【試合詳細】10・13 マリーゴールド後楽園ホール大会 【スーパーフライ級】岩谷麻優vs山岡聖怜 MIRAI&桜井麻衣vsCHIAKI&野崎渚 林下詩美&ちゃんよたvs青野未来&山中絵里奈

『Marigold BATTLE HEART 2025』
日程:2025年10月13日(月・祝)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:887人
▼3WAYマッチ 15分1本勝負
○ハミングバード
5分32秒 十字架固め
●メガトン
※もう1人は石川奈青
▼6人タッグマッチ 15分1本勝負
ビクトリア弓月/田中きずな/●橘渚
9分52秒 裏投げ→エビ固め
南小桃/○心希/山﨑裕花
▼タッグマッチ 15分1本勝負
[元気元気タッグ]後藤智香/●勇気みなみ
9分3秒 ダイビング・フットスタンプ→片エビ固め
[Darkness Revolution]○松井珠紗/瀬戸レア
▼タッグマッチ 20分1本勝負
○林下詩美/ちゃんよた(PPP)
19分29秒 ハイジャック・ボム→片エビ固め
青野未来/山中絵里奈(BBJ)
▼MIRAIラストマッチ タッグマッチ 30分1本勝負
[ミライサク]MIRAI/○桜井麻衣
13分49秒 桜井のバックドロップ+MIRAIのラリアット→片エビ固め
[Darkness Revolution]野崎渚(フリー)/●CHIAKI
▼スーパーフライ級選手権試合 15分1本勝負
【王者】○岩谷麻優
11分46秒 ドラゴン・スープレックス・ホールド
【挑戦者】●山岡聖怜
※第3代王者が3度目の防衛に成功。
岩谷が聖怜を破ってスーパーフライ級王座を防衛しイヨ・スカイと王者として対峙へ!詩美が最後の前哨戦で青野に完勝!MIRAIが所属ラストマッチで涙のマイク!
第1試合
ゴングが鳴るとメガトンが「ガオーッ!」と威嚇して回る中で石川とバードがロックアップからリストの取り合いを展開。石川がバードにショルダータックルを放つが、バードがドロップダウンでかわすとメガトンにヒット。バードがドロップキックで2人まとめて吹き飛ばし、バードの串刺しボディスプラッシュ攻撃もメガトンにヒット。石川とバードのドロップキックが空中で相打ちとなり両者距離を取る。
石川がショルダータックルで倒すも、バードはティヘラから低空ドロップキックで反撃。バードがロープに振るも、石川はランニング・ネックブリーカー・ドロップから逆エビ固め。さらにメガトンがバードにメガトンプレス。横槍を入れられた石川が怒り、バードと2人でメガトンにトレイン攻撃。バードが石川にスクールボーイも、石川が返してエルボー合戦へと持ち込む。そんな中、割り込んできたメガトンが「あっ!」と虚空を指さし、気を取られた2人をまとめてフェイスクラッシャーで叩きつける。
メガトンがホイッスルを吹き鳴らしながら2人を踏みつけつつ行進し「メガトン乗ってもだいじょーぶ♪」とポーズを決めてメガトンプレスを発射も、2人はかわしてダブルの低空ドロップキック。バードが石川にティヘラからロープに飛んでカサドーラ。石川も返してエビ固めのシーソーゲームに持ち込むも決着はつかず。バードがロープに飛ぶが、石川がすくい上げてN.A.O。これはメガトンがカット。
メガトンは「右!左!メガトン!」とモンゴリアン・チョップを放っていくが、キャッチした石川が「ナメんな!」とビンタ。石川がジャーマンを狙うが、バードがハイキックでカット。メガトンがバードにメガトンプレスを発射も、かわしたバードが十字架固めで丸め込んで3カウント。
<試合後コメント>
メガトン
「ガオー……両国まであと残り少ないし、また負けてしまいました。衣装もボロボロになってしまって、身も心もズタズタになってしまいましたけど、2人がなかなか超えられないです。でも負けても負けても何度でも立ち上がりますガオーッ!」
石川奈青
「(※心底退屈そうな様子で)こーらくえんほーる、ありがとうございました。……いやぁ、つまんなかったッスね。うん。つまんない。でも自分が一応一番先輩なんで。……あぁ~……ありがとうございました」
第2試合
心希は後楽園ホール大会に初出場。
きずなと心希の対面でゴング。いきなりエルボー合戦から始まり、心希が気迫の連打からロープに飛ぶもきずながカウンターのミドルキック。さらにハイキックを放つも、心希がかわしてクリーンブレイク。両者タッチ。
