【会見全文】マリーゴールドに元アクトレスガールズの6選手が正式入団し「ようやくプロレスが出来る」と歓喜!他団体&フリー選手のトライアウトも開催へ

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 30日、東京都・Abemaタワーにて『マリーゴールド』が記者会見を実施。青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6名がマリーゴールドへ入団することが発表された。

 まずは、ロッシー小川代表取締役社長、風香アシスタント・プロデューサーが挨拶を行った。


ロッシー小川代表取締役
「おかげさまをもちまして旗揚げ戦のチケットは完売状態となっております。その後のチケットも順調に伸びております。これも皆さんの期待感の証だと思っておりますので、大いに期待していただきたいと思います。そして、本日は元アクトレスガールズの選手たちに来ていただいています。1人1人の意気込みを聞いていただきたいと思います」

風香アシスタントプロデューサー
「アシスタント・プロデューサーに就任致しました風香です!旗揚げ会見では想像以上のスキャンダラスな騒ぎになってしまいましたが、今日からはまた地に足をつけて頑張っていきたいと思います!私のプロレス生活は、現役のときも、スターダムのときもずっと小川さんが盛り上げてくれました。マリーゴールドでも一緒にやれることがすごく嬉しいなと思っています。私はスターダムで約40人の選手をデビューさせて、アクトレスガールズで35人をプロデュースしてきましたが、こっちに来た6人は本当に自信を持ってプロレス界に衝撃を与えられるメンバーだと思っていますので、5月20日、是非楽しみにしていただけたらと思います。これから小川さんやスタッフの皆さんや、心強い仲間のみんなと一緒に女子プロレスを改めて盛り上げて行けるように頑張りたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします!」


 その後、マリーゴールドでは選手1人1人に背番号が与えられることが説明。現状では選手希望の番号が与えられているとのこと。
 青野未来、翔月なつみ、松井珠紗、CHIAKI、天麗皇希、後藤智香の6名が登場し、ロッシーから入団の証である団体ジャージが授与された。

<決定済み背番号一覧>
1:ビクトリア弓月
3:林下詩美
7:高橋奈七永
8:桜井麻衣
9:天麗皇希
10:ジュリア
11:風香
13:ゼイダ・スティール
17:MIRAI
23:大平ひかる(リングアナ)
24:マイラ・グレース
28:翔月なつみ
31:ボジラ
33:松井珠紗
39:青野未来
51:後藤智香
64:ロッシー小川
70:石川奈青
86:鈴木八郎
89:CHIAKI

 その後、新入団選手6名が意気込みを語った。


青野未来
「青野未来です。安納サオリ選手、なつぽい選手、中野たむ選手、ひめか選手、桜井麻衣選手などなど、他にもたくさんの先輩・同期・後輩がいます。元いた団体から離れ、大きなステージに立ち、脚光を浴び、輝く姿を私はずっと、ずっと同じ場所から見ていました。今度は私が輝くためにここに来ました。そして、マリーゴールド旗揚げのポスター、大きく載せていただき、素直に私としては嬉しいです。ただ、その配置に関して色々と賛否もあり、不満に思っている選手もいると思います。まずはそういうところを、チャンスをいただけるなら私はリングで証明するしかないと思っています。リングの上で認めてもらえるように頑張りたいと思います。また、このマリーゴールド、今はロッシー小川さんがこの団体の象徴になっているかと思います。ロッシー小川さんを超えるのは中々高い壁かと思うんですが、私がマリーゴールドの象徴になれるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします」

翔月なつみ
「皆さんこんにちは、翔月なつみです。名付け親である小川さんの元で、またこの“翔月なつみ”という名前で活動できることを本当に嬉しく思っています。今はまだ、今もなお、まだ憶測で色んなことを言ってくる人がいるんですけど、私は本気でプロレスを向き合ってきたからこそ、大きな決断をここでしました。あとはリングで見てもらうしか無いと思っているので、今できることを精一杯して旗揚げ戦に挑みたいと思っています。そして、注目度では小川さんを含めて、青野未来、そして皇希。この2人が期待が高まっているんじゃないかと感じているんですが、そこに翔月なつみもいるということを必ずすぐに示したいと思っています。絶対に皇希、先には行かせないぜ?よろしくお願いします」

