【試合詳細】11・28 マリーゴールド東部フレンドホール大会 林下詩美&天麗皇希&勇気みなみvs野崎渚&CHIAKI&ボジラ 青野未来&松井珠紗vsMIRAI&桜井麻衣 翔月なつみ&山田奈保vsビクトリア弓月&田中きずな 石川奈青vsハミングバードvsマイラ・グレース 瀬戸レアvs南小桃
『Winter Wonderful Fight 2024』
日程:2024年11月28日(木)
開始:18:30
会場:東京都・東部フレンドホール
観衆:203人
▼シングルマッチ 15分1本勝負
○瀬戸レア
6分30秒 変形トルネード・クラッチ
●南小桃
▼3WAYマッチ 15分1本勝負
○石川奈青
5分46秒 タチアガール
●ハミングバード、●マイラ・グレース
▼タッグマッチ 15分1本勝負
翔月なつみ/●山田奈保
13分21秒 ビクトリア・クラッチ
[Selene Flora]○ビクトリア弓月/田中きずな
▼タッグマッチ 20分1本勝負
青野未来/●松井珠紗
16分18秒 STF
[ミライサク]MIRAI/○桜井麻衣
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
林下詩美/天麗皇希/●勇気みなみ
17分36秒 ハイアングル・パワーボム→エビ固め
[ダーク・ウルフ軍]野崎渚(フリー)/CHIAKI/○ボジラ
アルシオンの聖地にマリーゴールドが初上陸!青野と桜井がUN王座の前哨戦でバチバチ!弓月がスーパーフライに再挑戦要求も翔月は保留!
オープニング
まずは大平ひかるリングアナが登場し、全対戦カードを発表。
続いて、胸骨の怪我で欠場中の後藤智香がリングに上がって前説を実施。ロードモバイルとのコラボの現況報告、WRESTLE UNIVERSEの新機能『ユニバースキャス』の告知が行われた後にはゴチカ記者による『ゴチカのメモ!!』が発表……と思われたが、後藤からも告知があるという。
後藤「ここで大人気コーナー!本日の『ゴチカのメモ!!』……と言いたいところなんですが、私から皆さんにご報告があります!10月24日の後楽園ホールにて欠場をお話しさせていただいてから、今日で約1ヶ月ほどとなりました。悔しい思いや、葛藤だったりとか色々あったんですけど、私に出来ることとしてこうやって前説に立たせていただいて大会に同行してきたんですけど、なんと!この大人気コーナー『ゴチカのメモ!!』!残すはあと2回になりました!と、いうことは!後藤智香。12月13日、新宿FACEにて復帰が決定しました!1ヶ月だけって言ったんですけど、もうちょっとかかってしまいましたが、ゴチカは今まで以上に、復帰だからって言って、ここ(現在地)じゃなくて、今まで以上にしっかり気合を入れてリングに上がります。まずは1月3日、皇希の持つGHCのベルト、これに向けてしっかりと、しっかりと!整えていきますので、皆さん応援の程よろしくお願いします!東部フレンドホールのお越しの皆さん、選手に声援を送る準備はできてますか?!後藤智香は好きですか?!残り2回なんで思う存分やらせていただきたいと思っております!試合スタートまで、5!4!3!2!1!スタート!」
第1試合
両者握手はせず、睨み合う中でゴング。
ロックアップでの力比べとなり、押し込んだレアが離れ際にエルボー。小桃がロックアップで組み付いてロープに押し込み返し、エルボー連打でお返し。リストロックの応酬となり、レアがヘッドロックからテイクダウン。小桃がヘッドシザースで返してクリーンブレイク。
小桃がエルボー連打からロープに振ってドロップキックを見舞い、「上げるぞ!」とボディスラムを狙う。レアが切り返そうとするも、小桃が「ナメんな!」と強引に担いでボディスラム。即座に腕十字に捕らえるが、レアがすぐにロープへ足をかける。
