【試合詳細】8・31 マリーゴールド大阪大会(夜) 翔月なつみvs野崎渚 林下詩美vs後藤智香 MIRAIvsNØRI 青野未来vsCHIAKI 松井珠紗vsボジラ

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『Dream✴STAR GP 2024』(夜)
日程:2024年8月31日(土)
開始:17:30
会場:大阪府・エディオンアリーナ大阪第二競技場
観衆:305人

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○田中きずな
3分41秒 Re:Dream
●マイラ・グレース

▼シングルマッチ 15分1本勝負
○ビクトリア弓月/桜井麻衣
6分17秒 ローリング・アロー
天麗皇希/●勇気みなみ

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○ボジラ【2勝0敗=4点】
6分28秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→体固め
●松井珠紗【0勝2敗=0点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○青野未来【2勝0敗=4点】
6分31秒 バズソーキック→体固め
●CHIAKI【0勝1敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
△MIRAI【1勝0敗1分=3点】
15分0秒 時間切れ引き分け
△NØRI(LLPW-X)【1勝0敗1分=3点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○林下詩美【1勝1敗=2点】
8分4秒 ジャーマン・スープレックス・ホールド
●後藤智香【0勝2敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○翔月なつみ【1勝0敗1分=3点】
10分11秒 横入り式エビ固め
●野崎渚(フリー)【1勝1敗=2点】

翔月が詩美に勝った野崎に勝って優勝へ驀進!MIRAIとNØRIがバチバチ格闘戦の末にドロー!ボジラ、青野が開幕2連勝!

第1試合


 両者笑顔で握手を交わしてから試合開始。
 きずながゴングと同時に突っ込んでエルボーを放つと、マイラが開脚でかわしてエルボー、ソバット、水面蹴り、低空ドロップキックと連撃。カバーに入るも、きずなはブリッジで抜け出してドロップキック4連打。
 足を止めてのエルボー合戦となり、打ち勝ったマイラがラリアットを発射。きずなはこれをキャッチして脇固め。マイラはブレイクするも、きずなは腕をロープに絡めて踏みつけて追撃。
 きずながロープに飛ぶも、マイラがカウンターのラリアット。コーナーエルボーからバックドロップと連撃していくが、きずなが首固め、回転エビ固めと食い下がる。すべてキックアウトしたマイラがトラースキックから「オワリ!」と叫んでみちのくドライバーII。
 マイラはフォーファンク・クロスを狙うが、きずなが振り払ってフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド。さらにRe:Dreamで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
田中きずな
「急遽カード変更となって、マイラさんとシングルになったんですけど、やっぱり今日午前の方の大会で大事な初戦を落として負けて。でも、大事な大事な試合を落としちゃったなって思ってるんですけど、自分は落ち込んでる場合じゃないと思うので、これから切り替えて頑張ろうと思ってひとまず夜の大会勝てて安心してます。リーグ戦はまだまだ続いていくので、ちゃんと次こそは勝って、残りの試合は全部勝ちます!ありがとうございました!」