弓月と裕花の対面となり、目まぐるしいロープワークの応酬を制したゆづきがドロップキック。3人で裕花にトレイン攻撃を見舞っていき、弓月がきずなを踏み台にして飛ぶ連携ドロップキック。きずなにタッチ。
きずなは裕花にヘアホイップからサッカーボールキック。引き起こすも裕花が延髄切りで返して小桃にタッチ。
小桃は幾度もロープに飛んできずなに低空ドロップキックを連打。カバーから腕を取った小桃がきずなに変形ゆりかもめ、裕花が弓月にパロスペシャル、心希が橘にスリーパーホールドを決める三重奏。小桃がロープに振るもきずなはフライング・フォアアームから橘にタッチ。
橘は小桃に串刺しエルボーから低空ドロップキック。さらにロープに飛ぶが、裕花が飛び込んできて追走エルボー。小桃が低空ドロップキックからDDTを狙うが、橘が振り払ってスタナー。さらにボディスラムからエルボーを放つが、かわした小桃がタイガーネックチャンスリー。心希にタッチ。
心希は橘にミドルキックを猛連打し、サソリ固め。位置が悪くすぐにブレイクされてしまうが、心希はすぐにロープに振ってラリアットを発射。これをかわした橘がクロスボディで倒し、Selene Floraが連携低空ドロップキック。さらに橘が投げっぱなしフィッシャーマン・バスターからエルボーを連打しバックを取るも、腰を落とした心希がオーバーヘッド・キックで顔面を下から蹴り上げてサムソンクラッチからサソリ固め。これをきずながカットすると、心希が強烈なエルボーでふっとばして排除。橘をコーナーに振るが、橘が三角飛び式ダイビング。クロスボディ。さらに小桃が橘にDDTで追撃し、心希&裕花が交互にサッカーボールキックを連打。心希は裏投げを狙うが、橘が足払いからラ・マヒストラル。これは小桃がギリギリでカット。橘がロープに飛ぶと、心希がカウンターのハイキックを叩き込み、頭頂部からぶっ刺す裏投げで3カウントを奪った。
試合後、きずなが心希に握手を求めるも、心希は裏投げで叩きつけて応えた。
<試合後コメント>
ビクトリア弓月&田中きずな&橘渚
きずな「今日は両国で対戦する心希が対角にいたので。……う~ん、心希には本当に特別な思い入れもありますし、最後握手求めたら、まさかの裏投げで投げられてビックリしましたけど、絶対に負けられないのはもちろんなんですけど、負けたくない気持ちにさらに火をつけてもらいました。両国では私がしっかりと心希から3カウント取りたいと思います」
橘「『今勢いに乗ってるね』ってすごい言ってもらえてて、今日は絶対に絶対に勝ちたかったんですけど、やっぱり心希も勢いがあって3カウント取られてしまったんですけど、私は絶対に心希から3を奪い返して見せて、もう裏投げも投げさせたくないです!もっともっと実力をつけて強くなっていきます!」
弓月「それぞれが両国に向けて色々あるなかで、私もユナイテッドの挑戦が決まっています。前哨戦は今2回やってきましたけど、なんかすごくゾクゾクしますね。女のドロドロした、バチバチした激しい戦い。メチャクチャ興奮しますね。桜井麻衣、まだまだこんなもんじゃねーぞ。私のすべてを知ってると思うなよ。こっからまだまだ続く前哨戦、しっかり私の恐ろしい部分を見せてやるから楽しみにしとけ!」
南小桃&山崎裕花&心希
心希「初めての後楽園ホール大会、自分で裏投げで渚さんから3取ることができました!私は両国国技館、きずなさんと二世対決、シングルマッチが第1試合で組まれているんですけど、その両国に向けて今日は絶対負けられないし、絶対勝ちたいって思っていたので、今日勝つことができてすごく嬉しいです。私はこの勢いのまま両国国技館、きずなさんから勝ちます!」
小桃「後楽園、ありがとうございました。しんちゃん、きぃたんとシングルですけど、私たちガントレットマッチ、タッグで組んで。これはもう勝ち残っていきましょうよぉ」
裕花「はい、もちろんですよ」
小桃「今日、心希の勝ちだけど、この、ね?一緒に頑張ったんで。これからみんなで!両国!勝ちましょう!はいっ!」
裕花「やはり、よき予感がします。チーム寮、よき予感がします!しんちゃんもものすごい3。私も負けてらんないです。頑張ります!」
第3試合
