【試合詳細】8・31 マリーゴールド大阪大会(昼) 桜井麻衣vs高橋奈七永 林下詩美vs野崎渚 MIRAIvs後藤智香 青野未来vs松井珠紗 NØRIvs天麗皇希 翔月なつみvsビクトリア弓月 ボジラvs田中きずな

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『Dream✴STAR GP 2024』(昼)
日程:2024年8月31日(土)
開始:12:30
会場:大阪府・エディオンアリーナ大阪第二競技場
観衆:363人

▼4WAYマッチ 15分1本勝負
○マイラ・グレース
6分0秒 クロス・ローズ→片エビ固め
●南小桃
※もう2人は勇気みなみ、CHIAKI

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○ボジラ【1勝0敗=2点】
5分10秒 ドリル・ア・ホール・パイルドライバー→片エビ固め
●田中きずな【0勝1敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
△翔月なつみ【0勝0敗1分=1点】
15分0秒 時間切れ引き分け
△ビクトリア弓月【0勝0敗1分=1点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○NØRI(LLPW-X)【1勝0敗=2点】
9分53秒 エアースーリヤ→体固め
●天麗皇希【0勝1敗=0点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○青野未来【1勝0敗=2点】
6分44秒 スタイルズ・クラッシュ→体固め
●松井珠紗【0勝1敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○MIRAI【1勝0敗=2点】
9分43秒 複合関節技
●後藤智香【0勝1敗=0点】

▼DREAMリーグ公式戦 15分1本勝負
○野崎渚(フリー)【1勝0敗=2点】
8分47秒 ノアールランサー・ハイ→エビ固め
●林下詩美【0勝1敗=0点】

▼STARリーグ公式戦 15分1本勝負
○桜井麻衣【1勝0敗=2点】
13分53秒 STF→レフェリーストップ
●高橋奈七永【0勝1敗=0点】

桜井が奈七永から殊勲の開幕勝利でDREAM✴STAR優勝宣言!詩美が野崎に敗れエースの座がは危うし?!翔月が弓月とまさかのドロー!

第0試合


 ゴングとともに4人で突っ込んでいき、3人が同時にCHIAKIを場外に排除。マイラが南&勇気を2人同時に相手取ってロープに飛ぶが、CHIAKIが場外から足を引く。
 リング上では南と勇気がリストの取り合いからヘッドロックの攻防。勇気が南をスリーパーホールドに捕らえると、マイラがその後ろから勇気にスリーパーホールド。CHIAKIが南の足を取って3人に同時に逆エビ固め。
 南&勇気が2人でCHIAKIをロープに振るが、CHIAKIは「ナメんじゃねーぞコラ!」とスピアーで2人まとめてなぎ倒し、2人へ交互に顔面ウォッシュ。エプロンでポーズを決めるCHIAKIをマイラがドロップキックで場外へ蹴落として行くが、南&勇気が2人でコーナーに振って交互に串刺しドロップキック。
 南と勇気が2人でマイラをロープに振ろうとするが、マイラが2人をコーナーに重ねて串刺しバックエルボー。さらに南にバックドロップ、勇気に「オワリ!」と叫びながらみちのくドライバーIIを見舞うが、CHIAKIがレフェリーの足を引いてカウントを妨害。
 CHIAKIがリングにイスを持ち込んでマイラをぶん殴るが、南と勇気がイスを奪い取って南がドロップキック。2人でロープに振ってダブルドロップキック。場外に逃れたCHIAKIへマイラがプランチャを発射。
 南が勇気へスクールボーイ、スモールパッケージ、トルネード・クラッチと丸め込み連発から変形DDT。勇気は変形巻き投げ3連発から必殺のリストクラッチ式バックドロップを決めるが、マイラがトラースキックでカット。
マイラが南にエルボー連打から変形クロスローズを決めて3カウントを奪った。

