【試合詳細】2・11 マリーゴールド名古屋大会 高橋奈七永&山岡聖怜vsボジラ&メガトン 林下詩美&ビクトリア弓月vs野崎渚&CHIAKI 桜井麻衣&青野未来vsMIRAI&後藤智香
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『New Years Golden Garden 2025』
日程:2025年2月11日(火・祝)
開始:14:00
会場:愛知県・名古屋中日ホール
観衆:315人
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○松井珠紗
8分28秒 変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールド
●瀬戸レア
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○石川奈青
5分23秒 タチアガール
●リアラ(フリー)
▼3WAYマッチ 15分1本勝負
○翔月なつみ
9分6秒 蒼魔刀→エビ固め
●咲村良子
※もう1人は勇気みなみ
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○桜井麻衣/青野未来
17分34秒 STF
MIRAI/●後藤智香
▼タッグマッチ 20分1本勝負
林下詩美/○ビクトリア弓月
15分25秒 クロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールド
[ダーク・ウルフ軍]野崎渚(フリー)/●CHIAKI
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[パッション親子]高橋奈七永/○山岡聖怜
12分16秒 アンクルホールド
ボジラ/●メガトン
奈七永&聖怜の親子タッグが快勝しツインスター初防衛に向け驀進!桜井がデビュー5周年で青野とタッグ結成!松井がダーク・ウルフ軍へ本格加入へ
第1試合
7日の新宿FACE大会での試合後にダーク・ウルフ軍に拉致されていた松井。この日は松のセコンドにダーク・ウルフ軍の野崎渚&CHIAKIが付いており、松井も困惑した様子。
松井とレアがクリーンに握手を交わしてゴング。
ロックアップからリストロック、ヘッドロックの応酬。クリーンブレイクから再び向き合い、松井がガットショットで怯ませてヘアホイップ。さらにコーナーで顔面を踏みつけていくと、野崎&CHIAKIが場外からレアの髪を引っ張るアシスト。松井はボディスラムから足4の字固めに捕らえるが、レアは必死のロープブレイク。松井は執拗ににレアのヒザを踏みつけて追撃し、ロープ越しに顔面踏みつけ。
松井が「終わらせるぞ!」とロープに振っていくが、レアも「ナメんなッ!」と吼えてドロップキックで反撃。さらにキーロック、ロープを使ったアームロック、腕への低空ドロップキック連打からアームブリーカー、腕十字と腕への集中攻撃を展開。松井が上体を起こして足を絡め取り、ストレッチ・マフラーで切り返すとレアは苦悶の表情で這って行ってロープを掴む。
松井が引き起こすと、レアがエルボー連打。松井もエルボーで返して打ち合いとなり、松井が低空ドロップキックで崩してMKDを狙う。レアが着地すると、松井がソバットから低空ドロップキック。松井がコーナーに振っていくと、レアはひらりとエプロンに逃れてロープ越しのエルボーからスクールボーイ、低空ドロップキックと連撃。
レアがキャトル・ミューティレーションで捕らえるも松井はロープに足をかけてブレイク。レアがロープに飛ぶと、松井がカウンターのドロップキックからブサイク・ニーを狙う。レアがこれをかいくぐってドロップキックを見舞い、エルボー連打。松井がトラースキックで突き放してブサイク・ニーを叩き込むもカウントは2。ならばと松井は変形フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウント。
退場していく松井を野崎&CHIAKIが満面の笑みで祝福し、松井は困惑一色といった表情で退場していった。
<試合後コメント>
