「このベルトが渋い男たちに巻かれたがってたんだ」56歳の大ベテラン2人が若き悪党を退治しアジアタッグ王座戴冠!
- 2026-1-19
- ニュース
- DRAGON GATE, 全日本プロレス

18日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『OPEN THE NEW YEAR GATE 2026』が開催。望月成晃&ドン・フジイが全日本プロレスのアジアタッグ王座戴冠を果たした。
最近では土井成樹や他花師(吉田隆司)の全日本プロレスへの定期参戦によってDRAGON GATEと全日本の交流が深まっている。
昨年11月に土井が開催した自らの25周年記念大会『オレやろプロデュース2025』は「全日本プロレスとDRAGON GATEの全面交流戦」をテーマに掲げて実施。他花師もすっかり全日本ファンに愛される存在となっている他、両団体とも互いのリングで王座戦を行うなど友好関係が続いており“対抗戦”という形でいがみ合う関係ではない。
しかし、全日本マットに侵略を始めたDRAGON GATEの極悪ヒールユニット【我蛇髑髏(がじゃどくろ)】は話が別だ。
昨年12月に全日本マットに乗り込んだ我蛇髑髏は“王道”を鼻で笑うかのような反則ファイトを展開して大ブーイングを浴びるが、試合後には我蛇髑髏の若手であるISHIN&加藤良輝が劇場型マイクで会場を盛り上げて一気に全日本ファンの支持を獲得。
ISHIN&加藤はその勢いで日本最古のベルトであるアジアタッグ王座へ挑戦を表明し、昨年大晦日の全日本プロレス国立代々木競技場第二大会にて全日本ジュニアで最強格のタッグ【むーちゃんせーちゃん】MUSASHI&吉岡世起を破って王座戴冠を果たした。
アジアタッグ王者となったISHIN&加藤はDRAGON GATEマットでも大暴れ。初防衛戦の相手に望月成晃&ドン・フジイが名乗りを上げるも、前哨戦は大荒れに大荒れが続く展開に。
これを強く問題視した斎藤了GMは、アジアタッグ戦本番では全日本から和田京平レフェリーを招聘することを決定。PWFルールに則った厳格なレフェリングのもとにアジアタッグ王座戦が行われることとなった。
今大会は日曜日の昼興行というDRAGON GATEとしては珍しい日程の開催だったが後楽園ホールはバルコニーに立ち見客があふれるほどの超満員。日帰りが可能ということで関西を始めとした全国からファンが集まってきているという話であり、大会開始までに観客が会場に入りきれないという大入りとなった。
この日のオープニングには我蛇髑髏の面々が現れ、パンパンに埋まった後楽園を見渡して上機嫌なISHINが「俺たちがアイツらに負けることがあったらお前ら全員にお年玉を配ってやるよ!」と自信満々のマイク。止まらないISHINの憎まれ口に、後楽園ホールの観衆は笑顔で大ブーイングを送っていた。

試合が始まると、ISHIN&加藤は厳格すぎる和田レフェリーをおちょくるかのように反則を繰り返していき、ブチ切れた和田レフェリーが明らかに望月&フジイ組をひいきし始めるというコミカルな立ち上がり。

“明るく楽しい”プロレスが行われた後に展開されたのは、もちろん“激しい”プロレス。反則攻撃に捕まり続けていた望月が強烈な蹴撃を連打し、ISHINには二角蹴り、加藤にはツイスターを見舞って逆転。フジイがISHINの相撲対決を制して場内を沸かせる中、ISHIN&加藤は2人でフジイの泣き所である右ヒザへの集中攻撃を展開。望月がISHINに一角蹴りを見舞った後に場外の加藤へトペ・マサアキを見舞うなど全力のアシストを行うが、フジイがヒザのダメージからISHINへのナイスジャーマンを失敗して崩れ落ちてしまうという大ピンチに。

ISHINはフジイのヒザへのフロッグ・スプラッシュからスーパーフライ。フジイがなんとかこれを返すと、望月がコーナートップからISHINへミサイルキック。フジイも加藤への喉輪落としを決めて排除。突っ込んでくるISHINをタイガースピンのように回転して翻弄したフジイが外道クラッチ。これを返したISHINがラリアットで叩き伏せるも、2発目を狙ったところをフジイが引き込んで首固めで3カウント。ベテランの妙技を見せての勝利には会場が大いに沸いた。

ベルトを受け取ったフジイは、リングサイドの最前席で試合を見ていた宮根真司さんをリングに呼び込み「ヒザいてぇ!腰いてぇ!頚椎いてぇ!足首も全部いてぇ!でも今日この勝利を見てもらいたい人がいたんです。宮根さん、あなたです!いつもこんな僕を、DRAGON GATEをかわいがってくれてありがとうございます。今日はこのアジアタッグ、昭和30年11月に設立されたアジアタッグのベルトを今日勝って、この僕と望月さんの腰にベルトを巻いてほしいです!」と絶叫。
宮根さんにベルトを巻いてもらった2人は、宮根さん、和田京平レフェリーとともに笑顔の記念撮影を行った。

バックステージに戻った望月は「アジアタッグが、このベルトが、渋い男たちに巻かれたがってたんだよ。昔ね、大熊さんと小鹿さん(大熊元司&グレート小鹿)のタッグが渋いタッグだなぁと思ってたけど、当時のお2人は30代だったらしいよ(笑)俺ら50代半ばだぞオイ!」と語りつつ、全日本のリングで井上凌&望月ジュニアとの防衛戦を熱望。
フジイは今大会の前日に56歳の誕生日を迎えた望月を祝いつつ「僕も7月で56歳だからね。56歳になってもベルトをやってきましょう。3カウントが入ればいいから!あとギブアップ!今日のスモールパッケージ見たぁ?勝ち!3カウントが入れば勝ち!」と、なりふり構わず防衛を続けていく覚悟を語った。
望月は56歳、フジイも数え年で言えば56歳。アラフィフどころかアラ還の域に入った2人がどこまで最前線で闘っていけるのかに注目していきたい。
