 第0試合後には優勝トロフィーのお披露目とともにDREAM✴STAR GP出場選手たちによる入場式が実施。ビクトリア弓月&田中きずなが選手宣誓を行った。

第1試合


 試合前にきずなが握手を求めるも、ボジラは睨みつけるだけで無視。背を向けたボジラにきずながドロップキックを見舞って奇襲する中でゴングが鳴る。
 きずながエルボー猛連打もボジラはビクともせず、逆に強烈なエルボー一発でふっ飛ばして串刺しスプラッシュからショートレンジ・ラリアット。きずなはエルボー連打も、ボジラは涼しい顔で反撃の一発で吹き飛ばす。ボジラは片膝をついて高さを合わせてあげながら「カモ~ン♪」と余裕の挑発。きずなはエルボー連打からボジラのエルボーを巻き込んで脇固めも、ボジラはその怪力で軽々起き上がる。きずなは飛びついてスタンド式の胴絞めスリーパーホールドも、ボジラが気だるげに振り払ってブレーンバスター。
 ボジラはリバース・スプラッシュを発射も、きずながかわして自爆させ、コーナートップかさダイビング・クロスボディを発射。これをキャッチしたボジラが投げっぱなしブロックバスターで叩きつけ、エルボー連打で粘るきずなをビッグブートで吹っ飛ばしてから串刺しラリアットを狙う。これをブートで止めたきずながコーナー上からの飛びつき腕十字。さらにきずながRe:Dreamを決めるが、余裕で返したボジラがカウンターのチョークスラム。最後はドリル・ア・ホール・パイルドライバーでぶっ刺して3カウントを奪った。

<試合後コメント>
田中きずな
「……うぅ、リーグ戦の大切な初戦だったんですけど、初戦、ボジラさんと闘うの、今日が3回目で。今日こそ私が、って思ってたし、ホントに勝つって気持ちだけでリングに立ったんですけど、また同じ結果で、今日も負けちゃって。すごい悔しいけど、リーグ戦、まだまだ今日が始まったばっかりだし、初戦負けただけで落ち込んでる場合ではないかなと思うので、今日は負けちゃったけど、残りは全部勝つ勢いで、全部勝って、私が決勝で弓月と当たってそのうえで絶対優勝します。ありがとうございました」

ボジラ
「今日は私の誕生日。その最初の試合はリーグ戦開幕勝利。今日の内に2つ目の勝利もミサから得ることになる。あんなに小さくてか弱いお嬢ちゃんたちがこのデカい私に勝てると思うのか?無理に決まっている。SIZE DOES MATTER!デカさこそが正義だということをこのリーグ戦で改めて教えてやる。私から目を離すな!」

第2試合


 ゴングが鳴ると、ゆっくり歩み寄った翔月が握手を求める。弓月はその手をはたき落としてエルボーを発射。翔月もハイキックを放つが弓月がかわしてロープへ飛ぶ。激しいロープワークの応酬から弓月がドロップキックを決めて先制も、翔月がネックスプリングで跳ね起きて余裕をアピール。
 額を突き合わせてのにらみ合いからエルボー合戦。同時に放ったドロップキックが空中で相打ちとなり、グラウンドでの首の取り合いへ。翔月がフロントネックロックで絞り上げてからボディスラムで叩きつけるが、弓月も即座にボディスラムで反撃しダブルアームバー。さらに弓月がロープに飛んでティヘラからドロップキック。
 弓月は両手を広げて「来いよオイ」と挑発。翔月がエルボーを放っていくと、弓月はショルダーアームブリーカーから再び両手を広げて挑発。エルボーの打ち合いから弓月がロープに飛ぶが、翔月がカウンターのドロップキック。弓月もトラースキックからコーナーを駆け上がってのフェイスクラッシャー、低空ドロップキックと攻撃の手を休めない。
 弓月がダブルリスト・アームサルトを狙うが、翔月が振り払って卍固め。弓月はロープに逃れるも、翔月はエプロンからロープを絡めての卍固め。さらにロープへ飛んでランニングニーを叩き込み、フィッシャーマンズ・スープレックスを狙う。弓月が首固めで切り返そうとするが、翔月が耐えてゼロ距離ニーバッド。翔月がロープへ飛ぼうとするが、弓月が足払いからダブルアームバー。翔月がロープに逃れるも、弓月は貫通ドロップキックから払い腰を3連発。引き起こしてエルボー合戦へと誘う。
 両者足を止めてのエルボー合戦となるも、翔月が制してニーリフト連打からサッカーボールキック。弓月もトラースキックで反撃してダブルリスト・アームサルト、ロープに飛ぶが、翔月がカウンターのハイキック。両者大の字となりダブルダウン。
 互いに髪を掴み合いながらのエルボー合戦から弓月がドロップキックも、翔月がニーリフトから串刺しランニングダブルニー。互いにボディスラムで投げ合っていき、制した翔月が串刺しランニングダブルニーを発射。かわした弓月が串刺しドロップキックを狙うが、翔月が回転エビ固めで切り返す。弓月もスクールボーイ、十字架固め、ローリング・アローと丸め込み攻勢も決めきれず。弓月がバックドロップを狙うも、振り払った翔月がランヒェイ。押さえ込むも、2カウント目が叩かれたと同時に15分フルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