後藤と松井の対面でゴング。後藤が長身を活かして「来いよ!」と上から手4つを求めるが、松井はつま先を踏みつけてロープに飛ぶ。後藤がショルダータックルで迎撃し、松井のアームドラッグを腕力だけで耐えて逆にアームドラッグ。さらにビッグブーツでの追撃を狙うが、松井が目まぐるしいロープワークで翻弄してドロップキック。後藤は倒れず耐えてショルダータックル。引き起こそうとしたところで松井がサムソンクラッチ。後藤も慌てて返してクリーンブレイク。両者タッチ。
勇気とレアの対面となると、レアが出会い頭のドロップキック。ロープに飛ぶも勇気がカウンターのドロップキック。レアも髪を掴んで引き倒し、顔面をぶち抜く低空ドロップキックから脇固め。勇気がロープを掴むも、レアがロープを使った腕固めから顔面を踏みつけ、串刺し低空ドロップキック。さらに松井と連携して腕へのニードロップを放ち、キャトル・ミューティレーション。これは後藤がカット。レアは引き起こしてロープに飛ぶも、勇気がカウンターのドロップキック。後藤にタッチ。
後藤はレアにショルダータックルからロープへの串刺しヒップアタック。さらにエルボードロップからジャイアント・スイング狙うが、レアがエルボースタンプ連打で脱出し、低空ドロップキックで姿勢を崩してからのヘッドハンター。松井にタッチ。
松井は後藤に串刺しスライディング・クロスボディから串刺しニーリフト、低空ドロップキックと連撃。コーナーへ上がっていくが、勇気が足を掴んで妨害。後藤が下から強烈なチョップを見舞い、抱え上げてジャイアント・スイングで10回転。勇気が猛烈にタッチを求め、後藤と交代。
勇気は松井にクロスアーム式巻き投げ3連発から低空ドロップキック。さらに首極め腕卍で捕らえるもレアがカット。後藤がレアを排除し、元気元気タッグでトレイン攻撃を狙うが、松井が後藤にスタナー、勇気にネックブリーカーを見舞う同時攻撃で窮地を脱出。
勇気はエルボーを連打していくが、松井は余裕の表情で耐えてサミングから投げっぱなしフィッシャーマン・バスター。松井がロープに飛ぶも、後藤が飛び込んできてラリアット。後藤のビッグブーツ+勇気のドロップキックの合体攻撃から、後藤が勇気をアトミックホイップで松井の上に投げ落とす合体攻撃。勇気は松井を南の風で丸め込むも、レアが低空ドロップキックでカット。後藤がレアを強烈なラリアットで叩き伏せるも、松井がトラースキック。勇気が松井にドロップキックを見舞い、変形バックドロップを狙うも、松井がカサドーラで切り返してブサイク・ニー。続けてコーナーに上がり、ダイビング・フットスタンプを突き刺して3カウントを奪った。
<試合後コメント>
松井珠紗&瀬戸レア
松井「レアとのDarkness Revolutionタッグはそんなに今のところ多くはないんですけど、ウチら同級生だし、だんだんだんだんね。2000年の代だから。だんだんだんだん息があってきたんじゃないかなと思ってます」
レア「同じくです。同じく思ってるんで、今後組むときもっともっと連携とかできたらなって思います」
松井「そうだね。Darkness Revolutionは誰と組んだって最高だけど、ウチらも最高のタッグになっていこう」
後藤智香&勇気みなみ
後藤「勇気と元気元気タッグをまた一緒にできるってなって、勇気の勝ち筋を智香が作っていきたいなって思ってるんですけど、なかなかそれができなくて」
勇気「いや、ちがうちがう違います!私はまたどんな形でも智香さんと組めることが嬉しくて、私たちでしかできない試合とか、お客さんに伝わるようなファイトをしないとと思ってきたんですけども、これまで引っ張ってきてもらった智香さんに……私がもう智香さんを引っ張るくらいの気持ちでいかないとダメですッ!」
後藤「みんな今両国に向かってギラギラしてるから、その勢いに負けないように!」
勇気「負けないです!」
後藤「両国まであと3連戦あるから、しっかり勇気の試合も見ますので、私も勝って大物Sと闘うので見ててください!行くぞ、最後の!せーの!」
2人「「やる気!元気!勇気!」」
後藤「よしッ!頑張るぞッ!」
第4試合
詩美と青野の対面でゴング。ロックアップでの力比べは互角の展開。ならばとショルダータックルでぶつかり合うも、ちゃんよたがエプロンから一撃入れてカットし詩美&ちゃんよたがトレイン攻撃。ちゃんよたのボディスラムから2人で腕を組んでのダブルエルボードロップ。詩美がロープに飛ぶと、今度は絵里奈がエプロンから一撃入れてカット。青野&絵里奈がロープに振ってダブルの低空ドロップキックからサンドイッチ式低空ドロップキックでお返し。青野は詩美のヒザ裏にローキックを連打し、ボディスラムから絵里奈にタッチ。