第2試合


 ゴングを待たずに皇希&勇気が奇襲し、桜井に集中攻撃。
 2人でコーナーに振って勇気が串刺しドロップキック、皇希が串刺しビッグブート。さらにロープに振ろうとするが、皇希のタックルを勇気に誤爆させた桜井がドロップキックで2人まとめて吹っ飛ばす。
 弓月が加勢に入り、桜井とともに皇希をコーナーに振る。弓月が串刺しドロップキック、桜井が串刺しビッグブートを見舞い、サンドイッチ式低空ドロップキック。桜井が皇希へパリ風おパラダイスロックを狙うが、振り払った皇希がビッグブート。さらにボディスラムから170cmプレスを放つも、回避した桜井が低空ドロップキックからパリ風おパラダイスロックで固め、踏みつけながら「この庶民が!」と叫んで弓月にタッチ。
 弓月&桜井がダブルの低空ドロップキック。弓月がティヘラから低空ドロップキック、ロープ際に座り込む皇希に貫通ドロップキック。ロープに飛ぶも皇希がパワースラムで迎撃して170cmプレス。さらに変形バタフライロックも桜井がカット。2人で皇希に向かっていくが、皇希がダブルのバックドロップで蹴散らして勇気にタッチ。
 勇気が弓月にドロップキック2連打からボディスラムを狙う。弓月が逆にボディスラムで投げてスリーパーホールドで捕らえるが、皇希がカット。勇気はさらにドロップキックからボディスラム、クロスアーム式の巻き投げからロープに飛ぶ。桜井が飛び込んできて横からドロップキックを見舞い、弓月&桜井がダブルのブレーンバスター。弓月がダブルリスト・アームサルトで叩きつけてエルボーを発射も、勇気がかわしてスクールボーイ、スモールパッケージ、バックスライド、南の風と丸め込み攻勢。これは桜井がカット。
 勇気はエルボー連打からリストクラッチ式バックドロップを狙うが、弓月がこれをローリング・アローで切り返して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
桜井麻衣&ビクトリア弓月
弓月「桜井さんとの久しぶりのタッグ。私は桜井さんとまた組めて嬉しいです。そしてこのタッグで自分が勝利できたことがすごく嬉しいです。でも、ここで止まらず。私は次、DREAM✴STARで闘う林下詩美。ここを必ず勝って、前の団体のときより成長したビクトリア弓月を詩美さんにぶつけます」
桜井「弓月とは2回目のタッグで今日勝てて私も嬉しかったし、まだ弓月がデビューして間もない頃、シングル2回やったよね?」
弓月「やりました!」
桜井「ホントに、ホントにスゴい成長の速さにビックリしてます!私も負けてられないなって思いました。あと、皇希。タッグのベルトを狙ってるみたいだけど、私は貴女よりもっともっと上を行ってるんで。まだまだ足りないなって思ったよ。またどっかであたれると思うから、バチバチできるの楽しみにしてます」
弓月「すみません、私と田中きずなもそのツインスターのベルト狙ってるんで。もう挑戦はツインタワーで決まってますが、次、私たちでどうですかね?そのベルト、私たち19歳タッグ、最年少でタッグのベルトいただきます」

第3試合


 松井が入場すると、ボジラは両手の中指を突き立ててお出迎え。松井はこれに憤慨した様子を見せる。
 ゴングとともに松井が突っ込むも、ボジラが担ぎ上げて投げようとする。松井は慌てて着地してエルボー連打も、ボジラはノーダメージ。松井がエルボー連打からロープワークで翻弄しようとするもボジラはリング中央でどっしり構える。松井がティヘラを狙うも、ボジラは軽々キャッチしてサイドバスター。
 ボジラはコーナーに振ってスペース・ローリング・エルボー。さらにロープに振っていくが、松井がロープワークで翻弄してヒザへの低空ドロップキック。さらにエルボー連打からダブルチョップ連打で倒してマウントエルボー連打。ボジラもひっくり返してマウントエルボー連打も、松井がさらにひっくり返してフットスタンプからトーホールド、アンクルホールドと足に狙いを定める。ボジラが脚力だけで脱出してみせると松井はトラースキックからロープに飛ぶが、ボジラがショルダータックルで迎撃。
 松井は場外にエスケープするが、ボジラはすぐさま追っていって場外ボディスラムを狙う。松井は振り払ってエルボー連打も、ボジラには効かず。ボジラは松井をリングに放り込み、エプロンからロープに寄りかかって余裕のアピール。その背後から松井がスライディング・クロスボディを発射も、ボジラは見もせずにこれをキャッチし、場外でのハリケンドライバーを決める離れ業を見せる。大ダメージを受けた松井は場外カウントアウトギリギリでリングイン。
 ボジラはよろよろとリングに戻った松井を担ぎ上げるが、着地した松井が足払いからアキレス腱固め。さすがのボジラも苦悶の声を上げながらロープブレイク。松井はボジラをロープに引っ掛けてニーリフト連打。さらにエプロンからのブサイク・ニーを狙うも、ボジラは上半身がロープに引っかかったままパワースラムでエプロンに叩きつけるという荒業を披露。さらにバーディクトからドリル・ア・ホール・パイルドライバーで突き刺して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
ボジラ
「今日2試合目で、2勝目だ。これは始まりに過ぎない。来週には3勝目を得ることだろう。そしてその次も勝利、その次もその次も勝利勝利だ!ボジラは負けることはない。分かったか?SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということだ。私から目を離すな。マリーゴールドの奴ら全員を私がぶっ倒してやるからな!」

松井珠紗
「……私、生きてますか?ちょっとボジラ、2度目のシングル。1ヶ月半前くらいにシングルしたばっかりなんですけど、なんか勢力拡大しすぎてません?大阪にこつ然と消えた台風が全部ボジラに吸い込まれたんじゃないかなと思って。今日21歳の誕生日を迎えたボジラ、まだまだ若くて、これからももっともっと勢力拡大するんでしょうけど、言うても自分も24歳。伸びしろでは負けません。必ず取り返しに行くんで、覚悟しとけよ!」