小桃がレインメーカー式ハンマーロックDDTを狙うが、レアがエルボーでカウンター。ロープに飛んで「ナメんな!」とドロップキックを叩き込み、ボディスラム3連撃。さらにキャトル・ミューティレーションで絞り上げていくが、小桃がロープに足をかける。
レアはロープを絡めたアームロックからロープに飛んでドロップキック。さらにキーロックも小桃が上体を起こしてエビ固めで切り返す。レアは即座にキックアウトしてストンピング連打。小桃も起き上がってエルボーで反撃し、足を止めてのエルボー合戦に。
連打で打ち勝った小桃がロープに振ろうとするが、レアは「ナメんな!」とカウンターのエルボー。さらにロープに飛ぶが、小桃が追走してロープを絡めたコンプリートショットからレインメーカー式ハンマーロックDDT。さらにオーバークロスDDTで突き刺すもカウントは2。ならばと小桃は連続エビ固めでしつこくしつこくカバーしてスタミナを削り、ロープへ飛ぶ。これをトルネード・クラッチで絡め取ったレアは、それにさらにスクールボーイを加える二段構えの丸め込みで3カウントを奪った。
<試合後コメント>
南小桃
「瀬戸レアとのシングルでした。ちょっと腕が……限界です。瀬戸レアの絞り、結構効いちゃいました。今日は瀬戸レアにクラッチで、丸め込みで負けてしましました。でももう3はちゃんと入れられてしまったので、これは次は返すしか無いと思います。絶対にもう負けません。ありがとうございました」
瀬戸レア
「3!しっかり3獲らせていただきました!でも小桃ちゃんのDDT、だいぶ効きました。正直焦りましたけども、今回しっかり肩付けて3獲ったのは私です!見てました?ありがとうございます!しっかり3!獲りました!でも今のままではまた3を獲られてしまう。そんな気がするので、どんどんこれから私は上がっていくしか無いですね。やってやります!」
第2試合
3人がそれぞれ警戒しながらも握手を交わしてからゴング。
三つ巴の手4つになるかと思いきや、石川&マイラが2人でハービィにクロスラインを見舞ってダブルの低空ドロップキック。ハービィはヘッドスプリングで跳ね起きてコーナーに飛び乗り、向かってきた石川&マイラを同時に絡め取ってのぶら下がり腕十字。
ハービィはマイラに変形バッファロー・スリーパー。石川がその背後からハービィにスリーパーホールド。マイラが抜け出して石川の背後からスリーパーホールド。3人でもつれ込むようにロープブレイク。マイラがロープに飛ぶが、石川&ハービィが攻撃をかわして逆にロープに振る。マイラは追撃をかわして石川の一撃をハービィに誤爆させ、2人をコーナーに重ねて貫通ドロップキックで2人の顔面をぶち抜く。
マイラはハービィにツイスト・アンド・シャウトから変形ダブルアーム・バスターを狙うが、ハービィがサムソンクラッチからレッグロールクラッチ、石川がその上からまとめてジャックナイフもカウントは2。
マイラ&ハービィがロープに振るが、石川がダブルのランニング・ネックブリーカー・ドロップ。石川がマイラをショルダータックルでふっ飛ばして「終わり!」とダブルアーム・スープレックスで叩きつけるがカウント2。石川がN.A..Oを狙うが、マイラが振り払って裏拳からのソバット、さらに変形ダブルアーム・バスターで叩きつける。
マイラが「オワリ!」とみちのくドライバーIIで突き刺してからコーナーに上がろうとするが、ハービィがカット。ハービィが「終わり!」とコーナーに上ってフロッグ・スプラッシュを発射も、2人が回避して自爆させる。石川&マイラがハービィにサンドイッチ式ラリアットを見舞い、マイラがバックドロップ。石川がごっつぁんフォールを狙うがマイラがカット。2人でカバーの奪い合いを展開する。マイラがハービィにブレーンバスターを狙うと石川が加勢しダブルを狙う。これをハービィが急角度DDTで2人まとめて突き刺して切り返す。