<試合後コメント>
ビクトリア弓月
「まあ、今日の結果、スーパーフライ級チャンピオンの翔月なつみとドロー。チャンピオンにシングルで挑んでこの結果。まあまあ……とでも言うと思ったか!私は勝ちしか見てないんだ。お前に勝ってこそこのDREAM✴STARでいいスタートを切れると思ってたし、勝ってスーパーフライ級に挑戦したい。そしてこのリーグでてっぺんを獲ったときにスーパーフライ級に挑戦したいと思ってた。だからこの結果、私にとっては全然満足してないし、逆に悔しい。まだお前と次闘うときがあるんだったら、私はお前から必ずきっちり3獲るから覚えとけコラ」

翔月なつみ
「リーグ初戦ということで。弓月、一番気合入ってる選手かなと思ってたけど、若いしパワーがあってスタミナあって、食い下がってくる。ホントにここで1戦目、チャンピオンとして必ず勝って決勝に行きたかったんですけど、ドローという悔しい結果。最後決めきれなくて、自分の戦略ミスとか色んなミスがあったかなと思います。悔しいけど、気持ち切り替えて、今日は夜もあるんで。野崎渚、同じ蹴り使いとして絶対負けられない。外部の選手に所属選手が負けてるようじゃね。まあSareeeには獲られましたけど、どんどんベルトも外部の選手に獲られていっちゃうぞって思うので。ジュリアがいなくなった今、誰が引っ張っていくのかみんな注目していると思うので、それが翔月なつみだということを今日の夜に証明したいと思います。ありがとうございました」

第3試合


 試合前には両者しっかりと握手。
 ゴングが鳴ると、皇希が身長差を活かして上から手4つを求める。NØRIはこれをハイキックで撃ち落とそうとし、かわした皇希がビッグブートを発射。かわして走ったNØRIがミドルキックを放っていくが、皇希はひらりひらりとかわしてビッグブート。皇希がロープに飛ぶが、NØRIはサイドキックで止めてロープ駆け上がり式のアームドラッグから低空ドロップキック。
 皇希はNØRIをコーナーに振って串刺しビッグブートからロープに飛んでビッグブートを連打。さらに170cmプレスからボディスラム、急角度逆エビ固めと猛攻。なんとか抜け出したNØRIは皇希のビッグブートをキャッチしてヒザ裏へのローキック連打から足4の字固め。皇希が必死にロープブレイクするも、NØRIはヒザへのストンピングを連打し、サッカーボールキック4連打で追撃。さらに腕十字を狙うが、皇希がエビ固めで切り返して脱出。
 NØRIがフロントネックロックも、皇希がぶっこ抜いてボディスラム。NØRIは下から引き込んでスリーパーホールドも、皇希が立ち上がってコーナーにぶつけることで脱出。皇希はエルボー連打からカナディアン・バックブリーカーからカナディアン・フェイスバスター。コーナーに上ってアメジスト・バタフライを狙うが、NØRIが地対空ハイキックからデッドリードライブ。NØRIがブレーンバスター・ホールドで叩きつけ、ローキック連打で足を潰しにかかる。皇希も痛む足を押さえながらビッグブートで反撃していくが、NØRIはソバットでふっ飛ばしてロープに飛ぶ。皇希はパワースラムで迎撃してさらにビッグブートを発射も、キャッチしたNØRIが延髄切りからジャックナイフ式エビ固め。キックアウトした皇希がドロップキックをクリーンヒットさせる。
 皇希はロープに飛んでラリアットを狙うも、NØRIがカウンターのハイキックからローキック、エアースーリヤ(※旋風脚)と畳み掛けて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
NØRI
「ありがとうございました。無事初戦を勝ち点2、獲ることが出来ました。皇希選手、初めて当たったんですけど、タッパ(身長)あるし、紫のコスチュームが被るなあってところと、足も結構マリーゴールドの中では蹴りを使う選手って聞いてたので、蹴り合いが出来たらなと思っていたんですけど、自分の対策をされていたのか関節とか寝技の方も結構決められたかなってところを逃しちゃって。初戦で10分やると思ってなかったんで、ちょっと初戦なんですけど次は自分も対策して……自分も対策されてるんだなってことを頭に入れて、次も勝ち続けていきたいと思います。ありがとうございました」

