しのせ愛梨紗が聖地・後楽園で初のメインイベントを務め、幼少期から試合を見ていた朱里と初対決!「このリングを盛り上げていきたい」と、父・篠瀬三十七が主宰する飛鳥プロレスへの入団を宣言!
- 2024-11-28
- ニュース, 女子プロレスマガジン
- 飛鳥プロレス
27日(水)、篠瀬三十七(みとしち)が主宰する飛鳥プロレスが10周年イヤー2回目となる後楽園大会を開催。2014年に解散したWNC(レスリング・ニュー・クラシック)に所属していた選手が多く参戦することが特色となっているが、メインイベントでは三十七の愛娘・しのせ愛梨紗がWNCの女子エースだった朱里と一騎打ち。愛梨紗にとっては幼少期から試合を見ていた朱里との初対決、そして後楽園で初めてのメインイベントという2つの夢が叶う大舞台となった。
序盤からグラウンドで圧倒する朱里は、馬乗りになって張り手を叩き込みながら愛梨紗にゲキを飛ばす。エルボーの連打で気迫をぶつけていくもなかなか活路を見いだせない愛梨紗だったが、コーナー最上段からのボディーアタックを放つと、至近距離からのカウンターのシャイニング・ウィザードを発射。さらに肩の上に担いでマットに叩きつける『ちあふる☆ほいっぷ』を繰り出すも3カウントには届かない。ジャンピングニーからグラウンドに持ち込んだ朱里が、朱雀でギブアップを奪った。
マイクを持った朱里は「ありさちゃん…いや、しのせ愛梨紗選手。ホントに今日闘えて良かった。ありがとう! 飛鳥プロレス10周年ということで自分にとって懐かしい方がいっぱいいて。ありさちゃんもこうやってプロレスラーになって1対1で闘う日が来るなんて思ってなかったから、自分自身すごく楽しみにしていました。キャリア3年? もっともっと成長して強くなって、また対戦できるのを楽しみしてるよ。もっともっと練習して楽しんで、上を目指していってほしい! 頑張って!」とエール。
愛梨紗は「小さい頃から見ていた朱里さんとシングルできて本当に嬉しかったです。もっともっと強くなったら、またシングルしてください。そして、お父さん。所属でもない私が復帰してからずっと飛鳥に出てて、後楽園のメインに立つの今日初めてだったんだよね。このリングに立って私はずっと…“しのせ愛梨紗がこのリングを盛り上げていきたい”って強く思いました。…ってことで来年から飛鳥所属になってもいいかな?…いや、いいよね!? 私しか盛り上げられるの、いないよね?」と問いかける。会場からの歓声を受けて三十七が「よろしくお願いします!」と快諾すると、愛梨紗は「朱里さん、一緒に締めたいです。お父さんじゃなくて朱里さんと締めたいです(笑)」と会場を笑わせ、「3、2、1 We are 飛鳥!」のかけ声で大会を締めた。
バックステージで朱里は「デビューしたのは知ってたんですけど、もっともっと練習しなくちゃいけない部分がたくさんあるし、伸びしろがたくさんあるってことだから。すごく今後楽しみだなって思いました。もっともっと上を目指して、プロレスラーとして大きく羽ばたいてほしいなと思いました」とコメント。愛梨紗は「メチャクチャホントに、体に発疹ができるぐらい緊張してて。ぜんぜん敵わなかったけど、もっともっと強くなって絶対にリベンジしたいなって気持ちになりました」。続いて飛鳥プロレス入団について、「アイスリボンではできないカードばかり組んでくるじゃないですか(苦笑)。嬉しい反面“所属じゃないのにこんなカードで”っていうすごいプレッシャーがあったんですけど、今日、所属でもない私がメインに立って、盛り上げられるのは私しかいないんじゃないかと思って。私がやらなきゃいけないっていう使命感というか気持ち。“お父さんじゃダメだ、私がやりたい”っていう気持ちで宣言しました。1月1日から飛鳥所属です。他団体からも声をかけて頂ける選手になって、飛鳥プロレスの知名度を上げて後楽園ホールを満員にできるぐらいの団体に私がします」と意気込みを語る。
三十七は愛梨紗の入団について「団体のトップとしては所属が1人増えたことはすごく嬉しいことですね。親子ですけどお互いに切磋琢磨して、結果として団体が盛り上がればいいんじゃないかなと思います。僕1人だったのでマイペースな感じでやらせて頂こうかなと思ってましたけど、もっと増やしたいというのであれば、会場の規模問わず追加日程で増えていくんじゃないかなと思います。“盛り上げるのは自分だ”と言ったんですから、吐いた言葉は責任を持ちなさいというのがありますね。僕も黙って見てる気はないので。まだまだ頑張りますので、そこは競争かなと思います」と話した。
『飛鳥プロレス10周年記念大会』
日程:2024年11月27日(水)
開始:18:30
会場:東京・後楽園ホール
観衆:248人
▼メインイベント アイスリボンvsスターダム クロスオーバーシングルマッチ 30分1本勝負
●しのせ愛梨紗(アイスリボン)
14分21秒 朱雀→ギブアップ
○朱里(スターダム)