絵里奈は詩美をコーナーに振って串刺しジャンピングニーから顔面騎乗式ブロンコバスター。さらにコーナートップからダイビング。クロスボディを見舞い、青野にタッチ。
青野は詩美にボディスラムから再びヒザ裏へのローキックを叩き込み、ダブルレッグロック。詩美がロープを掴むも、青野はさらにヒザ裏へのローキック連打で追撃。詩美も膝立ちでふらふらとエルボーで反撃していくが、青野は上から振り下ろすような強烈なエルボーで制圧。さらにローキックを放つも、詩美がキャッチして足払いから低空ドロップキック。ちゃんよたにタッチしようとするが、青野がリング中央へ引きずり戻して39ロック。詩美はなんとかブレイク。青野が絵里奈にタッチ。
絵里奈は詩美にノーザンライト・スープレックスを狙うが、詩美が振り払う。絵里奈はカニバサミで倒してプラチナムロックで絞り上げ、華麗にポーズを決めてからのエルボードロップ。さらにスタンド式シャイニング・ウィザードを狙うが、詩美がカウンターのドロップキック。ちゃんよたにタッチ。
ちゃんよたは絵里奈をショルダータックルでぶっ飛ばし、フライング・ショルダー。さらにアルゼンチン・バックブリーカーで絞り上げ、カットに来た青野へ絵里奈を投擲。2人を重ねてまとめてエルボードロップ。さらにちゃんよたは絵里奈にコブラツイスト。これをブレイクされるとロープに飛ぶが、絵里奈がXファクターで迎撃し、軟体を活かした美しいブリッジの鎌固め。ちゃんよたは長時間捕まりながらもなんとかロープブレイク。
絵里奈はコーナートップに上がってミサイルキックを叩き込み、ノーザンライト・スープレックスを狙う体勢。振り払ったちゃんよたがロープに飛ぶも、絵里奈はフランケンシュタイナーで迎撃しノーザンライト・スープレックス。青野にタッチ。
青野はちゃんよたに串刺しドロップキックからサッカーボールキックを連打。さらにブレーンバスターを狙うが、ちゃんよたが意地のブレーンバスター返し。さらに青野が串刺しラリアットを狙うが、ちゃんよたが担ぎ上げてコーナーに叩きつけスライディング・ラリアット。ちゃんよたがブレーンバスターで叩きつけ、詩美にタッチ。
詩美は青野にドロップキックから串刺しバックエルボー。さらにショルダータックルを放つも、青野が正面から迎撃し互角のぶつかり合いを展開。これを制した詩美がアルゼンチン・バックブリーカーも、青野がすぐに着地しローキック連打。詩美はこれをキャッチして強烈なエルボーを叩き込み、アルゼンチン・バックブリーカーからのバックフリップ。詩美はジャーマンを狙うが、青野がバックを取り返したところに絵里奈がスタンド式シャイニング・ウィザード。さらに青野がハイキックからダブルアーム・スープレックスで叩きつけ、コーナーに上っていく。ちゃんよたもコーナーに上って妨害し、詩美とちゃんよたがダブルの雪崩式ブレーンバスターという荒業を披露。
詩美は青野にスライディング・ラリアットからジャーマン・スープレックス・ホールドも、絵里奈がギリギリでカット。ちゃんよたを場外に排除し、プランチャで飛んでいって勝負を青野に託す。詩美と青野がラリアットとラリアットでぶつかり合い、青野が小刻みな連打。受けきった詩美がジャーマンも、青野が即座に起きてジャーマンで返し、オリンピック・スラム。ちゃんよたがカットするも絵里奈が顔面にドロップキック。ちゃんよたもすぐに起きてラリアットで叩き伏せ、4人全員大の字になるクアドラプルダウン。
青野は詩美にスタイルズ・クラッシュを狙うが、詩美がショルダースルーで切り返しコウモリ吊り落とし。青野がすぐに起きてバズソーキックからロープに飛んでラリアット。さらにロープに振ってラリアットを狙うが、詩美がカウンターのラリアット。さらに力を溜めてのラリアットで叩き伏せ、トーチャーラック・ボム。さらに詩美がコーナーに上がり、ちゃんよたのブレーンバスターに合わせて飛びつくスーパー・ブレーンバスター。ダメ押しに詩美が青野をハイジャック・ボムで叩きつけて3カウントを奪った。