松井珠紗&野崎渚&CHIAKI
(※野崎&CHIAKIが「おつかれ~♪」「よかったよ試合!」「ダーク・ウルフ軍最高だなあオイ!」などと肩を抱く中で松井は困惑の表情)
松井「……ダーク・ウルフ軍?」
野崎「話したじゃん!覚えてない?」
松井「……?……?!」
野崎「照れちゃって照れちゃって~(笑)堂々として堂々と!OKOK!」
松井「……?えっ、レアとの神奈川県出身対決を、制する、ことが、出来ました……ありがとうございます。なんか、なんだろ、すごい調子良かったような気がします」
野崎「でしょでしょ?!感じた?!ダーク・ウルフ軍の力!我々セコンドなんかつかないからね」
CHIAKI「そーだよ」
野崎「心強かったでしょ?」
松井「……たしかに」
野崎「いいアドバイスしたでしょ?」
松井「はい」
野崎「トモダチ」
CHIAKI「トモダチ」
野崎「仲良くしよーね♪」
(※野崎&CHIAKIが肩を抱き、松井は困惑しながら「えぇ……」と漏らしつつ退席)
瀬戸レア
「くやしい~!珠紗さんと同級生・同郷対戦、勝手に神奈川県厚木vs川崎で、勝手に厚木市を背負って闘いに挑んだんですけど、悔しい結果に終わってしまってすごく悔しいです。私が大好きなニュータンタンメンも川崎のものだし。でも、厚木市、住みたい街ランキング4年連続1位なんですよ。どういうことか分かりますか?そう、つまり松井珠紗に私も勝てる!もう越えられない壁ではないと思います。だから次勝つのは厚木!私です!」
第2試合
キラキラなシャンパンボトルを持ち込んできたリアラは、石川がいつものビッグマン(焼酎)のボトルを持ってきていないことに不満顔。それでも試合前には元気に握手を交わしてからゴング。
石川がコールを煽っていく中、リアラが手4つを求める。石川が「ヤだよ馬鹿!」とガットショットからヘッドロック。石川は左右を入れ替えながらしつこくヘッドロックで絞っていき、さらにキャメルクラッチに切り替えながらリアラが頻繁に”お直し”している鼻をつまみ上げる。続けてコーナーに振って串刺しバックエルボーを狙うが、リアラがかわして串刺しドロップキックを連打からフェイスクラッシャー。
リアラはロープに振っていくが、石川がショルダータックルで倒してダブルアーム・スープレックスを狙う。リアラが着地すると、石川はクロスボディで倒してから改めてダブルアーム・スープレックス。
へろへろになったリアラがへろへろなエルボーを打ち込んでいくと、石川は「どーしたオラッ!」と強烈なエルボーで吹っ飛ばす。するとリアラはキラキラなシャンパンバトルから元気を取り込もうとするが、石川が奪い取ってラッパ飲み。しかし、高級シャンパンは口に合わなかったのか「オ゛ェッ!なんだこれ!」と吐き気を催してしまう。リアラはスクールボーイで転がして石川の酔いを早め、自らもシャンパンボトルからグビリ。飲み慣れた高級シャンパンで元気がみなぎったリアラは力強いエルボーを猛連打し、ドロップキックで追撃。
吐き気が止まらない石川の腹部へフットスタンプを突き刺そうとするリアラだったが、石川がかわしてエルボー。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、リアラが回転エビ固め、ラ・マヒストラルとぶん回して石川の酔いを加速させ、スタナーを狙う。これを耐えた石川がタチアガールで丸め込んで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
石川奈青
「なんとか勝ちましたけど、なんですかアイツが持ってるキラキラの中身は!なんかいつも飲んでる酒の味と全然違って。すごいとても不快な……お酒が入ってるのかと思って、試合これで強くなってパワーアップしてボコボコにしてやろうと思ったんですけど、なんだあのキラキラの中身は……でもなんとか丸め込んで勝ちました。勝ちは勝ちなんで……あぁ!ちょっとゆすいできます!」
リアラ
「ちょっと!ちょっと!さっき2じゃないの?!3?!あぁ~!今日はね、こないだの前回のタッグのときのこれ(酒)を作戦として考えて。アイツはいつも焼酎を飲んでるって情報を聞いたからね。これ、飲みましたよね?お酒。あったんでしょうかね。酔ってましたけどね。私のほうがお酒は絶対強いから。負けたけど、またタッグでも対戦でもお願いします!悔しい!」