天麗皇希
「シングルリーグ初戦、ぶっちゃけ会見でもメチャクチャ喧嘩売られてて、生ぬるいとか言われてて。負けていい相手なんて1人もいないけど、絶対に負けられない相手。しかも初戦。自分なりに対策したりとか、知らない選手なりに色々調べたりしてたんですけど、正直メチャクチャ悔しいし、自分はシングルで負けて、シングルリーグでもっと経験積んでまた白のベルトに私は挑みたいと思ってるんで。この負けは、点数的にはマイナスになったけど、私の経験の中では全然マイナスじゃないと思ってるんで、他に選手がどんどん出てくる中でどんどん経験積みたいと思ってます。NØRIさん自身も今回私と闘って、『意外と生ぬるくないんじゃないかな』って思わせられてたらいいなって私は思ってます。NØRIさん、私は今日メチャクチャ楽しかったんでまたシングルしたいです。またそのときはNØRIさんよろしくお願いします。ありがとうございました」

第4試合


 ゴングが鳴ると両者しばらく動かずにらみ合い、松井はエルボー、青野はミドルキックで打ち合う。青野のドロップキックをかわして低空ドロップキックで場外に蹴落とした松井がプランチャで追撃。
 松井は青野をリングに戻し、ロープを使ったニーロックから足4の字固め。青野がロープを目指すと、松井はリング中央に引き戻してからヒザ裏をメチャクチャに蹴りつけてからヒザへのエルボードロップ。松井がロープに飛ぶも、青野はその場式の変形パワースラムで迎撃。
 青野はサッカーボールキックからバッファロー・スリーパー。さらに串刺しラリアットからキャプチュードを狙うが、松井が着地してヒザへの低空ドロップキックから串刺しスライディング・クロスボディを3連撃。さらにミサイルキックからブサイク・ニーを狙うが、青野がカウンターのラリアットから串刺しラリアット連打から串刺しミドルキックを連打。さらにキャプチュードからロープに振るが、松井はウラカン・ラナでの切り返しを狙う。青野はキャッチしてスタイルズ・クラッシュを狙うが、松井が着地してスクールボーイからのストレッチ・マフラー。
 回転して抜け出した青野がスライディング・ラリアットを発射も、かわした松井がマ・ツイカワイストラル。松井がロープに走ろうとするが、青野がキャッチしてダブルアーム・スープレックス。さらにスライディング・ラリアットからスタイルズ・クラッシュで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>
青野未来
「DREAM✴STAR GP、いいスタートダッシュを切れました。松井珠紗に勝って2点獲得です。このままいい感じなので、夜も勝って最高のスタートを切りたいと思います。対戦相手の松井珠紗、なんか悔しい顔がやっぱ松井珠紗はメチャクチャいいんじゃない?って思ったんで、これからも私は松井珠紗に勝つし、もっともっと珠紗の悔しい顔を出していきたいと思います。この後もご期待ください。ありがとうございました」

松井珠紗
「DREAM✴STAR GP、初戦で負けて、0点。0点なんて取ったのは中学校の家庭科のテスト以来かなと思います。青野未来はさぁ、かわいくて、美人で、力も強くて、みんなから信頼されてさ。それに比べて私は、かわいくて、速くて、プロレスが大好きで……あっ、私青野未来に負けてるとこ無いんじゃないか?と思います。なんで、これから。今日が初戦でこれから進んでいくので、私はこれを引きずらない!引きずるけど、引きずらない!これを活かしてこのDREAM✴STAR GPで結果を残したいと思います。ありがとうございました」