詩美「青野未来の前哨戦全勝、止めたぞ!とはいえ、これで青野未来からようやく私が3獲った。たしか前哨戦はもうないけど、両国は今日と同じだ。青野未来のすべてを受けて、このチャンピオン、エースの林下詩美が青野未来から3獲ってやるよ!」
青野「林下詩美、今日は完敗だよ。でもやっと面白くなってきたんじゃないの?どっちがリミッター切れるか、超えられるか。私は200%の青野未来で行く。そのベルト、200%獲りに行くから。お前覚悟しとけよ!」
<試合後コメント>
林下詩美&ちゃんよた
ちゃんよた「今日初めて詩美さんとタッグを組ませていただきました。そして詩美さんが最後ガッチリ獲ってくれました。本当に本当に心強かったです。近くでこの赤いベルトの前哨戦を近くで感じられて、すごくすごく自分もこれからやってやるぞという気持ちになりました。今日はありがとうございました」
詩美「ありがとうございました!今日は隣で超マッスル、究極生命体・ちゃんよたと一緒の試合で勝つことができました。やっと青野未来から3獲って前哨戦全勝はなんとか阻止できたんですけど、今日勝ったとはいえ、やっと今日あの青野未来から最初の、初めての3を獲って、正直自分にもう余裕も何もそんなもん無いです。両国大会までに前哨戦はもう残ってないんですけど、両国大会では200%の青野未来をすべて受け止めて、1000%の林下詩美で迎え撃ちたいと思います。必ずこのベルトを守ります」
青野未来&山中絵里奈
青野「林下詩美との5度目の前哨戦、今日は林下詩美に完敗ですね。喰らいたくなかった技、いろんな技食らって、本当に起き上がれなくなった。でも林下詩美の面白い部分がやっと見れたよ。よかった。最後の前哨戦で林下詩美のそういう部分を見れて、私はよかったと思ってる。でも私もこんなもんじゃないから。200%の青野未来で必ずそのシンクのベルトを獲りに行く。絶対に獲りに行くから、待ってろ!」
絵里奈「今日は未来さんと詩美さんの前哨戦の相方に選んでいただいて。もちろん2人がバチバチに燃え上がってるのは分かってるし、その炎に灼かれるつもりももちろん無い。むしろ食いに行ってやろう、私が空気読まずに3獲りに行ってやろうって気持ちではいたんですけど、まあ最後私もやられちゃって助けにも行けなくて。すごい自分でも反省してる。ただ、両国で私もちゃんよたとタッグ決まってるから、タッグ組む前に今日こうして肌を合わせて相性を確かめ合えたと思ったんで。それは1つの収穫でもあるかなと思います。ベルト戦に関しては私もずっといつでも他人事だと思ってないから。引き続きギラギラした気持ちを持ちつつ2人のこの赤いベルトの決定戦も見届けたいな。すごく楽しみにしてます。今日はありがとうございました」
第5試合
MIRAIのマリーゴールド所属ラストマッチ。
ミライサクの奇襲から試合が始まり、2人で野崎にダブルドロップキック。場外に逃れた野崎は台車を持ち出して座り込みMIRAIを挑発。観衆から「台車!台車!」のコールが起きるとMIRAIも応じようとするが、桜井が必死に止める。MIRAIが「だいじょぶだぁ~!」と追っていくと、野崎が迎撃して観客席にまでなだれ込んでいく場外乱闘に。ダーク軍のセコンドの松井も堂々と加わってCHIAKIとともにMIRAIへ椅子攻撃を見舞っていく。
野崎は桜井をリングに放り込み、コーナーでブレイジング・チョップを猛連打。さらにビッグブーツからボディブローを見舞い、ブレーンバスターを狙うも桜井が逆にブレーンバスター。MIRAIにタッチ。
MIRAIはたっぷりとロープ間を往復してからのショルダータックル。CHIAKIが飛び込んできて2人でロープに振ろうとするが、MIRAIがうまくかわして2人まとめてダブルチョップでなぎ倒す。MIRAIは逆水平チョップ、野崎はブレイジング・チョップで打ち合っていき、野崎が「負けるかぁ!」と大きく振りかぶるフェイントからのソバット&右ストレート。さらにロープ貫通ビッグブーツからエプロンに出ておしゃれキック。野崎はMIRAIを場外に放り出し、台車に乗せて鉄柱に思い切り突撃する。
野崎はMIRAIをリングに戻し、CHIAKIとともにサンドイッチ式ビッグブーツ。さらに顔面にソバットからノアール・ランサーを叩き込み、CHIAKIにタッチ。