ハービィがマイラにハイキックを放つが、マイラがかわしてトラースキック。マイラがロープに飛ぶが、ハービィがウラカン・ラナ。これをマイラがエビ固めで切り返してシーソーゲームを展開。そんな中で石川が飛び込んできて2人まとめてタチアガールで押さえ込む。これで漁夫の利の3カウント奪取。
<試合後コメント>
石川奈青
「3WAY!勝ちました!勝ちは勝ちなんで。何と言われようと勝ちは勝ちです!何回も3WAYでマイラと当たることが多かったんですけど、いつもマイラに獲られてて悔しかったんで、今日こそはマイラから自分が獲ってやりました!3!いやあ、ありがとうございました!あと、なんですか?ハミングバード?なんかよく分かんないですけど、次こそはマスクを剥がして正体を突き止めて、そして私が勝ちたいと思います!ありがとうございました!」
マイラ・グレース
「今日は残念な結果になってしまった。私に黒星が付いてしまった。勢いに乗っていたと思っていたんだけど……。だけど、来週の大阪では私以外全員チャンピオンの6人タッグマッチがある(※青野未来&天麗皇希&翔月なつみvsMIRAI&桜井麻衣&マイラ・グレース)。私がこの中に混ざっていていいのか分からないけど、何も残さずに大阪を離れるつもりはないわ。絶対に勝ってみせるから」
ハミングバード
「ハミングバードと石川奈青、そしてマイラ・グレースのニューヒロインマッチ。いやぁ~、絶対勝てると思ったんだけどなあ。気付いたら……そうそう、ウラカン入って(エビ固めで返されて)獲られそうになったから大きく避けたら、気付いたら終わってて。悔しい!悔しすぎる!いやいやいや、絶対私がヒロインでしょ!なんだよ!第2回もご期待ください。私はあの2人の中で……ん?あの3人の中で……?あの2人の中で?あれっ?あの……んああッ!クソッ!」
第3試合
翔月と弓月の対面でゴング。リストの取り合いからバックの取り合い、リストの取り合いと互角の攻防を展開。翔月がヘッドロックで組み伏せてグラウンドでの首の取り合いとなり、弓月がヘッドシザースで抜け出してクリーンブレイク。
再び向き合ってロックアップからヘッドロックの攻防。弓月がロープに飛んで翔月とのロープワークのドッグファイトを制してドロップキック。さらに強烈なエルボーを打ち込んで行き、翔月の反撃を許さずカウンターのドロップキック。さらに弓月がボディスラム2連撃からマウントエルボー連打。さらに「まだだ!」とさらにボディスラム2連撃から低空ドロップキック。きずなが猛烈にタッチを要求したためタッチ。
きずなは弓月とともに縦横無尽のロープワークで翻弄してダブルの低空ドロップキック。きずなが脇固めで絞り上げ、さらに腕十字に移行しようとするも翔月がロープブレイク。きずながロープに飛ぶが、翔月がキチンシンクで迎撃して山田にタッチ。
山田はきずなに「オラーッ!」「コンチクショーッ!」などと叫びながらドロップキック3連打からヒザへの低空ドロップキック、足4の字固めと猛攻もきずなはロープを掴んでブレイク。きずながエルボーで反撃しようとするも、回避した山田は水面蹴りで倒してヘッドハンター。ヒザ裏へのガットショット連打から「なつみさん、押さえて!」と大先輩に命令してから足4の字固め、フィギュアエイトと捕らえて決めにかかる。これは弓月のカットが間に合う。
山田はきずなをロープに振ろうとするが、きずながカウンターのエルボーをクリーンヒットさせ、ランニングニーで追撃。さらにフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドで叩きつけてから腕十字を狙うも、山田はクラッチして耐えてエビ固め。さらに変形あずみ寿司もカウント2。ロープに飛ぶが、きずながカウンターのドロップキック。ここで翔月がエプロンから手を伸ばしてブラインドタッチ。翔月が不意をついて突っ込んでいくが、ここで弓月もブラインドタッチして翔月へ突撃。