松井珠紗
「2000年生まれ、23歳の松井珠紗です!何度か合同練習に参加させていただいて、その度に翌日、2日後さえも筋肉痛で階段を降りることができない。そうやってメチャクチャつらいなと思いながらも私はその感覚がすごく嬉しくて、とっても久しぶりで。これで、『私はようやくプロレスが出来るんだな』ってすごく実感しました。私はこのマリーゴールドで最高のプロレスラーになります!皆さんどうぞ応援よろしくお願いします!」

天麗皇希
「皆さんこんにちは。皇希あらため天麗皇希です。5月20日にプロレスラーとしてデビューすることになりました。今までの私とは違ったまた新たな私を皆さんに見せることができたら良いなと思っています。そして、このマリーゴールドのリングでは、この6人の今までの序列はもう無いと思っています。なので、私が一番に、ここでトップになります。よろしくお願いします」

後藤智香
「皆さんこんにちは、後藤智香です。私はプロレスを知って、たくさん見て、プロレスを好きになって、胸を張って『私はプロレスラーだ』と言いたくてここに来ました。まだたった数回しか参加していない練習は厳しくて、つらくて、逃げ出したくもなりました。けど、私は覚悟を持ってここに来ています。アクトレスガールズから来たデカい女は皇希だけじゃありません。私、後藤智香が旗揚げ戦で必ずいい試合を見せます。そして!未来さん、なつみさん、マリーゴールドの旗揚げメンバーとして、奈七永さん、ジュリアさん、詩美さん、同期ですよね?私はこのメンバーの中で誰よりも一番輝きます!後藤智香、プロレスラーデビュー、是非ご期待ください!」

CHIAKI
「皆さんこんにちは、CHIAKIです。出会い方は特殊でしたが、自分の人生を変えてくれたプロレスと、これからも人生を歩んでいく。そういうつもりで決心致しました。マリーゴールドでの抱負ですが、奈七永さんが引退を見据えて入団されたと伺いました。これからどれくらい時間があるかは分かりませんが、“女子プロレス界の人間国宝”と言われる奈七永さんのプロレスを間近で見て、聞いて、感じて、たくさん学ばさせていただいて、そしていつかは超えられるような存在になれるように頑張りたいと思います。21世紀最強のプロレスラーを目指して頑張りたいと思います!パッション!」

<会見後囲み取材>


ロッシー小川&風香AP
――改めて、6選手の入団の経緯について教えて下さい
風香「ざっくりになっちゃうんですけど、アクトレスで限界を感じていたりとか、プロレスラーになりたいと悩んでいた選手から相談があって。そのタイミングで小川さんの新団体はスターダムから来た5人しかいないっていうのを聞いて、ちょっとビビビッと来たところがあって相談させていただいて。小川さんの方からは、簡単に『来たら?』という話ではなくて、本当にアクトレスにとって良いような提案もしてくださったので、それを持ってアクトレスガールズに相談に行こうと思ったところ……ちょっと話し合いが決裂してしまって。それで、もう完全にこっちの所属になった感じです」

――先方の代表と話し合いは行ったということ?
風香「はい、もちろん。しました」

――その結果として、こういう形になったと
風香「そうですね」
ロッシー「私も実はこの前の会見の後に(アクトレスの坂口代表と)会って話をしているんですよ。とりあえず穏便に話は進みまして。その結果とかも報告できればなと思っています」