第3試合
ゴングが鳴ると、三つ巴の手4つから勇気&咲村が2人で翔月を潰しにかかる。翔月が切り返して2人を同時にリストロックで固めてグラウンドに組み伏せていく。勇気が脱出して翔月にエルボーを放つが、これが咲村に誤爆。勇気と咲村がエルボーを打ち合う中、翔月も参戦して2人をなぎ倒す。勇気&翔月が2人でロープに振って翔月をダブルのバックエルボーで倒し、咲村のプラチナムロック+勇気の逆片エビ固めの同時攻撃。
勇気がいち早く技を解いて咲村にヘッドロックからドロップキック3連撃。さらにクロスアーム式巻き投げ3連発からボディスラムで叩きつける。勇気が2発目を狙うが、咲村が逆にボディスラム。勇気と咲村のエルボー合戦を翔月がエプロンから見守る中、勇気がスクールボーイ、バックスライド、南の風と丸め込みを連発。これは翔月がたまらずカット。
勇気が翔月にドロップキックを放つが、翔月は咲村を盾にしてガードし、勇気にドロップキックからロープの反動を使ったダブルニードロップを3連発。翔月がロープに振ろうとするが、勇気はスイング式首極め腕卍から変形大剛式バックドロップ。これは咲村がカット。
勇気は咲村にもスイング式首極め腕卍を見舞うが、翔月がサッカーボールキックでカット。翔月が勇気とエルボー合戦を展開し、打ち勝った勇気が串刺しニーリフトからクロスアーム式巻き投げ、ミサイルキックと連撃。さらに勇気が串刺しニーリフトを狙うが、かわした翔月が串刺しドロップキックから串刺し蒼魔刀。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけるがカウントは2。
翔月は勇気に必殺のダイビング・ダブルニードロップを狙うが、勇気が下から担ぎ上げて変形オクラホマ・スタンピード。勇気がエルボー連打からロープに振ろうとするが、翔月がハイキックで迎撃。カバーに入ったところで咲村が飛びついてオクラホマ・ロールからの蜘蛛絡みに捕らえるが、翔月がロープへ。咲村が引き起こすが、翔月が延髄斬りで切り返す。勇気がボディプレスのような形でカットに来るが、翔月がかわして咲村に誤爆させる。翔月は勇気をドロップキックでロープ際にふっ飛ばし、串刺し蒼魔刀。さらにロープに飛んで咲村に蒼魔刀を突き刺して3カウントを奪った。
<試合後コメント>
勇気みなみ
「3WAY、勝ってないけど負けてもない。これが1番歯がゆいと言うか、まだまだなんにもやりたりないです。でも試合中にお客さんが『新人王!』って叫んでくれた声は聞こえて。私は絶対絶対、早くこの応援に応えないといけないと思いました。ありがとうございました」
咲村良子
「なんか、回されたり、頭蹴られたりして分けわからない間に3獲られてしまいました。初めて、みなみに、勇気みなみと、試合だったんですけど、勝ちたかったです。ありがとうございます」
翔月なつみ
「2025年になって、名古屋2回目。2回とも3WAYという形で。今日は勝つことが出来たんですけど、歴としては勝って当たり前だし、自分的には結構3WAY得意なほうなんで。もっと手のひらで転がして試合したかったなっていうのもあるんですけど、まだまだどう動いてくるか予測できないキャリアっていうのもあって。だけど最後はしっかり勝てたので。もっともっと若手がやる気出して、絶対負けないっていう熱い気持ちでやってくれないと自分たちもどんどん差が開いていくと思うんで。これからもっともっと盛り上げていきたいと思います」
第4試合
この試合は、2020年2月11日にデビューした桜井麻衣の5周年記念試合。桜井はデビュー戦の相手でもある青野をタッグパートナーに出陣。後藤が「桜井麻衣!5周年、おめでとうございます!」と祝福しつつ先発での対面を求め、試合開始。
後藤がロックアップをスカしながら貴婦人ポーズを取って挑発していくが、桜井が怒りのバックエルボーから「この庶民がッ!」と本物の貴婦人ポーズ。青野にタッチ。