第5試合


 試合前には後藤が「お願いします!」と握手を求めるが、MIRAIは応じず。
 ゴングが鳴ると、後藤が足払いからいきなりリバース・ジャイアント・スイングを狙うが、MIRAIが振り払ってヘッドロック。グラウンドに引き込んで巧みなテクニックで後藤にても足も出させない圧倒ぶりを見せ、コーナーに振って串刺しバックエルボーから腕をロープに絡めて踏みつけていく。さらにアームブリーカー連打から腕へのエルボー、チキンウィング・アームロックからヒジへのフットスタンプ、アームツイストと無慈悲な一点集中攻撃。後藤の腕があっという間に破壊されていく。
 後藤は痛む腕でエルボーを放っていくが、全く威力が出ず。MIRAIは余裕の笑みとともに「もっと来いよ」と挑発し、腕へのエルボー連打から首筋へのエルボー猛連打。さらにラリアットを狙うが、後藤は十字ロープワークからショルダータックル。さらにボディスラムからリバース・ジャイアント・スイングで10回転ぶん回し、そのままフェイスバスター。
 後藤は510-Nを狙うが、MIRAIがスリーパーホールドで切り返す。長時間捕まった後藤だったが、なんとか抜け出してアトミックドロップからヒップアタック。飛行機投げからビッグブートを連打し、再び510-Nを狙うがMIRAIがスタナーで切り返してバックドロップ。さらにSSコロンビアwithミケーレからラリアットを発射も、後藤がカウンターのビッグブートから510-N。
 後藤はGCSを狙うが、MIRAIが脇固めで切り返し、後藤の回避運動に合わせて腕十字、三角絞めと変形。さらに両腕を両足でロックする変形バタフライロックにマフラーホールドまで合わせる地獄の複合関節技で捕らえてギブアップを奪った。

<試合後コメント>
MIRAI
「後藤智香、アイツは不器用だなあ、ホントに。不器用で空回りしてる感じ。それを試合で闘って感じました。けどね、気持ちはあるんだよねアイツは。気持ちはすごいいいもの持ってるなって思うけど、でもね、気持ちだけじゃまだまだダメだよ。あんな最後、腕も足も全部取られちゃって。あんなに取られてどうすんだよ。入りやすかったよ、すごい(笑)もっとお前は技術を磨いたほうがいいよ。でも気持ちはいいもの持ってると思うから。でも、1つ。パッションパッション言ってるけど、それ、人の言葉だから。もっとなんか自分の……あっちこっちごっちみたいなやつ?をしっかり推していったほうがいいと思うぞ!ということで、2点、ごちそうさまです♪」

後藤智香
「あぁ……DREAM✴STAR、1試合目、MIRAI、ツインスターのベルトもかかってて、次挑戦するって言ってて、1試合目で、絶対絶対、どんな相手だろうが勝って、勝ち点2のスタードダッシュを切りたかったけど……クソーッ!ギブアップ……なんだ、なんだあの絞りは。身体全部捻り上げられて……。でもここで、気持ち切り替えて、夜の林下詩美、何にも怖くないです。クールな詩美を熱く、そして私が必ず勝点2をゲットします。ありがとうございました……うぁあ……」

第6試合


 ゴングが鳴ると、ロックアップでの力比べに競り勝った詩美が離れ際にエルボー。再びロックアップで組み合い、今度は野崎が押し込んで離れ際にエルボー。そのまま足を止めてのエルボー合戦に発展し、打ち勝った詩美がスリーパーホールド。野崎もスリーパーホールドで切り返しつつビッグブート、おしゃれキックと放つが詩美が回避。ロープ越しのラリアットで野崎をエプロンに叩きつけ、串刺しラリアットからミサイルキック。野崎が「ナメんな!」と即座に起き上がってビッグブートで反撃する。
 詩美はエルボー、野崎はビッグブートで真っ向からの打ち合い。詩美がラリアットを見舞うも野崎は倒れずサイドキックからビッグブート、ランニングダブルニー、スリーパーホールドからのドルミルと猛攻。野崎がコーナーに上っていくが、詩美は追いすがって雪崩式コウモリ吊り落とし。
 詩美はアルゼンチン・バックブリーカーからバックフリップ、スライディング・ラリアットと連撃。さらにロープに飛ぶが、野崎がカウンターのビッグブート。野崎がノアール・ランサーを狙うが、詩美がカウンターのラリアット。野崎が即座にノアール・ランサーからザキゴェを発射も、かわした詩美がジャーマン・スープレックス。
 詩美は串刺しラリアットから無双で叩きつけ、長い滞空時間からの高速ジャーマン・スープレックス・ホールド。さらにアルゼンチン・バックブリーカーからトーチャーラック・ボムで叩きつけ、必殺のハイジャック・ボムの体勢へ。これを着地した野崎がスリーパーホールドからザキゴェ、ノアール・ランサー、コブラクラッチ・スープレックス、ノアール・ランサー・ハイと怒涛の連撃で3カウントを奪った。