――いわゆる“引き抜き”では無かったと
風香「全然そういう感じではなくて。どこまで言って良いのかアレなんですけど、小川さんはアクトレスにいたままダブル所属という形で『プロレスをこっちで預かっていいんじゃない?』というみんなが良くなる提案をしてくださったので、その相談をしに行きたかったんですけど、その段階で『今の体制のままではやっていけないです』と言ったところで、『じゃあ解散や!』という話になって話ができなくなってしまって。その後私も冷静に話す機会があったので、今はもうわだかまりも無いんですけど、あの時点ではお互いどうすることもできなかったなと思うので。いろんな憶測もあるけど、多分真実はそれとは全然違うところにあるし、私も悩んだけど、選手はもっともっと苦しんでいたと思うので。もしかしたら今後いろんなことが表に出るかも知れないけど、それまでは憶測で誹謗中傷をしないで待っててほしいなと思います」

――マリーゴールドの合同練習も始まりましたが、アクトレス時代の練習との内容や性質の違いはどのようなものでしょうか
風香「私はアクトレスガールズでプロデューサーはしていたんですけど、そんなに指導はしていなくて。基本のレスリングの部分ができていないというのはずっと分かっていたんですけど、でも試合が多かったので中々そこを重点的にする機会もなくて。だけど、こっちに来て試合形式だったり、レスリングとか基礎の部分からすごく固めてくれたので、アクトレスの子にとっては苦手分野が全てになっているのですごく苦しいとは思うんですけど、その苦手分野を埋めてくれているので、これからがすごく楽しみだし、あとは試合になったら華やかな部分とか、技の部分とかは本当に衝撃を与えることができると思うので楽しみにしていてほしいです」

――旗揚げ戦でプロレスラーデビューする天麗皇希選手、後藤智香選手の2人への期待感はどのようなものでしょう
風香「どんなイメージをされているんだろうっていうのもあんまり分かってないけど、本当に1新人のデビュー戦だと思って見たらビックリするんじゃないかなと思います。アクトレスで難しい表現で“プロレスを用いた演劇”っていうのでやって来たけど、この6人は本気でプロレスを向き合っていた子たちなので。旗揚げ戦でなのか、早い段階でなのかは分からないけど、本当に女子プロレスにとって必要な選手になれると思います」

――旗揚げ戦のカード構想はもう出来上がっている?
ロッシー「カードはね、5月5日に発表します。もう全部できてます。我々も含めてプロレスファンもそうですが、アクトレスガールズはあまり見たこと無いと思うんですよね。だから、新しいスターが誕生するのかどうかっていうのも1つの楽しみじゃないですか?何の予備知識が少ないんで」

――アクトレスガールズでは、あらかじめ決めている試合展開をリハーサルをしたものをエンタメとして見せて来ました。それは通常のプロレスとはまた違った技術が問われていたのでしょうか
風香「そうですね。女子プロレスって闘いなのでアドリブの部分があると思うんですけど、その部分をなくして、本当に全部台本で決めてプロレスみたいなことをやっていて。だから、全然違うかって言ったら、技とかも同じだし、ロープワークも同じ、受け身も同じなので全然違うわけではないです。けど、相手がなにするかわからない緊張感っていうのは今まで味わったことがないと思うので、そこはこれから順応するのが難しいのかなと思うけど、全然別物ではなかったと思うので」

――慣れてくれば適応できると
風香「はい。楽しみです!」

――旗揚げ戦のカードは、今発表されている選手だけで構成しているのでしょうか。さらなる隠し玉はあるでしょうか
ロッシー「いや、それで行きますよ。……今、何人だ?あぁ、また今後も参戦に名乗りを上げる選手も出るかも知れないんでなんとも言えないですけど」

――それはまた大きな話題を呼びそうなものになる?
ロッシー「いやいや。そんなことないですよ。もう話題は十分で。いつもお騒がせなんで(笑)1回騒がせるのも、2回も3回も一緒なんで(笑)もう気にしてもしょうがないですよ」

――皇希選手のリングネームが天麗皇希に改められましたが、名前に込められた思いは
ロッシー「本人が『これを機に名前を変えたい』って言ってきたんで、いくつか提案したんですよ。天輝(あまき)とか、3つか4つ出して、そこから本人が選んだのがその名前だったんで。まあ、天にも上る麗しさ、じゃないけど。試合を実際に見たこと無いんだけど、期待はしてますよ。プロレスもなんでもそうだと思うんですけど、パッと見て感じるオーラとかビジュアルってあるじゃないですか。そこは惹きつけるものがあるんで。まああとは試合をやっていけば試合をやっていけばそこに加味されていくんで、面白い存在になると思います」