青野は桜井と2人でロープに振ってダブルのビッグブーツを放ち、桜井のビッグブーツ&青野の低空ドロップキックを乱れ打ち。青野がボディスラムからサッカーボールキックを放つが、後藤がかわしてスクールボーイ。MIRAIにタッチを求めるが、「もっと攻めてもっと攻めて!」と活を入れられ、タッチを拒否される。青野が後ろから捕まえて後藤にボディスラムからサッカーボールキック。青野が桜井にタッチ。
桜井は後藤の顔面をコーナーに幾度も叩きつけ、ロープ貫通ビッグブーツからボディスラム。さらにパリ風おパラダイスロックで固めつつ、こっそりカットに来たMIRAIにもパリ風おパラダイスロック。桜井が後藤へ、青野がMIRAIへ低空ドロップキックを放つブリリアント貴婦人連携を見せる。後藤は雄叫びを上げながらエルボーを連打していくが、桜井は涼しい顔。ならばと後藤は強烈なダブルチョップを見舞ってMIRAIにタッチ。
MIRAIは後藤と協力しながらなんとかパラダイスロックを決め、2人で踏みつけながら「この貴婦人が!」と罵倒。MIRAIは、ロープに飛んだ後藤をカニバサミで倒して桜井にぶつける連携(?)を見せ、ロープに飛んで桜井をショルダータックルで吹っ飛ばす。さらにボディスラムを狙うが、青野がカット。桜井&青野が2人でロープに振ろうとするが、MIRAIが上手く誤爆させてダブルチョップで2人まとめてなぎ倒す。MIRAIが桜井にSSコロンビアwithミケーレを狙うが、桜井が足に絡みついてグラウンドに誘い脇固めからチキンウィング・アームロック。これは後藤が素早くカットし、MIRAIが変形ドラゴンスクリューからクロスフェイス。これは青野がカット。MIRAIは桜井をロープ際に座らせてスライディング・ラリアットを狙うが、桜井がかわしてビッグブーツ。さらにビッグブーツを狙うが、MIRAIがラリアットで撃ち落とす。さらにラリアットを狙うが、桜井がカウンターのビッグブーツを見舞って青野にタッチ。
青野はMIRAIにドロップキックからサッカーボールキック連打。さらにバッファロー・スリーパーで絞り上げ、串刺しラリアットを狙うがMIRAIがかわしてショルダータックル。青野もショルダータックルで迎撃して正面衝突が続く意地の張り合いに。青野が十字ロープワークを使って競り勝ってショルダータックルで倒すが、MIRAIもすぐ起きてショルダータックル。MIRAIがバックドロップで叩きつけると、後藤が猛烈にタッチを要求。MIRAIが後藤の気迫に応えてタッチ。
後藤は青野にビッグブーツからヒップアタック。さらに首4の字固めからスカルファック。さらにラリアットを狙うが、青野が巻き取ってバックスライドからドロップキック。さらに串刺しドロップキックのコンビネーションからミサイルキックを狙うが、MIRAIが足にすがりついて妨害。後藤が下から担ぎ上げてジャイアント・スイングを狙うが、青野がなんとか着地し丸め込みへ。後藤はこれを振り払ってビッグブーツを見舞い、ジャイアント・スイングで10回転。続けて後藤が510-Nを狙うが、青野が着地してショートレンジ・ラリアット。桜井にタッチ。
桜井は後藤に串刺しビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツ。さらに足を使った変形ファイナルカットからコーナーに上ってダイビング・エルボードロップを狙うが、後藤がデッドリードライブで切り返しビッグブーツ。足を止めてのエルボー合戦となり、桜井が猛連打で打ち勝って庶民征伐を狙う。これを耐えた後藤が510-Nで叩きつけ、MIRAIとともに串刺しラリアットを連打。さらに後藤がスライディング・ラリアットで追撃し、ロープに飛んでラリアットを狙う。ここに青野が飛び込んできてラリアットを見舞い、桜井がビッグブーツで追撃。さらに桜井がSTO、青野がボディスラムでセットする中で桜井がダイビング・エルボードロップ、STOと狙うがMIRAIが低空ドロップキックでカット。
後藤は連続エビ固めで貪欲に勝利を狙う姿勢を見せるが、キックアウトした桜井がレッグラリアート。後藤も即座に起きてラリアットを叩き込んでいくが青野がカット。後藤&MIRAIが青野をロープに振ろうとするが、青野が振り払って後藤にハイキック。さらに青野&桜井がMIRAIにダブルのブレーンバスター。さらに桜井&青野がダブルのシャイニング・バスターを決め、2人でサンドイッチ式スライディング・エルボー。続けて桜井がシャイニング・ケンカキック、後藤を抱き締めてからのSTO、STFと畳み掛けてギブアップを奪った。
