アルシオンの聖地にマリーゴールドが初上陸!女子プロレスの未来を担う19歳の美少女タッグが躍動!

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 28日、東京都・東部フレンドホールにてマリーゴールド『Winter Wonderful Fight 2024』が開催。アルシオンの聖地で女子プロレス界の未来が躍動した。

 東部フレンドホールのある江戸川区・瑞江はかつてアルシオンの道場が存在した地であり、ロッシー小川にとって思い入れ深い場所。瑞江で青春を過ごした選手たちの娘がマリーゴールドに入団しているということから、世代をまたいだ物語がリングで展開されていると言える。

 この日の第3試合では、田中きずな&ビクトリア弓月vs翔月なつみ&山田奈保のタッグマッチが実施。きずなは元アルシオンの府川唯未さんを母に持っているため、母の思い出の地での試合に臨むことになった。


 試合は、翔月の持つスーパーフライ級王座(※軽量級王座)を狙う弓月が気迫のファイトで突貫。全女時代から続く基礎に忠実ながらも感情剥き出しのレスリングを見せ、序盤から場内を沸かせる。
 そんな弓月を見て発奮したきずなが猛烈にタッチを求め、得意のサブミッションを武器に躍動。丸め込みで粘りに粘る新人の山田をミサイルキックでふっ飛ばし、弓月との合体技も繰り出して一気に攻める。最後は弓月が山田を新技のビクトリア・クラッチで仕留めた。

 試合後、マイクを取った弓月は来年1月3日の大田区総合体育館で翔月の持つスーパーフライ級王座へ挑戦を要求。
 これを受けた翔月はドロー続きの弓月との決着を付けたいという意向を述べつつも「私だってやりたいカードあるんで。まだお前と出来るかはそれ次第ってことで」と保留。

 そんな中、きずなも弓月に触発されてスーパーフライ級王座に興味を示す。
 12月8日の田原大会で翔月とのシングルマッチが決まったことを踏まえ「私はハイスピードでも無ければピョンピョンしたりも出来ないし、自分には縁のないベルトだから、名前出しちゃダメだって思って隣で弓月を応援して、弓月が獲る姿を見たいって本気で思っていました。でも、今日弓月がなつみさんに向かっていってる姿を見てたら、なんか私もスーパーフライ、欲しくなってきちゃって。なつみさんとシングル組んでもらってる大会があるので、そこで自分の気持ちをなつみさんに精一杯ぶつけたいと思います」とシングル王座に初めて言及。スーパーフライ級戦線の行方はいよいよ混沌としてきた。

 来年1月3日の大田区総合体育館は、2024年の集大成ではなく2025年以降のマリーゴールドのビジョンを見せることが求められるビッグマッチ。
 似た顔ぶれで王座戦が行われ始めたマリーゴールドの中で、きずなをはじめとした女子プロレス界の未来を担う新星が存在感を示していくことが出来るかどうかに期待が集まる。

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