CHIAKIはコーナー下に座り込むMIRAIにキャノンボールからアイアンクローで拷問。MIRAIもふらつきながらエルボー連打で反撃していくが、CHIAKIが髪の毛を掴みながらの掌底からショルダータックル。さらにCHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーで担ぐも、MIRAIが着地してフライング・ラリアットからSSコロンビアwithミケーレ。さらに桜井を呼び込み、ダブルのSTO。
さらにMIRAIがラリアットを狙うが、エプロンに上がってきた松井が一撃入れてカット。CHIAKIがイスでMIRAIの脳天をぶち抜き、イスの上へのフィッシャーマン・バスター。さらにアイアンクローで掴みながら持ち上げ、アイアンクロー・スラムを決めるも桜井が必死のカット。MIRAIが変形バックフリップで反撃して桜井にタッチ。
桜井はコーナーに駆け上がってCHIAKIへミサイルキック。カバーに入るかと思いきやマウントを取ってエルボー連打。野崎がカットに来るも、桜井がビッグブーツで排除し、CHIAKIの顔面にもビッグブーツからSTK、バズソーキックと猛攻。続けてブレーンバスターで叩きつけてからコーナーに上ってダイビング・エルボードロップ。決まったかと思いきや、場外から松井がレフェリーの足を掴んで場外に引きずり出すことでカウントを妨害。
リング上が無法地帯となる中、松井&レアが上がってきて桜井を袋叩きに。CHIAKIがアルゼンチン・バックブリーカーで担いだところに野崎がトラースキックを入れ、そのままCHIAKIがムーン・ウルフ。再びCHIAKIがイスを振りかぶるが、MIRAIがカットしてCHIAKIにイスで一撃。さらに野崎にショルダータックル。松井&レアにそれぞれラリアット。野崎&CHIAKIがMIRAIをロープに振るが、MIRAIがダブルラリアットでなぎ倒す。
MIRAIが桜井を呼び込み、野崎&CHIAKIをまとめて合体STO。さらに桜井がCHIAKIにシャイニング・ケンカキックを叩き込み、桜井のバックドロップにMIRAIがラリアットを合わせる合体攻撃で3カウントを奪った。
桜井「後楽園ホールにお越しの庶民の皆様、ごきげんよう!ミライサクが勝ちました~!MIRAI、最後、助けに来てくれてありがとう!私たちの4年間は、長いようですごいあっという間でした。でも、貴女と出会えて私は本当に良かったと思ってる。だからそれぞれ別の道に行っても、絶対テッペン目指してそのときにまた必ずリングで会いましょう。今までありがとうございましたッ!」
MIRAI「(※泣きながら)桜井麻衣、桜井麻衣……なに泣いてんの?(笑)MIRAIも桜井麻衣と出会えて本当に良かったなって思ってる。ミライサクで色々やってきたね。今まで桜井麻衣と経験したこと、絶対に忘れないから。本当にありがとう。MIRAIはこれからもMIRAIらしく歩んでいきます。見ててね?また会おうね?ありがとう!」
2人はしっかりと握手を交わし、向き合って座礼。桜井が先にリングを去る。
MIRAI「そしてもう1つ言いたいことがあります。おいCHIAKI!どこ行ったんだよCHIAKI。……CHIAKI!聞いてるか?いいよ、きっと聞いてくれてるだろう。一言だけ言わせて。両国で絶対ベルト奪い返してこいよ!お前ならできる。MIRAIはそう信じてます。マリーゴールド、今日でラスト。皆さん本当にありがとうございましたッ!」
<試合後コメント>
CHIAKI&野崎渚
CHIAKI「いやぁ~、負けちゃいました」
野崎「負けたねえ(笑)」
CHIAKI「まあMIRAIの最後を盛大にボコボコにして華やかに送り出そうと思ってお祭り騒ぎでやろうと思ったんだけど、それが仇になっちゃいましたね」
野崎「でもさ、ウチらは“自由に楽しむ”をテーマして、Darkness RevolutionらしさでMIRAIと最後に盛大に遊べたから(笑)聞いた?さっきのメッセージ」
CHIAKI「あぁ、聞いてましたよ」
野崎「アイツ、大好きじゃん(笑)」
CHIAKI「そう。大好きなんだよ(笑)これから絶対MIRAIはCHIAKIのこと、そしてノザキ様、ダークネスを見てくれてると思うから。魂忘れずにこれからもやっていきます」
野崎「ベルト獲ってね!」
CHIAKI「んもっちろん!任せとけぇ~い!」
野崎「ノザキ様は次の遊び相手を探す旅に出ます」
MIRAI&桜井麻衣
