裏切りと惨敗で解散しかけたユニットが若い力で再起動!BIGBOSS清水に蹂躙されたNATURAL VIBESが奇跡を起こしてメンバー増強!
- 2026-1-19
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18日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『OPEN THE NEW YEAR GATE 2026』が開催。KzyとBIGBOSS清水が因縁のシングルマッチを行った。
BIGBOSS清水はコミカルな役回りから冷酷なヒールまでを経験してきたDRAGON GATE内屈指のパワーファイター。
2021年からは陽気なお祭り男たちのユニット【NATURAL VIBES(NV)】に所属しベビーとして活躍していたが、突然試合に出場しなくなり2024年12月には団体から「BIGBOSS清水選手につきまして、重大な契約違反の疑いがあり(中略)調査が終了するまで同選手は無期限出場停止といたします」と不穏なアナウンスが行われた。
DRAGON GATEではこれまでもこうしたファンからは詳細が分からない内側の問題から選手が退団したりそのままフェードアウトしたりといったケースがあったため、ファンからは清水の復帰を願う声が上がるとともに、1年以上もその後の音沙汰がない清水の復帰を諦める声も上がり始めていた。
そんな中、清水は今月8日の神戸サンボーホール大会にて約13ヶ月ぶりに姿を現して復帰を表明し、NVのメンバーたちは涙とともに清水の帰還を歓迎。欠場期間中に肉体改造を行ったためか、アンコ型だった清水は筋骨隆々のバキバキに仕上がったボディでパワーアップしたことを感じさせており、ユニット抗争で遅れを取りがちだったNVの巻き返しが期待された。
しかし、欠場期間中に内通していたのか、清水は復帰戦でNVを裏切って極悪ヒールユニットである【我蛇髑髏(がじゃどくろ)】へと加入。ずっと清水の帰りを待ちわびていたにも関わらずこのような仕打ちを受けたNVメンバーは当然激怒し、我蛇髑髏と新たな抗争を開始。
それでもパワーアップした清水の勢いは止められず、U-Tもストロングマシーン・Jも敗れ去る。そんな中、リーダーの座こそ退いたものの未だにNVの象徴として頼られる兄貴分であるKzyが清水討伐へと乗り出した。
この2人の対決に注目が集まったこともあってか、日曜日の昼興行というDRAGON GATEとしては珍しい日程の開催だったが後楽園ホールはバルコニーに立ち見客があふれるほどの超満員。日帰りが可能ということで関西を始めとした全国からファンが集まってきているという話であり、大会開始までに観客が会場に入りきれないという大入りとなった。

そんな大きな期待を背負ったKzyと清水のシングルマッチはメインイベントで実施。
両者は試合前からバチバチの視殺戦を展開。ゴングとともに速攻を仕掛けたKzyがB-BOYからBEAT-BOMを狙うが、清水はこれをぶっこ抜いてブレーンバスターで叩きつけ、ラリアット1発で場外へ叩き出すという怪力を見せる。
場外でのパワーBOSS(※パワーボム)を決めるなど大暴れした清水が餅つき式のシュミット式バックブリーカー連発からのブロックバスターとパワーファイト全開で攻め込んでいくが、Kzyも得意のエルボースマッシュを軸に突っ張っていき、クモガラミで弱らせてからBEAT-BOM。さらに必殺のKZ.time(※フロッグ・スプラッシュ)を狙ってコーナーに上るが、清水は雪崩式バックフリップで切り返す。

両者足を止めてゴツゴツとしたエルボー合戦を展開し、これを制した清水が必殺の砲丸投げスラムを狙う。これを空中で姿勢を変えて高角度DDTで切り返したKzyがハーフダウン状態の清水へKZ.timeを見舞って圧殺。さらに正調式のKZ.timeを狙うが、我蛇髑髏の仲間として清水のセコンドに付いていたジェイソン・リーがコーナー上での足払い。
後頭部をコーナーマットに打ち付けて朦朧とするKzyに対し、清水はパワーBOSSからラリアット。さらに砲丸投げスラムを狙うが、KzyはこれをダブルアームDDTで切り返し、ランニング・エルボースマッシュを狙ってロープに飛ぶ。