エルボーの打ち合いから翔月がフィッシャーマンズ・スープレックス、ニーバッド連打、サッカーボールキックと連撃。翔月が髪を掴んで引き起こしながらのエルボー連打。ロープに飛んで串刺しランニングニー、串刺し蒼魔刀と連撃して山田にタッチ。
山田がエプロンから弓月の後頭部へ低空ドロップキックを見舞い、翔月のランニングニー、山田のリバース・ヘッドハンターと連撃。さらに翔月のサッカーボールキック+山田の低空ドロップキックから山田が弓月にダイヤル固め。これはきずながカット。
山田が「OK!決めるぞ!」とペディグリー。ロコモーション式で2発目を狙うが、弓月が「ナメんな!」と強烈なエルボーでふっ飛ばし、ライトニング・スパイラル。そこへきずながミサイルキックで追撃。Selene Floraがダブルの変形デスバレーボムからサンドイッチ式低空トラースキックの連携。
弓月が払い腰2連撃からダブルリスト・アームサルトで叩きつける。引き起こそうとしたところに山田が首固めも、即座にキックアウトした弓月がトラースキックから新技のビクトリア・クラッチ(※両腕をクラッチしてフィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドのような形で押さえ込む)で3カウントを奪った。
弓月「おっしゃ!私が3獲ったぞ!おい、翔月なつみ!どこだ?おい、戻ってこい。おい、私がお前の持つスーパーフライのベルトを狙っていることはもちろん分かってるよなあ?今日お前から3獲れなかったのはメチャメチャ悔しいよ。スーパーフライ、前回挑戦して、翔月なつみとはドローになった。その前のDREAM✴STARもお前とドローだった。お前とはまた決着付けられてないんだよ。私はお前と完全決着つけたいと思ってる。だから、1・3の大田区、そこでそのスーパーフライに挑戦……いや、スーパーフライをかけて闘うの、どうですか?」
翔月「ああ、弓月、威勢だけはいいなお前。ホントによ。タッグがダメでまたこっちに帰ってきたのか?いいですよ。私だって弓月、お前とは2回も引き分け。絶対いつか決着付けないといけないと思ってます。でも、1月3日、大事な大田区、お前とやるかどうかはまだわかりません。でもお前とはいつか決着付けないといけないと思ってる。でも、私だってやりたいカードあるんで。まだお前と出来るかはそれ次第ってことで。まあ、楽しみにしといてください」
<試合後コメント>
翔月なつみ&山田奈保
翔月「まあ初めて山田奈保とのタッグということで。向こうは19歳コンビ。勢いと元気だけはあると思ってるんでこっちも負けじとフレッシュなメンバーと、そしてチャンピオンと。勝つことができなくて本当に悔しいけど、奈保にもまだ超える壁があるってことが今日ね、分かったと思うんで。自分は弓月との再戦は望んでるけど、1月3日は自分だって大きい大会ってことで自分なりにやった相手じゃなくてまた違う相手とやりたい気持ちもあるんで、弓月とは決着は付けないといけないけど、まだ今じゃないんじゃないかとか色々考えることがあるんで。もうちょっと考えようかなと思います」
山田「なつみさんと初めてタッグを組ませていただいて。いやぁ~、どうしてもタッグ、タッグなら、タッグで強い……若いお2人になつみさんとだったら勝てるなと思って今日来たんですけど、自分が3獲られてしまって。やっぱりまだまだ自分1人だけの闘いじゃなくて、もっと色んな人と交わったときに出来る自分の力の出し方とかをもっともっと自分の中で見つけていきたいなと、今回思いました。タッグ組んでくださってありがとうございました」
翔月「これから頑張りましょう」
ビクトリア弓月&田中きずな