桜井「名古屋大会に起こしの庶民の皆様!ごきげんよう!私事ではありますが、本日桜井麻衣、デビュー5周年を迎えることが出来ました!こんな記念すべき日に、未来さん、今日は隣で一緒に闘ってくれて本当にありがとうございます!」
青野「桜井麻衣!チョーシ乗ってんねぇ~(笑)でもプロレスラーとして、それはいいことばっかりだと思う。そのまま貴女らしく突っ走っていってください!5周年、おめでとうございます!」
桜井「未来さん、私は未来さんと同い年ですけど、でもまだまだ未来さんのことを超えたと思っていないので。また是非闘って下さい」
<試合後コメント>
MIRAI&後藤智香
MIRAI「今日、名古屋大会。桜井麻衣が5周年だったみたいで、おめでとうなんですけど……負けてんじゃねーよ!全部5周年に持ってかれただろーがオイ!(※後藤にビンタ)悔しかったらもっと練習しろ!練習しろ」
後藤「練習ッ!するッ!練習する!MIRAIさんと特訓する!悔しい!1度でも、1度でも白いUNのベルトに私が挑戦する機会があるんじゃないかっていうときがあったんですけど、そこから失速してしまって。今でもこのメンバーで闘わせていただいた。負けてしまったけど、ギブアップしちゃったけど、でも強くなって必ず、必ず……強くなる!もうそれしかない!強くなる!特訓だ!」
桜井麻衣&青野未来
青野「桜井麻衣、5周年!おめでとうございます!」
桜井「ありがとうございます!」
青野「5年前のこの日に“桜井まい”というプロレスラーが生まれました。1度は離れて、そしてマリーゴールドで出会い、ベルトをかけて闘ったりと本当に色んな思いがあって。今日この日に試合できるって結構奇跡的なことなんじゃないかなと感じています。そんな桜井が……うん、本当に強くなった。本当に強くなって、今日もしっかり勝ってくれた。私は本当に嬉しい気持ちと、デビュー戦をした相手がこんなに強くなるのは嬉しいけど、私ももっともっと頑張んなきゃなと。悔しいし、刺激をもらえる相手。そんな桜井と今同じ団体にいられて本当に嬉しいです。これからも私は負けずに頑張るんで、目を離さないで下さい」
桜井「私も5年前の今日、未来さんとデビュー戦していただいたあの日、ずっと心に残ってるんですよ、デビュー戦の試合って。本当に未来さんが相手をしてくださって本当に良かったと心から思っています。こうやって今日また組めて、そして勝ててすごく嬉しいです。ありがとうございました。そして、ゴチカ!オイ、お前さ、もっと頑張らなくていいの?今皇希が欠場している間にお前が頑張らないと、皇希が戻ってきたら全部持ってかれちゃうんじゃないの?もっと頑張れよ。以上です」
第5試合
弓月とCHIAKIの対面でゴング。CHIAKIがロックアップをスカして挑発すると、弓月が即座にトラースキックで追撃。のらりくらりとかわそうとするCHIAKIを逃さずスクールボーイで転がしてからの低空ドロップキックで先制攻撃。ロープに飛ぶが、エプロンから野崎がミドルキックを見舞い、CHIAKIが串刺しスピアー。野崎にタッチ。
野崎は弓月をコーナーに叩きつけてブレイジング・チョップ連打。さらにロープ際で顔面を踏みつけ、チンロックでいたぶってから顔面バーン!、キャメルクラッチと連撃、身動きが取れない弓月の顔面にCHIAKIがストンピングを見舞う。さらに野崎がおしゃれキックを見舞い、CHIAKIとともに弓月の顔面を踏みつけながらポーズを決める。
代わるCHIAKIは弓月をコーナーに叩きつけて顔面ウォッシュ。最後の一撃に弓月がカウンターのドロップキックを叩き込み、詩美にタッチ。
詩美はCHIAKIをショルダータックルでなぎ倒すが、野崎がすぐさま救出。2人で詩美にトレイン攻撃を狙うが、詩美が野崎を担いでCHIAKIに串刺しデスバレーボムの形でぶつけ、2人まとめてドロップキックで吹っ飛ばす。詩美がロープに飛ぶが、CHIAKIがコードブレイカーで迎撃して顔面ウォッシュ。野崎にタッチ。
