえ、そのままコーナーに下がり桜井にタッチ。

 MIRAIがヘアーホイップから桜井がケンカキック連発。踏みつけフォールも2。
 桜井は正面ロープにくくり、MIRAIとともに皇希の顔面を痛めつける。これをレフェリーが注意すると、皇希の顔面をコーナーに叩きつけ、ロープに飛んで顔面への低空ドロップキック。桜井は胴絞めスリーパーで捕らえるが、皇希はロープに足を伸ばしブレイク。
 桜井はストンピングからロープに飛ぶが、皇希はカウンターのパワースラムから後藤にタッチ。

 後藤はショルダータックルで倒し、ボディスラムからヒップバット連発。さらに串刺しヒップアタックからフォールも2。
 後藤はジャイアントスイングを狙うがMIRAIがカット。MIRAIは足を掴んで引き倒し、桜井とともにロープに飛んでダブル低空ドロップキック。フォールも2。
 桜井はコブラツイストで捕らえるが後藤はロープを掴みブレイク。
 桜井はロープに飛んでビッグブーツから丸め込み、シャイニングウィザードからフォールも2。
 桜井は投げようとするが、耐えた後藤がエルボー。エルボーの打ち合いから桜井がエルボー連打。ロープに飛ぼうとするが、後藤がアトミックドロップからロープに飛ぶ。だが桜井がカウンターのバックドロップで叩きつけるも、すぐに立ち上がった後藤がラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 後藤はロープに飛ぶが、桜井はレッグラリアートで迎撃。桜井は庶民征伐も2。桜井はMIRAIにタッチ。

 MIRAIがロープに振ろうとするが逆に後藤がロープに振るも、MIRAIはショルダータックルでなぎ倒す。
 MIRAIと桜井で後藤をロープに振るが、後藤は桜井をショルダータックルでなぎ倒すと、皇希が走り込みMIRAIにドロップキック。
 後藤がMIRAIを、皇希が桜井をジャイアントスイングから後藤がMIRAIをフォールも2。
 後藤はグラウンドコブラで捕らえるがMIRAIはロープに足を伸ばしブレイク。後藤は皇希にタッチ。

 皇希が投げようとするが、耐えたMIRAIにスタナーから170cmプレス。フォールも2。
 皇希はキャトルミューティレーションも桜井がカットし、桜井はロープに飛んで低空ドロップキック。MIRAIがリバーススプラッシュ式セントーンからフォールも2。
 MIRAIはバックドロップからフォールも2。
 MIRAIはラリアットからフォールも後藤がカット。

 MIRAIは髪を掴んで挑発するが、皇希がビッグブーツ連発。受けきったMIRAIがチョップを打ち込み、ビッグブーツとチョップの打ち合い。MIRAIがチョップ連打も、後藤がMIRAIの背後からチョップ。MIRAIは後藤にチョップから後藤と皇希の髪を掴んで動きを止め、そこへ桜井がミサイルキック。

 MIRAIが皇希を、桜井が後藤をロープに振るが、ツインタワーはそれぞれショルダータックルでなぎ倒し、MIRAIに交互にビッグブーツを連発すると、MIRAIはそれぞれにチョップを返してダブルラリアット。避けたツインタワーがロープに飛んでダブルのビッグブーツを突き刺す。さらに合体技のツインタワーで叩きつけ、皇希がバイシクルキックからフォールも桜井がカット。
 皇希はバックドロップからフォールも2。


 皇希はコーナーに上るが、桜井が正面に登りエルボー連打から雪崩式ブレーンバスター。MIRAIのラリアットと桜井のレッグラリアートのサンドイッチから、MIRAIが皇希を担いでミラマーレ・ショック。フォールも後藤がカット。

 MIRAIはロープに飛ぶが、後藤が走り込みカウンターの変形510-Nから皇希がジャックナイフも桜井がカット。
 皇希は投げようとするが桜井がカット。さらに桜井がビンタから合体STOで叩きつけ、MIRAIがロープに飛ぶが皇希がビッグブーツで迎撃しフォールも2。

 MIRAIがラリアットでなぎ倒し、ロープに飛んでラリアット。フォールし3カウントが叩かれた。

MIRAI「皇希、皇希のブーツ、やべーな。顎めっちゃいてぇ。皇希、また、泣いてんの?大阪の時も泣いてたよね。また泣いてんの?おいツインタワー、悔しいか?あんなに、あんなに会見でけちょんけちょんに言われて、今日の試合もこうやって負けて、悔しいか?自分はな、お前らと、一緒ぐらいの時に、試合後、いつも、ここに、肩ついて、天井見上げて、悔し涙流してたんだよ。今日、見に来てくれた人の中にも、そんなMIRAI見て、それでも応援してくれてた人たち、いますよね?自分たちはな、めちゃくちゃに、今まで悔しい思い、めちゃくちゃめちゃくちゃしてきたんだよ。でも、自分たちは、その悔しさに、折れずに、メチャクチャ練習して、ここまで来たんだよ。お前らの、その、でっけぇタッパも、でっけぇケツも、強いブーツも、その悔しさも、今後どうしていくかは、お前ら次第だよ。ミライサクは、これからも、このベルト守り続けるよ。また、いつでもお前らの挑戦受けてやるよ。ミライサクは、逃げない」