弓月「東部フレンドホール大会、私が3獲りました。翔月なつみから獲れなかったのはすごくすごく悔しいですけど、マイクでも言った通り、私、翔月なつみからまだ1度も勝ててないんですよ。ずっと。負けてもないんですけど。だからここで必ず完全決着つけたいと思って、1・3大田区、挑戦したいとマイクで表明させてもらいました。まあどうなるかはわからないんですけど、決まったら必ず私がお前から3獲って、そのベルトを御前から引っ剥がしてやるから。覚えとけよ」
きずな「今日弓月とのタッグで、私はずっと弓月と2人でツインスターを狙うって言っていて、その気持ちはもちろん変わってないんですけど、スーパーフライを1度も出してこなかった理由として、私はハイスピードでも無ければピョンピョンしたりも出来ないし、自分には縁のないベルトだから、名前出しちゃダメだって思って隣で弓月を応援して、弓月が獲る姿を見たいって本気で思ってたんですけど、今日弓月がなつみさんに向かっていってる姿を見てたら、なんか私もスーパーフライ、欲しくなってきちゃって。色んな気持ちが今あるんですけど、まずはもうなつみさんとシングル組んでもらってる大会があるので、そこで自分の気持ちをなつみさんに精一杯ぶつけたいと思います」
第4試合
開始直後から青野と桜井が感情剥き出しのグラウンドの攻防を展開し、桜井が青野の足に狙いを定めて畳み掛ける。
青野とMIRAIの対面となると、MIRAIがボディスラムから変形カベルナリアで捕らえ、桜井がスリーパーホールドを重ねる合体サブミッション。さらにボディスラム2連撃から引き起こすも、青野が雄叫びを上げながらエルボー連打で反撃。MIRAIも「来いよ!」と両手を広げて受けきったうえで「いってーな!」と強烈なエルボーで返してロープへ飛ぶ。青野はこれをツアー・オブ・ジ・アイランドで切り返して松井にタッチ。
松井がMIRAIにダイビング・クロスボディからロープに飛んでティヘラ。さらに串刺しジャンピング・ニーからスライディング・クロスボディ。投げようとするが、桜井がエプロンからスタナーでアシストし、MIRAIがコンプリートショットから変形ドラゴンスクリュー。続けてSSコロンビアwithミケーレを狙うが、松井が回転エビ固めで切り返し、MIRAIのドロップキックもかわしてロープへ飛ぶ。MIRAIがキャッチしてボディスラムを狙うが、松井が首固めで切り返し、ランニング・ネックブリーカー・ドロップで追撃して青野にタッチ。
青野&松井がダブルのドロップキックを見舞い、青野が串刺しドロップキック、串刺し低空ドロップキックの得意のコンボ。続けて気合いの雄叫びを上げながらサッカーボールキックを連打していき、キャプチュードを狙う。MIRAIはこれを振り払って変形カンガルーキックからリバーススプラッシュ式セントーン。桜井にタッチ。
桜井はコーナーに上ってミサイルキック。さらにコーナーに振って串刺しビッグブーツ、座り込んだ青野にロープ貫通ビッグブーツと連撃し、シャイニング・バスターを狙う。青野が暴れると、桜井がソバットを突き刺して変形逆片エビ固め。これを松井がスライディング・キックでカットすると、青野もスライディング・ラリアットで続く。青野はキャプチュードで叩きつけ、バズソーキックを発射。桜井がこれをキャッチすると、足を止めてのエルボー合戦へと持ち込む。
真っ向からの打ち合いが続く中、青野がローキック。思わず桜井が膝をついた瞬間に青野が上からエルボー猛連打。ロープに飛ぶが、桜井がレッグラリアートで反撃。青野もすぐに起きてミドルキックからラリアットを発射。これをかわした桜井がタイガー・スープレックスを狙うが、青野が振り払ってラリアット。ロープに飛ぶが、桜井がドロップキックで迎撃。青野が跳ね起きてラリアットを叩き込むと、両者大の字となりダブルダウン。両者タッチへ向かうが、先にタッチを受けた松井が桜井をリング中央に引き戻す。