野崎は詩美へ串刺しビッグブーツからコーナーに宙吊りにしての串刺しビッグブーツ。さらにブレーンバスターを狙うが、詩美が振り払ってエルボー合戦へと引き込む。互角の打ち合いが続く中、野崎が顔面に右ストレート。ロープに飛ぶが、詩美が追走ラリアットからスライディング・ラリアット。詩美がアルゼンチン・バックブリーカーからのバックフリップを決め、弓月にタッチ。
弓月は野崎に打点の高いドロップキックを叩き込み、ダブルリスト・アームサルトを狙う。野崎がニーリフトで振り払ってスリーパーホールドに捕らえるが、弓月がコーナーにぶつけて脱出。詩美が串刺しラリアットを見舞うアシストを見せ、弓月が串刺しドロップキックからダブルリスト・アームサルト。弓月がコーナーに上っていくが、CHIAKIが足にすがりついて妨害。野崎が雪崩式ブレーンバスターで叩きつけ、蒼魔刀で追撃。さらにスリーパーホールドからドルミルに持ち込むが、詩美がすぐさまカット。野崎がレインメーカー式ビッグブーツを狙うが、弓月が飛びついてスモールパッケージ。弓月がロープに飛ぶが、野崎がカウンターのビッグブーツからノアール・ランサー。完璧に決まるも、弓月がカウント2で返す。野崎がCHIAKIにタッチ。
CHIAKIは弓月にスピアーを突き刺し、アルゼンチン・バックブリーカーを狙う。弓月が振り払うも、CHIAKIが髪を掴んで引き倒してギロチンドロップ。CHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーで担いだ瞬間に詩美がカットし、後頭部に強烈なエルボー。弓月&詩美がサンドイッチ式低空ドロップキックを決めてロープに飛ぶが、野崎が場外から足払い。そのまま場外乱闘へと持ち込み、ダーク・ウルフ軍が大暴れ。しかし、弓月&詩美がダーク・ウルフ軍のタックルを誤爆させ、弓月がコーナートップからプランチャを投下して逆転。
弓月はCHIAKIにロープ貫通ドロップキックを決め、「まだだッ!」と払腰3連撃。弓月&詩美が2人でロープに振るが、CHIAKIがスピアーで2人まとめてなぎ倒す。
CHIAKIが弓月にウルヴァリンからアイアン・メイデンを決め、野崎と2人でサンドイッチ式ビッグブーツ。さらに2人でロープに飛んでいくが、弓月が回避してCHIAKIにトラースキック。詩美が野崎にラリアットを見舞って排除。弓月はCHIAKIの側頭部にソバットからトラースキック。さらに弓月のミサイルキックでCHIAKIが吹っ飛んだところに詩美が待ち受けてジャーマン・スープレックス・ホールドを見舞う連携。最後は弓月がクロスアーム式ジャーマン・スープレックス・ホールドでキッチリ仕留めた。
弓月「私、ビクトリア弓月が地元・名古屋で勝ったぞッ!私、今隣に立っている林下詩美さんと2月20日、後楽園ホールでタイトルマッチ。ツインスターのタイトルマッチが決まっています。そこで必ず勝って、二冠。私たち二冠になりましょう!まだまだ成長していくビクトリア弓月の応援、これからもよろしくお願いします!次愛知に帰ってくるときは、二冠になって帰ってくるので皆さんお楽しみに!」
<試合後コメント>
野崎渚&CHIAKI
野崎「今日第1試合でダーク・ウルフ軍の仲間入りをした松井のセコンドについて、彼女を勝利に導くいいアシストしたんだけど、肝心な自分たちの試合負けちゃったよ」
CHIAKI「いーや、負けてねーよ。最後肩上がってただろ?」
野崎「ホント?最後見えてなかったんだよ。詩美の野郎がよ!私を押し付けて。ノザキ様を押し付けるなんてふざけんじゃねーぞ!まあでも、たまにはね、負けてあげるのも私たちの優しさということで。なんか、新成人になったばっかりとかなんかだからね、プレゼントあげたってことで。もう我々は負けないから。お前らこれからのダーク・ウルフ軍、勢力増してるダーク・ウルフ軍、楽しみにしとけよ!」
林下詩美&ビクトリア弓月
弓月「私の地元・名古屋で試合して、詩美さんとのタッグで私が勝利しました。私たちは2月20日の後楽園、ツインスターのタイトルマッチが決まっているということで。詩美さん、私絶対に二冠になりたいんですよ」
