棚橋弘至からハイフライフローを継承したDRAGON GATEのエースがビッグマッチで王座挑戦決定!
- 2025-8-6
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5日、東京都・後楽園ホールにてDRAGON GATE『THE GATE OF ADVENTURE 2025』が開催。吉岡勇紀が棚橋先輩から継承したハイフライフローで王座挑戦を掴み取った。
吉岡は、ドラゴン・ダイヤとマスクを巡る壮絶な抗争を経て友情を育み【D'Courage】を結成。ダイヤと2度のオープン・ザ・ツインゲート王座戴冠を果たし、2022年にはオープン・ザ・ドリームゲート王座戴冠を果たすなどDRAGON GATEの未来のエースとして期待を集めてきた。
しかし、2023年12月には網膜剥離という選手生命を脅かす負傷から長期欠場。当時保持していたツインゲート王座も返上となり、今年3月に復帰するもなかなか戦績は振るわず。5月にはマスカラ・コントラ・カベジェラ戦に敗れて丸坊主にされてしまうなど再びドン底を味わった。
しかし、7月13日の神戸ワールド記念ホール大会では、同じ岐阜県立大垣西高校野球部出身という縁から棚橋弘至とのシングルマッチが実現。
この試合は棚橋がハイフライフローで吉岡を破る結末に終わるが、棚橋は吉岡の必殺技であるフロッグ・スプラッシュが自身の技と同じ形であることに言及。「もし良かったらハイフライフロー使ってくれ。俺が来年1月4日に引退したあとも吉岡選手がハイフライフローを使い続ける限りこの技は生き続けるからな。頼んだぞ。DRAGON GATEのエースになれよ!」と、ハイフライフローと“エース”の称号を吉岡に託した。
この日のセミファイナルでは、【D'Courage】吉岡勇紀&ドラゴン・ダイヤ&田中良弥vs【Z-Brats】箕浦康太&ジェイソン・リー&KAIの6人タッグマッチが実施。現在ツインゲート王座を持つ箕浦&ジェイソンに対し、吉岡&ダイヤはバチバチの対抗心を燃やしていた。
試合はZ-Bratsの奇襲から激しい場外戦に始まり、田中が捕まってひたすらいたぶられる展開に。1vs3の状況でも田中は折れずに吉岡&ダイヤの復活を信じて奮戦。中盤からは吉岡&ダイヤのコンビネーションが冴え渡って圧倒。田中が箕浦にハンドスプリング式RKOを決めて場外に排除し、ダイヤがジェイソンに急角度DDT。
最後は吉岡がジェイソンにバトルフックからハイフライフローを決めて3カウントを奪った。

マイクを取った吉岡は「これが棚橋先輩から継承したハイフライフローだ!」と雄たけびを上げ、ツインゲート王座へ挑戦を表明。
これを受けた箕浦は「棚橋弘至からハイフライフローって名前をもらっただけで強くなったとでも思ってんのか?今日の勝ちなんてただのマグレだよ。今年入ってお前らはタッグとしてなんの実績を残した?」とせせら笑うとともに、余裕の証拠として挑戦を承諾。
すると斎藤了GMがリングに上がり「吉岡、棚橋さんから受け継いだハイフライフロー、メチャクチャ興奮したぞお前!いいか、これから1個ずつ積み重ねてお前がDRAGON GATEのエースになるんだぞ!分かったか!」と8月17日の大田区総合体育館大会でのツインゲート戦を決定し、吉岡に期待を託した。