「モット!モット!ボジラ、イチバン!」21歳で181㎝・91kgの“大怪獣”ボジラが青野未来を掟破りの必殺技で葬りリベンジ完了!
8日、富山県・ボルファートとやまにてマリーゴールド『Dream✴STAR GP 2024』が開催された。
『DREAM✴STAR GP 2024』はマリーゴールド初のシングルリーグ戦。DREAMリーグ、STARリーグの2ブロックに分かれ、全16選手が参戦。8月31日に開幕し、9月28日の最終戦まで全9大会に渡って全国を巡りながら激闘を展開していく。
この日の注目カードは、STARリーグ公式戦として行われた青野未来vsボジラの一戦。
青野はアクトレスガールズ時代は絶対的エースとして君臨し、マリーゴールドで“プロレスラー”として復帰してからもその強さは健在。激戦となった純白のベルト(※ユナイテッド・ナショナル王座)の初代王座決定トーナメントを制して王者として君臨し続けており、ジュリアがWWEへ行った後の次期エース最有力候補の1人。
ボジラは元ECWのウルフ・ヘルマンの娘であり、スターダムで赤いベルトを巻いたりRIZINに乱入したりと日本でも名を売ったアルファ・フィーメルの秘蔵っ子。181㎝・91kgと女子選手の中では規格外の体格を誇り、“大怪獣”の異名をほしいままに。
パワーファイト一辺倒ではなく確かな技術や奥の手のムーンサルト・プレスを持つなど器用な選手でもあり、その圧倒的な実力と風格を備えながらも年齢は今年8月末に21歳になったばかり。来日してからシングルで敗れたのは青野との純白のベルトをかけての一戦で、丸め込みで3カウントを獲られた試合のみという無双ぶりを見せている。
ボジラは腕力に任せて青野をふっ飛ばし「モット!モット!ボジラ、イチバン!」と叫んでボジラコールを煽りつつ場外戦で青野を圧倒。
苦戦が続く青野だったが、ローキック連打で足を潰してから39ロック等の足関節技を繰り出す堅実な一点攻めを展開。早期決着を狙いたいボジラはバーディクトを狙うが、足が痛んでよろけてしまう。
青野はさらにローキック連打からアキレス腱固めで容赦なく絞り上げ、必殺のスタイルズ・クラッシュを狙う。ボジラはこれを切り返してカウンターのラリアットを叩き込み、バーディクトから「モット!モット!ボジラ、イチバン!」と叫んでから掟破りのスタイルズ・クラッシュを決めて3カウントを奪った。
あまりに屈辱的な敗北を味わった青野が足にすがりついてエルボーを放っていくが、ボジラは軽々と振り払ってマウントエルボーを連打。セコンド勢が総出でボジラを引き剥がした。
すると、ボジラは本部席へと歩み寄って純白のベルトを持ってきて青野の眼前に掲げ、青野に向けて投げ捨ててから退場していった。
試合を終えたボジラは「当然のように勝ったのはこのボジラだ。モット!モット!ボジラ、イチバン!それが分かっただろう。SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということはもう言うまでもない。あの赤いベルトもすぐに私のものになる」と既にリーグ戦制覇からSareeeの持つ真紅のベルト(※ワールド王座)奪取に向けて自信満々。
一方の青野は純白のベルトを抱きしめながら「こんな屈辱的な負け方をして、情けないです。ボジラに私はスタイルズ・クラッシュ、1度も出来たこと無い。なのに、逆にかけられるなんて!こんなんじゃあのボジラから勝ってこのベルト獲ったこと、やっぱり奇跡とか偶然とか思われちゃうんじゃないかって情けない気持ちでいっぱいです。でも、私は絶対に諦めない。ボジラにもまた絶対リベンジするし、私はこのDREAM✴STARで優勝するって決めてるんで。絶対、絶対前向きます!」と再起を誓った。