松井珠理奈(ハリウッドJURINA)を見てアイドルに憧れた15歳が母と同じプロレスラーの道へ!「母娘ともに15歳で入門して運命感じました」
13日、両国国技館でマリーゴールド『MARIGOLD Summer Destiny 2024』が開催。新入団選手として大向美智子の娘である心希(しんの)が登場した。
大向美智子は15歳で全日本女子プロレスに入門し1991年にデビュー。その後LLPWを経てアルシオンへ入団し、2007年に引退したが、一夜限りの復活やディーバとして現在も度々リングに上がっている。
この日母とともにリングに呼び込まれた心希は「この度マリーゴールドに入団させていただくことになりました、心希です。デビューに向けて学業と両立しながらマリーゴールド、そして女子プロレス界に新しい旋風を起こせるようなレスラーになれるよう、精一杯頑張ります。皆さん応援よろしくお願いします」と挨拶。
母と同じ15歳の高校1年生で入団することになった心希は、165cm46kgで毛利道場にて指導を受けた空手をバックボーンに持つ逸材。はじめは48グループによるドラマ『豆腐プロレス』でハリウッドJURINA(松井珠理奈)を見てアイドルに憧れ、現在もダンス部に所属している心希だったが、今年1月に行われたアルシオンファイナルでの母の試合を見て「自分にはプロレスの道しかない」と決意しロッシー小川にその場で相談。現在山口県在住ということもあり、学業を優先する形でデビューを目指していく事となった。
「お母さんがプロレスラーだったっていうのに捕らわれないで、自分らしく試合できるレスラーになれたらいいなと思います」と母の前で語った心希。今後は山口県にいる間は母がしっかりと指導し、夏休みなどには長期で東京の道場で練習したり巡業についていったりとプロレス界に慣れていく予定だ。
母である大向美智子も「悩みましたよ。でも最後は本人の意思を尊重しまして今日に至ります。不思議と(私が)15歳で入門して、(娘も)15歳で入門してるんですよ。だからやっぱりちょっと不思議な縁というか運命を感じました。まさかこういう形になると思ってなかったですけど、これがロッシー小川マジックということで。こういうのもタイミング。タイミング逃したりチャンスを逃すと無くなっちゃうので、私はこのタイミングでいいと思ってます」と、母として悩みながらも後押しする覚悟を語った。
マリーゴールドには田中稔&府川唯未の娘である田中きずなもおり、ロッシー小川の遺伝子とも言えるアルシオンの2世レスラーが集まりつつある。
様々な団体の選手の入団のみならず、昭和、平成、令和を巻き込むマリーゴールドから目が離せない。