後藤「練習して!強くなる!だから!もっかい挑戦させろ!練習してやる!誰よりも!絶対!絶対する!だから!見てろー!」

 ツインタワーはリングを後に。

桜井「後楽園ホール大会に、お越しの庶民の皆様ごきげんよう!ミライサク、二度目の防衛、成功しましたわ!ミライサクは、どのタッグよりも、強い絆がある。そんなミライサクに、挑戦したいチームは、いるかなぁ?(弓月と田中がリングへ)」
弓月「まずは、ミライサク、防衛、おめでとうございます。わたしたちは、ミライサクに、挑戦したいと、思ってました。きぃたんもそうだよね?」
田中「私と弓月は、マリーゴールドの未来じゃなくて、マリーゴールドの今になりたい。だから、あなた達の持っているそのベルトが、ほしいです」
桜井「弓月、きずな、君たちが、リング上で、挑戦表明してくれるのを待ってたよ!いいよ?私は、いつどこでもあなた達の挑戦受けてあげる。MIRAIは?」
MIRAI「うん、弓月はさ、なんかさっき違うベルト挑戦してなかった?それ、とれたの?」
弓月「とれなかったです」
MIRAI「とれなかったのか。まあね、いろんなものに、挑戦してくるっていうね、挑戦していくっていう気持ちは、その強い気持ちは認めるよ。けど、そんな、あっちが駄目だったからこっちに来ましたみたいな気持ちじゃとれるベルトじゃねーぞ?でもね、でもね、自分はね、盛岡でね、弓月にね、やるって言っちゃったんだよ。だから、まあ、MIRAIは約束守るよ。やってやるよ。けどな、けどな、じゃあな、やる場所も、日付も、決めさせてやるからさ、もっと、もっともっともっと練習して、強くなって、今なら勝てるって気持ちになったら、言ってこい。それまで、ベルト、持ってるよ。いつでもやってやるよ」
弓月「てことで、次の挑戦者は、私達だ!いや、次のチャンピオンは、私達だ」
(弓月と田中はリングを去る)

桜井「改めまして後楽園ホール大会にお越しの庶民の皆様ごきげんよう!マリーゴールドは、今月も新しい選手がデビューして、まだまだ練習生も沢山います!どんどんどんどん選手が増えていくけれども、その中でも、私達ミライサク、輝いてやるぞー!ということで、いつものしめをさせていただきたいと思います。MIRAIさん願いします」
MIRAI「え~ぇ?はい、説明お願いします」
桜井「はい、えーと、そしたら、ご起立お願いします。私達が、なんだっけ?なんだっけ?」
MIRAI「自分たちが、せーのって言ったら、自分が魂込めてって言うので皆さんも魂込めてで、でその後に?貴婦人が?」
桜井「この、庶民が!でしめましょう。お願いします」
MIRAI「皆さんいいですかー?せーの、魂込めて!」
桜井「この、庶民がー!」

<試合後コメント>

MIRAI&桜井麻衣
桜井「ミライサク、2度目の防衛に成功しました!なんかね、すごい皇希とゴチカのやる気が見えて私はすごく嬉しかったよ。ホントに正直心配だったんだよね。『やる気あんのかな?』って。でもね、こうやってホントにやる気になってくれて、その言葉を信じて、また挑戦してくれるのを信じてるから。もっともっとマリーゴールド、盛り上がっていこうぜ!」
MIRAI「端から見たら自分たちはすごい厳しくてイヤな奴らで……すごいイヤな奴らだと思います。けど、これが後々響いてくると思うから。今日のその悔しさを無駄にするな。今日が後々キーポイントになる日になったら自分は嬉しいと思います。自分たちもまだまだ成長を止めずに、ここからどんどん成長していきます。そして、次。チャレンジャーが現れましたけど」
桜井「早速現れてくれて、このタッグのベルトがすごい盛り上がってきてホントにホントに私はそれが嬉しい。次も必ず防衛しますよね?」
MIRAI「はい!絶対にミライサクは負けません!魂込めて!」
桜井「この庶民がッ!」

天麗皇希&後藤智香
後藤「……ツインスター、皇希とtWin toWer、必ず獲りたかった。でも練習も自分から逃げずに、自分に嘘つかずに練習……練習するしか無い!悔しかった!あんなに言われてなんにも出来なくて!練習して練習して練習して、今日みんなの前で『絶対に誰よりも練習する』って私は言いました。だから必ず強くなります。またtWin toWerで皇希とツインスターのベルト、狙います!」
皇希「正直、シングルリーグもあって、練習不足も散々言われてたけど、どっか『獲れんじゃないかな』って思ってたところがあって。でも負けて。試合後にMIRAIさんが言ってくれた言葉は、きっと私は……こんな言い方したら『そんなことねーよ』って言われちゃうかもしれないけど、tWin toWerに期待してくれてるんじゃないかなって、私は今日思って。正直、心も身体ももう結構ボロボロだけど、でもボロボロになってからもっかい立て直して、補修して、2人で強くなっていけるって思ってるから。また必ずツインスターには挑戦するし、ミライサクに必ずtWin toWerで挑戦しに行こう。そのためにも2人で練習して、強くなろう!ありがとう」
後藤「皇希、やれば出来る!やらなきゃ出来ない!」
2人「「やってやるッ!」」

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