野崎「林下詩美、負けちゃったねえ?アンタさぁ、ジュリアがいなくなってからマリーゴールドのエースになるんじゃないの?大丈夫?まあノザキ様には関係ない。せいぜい頑張って、白星あげてくださぁ~い♪私はこのまま勝ち続けて、必ずこのリーグ戦を制する。これは正式決定だ!今!ノザキ様が決めた!ケッテー☆」

<試合後コメント>
野崎渚
「ノザキ様はリーグ戦というものに縁が無い。いい思い出がないんだけど、心機一転、マリーゴールドのリーグ戦に挑んで、いきなり林下詩美。無茶苦茶燃えて、ノザキ様、見事勝利しました。リング上でも言ったけど、林下詩美、マリーゴールドのエースになるんじゃなかったのかな?初戦の勢いは確かにあったけど、まだまだこのノザキ様には勝てないよ。そして、夜。もう1戦。翔月なつみ。ちょいちょいタッグとかでは試合してるけど、もちろんシングルでは初めてで。蹴りとかヒザとか使うものは結構ノザキ様と似てるけど、この昼間の勢いに乗って夜も勝って、宣言通りノザキ様がこのリーグ戦を制したいと思います」

林下詩美
「大事なリーグ戦初戦……ちょっと悔しすぎるけど、不甲斐ないけど、夜もあるから気持ち切り替えて前向きます」

第7試合


 赤コーナーから入場してきた奈七永がエプロンでパッションタオルを掲げるパフォーマンスを行っている最中に桜井が奇襲し、パッションタオルで首を絞める。そのままエプロン上でのスタナーから場外戦となる中でゴングが鳴らされる。
 桜井が奈七永を観客席へと叩き込み、たっぷり助走をつけてシャイニング・ケンカキック。奈七永をリングに戻してビッグブートを連打していくが、4発目をかわした奈七永がラリアットで場外に落として場外戦へ。観客席へと叩き込んでお返しし、会場備品のイスを投げつけたり、本部席のロッシー小川の眼前に桜井を叩きつけたり、観客から奪った傘で殴りつけたり、場外ボディスラムを決めたりと大暴れ。
 奈七永は桜井をリングに放り込み、「テメーよくもやったな!」とヒザ裏へのローキック連打からヒザへのエルボードロップ、ギロチンドロップ、髪を掴みながらのニーロックと足への一点集中攻撃。さらにコーナーに叩きつけて串刺しラリアットからコーナーエルボー猛連打。
 桜井は振り払ってビンタからビッグブートを放つが、キャッチした奈七永がビンタからドラゴンスクリュー。コーナーに叩きつけてビンタから雪崩式ドラゴンスクリュー、足4の字固めと猛攻。桜井はなんとかロープを掴む。
 奈七永は引き起こしてエルボー連打。桜井も強烈なエルボーで反撃し、足を止めての打ち合いに。奈七永は両手を広げて桜井のビッグブートを顔面で受け続けた後に「バカタレが!」とラリアット。さらにバックドロップを狙うが桜井がスタナーで切り返してビッグブート。
 桜井はコーナーに上ってミサイルキック。「まだだ!」と2発目を狙うが、奈七永が追いすがって「行~く~ぞ~!」と雪崩式ブレーンバスター。桜井は叩きつけられながらもクラッチを解かずフロントネックロックへ持ち込むが、位置が悪く奈七永がすぐにロープを掴む。桜井はロープを背に立つ奈七永をビッグブートで場外に落とし、プランチャで追撃。
 桜井は奈七永をリングに戻してダイビング・エルボードロップから足を止めてのエルボー合戦に持ち込む。打ち勝った桜井がビンタからロープに飛ぶが、奈七永がカウンターのラリアット。桜井は雄叫びを上げながら即座に立ち上がってビッグブートも、奈七永もすぐ起きてラリアットからバックドロップ。奈七永がコーナーに上って冷蔵庫爆弾を投下するも、桜井が剣山で迎撃してMPR。引き起こすが、奈七永がバックドロップ。桜井はすぐ起きてレッグラリアート。
 奈七永がビンタ連発からブレーンバスターを狙うが、桜井が振り払ってビッグブート、ハイキック、バックブロー、シャイニング・ケンカキックと連撃。さらにSTFを狙うが奈七永が慌ててロープを掴む。桜井が引き起こすも、奈七永はファイナルカットで切り返しナナラッカを狙うが、桜井がリバースDDTで切り返してSTF。奈七永がロープを目指して這っていくと、桜井が引き起こして庶民征伐から再びSTF。奈七永はギブアップを拒否するも、これ以上は危険と判断したレフェリーが試合を止めた。

