“闘うジョジョラー”が再デビューも泥試合で涙!「こんなにも自分駄目かって不甲斐ない」
13日、両国国技館でマリーゴールド『MARIGOLD Summer Destiny 2024』が開催。第0試合では瀬戸レア再デビュー戦が行われた。
瀬戸レアは2022年6月に里村明衣子率いるセンダイガールズプロレスリング(仙女)に入門し、丸森レアの名で2023年8月にデビュー。練習生時代は怪我に泣き、プロテストに3回落ちるという逆境にもメゲない黄金の精神を宿している。
レアは『ジョジョの奇妙な冒険』をこよなく愛しており、“闘うジョジョラー”として話題に。体調不良により今年2月10日より長期欠場を続けていたが、本人の意志によって5月31日付で仙女を退団したことが発表される中で仙女の里村代表からロッシー小川にレアのマリーゴールド入団希望が伝えられ、6月11日のマリーゴールド後楽園ホール大会にレアが登場。その場で入団が発表され、リングネームを旧来の丸森レアから瀬戸レアに変更した。
下の名前は以前より引き続き本名の玲綺(れあ)から、名字は推しキャラである『ジョジョの奇妙な冒険』第3部に登場するアレッシーのスタンド名『セト神』から取ったとのこと。
対戦相手を務める小桃は事前の会見で「瀬戸レア、私はずっと意識してました。瀬戸レアにとって初めてのマリーゴールドの試合。私がぶっ飛ばします。おぼえとけぇっ!」と啖呵を切っており、この日の試合も握手を平手ではたき落として開幕ドロップキックを叩き込む。レアも得意のドロップキックで反撃していき、髪を掴んでのフェイスバスターやキャトルミューティレーションで捕らえ絞り上げる。
ビンタの打ち合いから小桃が得意のぐるぐる腕十字であわやの場面となるも、レアが必死のドロップキック連発からしつこく全女式フォールで粘りがちの3カウントを奪った。
小桃は不満げに無言で会場を後にし、レアは泣きながら「再デビューできました。ブランク半年、こんなにも自分駄目かって不甲斐ないです。自分の不甲斐なさ、対戦相手の小桃選手にも申し訳ないです。でも、今日小桃選手、自分の再デビューの相手してくれてありがとうございます。また対戦したいです。お願いします」と言葉をつまらせながら懇願。
派手な再デビューとはいかず泥臭い試合となったが、両国国技館という舞台に飲まれたことは否めない。
19歳で田中稔&府川唯未の娘である田中きずなや、15歳で大向美智子の娘の心希の入団も発表されたマリーゴールドで、レアがどのような輝きを見せて生き残るのかに期待したい。