詩美「私ももちろん二冠になりたい」
弓月「なので、もっともっとタッグ力を強めて、絶対に二冠になりましょう。そして、向こうは親子タッグ。名前ついてますけど、私たち何にしましょう?」
詩美「う~ん……年の差的に、姉妹くらいじゃない?」
弓月「……はい、姉妹タッグ……」
詩美「似てないからね。従姉妹でもないし。まあ、姉妹くらいじゃないか?」
弓月「姉妹……あぁ~……一応姉妹タッグ、暫定、暫定姉妹……」
詩美「姉妹タッグ(仮)で」
弓月「……んまあ、名前はひとまず置いといて。ちょっと私はホントに、二冠になりたいと思ってるし。もう1つ、CHIAKI!っていうかダーク・ウルフ軍?あのね、新宿FACEで珠紗さんが入るか入らないか、それはどちらでもいいんですけど……ダーク・ウルフっていうか、あの人たちチンピラにしか見えなくて。ダーク・ウルフじゃなくてチンピラに変えろ。な?クネクネクネクネ入ってきて。で、今日もね、ナメてたんで。Twitterでも私反応もしてないですけど。ナメてたんで。なんで、ナメてたんで。ナメてるやつには制裁をということで」
詩美「今日私たちは元タッグチャンピオンチームにしっかり勝ちました。高橋奈七永、山岡聖怜はこれからメインですが、デカいデカいボジラ相手にどうぞヘマしないように。そのベルト、大事に大事に守って下さい。後楽園で私と弓月が必ず獲りに行きます」
第6試合
パッション親子が入場後に2人でポーズを決めているところへボジラが突っ込んでいって奇襲。激しい場外乱闘となる中でゴングが鳴らされる。
場外でたっぷりと奈七永をいたぶったボジラが戦いの場をリングに戻し、メガトンとともに連携を狙うがパッション親子が抜け出してそれぞれに串刺しラリアット。奈七永がエルボー連打でボジラを場外に落とすと、聖怜がメガトンにパッション注入ビンタを連打。メガトンも「ガオーッ!」とビンタを放っていくが、聖怜には一切聞かず。聖怜が足を刈って倒してマウントエルボー連打から奈七永にタッチ。
奈七永もコーナーでメガトンの顔面をかきむしり、首投げからサッカーボールキック。ロープに逃れようとするメガトンをリング中央に引き戻しながら「なにがメガトンだコラ!」と罵倒するが、この時点でメガトンは虫の息。なんとかロープにたどり着くが、息も絶え絶えの様子。
奈七永は「なにがガオーッ!だ」と顔面を蹴飛ばしていくが、メガトンは「なにがパッションだ!」と自殺行為に等しい挑発。イラついた奈七永が厳しい逆水平チョップ&ビンタを打ち込んでいき、「ガオーッ!」と叫び返しながらマシンガン・チョップ。串刺しラリアットは回避したメガトンだったが、奈七永が即座にショルダータックルでなぎ倒してエルボードロップを発射。メガトンはこれを回避して自爆させ、メガトンロール。ボジラにタッチ。
ボジラが奈七永にセントーンを発射も、奈七永が回避してバックドロップを狙う。ボジラが振り払って足を止めてのエルボー合戦へと持ち込み、真っ向からの打ち合いを制してショルダータックルからセントーン。ボジラがパワーボムを狙うが、奈七永が振り払って延髄斬り。さらにラリアットを発射するが、ボジラもラリアットで迎撃して正面衝突。ラリアットでの意地の張り合いを制したボジラが「パッショォーーンッ!」と叫んでロープに飛ぶが、奈七永が素早く背後に回ってバックドロップ。聖怜にタッチ。
聖怜はボジラに低空ドロップキックからカサドーラを狙うが、キャッチしたボジラがそのままバスターして腕十字。これは奈七永が素早くカットし、ボジラにヘッドバッド。パッション親子でダブルのサイドバスターを決め、聖怜がボジラにジャーマンを狙う。ボジラはクラッチを切ってショートレンジ・レインメーカーを叩き込み、リバース・スプラッシュで追撃。カバーに入るが、聖怜が必死にロープに足をかける。ボジラがメガトンにタッチ。
ボジラが串刺しスプラッシュを見舞う見本を見せ、メガトンも串刺しスプラッシュからメガトンプレス。さらにメガトンが引き起こしてエルボーを放っていくと、聖怜もエルボー猛連打で反撃。さらに奈七永と2人でロープに振ってダブルのショルダータックル、サンドイッチ式低空ドロップキックと連撃。これはボジラがカットしてダブルラリアットでパッション親子をまとめてなぎ倒す。