桜井「大阪大会にお越しの庶民の皆様、ごきげんよう!貴婦人様が人間国宝から勝ちましたァ~ッ!高橋奈七永、今日はレフェリーストップになってしまったけど、次はアンタの口から『ギブアップ』って言わせてあげるから覚悟しておけ!」
奈七永「おい桜井!あたしは心が折れない限り、絶対にギブアップは言わない!私が心折れるとき、そんなもんな、永遠に来ねーよ!だからな、何度でも何度でもお前と闘ってやるって……たった今決めた!だからな、リーグ戦始まったばかり、1敗だよ、ただの1敗!デカい1敗だけどな!大阪の皆さん、高橋奈七永がここから勝ち進んでいくところ、しっかり見といてくださいね!お前のな、パッションとは桁違いのパッションがあんだよこっちには!覚えとけ!」

(※奈七永が「やり返すぞーッ!」と叫びながら退場していき、桜井が「早く帰って頂戴!おだまりッ!うるさいわねぇホントに!お黙りィーッ!」と追い払う)

桜井「改めまして、嵐を呼ぶ女こと桜井麻衣です!今日は台風が心配されていましたが、高橋奈七永から勝った私こそが台風の目であり、嵐を呼ぶ女です!もっともっと嵐を巻き起こしていきたいと思いますので、見ていてください。そしてジュリアが世界に旅立ち、新たなマリーゴールドが始まります。マリーゴールドを背負っていけるようにこのリーグ戦、全力で駆け抜けて優勝します!そして今日は本当にこんなお足元が悪い中、ご来場いただいて本当にありがとうございました!この後も夜の興行で熱い試合が繰り広げられると思いますので、ぜひ見に来ていただけると嬉しいです!最後はみなさんと一緒にマリーゴールドの締めをやりたいと思いますのでご起立お願いします!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!ありがとうございました!」

<試合後コメント>
桜井麻衣
「DREAM✴STAR開幕戦、高橋奈七永から勝ちました!なんかね、私、昔から大阪とは縁があってね、なにかが起こるんですよ。今日もこんな台風の中で大奇跡が巻き起こりました。初戦から勝って、ホントに幸先が良いので、私このリーグ戦で優勝してお金の雨を降らせます。期待していてください。ありがとうございました」

高橋奈七永
「今さ、桜井の声、聞こえたんだけど……『奇跡』とか言ってたよな、私に勝ったの。勝って当たり前の気持ちで来てんのかと思ったら、勝ってラッキーみたいな感じィ?!はァ?!ふざけんなよ!!アイツはこれからきっと全部負けるでしょう。この気持ちだったら。そして私は気合を入れ直したから、この後全部勝って!まだまだ諦めないよ。リーグ優勝、そして全部!全部の一番になって!パッションを知らしめてやるんだ!分かったか!ちゃんと覚えとけ!今日の1敗を私は忘れない。桜井絶対やり返してやるから。そして優勝!優勝してベルト行くから。見とけ!」

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