桜井「MIRAIのマリーゴールドラストマッチは隣に立たせていただいて。本当にこの4年間あっという間だったなって。すごく……言葉ではまとめきれないんですけど、楽しいときもつらいときも、練習とか、諦めないで逃げ出さずにやってこれて、切磋琢磨してこれて、こんな……私、そういう同期がいなくて。MIRAIは1個先輩なんですけど、そういう仲間がいたから今の私があるなって本当に思ってる。だからMIRAIと出会えたことが今の私につながってるし、もちろんこうやってマリーゴールドに来て立場が変わって、お互いいろんなことを考えて、上手くいってきたことだけじゃなくて、意見がぶつかったりしたこともある。でもそれはお互いプロレスのことをまっすぐ考えててプロレス愛があるからのことだなって思ってる。これからはそれぞれの道を行くと思うんだけど、必ず絶対自分の信じた道で絶対に夢を掴んで、またお互いリングで会いましょう。ありがとう!」
MIRAI「退団……あっという間にこの日を迎えてしまいました。あんまり時間なかったんだけど、こうやって闘ってみたら実感が湧いて、色んな経験してきたことが頭に浮かんでくるなって思います。でもこれだけ言えるのは、最後は桜井麻衣の隣で闘えて本当に良かった。桜井麻衣とは今まで一緒にやってきたけど、隣りにいたり、離れたり、また隣になったり、近づいたり離れたりしてきたけど、今までの離れるとは違う離れるになっちゃうなと思うけど、ちゃんとお互いがお互い、自分が目指すプロレス像っていうのがしっかりあるから、もっともっとそれに近づいた状態で、もっともっと大きくなった状態でまた一緒のリングに立ちたいと思ってます。(※MIRAIと桜井が握手を交わし、桜井が先に退席)本当に色々考えたら短かったけど、マリーゴールドで経験できたことは自分のプロレス人生の中ですごく大きいし、いろんなことを小川さんにも叶えていただいたし、本当に感謝しか無いです。自分は人生は冒険だと思っているので、これからどうなるかわからないけど、自分自身を信じて、自分の心の中にあるコンパスを信じて、その方向に自分らしくまっすぐに進んでいきたいと思います。本当に皆さんありがとうございました!また魂込めてお会いしましょう!」
第6試合
ゴングが鳴ると、聖怜が片足タックルで倒してグラウンドで岩谷を圧倒。聖怜がヘッドロックで捕らえ、ドロップキック。さらに追撃を狙うが岩谷がロープを引き下げて場外に放り出す。続けてトペ・スイシーダを狙うが、聖怜が下からビンタで迎撃して撃ち落とす離れ業を見せる。聖怜がエプロン上でのジャーマンを狙うが、耐えた岩谷がリング上でのツームストン・パイルドライバーを狙う。聖怜はリング内に着地し、ロープに飛んでスピアーで岩谷を場外へ。コーナーへと駆け上ってプランチャで追撃する。
聖怜は岩谷をリングに戻してコーナーへスパインバスター。さらにスパインバスターを狙うが、岩谷が着地してソバット。聖怜がコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、岩谷がかわしてスクールボーイからのバカタレスライディングキック。さらにロープへの串刺しドロップキックを見舞い、座り込む聖怜の腕をローキックで何度も蹴りつけ、後頭部への低空ドロップキック。続けて逆エビ固めで絞り上げるが、聖怜はなんとかロープを掴む。
岩谷は背中へのストンピングを連打。聖怜もふらふらとエルボーで反撃していくが、岩谷は逆水平チョップ一発で倒して「来いよ」と両手を広げる。聖怜も逆水平チョップを放つが、思いのほか良い一撃が入ってしまい、顔色を変えた岩谷は顔面をビンタでバチバチと張っていく。聖怜もスピアーを放つが、岩谷は真正面からガッチリとキャッチして振り払う。コーナーに上るが、聖怜が下から強烈なビンタで顔面を張り飛ばし、スパインバスターで叩きつける。
聖怜は足で腕を固定しながらのリバース・スリーパーホールド。さらにコーナーへの串刺しスピアーを連打し、今度は聖怜が両手を広げて「来いよ」とエルボー合戦に誘う。両者真っ向からエルボーで打ち合っていき、打ち勝った岩谷がブレーンバスターを狙うも聖怜がぶっこ抜いてサイド・スープレックス。聖怜がロープに飛ぶが、岩谷がカウンターのトラースキック。岩谷がジャーマンを狙うが、素早くバックを取り返した聖怜がロコモーション式ジャーマン・スープレックス・ホールド3連発。コーナーに上って「冷蔵庫爆弾!」と叫んで冷蔵庫爆弾を投下も、岩谷が回避。岩谷がコーナーに上ってお返しとばかりに「フロッグ・スプラッシュ!」と叫んでフロッグ・スプラッシュを決める。