第4試合


 ゴングとともにCHIAKIが突っ込んでビッグブートを発射。かわした青野が反撃を狙うが、CHIAKIはするりとエプロンに逃れつつ青野の髪を掴んで顔面をロープにこすりつける。さらにコーナーで顔面ウォッシュ、場外に放りだしてエプロンに顔面を何度も叩きつけた後に場外ボディスラムと大暴れ。先にリングに戻ったCHIAKIはリング中央であぐらをかいて余裕のアピール。
 青野がよろよろとリングに上ってくると、CHIAKIはさらに顔面ウォッシュを狙う。青野はこれをかわしてロープを絡めたニーロックからヒザ裏を蹴り上げ、ニークラッシャーから39ロック。さらにCHIAKIをロープにくくって串刺しラリアット。ローキックで刈り倒してからロープに振るが、CHIAKIは足が痛んで走れず倒れてしまう。
 青野は構わずラリアットを狙うが、CHIAKIがレフェリーを引っ掴んで盾に。レフェリーが倒れる中でCHIAKIがイスを持ち込んで青野の脳天に一撃。さらにアイアンクローからイスの上にアイアンクロー・スラム。
 CHIAKIは「終わりだ!」とアルゼンチン・バックブリーカーからムーンウルフを決めるも、青野が下からひっくり返してエビ固め。起き上がり際にハイキックを叩き込み、CHIAKIのスピアーをキャッチしてダブルアーム・スープレックス。さらにロープに振ってラリアットを叩き込み、最後はバズソーキックを叩き込んで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
青野未来
「リーグ戦初日、2連勝しました。最高のスタートを切ることが出来ました。この勢いで優勝を目指して私はただひたすら前を向いて突っ走りたいと思います。CHIAKI、メチャクチャ腹立ちましたね。ああいうスタイルだっていうのは知ってたんですけど、メチャクチャムカつくし。自分が選んた道ならまっとうすればいいと思うんですけど、私は腹立つんで、ああいうのはこれから潰していきます」

CHIAKI
「あぁ、STARリーグの初戦、青野未来。絶対に倒したい相手だったし、かなり悔しい。多分俺がこういうふうに進化し続けてるってことは青野未来にも伝わったと思うし、まだまだ油断してるなって手を合わせてみて思ったから、足元すくわれない内に覚悟しとけよ、青野未来。次は絶対負けないからな」

第5試合


 試合前には両者しっかりと握手。
 ゴングが鳴ると、NØRIがローキックで牽制し、MIRAIが足を上げてガードしつつ距離を詰めていくという格闘色の強い立ち上がり。MIRAIが組み付いて払い腰から腕十字を狙うが、NØRIが上から潰してエルボーを落とす。グラウンドでのバックの取り合いからNØRIがスリーパーホールド。MIRAIもひっくり返してマウントエルボーからフロントネックロック。NØRIもフロントネックロックで切り返して行くが、MIRAIもすぐにアームロックで取り返す。状態を起こしたNØRIが足を取ってヒザ十字。さらにマウントエルボーを連打も、キャッチしたMIRAIが三角絞めを狙う。これを抜け出したNØRIが距離を取ってクリーンブレイク。ジャスト5分間に渡る濃密なグラウンドの攻防には場内から拍手が起きる。
 NØRIがローキックを連打し、MIRAIのエルボーをキャッチして脇固め。さらにチキンウィング・アームロックから足も取っていくが、MIRAIがなんとかロープへ。NØRIがコーナーに詰めてニーリフト連打から串刺しミドルキックを猛連打。MIRAIもエルボー連打からのドロップキックで反撃し、NØRIのミドルキックをキャッチして変形ドラゴンスクリューからカーブストンプ、低空ドロップキックと連撃。
 MIRAIはNØRIの足に狙いを定め、ヒザ裏へのストンピング連打からヒザへのエルボードロップ連打。さらに左足をニーロック、右足をストレッチ・マフラーで捕らえる複合関節。NØRIが強引に馬乗りになってカバーすることで脱出するも、MIRAIがショルダータックルで倒してコーナーに上る。
 NØRIは地対空ハイキックで撃ち落としてからコーナーに上る。MIRAIが追いすがってくるも、NØRIはターンバックルの金具を足場にハイキックを叩き込む離れ業を見せ、ミサイルキックで追撃。さらにNØRIがサッカーボールキック連打からロープに飛ぼうとするが、MIRAIがキャッチして変形バックフリップ。さらにラリアットを狙うが、NØRIが追走ニーリフト。MIRAIがラリアットを放つが、NØRIはMIRAIのアゴ先を的確に撃ち抜くえげつないローリング・ソバット。さらにハイキックからエアースーリヤを発射も、MIRAIが回避して振り向きざまのショートレンジ・ラリアット。両者大の字になり、ダブルダウン。
 両者フラフラと起き上がり、互いに腕を掴みながらMIRAIはラリアット、NØRIはミドルキックでバチバチの打ち合い。気迫の連打で打ち勝ったNØRIがさらにハイキックからロープに飛ぶが、MIRAIがカウンターのラリアット。カバーに行くと見せかけてアキレス腱固め、うつ伏せにさせてからのダブルアキレス腱固め、腕を固めながらのニーロックと関節地獄に引き込むがNØRIはなんとかロープへ。
 MIRAIがロープに飛ぶとNØRIはローリング・ソバットを発射も、今度はかわしたMIRAIがバックドロップ。NØRIは雄たけびを上げながら即座に起き上がってバックドロップでやり返し、延髄切りから得意のブレーンバスター・ホールド。これを2で返されたNØRIはエアースーリヤを発射も、かわしたMIRAIがラリアット。さらにロープに飛んで渾身のラリアットを叩き込むも、カバーに入った瞬間に15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