――背番号システムが発表されましたが、どういった意味合いがあるのでしょう
ロッシー「背番号はね、背番号で覚えてもらうっていう。だから、もう今サインにも背番号を書くように言ってるんですよ。『何番は誰々だ』って覚えてもらって、背番号のTシャツが欲しいとか、グッズが欲しいとか。なんか野球はそれが当たり前じゃないですか。野球とは違うんですけど、そういうイメージが付いたらなと思って」

――背番号は全員の希望で決まったのでしょうか
「そうです。MIRAIはなんかね、17番だったんです。大谷翔平の。岩手県出身ってことで。まだエースナンバーの18番は空いてますよ?(笑)」

――巨人軍のようなシステムですね(笑)それに倣うと、詩美選手の背番号3番は永久欠番的な特別な番号になるでしょうか
ロッシー「いや、三女だからでしょ(笑)もうどんどん番号は塞がってきているので、新しく入団してくる選手がどんな番号になるのかっていうのも1つの楽しみにしてもらいたいなと思います」

――風香さん、APという立場についてはどう思いますか
風香「なんか嬉しいですね。いろんな立場をやるけど、結局やることは同じなので肩書にはこだわってなかったんですけど、小川さんがプロデューサーで、その下っていうのがすごい恐れ多いなというのはあります。けど、バリバリ昔みたいに全ての時間と生活をかけてやるってことは子供がいてできないので、そのアシスタントってことで守られてる部分はあるんですけど、私も環境を整えて全力で頑張りたいと思っています。アシスタント・プロデューサーっていうのは、ホントにカッコいいですよね。ステキだと思いました」
小川「なんか、巷では“ロッシー小川イズム最後の後継者”って言われてますよ(笑)」
風香「言われてないですよ!(笑)控室だけでイジられてます(笑)」
小川「でもまあ、正直言ってスターダムから来た選手だけじゃなくて、このアクトレスから選手が来たんで、かなりボリュームが出たと言うか。従来描いていたものとはいい方向に変化しているかなと。だから、正直言いましてね、他にも入りたいっていう子がいっぱいいるんですよ。でも、ある選手が言いましたね。『前言を撤回してくれ。「来るもの拒まず」はもう言わないでくれ』って言われましたよ(笑)それを受けてたらもう大変なことになっちゃうと。6月くらいに……今新人募集してまして、それも結構来てますんで。新人募集+他団体&フリー選手のトライアウトをやってもいいかなと。そんな感じです」

<新入団選手プロフィール>

青野未来
背番号:39
生年月日:1990年8月21日
出身:埼玉県
身長:158cm
体重:54kg
得意技:ジャーマン・スープレックス・ホールド、39ロック
タイトル歴:初代AWGシングル王座

翔月なつみ
背番号:28
生年月日:1989年2月25日
出身:兵庫県尼崎市
身長:158cm
体重:50kg
得意技:ダイビング・ダブルニードロップ、卍固め
タイトル歴:第4代ゴッデス・オブ・スターダム王座、第3代AWGシングル王座

松井珠紗
背番号:33
生年月日:2000年5月17日
出身:神奈川県川崎市
身長:157cm
体重:51kg
得意技:ヨーロピアン・クラッチ、MKD(マツイ・カワイイ・ドライバー)

CHIAKI
背番号:89
生年月日:1994年11月8日
出身:東京都調布市
身長:158cm
体重:60kg
得意技:フィッシャーマンズ・バスター、ムーンウルフ、狼煙

天麗皇希
背番号:9
生年月日:1月23日
出身:東京都
身長:170cm
体重:―
得意技:アメジスト・バタフライ、170cmプレス

後藤智香
背番号:51
生年月日:1994年10月26日
出身:東京都
身長:173cm
体重:62kg
得意技:ジャイアント・スイング

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