メガトンは「左!右!メガトン!」と叫びながらモンゴリアン・チョップを連打していき、コーナーへシュートしようとする。聖怜が振り返して串刺しバックエルボー、奈七永が串刺しラリアット、聖怜が串刺しスピアーからスパインバスターと見舞って逆転。聖怜がロールスルーしながらのアンクルホールドに捕らえると、メガトンが素早くタップアウト。
聖怜「おい、メガトン。私が言うのもなんだけど、もっと基礎練しろよ。な?受け身から練習しろよ。人に言ってなんなんだけど、自分ももっともっと練習してパッション注入身に付けて、強くなりたい。そして、奈七永さんの横に立ってもおかしくないような存在になりたい。パッション親子っていうさ、タッグチームあんじゃん?ベルト巻いてんじゃん?これさ、ずっと奈七永さんとずっと持っておきたいんですよ私。だから、強くなるんで。私強くなるんで、これからもよろしくお願いします!」
奈七永「名古屋の皆さん!元気ですか~ッ!パッションしてるか~!?パッションしてるか~!?パッション!パッション!パッション!ありがとぉーッ!パッション親子は、パッションしてましたか?!高橋奈七永のパッションは少しずつ聖怜に伝わってるよね?伝わってるよね?!たしかにまだまだこれからかもしれないけど、だって親子なんだからさ。親は子を超えさせたくないんですよ。でも、聖怜にはどんどんこの調子で育ってもらいたいと思ってますし、名古屋のファンの皆さんには遠いかもしれないんですが、2月20日、後楽園!2人で持ってるこのベルトの防衛戦があります。ぜひ良ければ応援に、そして一緒にパッションしに会場に起こし下さい!必ず防衛してもっともっとパッションな景色をこのマリーゴールドで作っていきますから。そこを見逃さないで下さい!お願いします!」
聖怜「最後はパッション親子で締めましょう。みんな、立ってください!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!って言ったら、パッション!でお願いします!」
奈七永「行きましょう!」
聖怜「シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」
全員「「「パッションッ!!」」」
<試合後コメント>
高橋奈七永&山岡聖怜
奈七永「ありがとうございましたッ!」
聖怜「今日、私から話させてもらいます。今日クソメガトンに腹が立ちました。パッションがなさすぎて。パッション七箇条叫ぼうかなと。今叫んでいいですか?」
奈七永「叫ぼう!行きましょう!」
2人「「パッション七箇条ッッ!」」
(※なぜか奈七永のほうがつっかえながらパッション七箇条を斉唱)
2人「「1つ!挨拶・返事を元気よくする!1つ!人に優しく!1つ!困ってる人を助けてあげる!1つ!よく食べよく寝てよく笑う!1つ!何かあったら相談する!1つ!逃げないブレない嘘をつかない!1つ!素直であれ!パッショォーーンッ!」」
奈七永「スゲーな!聖怜にパッションの血が、マジで輸血したみたいに伝わってるのが今日マジでより深く伝わって、なんかすごいアレです。胸に来ました。胸に来たし、それが聖怜の本当の思いなんだなってのが伝わると思うから。その気持ちでマジでどんどんどんどん成長していってほしいです。母はそれが願いです」
聖怜「はい!立派な娘になります!ありがとうございました!」
奈七永「ありがとうパッション!2月20日も必ず防衛しよう!」
聖怜「防衛します!」
奈七永「行くぞ!」
2人「「パッショォーーンッ!」」
ボジラ&メガトン
ボジラ「お前がまた負けた!バカバカバカ!バカ!お前を追い出すには私は何をすればいい?!お前は愚かで間抜で弱い弱い負け犬だ!私のレベルについて来られないなら去れ!」
メガトン「……?」
ボジラ「あぁ、お前は英語がわからないんだったな。分かるように言ってやる。GO!GO!GO!分かったか?!」
メガトン「……ボジラがこう言ってる!今日は親子タッグに負けたが、これから東京帰って日本橋にある美味しい親子丼のお店に行こう。行くぞ!行くぞ!行くぞ!親子丼なだけにな!シーユー!センキューソーマッチ!」