 試合後、NØRIが人差し指を突きつけて再戦を求めるも、MIRAIはその指に噛みつきながら人差し指をグリグリと押し付けた。

<試合後コメント>
MIRAI
「NØRIは他団体の選手だから絶対負けられないと思ってたけど、結局引き分けてしまって。悔しいけど、悔しいだけじゃない。ロッシー小川が道場まで行って、無理を押してこのリーグに出るように言った。そういう選手だっていうのはこの闘いで分かった気がします。NØRIは自分がやりたいことが出来る、そんな選手。でも逆に自分のやりたいことをやらせてくれない選手でもありました。最後にこうやった(※人差し指を立てる)からね。また次があるかと思います。引き分けだから1点、いただきました。ありがとうございました」

NØRI
「MIRAIと闘って、15分ドロー。決着つかないのって本当に悔しくて。MMAではなにがなんでもKOか判定って決着がつくんですけど、リーグ開幕2戦目、ドローで終わるとは思わなかったのと、MIRAI選手は……MIRAIは柔道というベースがある選手で、そんな選手と2戦目で闘うことが出来たので、なんか思い切り自分の土俵に持ち込んでやろうと思ったんですけど……なんか、ラリアット、両利きズルくないですか?!片方の手だけ潰せばいいかなって思ってたんですけど、これまでリーグ戦とかトーナメントを制してるだけあって手強かったんですけど、ドローなんで。負けじゃないんで。次はこの指!噛まれた分まで全部お返ししてやるよ!」

第6試合


 ゴングが鳴ると、後藤が「オラ!来いよ!」と上から手4つを求める。詩美が応じて力比べとなり、リストロックの応酬からヘッドロックの奪い合いへ。後藤がショルダータックルでぶつかっていくも、詩美は倒れず両手を広げて余裕のアピール。後藤が「詩美!お前が来い!」と叫ぶと、詩美がショルダータックルでふっ飛ばしてコーナーシュート。串刺しバックエルボーからショルダータックルを放つも、後藤がカウンターのショルダータックルでなぎ倒して見せる。
 後藤はジャイアント・スイングを狙うが、詩美が下から蹴り上げて脱出。さらに詩美がボディスラムも、キックアウトした後藤がエルボー連打。さらにボディスラムで叩きつけ、ランニングヒップアタック連打からジャイアント・スイングを狙うが、持ち上げることが出来ず。詩美が「ナメんなコラ!」とスイング・スリーパーホールドで軽々とぶん回してお手本を見せる。
 それでも後藤はエルボー連打で食い下がり、詩美をコーナーに引っ掛けて串刺しヒップドロップから串刺しランニングヒップアタック。後藤は510-Nを狙うが、詩美が着地して変形無双からスライディング・ラリアット。さらにスリーパーホールドからラリアット。詩美が「終わりだ!」とコウモリ吊り落としで叩きつけるが、後藤は下からスクールボーイ。
 後藤はラリアットを発射も、詩美がカウンターのラリアット。さらにロープに飛んでラリアットで叩き伏せ、ジャーマン・スープレックス・ホールドで3カウントを奪った。

