GHC女子王者・天麗皇希が前十字靭帯断裂で約5ヶ月の欠場へ「GHC女子のベルトももっと盛り上げていきたい」
9日、都内某所にてマリーゴールドが記者会見を実施。初代GHC女子王者・天麗皇希が長期欠場を発表した。
皇希は男装アイドルや舞台俳優として活動し、2022年2月の現体制アクトレスガールズ旗揚げ日にプロレスデビュー。マリーゴールド旗揚げ戦で“プロレスラー”としてデビューし、ロッシー小川が「天にも昇る麗しさ」と絶賛するそのビジュアルや170cmの長身から繰り出されるダイナミックな闘いが魅力。
キャリア最初期から複数の王座戦を経験してグングン成長していった皇希は、昨年11月にプロレスリングNOAHが創設したGHC女子王座の初代王座を戴冠。世界に轟く“GHC”の名を冠したベルトを巻いたことで皇希の意識も外からの評価もさらに高まっていった。
今年1月3日の大田区総合体育館大会では、盟友・後藤智香を相手に初防衛戦を実施。
試合中に見せたジャンピング・ニーの着地の際にヒザを負傷して一時はレフェリーストップかという事態に見舞われたが、火事場のクソ力を発揮した皇希が必殺のアメジスト・バタフライ(※旋回式ダイビング・ボディプレス)まで放ってスピード決着での初防衛。“GHC”という重い重い責任を背負いながら、思わぬ怪我を負っても闘い抜いてベルトの価値を保った。
この日皇希はMRI検査の結果として左膝前十字靭帯断裂と診断されたことを発表。
「今後に関してですが、治療をしていきまして、自分としては今年5月の代々木体育館大会にて復帰を出来るようにお医者さんとも相談して今現在治療を進めている最中になります。これからちょっと長い期間欠場になってしまうんですけども、自分に出来ることをしつつ、マリーゴールド、そしてGHC女子のベルトももっと盛り上げていけたらいいなと思っております」と語った。
これにより、GHCは女子王座戦線は約5ヶ月の間は停滞することになった。
しかし、皇希は誰よりも“GHC”の名に込められた重みを理解し、そのプレッシャーに潰されかけて涙するほどの愛がある。再び皇希が蝶のように空を舞う日を楽しみに待ちたい。