松井が桜井にエルボー連打からソバット、トラースキック、スリングブレイドと連撃しロープに飛ぶが、MIRAIがエプロンからミドルキック。桜井が庶民征伐から腕十字を狙うが、松井はクラッチして必死に耐える。松井がなんとかロープブレイクするも、桜井が即座にロープ貫通ビッグブーツからシャイニング・ウィザード。ロープに飛ぶが、青野が追走してラリアットでアシストし、松井がカサドーラ・フットスタンプからフットスタンプ3連撃。
松井がコーナーに上っていくが、MIRAIがカットしてデッドリードライブ。MIRAIのラリアット+桜井のレッグラリアートの合体攻撃が決まり、桜井がシャイニング・バスター。松井はギリギリで肩を上げるが、桜井が即座にSTF。松井は必死のロープブレイク。
ならばとミライサクがダブルのバックドロップを狙うが、青野が飛び込んできてミライサクへダブルラリアット。松井が桜井にブサイク・ニーからマ・ツイカワイストラルもカウント2。青野がMIRAIにレインメーカー狙うが、かわしたMIRAIがラリアットを見舞って排除。
松井が突っ込んでいくが、桜井がカウンターのシャイニング・ケンカキック。さらに合体クロスアームSTOから桜井がSTF。リング中央でしっかり決まると松井も無念のタップ。
桜井「青野未来、今日は前哨戦だったけど、タイトルマッチでも勝つのは私だ!」
青野「桜井麻衣、調子いいなお前。その調子のいい桜井麻衣と闘って、守って、私はチャンピオンとしての強さを見せる」
青野が純白のベルトを掲げると、桜井も詰め寄っていって額を突き合わせてのにらみ合いを展開した。
<試合後コメント>
青野未来&松井珠紗
青野「前哨戦だったんですけど、桜井麻衣に負けました。でも、ミライサクの強さもあったと思うので。1人じゃない。私は1vs1で桜井麻衣に負けることは絶対にありえません。今日はチャンピオンとして不甲斐ないですけど、1月3日、このカードが正式決定するんだったら私ももっと覚悟をしっかり決めて挑みたいと思います」
松井「……なんか、月並みなんですけど、すごい悔しいなと思って。そりゃあそうなんですけど。というのも、なんか未来さんもミライサクの2人も、最前線にいる人たちじゃないですか。で、私はその人たちとそこまで遠くキャリアが離れてるわけでもないのに、いっつも不甲斐なくて……。すごく、ただ悔しいなと思いました。ので、これから青野未来も、全員倒せるように精進していきます。次は是非対角でお会いしたいと思います」
MIRAI&桜井麻衣
桜井「前哨戦、勝ちました。なんかね、私最近挑戦を受ける側のことが多かったんですけど、こうやって自分が挑戦者になって、すごい久々に感じるこの感覚。すっごいゾクゾクして、1・3が今からすごい楽しみになってきたよ。青野未来、私が貴女のベルトを奪ってやりますから、残りの短い白いベルトの……何?人生っていうの?これは?を、せいぜい楽しんでおきなさい!」
MIRAI「いやぁ、隣りにいる桜井麻衣がどんどんどんどんカッコ良くなりますね!(笑)自分は桜井麻衣を応援しながら見守りつつ、MIRAIも考えていることがあるので、自分自身も少しずつ動いていきたいと思っています」
桜井「楽しみにしてます♪」
第5試合
詩美とCHIAKIの対面でゴング。CHIAKIがロックアップをスカして「イケメン、コラ!」とヘッドロック。詩美もヘッドロックで切り返すが、CHIAKIはすぐに髪を掴んで抜け出してロープに飛ぶ。詩美がドロップキックで迎撃すると、皇希&勇気が突っ込んでいって連携へ。詩美のショルダースルー、勇気のドロップキック、詩美&皇希のドロップキックから勇気にタッチ。
勇気がCHIAKIにクロスアーム式巻き投げ3連発からロープに飛ぶが、場外から野崎が足払い。CHIAKIが顔面へ低空ドロップキックを見舞い、「ふざけんじゃねーぞコラ!」とイスで殴りかかる。なんとか阻止した勇気だったが、CHIAKIがボジラにおぶさった上で放つダブルのボディプレスを被弾。CHIAKIがロープ際で勇気に顔面ウォッシュを見舞い、野崎にタッチ。