岩谷はドラゴン・スープレックス・ホールドを狙うが、聖怜が回転エビ固めで返してエイオキクラッチ。これを読んでいた岩谷が自ら回転して抜け出し、ドドンパからバズソーキック。さらにドラゴン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。
岩谷「後楽園大会の皆さん、こんばんは~!聖怜ちゃん、よかったぁ!よかった……2回、2回連続で負けなかったから、よかった……。一応、高い壁ってことがわかった?そうでもない?意外と簡単そう?マイクもう1本ある?」
聖怜「麻優さん」
岩谷「うん」
聖怜「麻優さんが高い壁ってことは、最初ッから分かってるよッ!でも高い壁こそ聖怜は燃えるんだよね」
岩谷「聖怜ちゃんの闘う強い気持ち、今日試合して身体で感じることができました。自分は両国大会、イオさんと7年半ぶりに試合をします。麻優にとってイオさんは高い壁。乗り越えたい人。必ず岩谷麻優のすべて、集大成を両国大会でお見せするので、ぜひ皆さん両国大会、来てください。聖怜ちゃんの橋本千紘戦、頑張って応援してます」
聖怜「両国国技館、橋本千紘さん……いや、橋本千紘に挑むんだけど、絶対絶対あの高い壁乗り越えてやるよッ!」
岩谷「今日はマリーゴールドの闘いだったけど、両国大会は…………マリーゴールドの闘いです。(※観衆から笑いが起きる)ちょっと待って(笑)今日は両国大会に向けてみんなで一致団結するために全員で締めたいんですけども、どうですか?!上がれる人は上がってほしいです!……そうだよね、呼びに行かないと全員集まらないよね。(※皆が揃うまで手拍子でつなぐ)すごい!いっぱい来た!ありがとう!あっ、いた!MIRAIさん!……MIRAI“さん”?MIRAIが今日をもってマリーゴールドからいなくなっちゃうんですけど、リングはつながってる。必ずまたこのメンバーで、みんなで闘う日が来ることを祈って、MIRAIさんの新しい門出に、祝って……どうする?(笑)え~、これってさぁ、これってさぁ、でもさあ、MIRAIちゃんがさぁ、最後マイクで締めしたほうがいいよねえ?」
MIRAI「麻優さんがしたほうがいい」
岩谷「違うよぉ」
MIRAI「麻優さんがしたほうがいい」
岩谷「じゃあみんなで言おうよ、全部!うん!マイク持ってみんなで!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!で。皆さん締めの言葉、分かってますよね?!じゃあ立ってください!みんなでギュっとギュっと!これ、両国の快気祝いだから!(※周りの選手が総出で言葉の意味について突っ込む)頑張って大声で締めましょう!みんな!声出す準備はできてるか?!盛り上がる準備はできてるか?!両国大会きてくれるか?!行くぞ!行くぞ!行くぞ!シャイン・フォーエバー!マリーゴールド!」
<試合後コメント>
岩谷麻優
「無事にスーパーフライのベルト、3度目のベルト、あぁ違う。防衛戦?成功……成功?3度目の防衛戦が……3度目の防衛することができました。DREAM✴STARで聖怜ちゃんに負けて、今回はちゃんと勝つことができたのでよかった。ちょっと一安心だけど、両国大会までもうちょっと。今のうちに勢い上げていきたかったけど、両足首がちょっとうまい具合に動かないで。両国まですごい不安が残るけど、不安がってても仕方ないもんね。ちょっと、どうなんだろ。わかんないや。感情がグチャグチャ。まあ今日勝ったから。うん。このまま1戦1戦乗り越えて両国に最高のコンディションで挑みたいと思います。応援ありがとうございました」
山岡聖怜
「ありがとうございました。ずっと狙ってたベルトなんで、やっと挑戦できて。でも負けちゃってメッチャ悔しいんですけど、私は勝つことだけじゃなくて負けることにも意味があると思ってるし、1回負けただけじゃそんなすぐに諦められないし、まだまだ自分が狙いたいと思ったものを狙っていきたいし、次両国国技館で橋本千紘と闘うからには、この悔しい気持ちを持って全力で立ち向かっていこうと思います。絶対にあの大きな壁を乗り越えます」