5・6後楽園でプリプリ王座挑戦の中島翔子「これから先10年の夢はアジャコングになること。すごくて強い選手になるためにはやっぱりベルト」

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 東京女子プロレスが4月30日、東京・渋谷区のAbemaTowersで「YES! WONDERLAND '24」(5月6日、東京・後楽園ホール)に向け記者会見を行った。渡辺未詩が持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑む中島翔子が並々ならぬ覚悟を示した。

 同王座を巡っては、3月31日の東京・両国国技館で渡辺が山下実優を破って初の王座奪取。4月13日、東京・北沢タウンホールでの6人タッグ戦で中島が渡辺から直接勝利を挙げ、王座挑戦の名乗りを挙げた。中島が勝てば1年7ヵ月ぶり3度目の王座戴冠となる。

 中島は「両国大会はファンの皆さんにとっても、選手一人ひとりにとっても大きな変化があった大会だと思います。私個人的にも強烈に心の変化があったところがあって。私とハイパーミサヲはアジャコング、マックス・ジ・インペイラー組と対戦したんです。最大のリスペクトを込めて、アジャさんではなくアジャコング呼ばせてください。アジャコングが入場したその時のオーラがホントに凄かったんです。客席のどよめきとか、ただ歩いてるだけの一挙動一挙動、すべてのお客さんの目線を釘付けにする。そんな凄さがアジャコングにはあったんです。対戦をしてみて強烈に思ったのが、やっぱりアジャコングはすげえと。10年かけて東京女子プロレスは両国国技館で大会をするっていう夢を叶えました。私のこれから先10年の夢はアジャコングになることなんじゃないかと思ったんです。凄くて強い選手になるためには、やっぱりベルトなんじゃないかって思いました。渡辺未詩は凄いです。挑戦して、私はもっと凄くなりたいと思っています。2022年(3月)に山下実優に挑戦して以来、このベルトに挑戦するんですけど。2年前の自分がチャンピオンになれたんだから、今の自分がチャンピオンになれないわけはないって思ってます」と力強く語った。

 先輩の中島の挑戦を受ける渡辺は「私は両国でこのベルトを獲ることができて、日本で初めてのチャンピオンチームとしての試合で直接中島さんに負けてしまいました。両国で獲った時に、色々夢とか目標とか、すごい色んなことが見えてきて。そのなかの一つで中島さんと、このベルトをかけてタイトルマッチがいつかしたいなって思うようになりました。でも、そのいつかしたいながチャンピオンとして凄い甘い考えだったんだなって感じました。チャンピオンとして、このベルトを持ってるってことは、いつだって狙われてる存在だってことがわかっていなかったし。そういう甘い考えをすべて捨てて、もっともっと頑張らなきゃいけないなと思いました。私にとって中島さんはこの世で一番尊敬している存在なんです。社会人で面接官の人に“一番尊敬している歴史上の人物は誰ですか?”って言われても“中島翔子です!”って言えるくらい尊敬している存在なんです。私にとって織田信長と並んでいます。それくらい尊敬しています。私がプロレスラーとして物心ついた時に、中島さんはいつだって道場で頑張っていて、努力していて。でも本人はそれを努力しているとは思ってなくて。ずっとひたむきにコツコツと頑張っている姿を見て、私もその背中を追って努力できるように頑張ろうとか、結果につながらなくても頑張ろうっていう風に思ってきました。だからこそ、その中島さんとこのベルトをかけて闘えるのは凄いうれしいことだし。これからチャンピオンとして、もっともっと成長していかないといけないので。その1回目の防衛戦として、絶対に防衛したいと思います」と尊敬の念をもって王座死守を誓った。

 周囲からは世代闘争といわれることも多いが、中島は「私は新旧という言葉がそもそも嫌いなんです。なので、私は山下実優と闘う時も、坂崎ユカと闘う時も、渡辺未詩と闘う時も、全部同じ感情だと思ってます。たまたま後輩がみんなベルトを持ってるんですけど…。そこに対して本人たちにどうこうというよりかは、周りで新とか旧とかそういう風に言われるのがうざいなと思ってるんですけど。自分の感情的には全部一緒でちゃんと強敵だし、覚悟を持って臨むべき相手だと思ってます」と外野の声を一蹴。

 中島と防衛戦を行いたかった理由について、渡辺は「これまで中島さんはこのベルトを持っていた期間がすごい長くあって。その中でも前回(2022年)の両国国技館で獲った時も凄い印象的だし。いつもかっこいい中島さんが1回目にこのベルトを獲った時、2019年5月の後楽園だったと思うんですけど。その時に試合が始まる前のVTRで“努力では天才には敵わない”って言っていて。その時すごいショックで、なんでそんなこと言うの?みたいな。でも試合でちゃんと結果を出して、このベルトを獲って。その時がすごい印象的で。このベルトを持っている中島翔子もかっこいいし、ベルトを持っていない中島翔子もかっこいいし。でも私の中でこのベルトを持っていた期間の時に特に印象的だった5月の後楽園っていうのは今回も同じ状況なので。中島さんは2年前も今も変わらないって言っていたし、すごい強敵だなって改めて感じているので頑張りたいです」と述べた。

 2年前、山下に挑む際、「最後くらいの気持ちで」と発言していた中島だが「今この気持ち、このシチュエーションで試合ができるのは、次の後楽園が最後だと思ってます。ずっと一緒に試合できるわけでもないだろうし、何が起こるかわからないですからね、人生は。だからこそ、負けたけど次もう1回挑戦すればいいやとは思いたくない」とキッパリ。

 渡辺から「織田信長くらい尊敬している」と言われたが、「織田信長は荷が重いなと思ってるんですけど…尊敬してますって言ってくれるのはありがたい。この10年、道場で一緒に過ごす時間は坂崎ユカが一番長かったなって思ってたのが、近年道場にいるといつも会うのが渡辺未詩だったり、2人っきりの時もあったり。一緒に練習する相手って感じだから、そんな風に言われるとこそばゆい感じもします。練習絶対に休みたくないなって思ったきっかけが、それこそ、この子たちの世代で。道場にいく度に変化があるのが面白かったんです。で、この変化に気付かなかったら一瞬で抜かれるぞって思ったんです」とコメント。

 両者の最後のシングル戦は一昨年夏のトーナメント(東京プリンセスカップ)で渡辺が勝っているが、「2年前はすごい自信につながる夏だったなって感じているんですけど。でも、あの時は無我夢中に進みすぎて、周りが見えていなかった夏だったので。それが自信にめちゃくちゃつながるかって言われたら、自分の中では直接的につながってこなくて。両国での山下さんの時も、2年前の夏に勝つことができてたっていうのはあったんですけど、それも自信にはつながってきてなかったので。今回勝つことで、やっと自信につながってくるのかなって。前回もたまたまだったとか、自分のなかではあの夏の奇跡って感覚なので。ちゃんと今回は勝てるように。あの時はまだ実力が全然なかったと思ってるんですけど、今回はフィジカル的な意味では追いついた可能性もあるんじゃないかなと思っているので。勝てるように頑張りたい」と締めくくった。

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