<試合後コメント>
林下詩美
「2戦目、大事な最初の白星、ゴチカから獲れました。初戦から黒星で心折れそうになったけど、ゴチカの熱い気持ちで私の暑い夏を過ごしたいって気持ちを取り戻せました。ゴチカ、楽しい最高の夏のスタートをありがとう。まだ2戦しか終わってないから、残り全部白星にして、私が決勝に進みます。マリーゴールドのエースは、林下詩美しかいないでしょう」

後藤智香
「クッソー!全然!全然諦めてませんから!絶対!絶対勝ちまァす!」

第7試合


 ゴングとともに翔月が突っ込んでドロップキック。さらにエルボー連打から串刺しドロップキック、串刺しランニング・ダブルニー。野崎が場外に逃れると、翔月が追っていって投げようとするが、野崎が観客席へと叩き込んで反撃。
 野崎は翔月をリングに放り込み、顔面バーンからショットガン・ドロップキック。さらに串刺しビッグブートからおしゃれキックを見舞って場外に落として行くが、翔月が場外フィッシャーマンズ・スープレックスで反撃。花道から長い長い助走をつけてのランニング・ダブルニーを叩き込み、リングへと放り込む。
 翔月は顔面への前蹴りからダイビング・ダブルニードロップを狙うが、野崎が追いすがってコーナー上でのスリーパーホールドから雪崩式ブレーンバスター。さらにお返しのランニング・ダブルニーからドルミルに持ち込むが、翔月はロープに足をかけてブレイク。
 野崎はビールマンキックからソバット、ノアール・ランサーと連撃してノアール・ランサー・ハイを狙う。これを延髄切りで切り返した翔月だったが、野崎も倒れずノアール・ランサー。翔月も倒れず側頭部にソバットを見舞い、ダブルダウン。
 両者ふらふらと起き上がって真っ向からのエルボー合戦。打ち勝った翔月がショットガン・ドロップキックから串刺しランニング・ダブルニー、フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドと連撃。翔月がダイビング・ダブルニードロップを発射も、これをかわした野崎がノアール・ランサー・ハイ。
 野崎が「終わりだ!」とザキゴェを発射も、かわした翔月が首固め。即座に起き上がった野崎がノアール・ランサー・ハイからロープに飛ぶが、翔月がハイキック。野崎は倒れずコブラクラッチからスープレックスに行こうとするが、振り払った翔月がハイキックからトルネード・クラッチ、さらに変形十字架固めで捕らえて3カウントを奪った。

翔月「会場にお越しの皆様!元気かぁ~?!お足元の悪い中ここまで来てくださって本当にありがとうございます。そしてここに来られなかった配信を見ている皆さん、本当にありがとうございます!今日から始まったリーグ戦、自分はビクトリア弓月とドローという本当に悔しい結果に終わりました。夜、どうしてもチャンピオンとして勝たないといけないという野崎渚との試合になって。でも、あの林下詩美を破った野崎渚を倒したのはこの翔月なつみだ!まだまだまだまだ、林下詩美、MIRAI、もっともっと熱がある奴は残ってるんで自分はこのリーグ戦、全員蒼き炎を叩き込んで、そして自分がリーグトップ、(決勝の)相手にはSareeeか青野未来とやりたいと思っています。自分だけがこのスーパーフライを持っているので、白、赤、タッグのベルト、全部獲ることが出来るのはこの翔月なつみだ!これから始まる熱い戦いを皆さんも自分が応援している人を目一杯応援してください。そしたらこの台風の中で来てくださった皆さんと、最後に大きい声出したいと思います!いいですか?!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」

<試合後コメント>
翔月なつみ
「夜興行、勝ちました!初の白星ということで合計点3点!まあお昼は痛いドローだったけど、野崎渚から勝ったっていうのはかなり大きいと思います。あの林下詩美を破った野崎渚を自分が破ったということは大きいと思うので、自信を持ってこのあとも続いていくので、全員から勝利して、自分がリーグ戦突破!そして青野未来かSareee、決勝で待ってるよ」

野崎渚
「昼間、メチャクチャ調子良く勝ったのに、夜、悔しいね。でもこの悔しさ、リーグ戦だからこそのこの悔しさ、絶対に忘れちゃいけないなと思うので。この胸に今日の悔しさを刻んで、残りの試合全部勝ちます。見とけよ!」

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