しかし、場外からKAIがパイプ椅子でぶっ叩いてこれを妨害。清水もイスを手にとってKzyの頭をぶち抜き、パワーBOSSから砲丸投げスラム2連発で3カウントを奪った。

マイクを取った清水が「見たか!これが生まれ変わったBIGBOSS清水じゃ!こんな雑魚に俺が負けるわけないやろボケ!DRAGON GATEのリングを支配するのはこの俺やぁ~!」と勝ち誇ると、場内からは大ブーイング。
そこへ突然シュン・スカイウォーカーの入場曲が鳴り響き、シュン率いる【PSYPATRA(サイパトラ)】の面々がリングへ登場。清水に恨みを持つシュンが清水へ因縁をつけ、2月5日の後楽園ホール大会で両者のシングルマッチが決定。勢いが収まらない我蛇髑髏とPSYPATRAが全員で乱闘しながら退場していった。
リング上に取り残されたNVメンバーは言葉もなくうなだれる。
ようやくマイクを取ったKzyが「もう蚊帳の外ってか?俺たちがどんな思いでバイブスを守ってきたか……。気付けばDRAGON GATEで一番長いユニットになった。色んな人が卒業したし、裏切りにもあったけど今回が一番堪えたわ。結局アイツを止めることが出来なかった。ダメージもあって、続けていく自信が、ちょっと……」と珍しく弱音を吐いて黙り込んでしまう。
あとを受けたJも「Kzyさん、よくここまでやってきたんじゃないですか?今俺がリーダーだけど、入ってまだ3年だか4年だか。そんな短い時間なのに……背負うものが重たすぎて、苦しいです。止まない雨はないとか、夜明け前が一番暗いとか、そんな言葉があるんだったら奇跡の1つでも起きろっつーの!」と悲痛な叫び声を上げ、このままNVが解散してしまうかのような悲壮感溢れる空気が会場を支配する。

そんな中、突然NVのテーマ曲である『PARTY ANTHEM』が鳴り響き、3人が困惑する中で突然派手な服装に身を包んだ若手の柳内大貴が登場し「NVがそんな暗い顔してどうするんですか!NVは明るく元気でバイブスアゲアゲにさせるユニットじゃないんですか!そんなバイブス誰も見たくないですよ!2026年は自分も飛躍の年にしたいんです!実力不足なのは重々承知ですが、自分もNVの力になりたいんです!自分をNVに入れてください!お願いします!」とNV加入をアピール。
絶望に打ちひしがれていた3人も柳内の勢いに押されて思わず笑ってしまい、年末年始返上でNVのダンスを練習してきたという柳内の公開オーディションが行われることに。
再び『PARTY ANTHEM』が流れて皆が踊り始めると、派手な髪型にNVのパーカーを着た佐原明浩が突然リングに飛び込んできてダンスに参加。
あまりに唐突すぎる佐原の乱入にNVメンバーたちが「1人増えたよね?1人増えたよね?!」と困惑する中、佐原が「佐原明浩あらため、NV新メンバーの@KEY(アッキー)です♪」とかわいく挨拶すると場内は大・@KEYコールに包まれる。
すっかりお通夜ムードも吹き飛んだ中、改めてマイクを取ったJは「なんか、奇跡起きちゃったんじゃない?さっきまで落ち込んでた自分が馬鹿みたい(笑)なんか元気になってきました!」と笑顔。
Kzyも新メンバー2人をNV仕様に改造し、2月5日の後楽園ホール大会で改めてお披露目することを宣言。NVが息を吹き返したことでバッドエンドを回避し、最後は超満員の後楽園ホールが笑顔に包まれて大会は終わった。

主力メンバー3人が清水1人に全敗し、我蛇髑髏との抗争もPSYPATRAに持っていかれた上に追加メンバーも3年目の柳内と2年目の@KEYというまだまだこれからの若手選手。解散を回避したとはいえ、NVが厳しい状況に置かれていることは依然変わらない。
しかし、ユニットが目まぐるしく生まれては消えていくDRAGON GATEに於いて、NVは2018年5月に誕生してから7年半あまり続いている最古のユニット。良いときも悪いときも経験して生き残り続けているNVはこれから怒涛の巻き返しを見せてくれることだろう。
