野崎は勇気をロープにくくりつけてスタンド式キャメルクラッチ。そこへボジラがエプロンからベイダーハンマーで追撃。野崎が勇気をコーナーに叩きつけてブレイジング・チョップを猛連打。ボジラにタッチ。
ボジラも勇気にマシンガン・チョップを叩き込んでいくと、勇気は絹を裂くような悲鳴を上げる。
続いてタッチを受けたCHIAKIがマシンガン・掌底で続いていき、再び野崎にタッチ。
野崎が勇気に再びブレイジング・チョップを猛連打し、ビッグブーツからキャメルクラッチ。これは決まり切る前に詩美がカットするが、野崎が強烈なエルボーで撃退。野崎が敵コーナーに見せつけるようにスリーパーホールドで絞り上げていき、背中へのダブルニードロップから自軍コーナーに連れ帰ってCHIAKIにタッチ。
CHIAKIは勇気にエルボーを発射も、かわしてロープに飛んだ勇気が後頭部へのドロップキック。タッチを求めるも、野崎がカット。CHIAKIが勇気に側転式ダブルニードロップを見舞ってロープに飛ぶが、勇気がかわしてドロップキック。ついに皇希へタッチ成功。
皇希はCHIAKIにビッグブーツ。エプロンに控える野崎にも放っていくが、防いだ野崎がボジラとともに皇希をコーナーに振る。皇希はブーメラン・アタックで2人まとめてなぎ倒すが、CHIAKIがサミングからのアイアン・メイデンで流れを断ち切る。さらにロープへ飛ぶが、皇希が足払いからビッグブーツ。エプロンから詩美が低空ドロップキックで追撃し、皇希がツイスト・オブ・フェイトから170cmプレス。ロープに振るが、CHIAKIがコードブレイカーで反撃して野崎にタッチ。
野崎は皇希におしゃれキック。さらにボジラが串刺しスプラッシュで追撃し、野崎&CHIAKIがダブルの低空ドロップキック。野崎は皇希にニーリフト連打からロープに飛ぶが、皇希が「ナメんなオラッ!」とパワースラム。野崎はビッグブーツで反撃していくが、皇希も真っ向から迎え撃ってビッグブーツの打ち合いに。これを制した皇希がバックドロップで叩きつけ、詩美にタッチ。
詩美は野崎に串刺しラリアットからバックフリップ。足を止めてのエルボー合戦となり、詩美が強烈な一撃を叩き込むも、野崎が右ストレートを顔面に突き刺す。野崎がノアール・ランサーを発射も、かわした詩美がスライディング・ラリアットからコウモリ吊り落とし。さらにラリアットを発射も、野崎がカウンターのビッグブーツ。野崎がレインメーカー式ビッグブーツを放つも、かわした詩美がロープに飛んでラリアット。さらに投げっぱなしジャーマンからラリアットを発射も、野崎がかわしたところにCHIAKIがエプロンからスタナーを見舞ってアシストし、野崎がノアール・ランサー・ハイ。これは皇希&勇気が必死のカット。野崎がボジラにタッチ。
ボジラは詩美を引き起こしてコーナーに振り、串刺しスプラッシュからブレーンバスター。ふらふらと起き上がった詩美がエルボーを放っていくが、余裕の微笑みを浮かべたボジラは仁王立ちで受けきったうえでラリアット。ボジラはコーナーに上っていくが、皇希&勇気が必死に足にすがりついて妨害。詩美&皇希がダブルのデッドリードライブでボジラをリング内に叩き落とし、詩美が渾身のラリアット。追撃には行けず、勇気にタッチ。
勇気は必死のドロップキック3連撃も、ボジラはビクともせずニヤリと笑う。勇気がエルボー連打から首極め腕卍を狙うが、ボジラがぶっこ抜いて軽々とブレーンバスター。ボジラがラリアットを狙うが、かわした勇気が河津落としを狙う。ボジラが余裕で耐えるも、皇希がビッグブートを合わせる連携技へと派生して巨木をなぎ倒す。勇気が必殺のリストクラッチ式バックドロップを狙うも、ボジラが耐える。詩美が加勢に入って2人で投げようとするが、野崎がカット。野崎が勇気にビッグブートを放つも、これがボジラに誤爆。勇気がボジラを首極め腕卍で捕らえるも、CHIAKIがカット。詩美と勇気が2人でロープに飛ぶが、ボジラがダブルラリアットで迎撃。
ボジラが勇気に野崎譲りの顔面バーンを2連撃。さらに野崎がビッグブート、ボジラがバーディクトと続くも詩美&皇希が必死のカット。野崎が詩美にノアール・ランサー・ハイ、CHIAKIが皇希にスピアーを見舞って排除する中、ボジラが勇気をシットダウン式パワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。
試合終了を告げるゴングが鳴り響く中、ボジラはさらに勇気に顔面バーンで追撃する非情さを見せた。
野崎「本日のダーク・ウルフ軍の完全勝利で~す!勇気みなみ?はじめまして。あんな詩美、皇希、デカい奴らに随分と助けられてたけど、我々ダーク・ウルフ軍にはまだまだ勝てねーよ。せいぜい頑張れ」
ボジラ「ファッ●ュー●ッチ!」
CHIAKI「おい、前日12月13日の新宿FACE大会でのタイトル挑戦を頼みましたけども、今回もこうしてダーク・ウルフ軍が乗りに乗って勝利!ということで、このまま勢いに乗ってタッグのベルトもいただきますよねえ?ノザキ様!」
野崎「おぉ、やる気に満ち溢れてるねえ(笑)いいじゃん!ノザキ様とCHIAKIで必ず12月13日、新宿FACEでツインスターのベルト獲って、ダーク・ウルフ軍に勢いつけちゃおうと思います!お前らついてこいよ!ついてこれんのか!だったら12月13日、必ず見に来ること!これは正式決定だ!今!ノザキ様が決めた!ケッテー☆」
<試合後コメント>
野崎渚&ボジラ&CHIAKI
野崎「本日もダーク・ウルフ軍、完全勝利です!ありがとうございましたぁ~♪どうでした?どうだった?ボジラ?」
ボジラ「奴らには何も期待していなかった。なぜなら私たちが世界最強のチームだからだ。それで、次は何が待っている?ノザキサンとCHIAKIがタイトルマッチだ」
CHIAKI「まあ今の試合をミライサクが見てたかはわかんねーけど、まあアイツらがよそ見をしてる間にダーク・ウルフが目の前に来てるってことを思い知らせてやったよ。ノザキ様と一緒にベルトを獲って新しい年越しをしたいと思います」
野崎「新しい年越し(笑)ハッピーな年越しをね(笑)ホントはタイトルマッチに挑戦表召してからタッグ力というものを意識して今日闘ってみたんですが、中々スムーズに。普段から組んでるから息が合わないとかは無いし、もっともっと13日に向けてタッグチームワークというものをシングルプレイヤーのノザキ様がCHIAKIのために考えて、12月13日を迎えようと思います。ということで、帰りましょうか(笑)必ずベルトを獲る!これは正式決定だ!今!ノザキ様とCHIAKIが決めた!」
野崎&CHIAKI「ケッテー☆」
林下詩美&天麗皇希&勇気みなみ
勇気「カード発表があったときから、なんか、カード見て絶対自分が場違いなんじゃないかと最初思ってしまって。その気持ちをリングで出さないように頑張ろうと思ったんですけど、ちょっと弱い気持ちが出ちゃって、結局私がボジラに獲られてしまったので。先輩方とまた組んでもらえるように、これからまた練習から頑張り直そうと思います。ありがとうございました」
詩美「初メインの荷が重い中、一緒にありがとう。たくさんこれから練習して組んでいこう。相手のCHIAKI、野崎、ボジラ。特にボジラ。アイツ試合後に、(※口パクで)……ッって言った!あんな下品な言葉を浴びせやがって。クソッ!あんな奴らは天罰が下るんだよ。今度CHIAKI、野崎がタッグのベルトに挑戦するって?お前らみたいな筋が通ってない悪い奴らにはベルト獲れねーよ」