雑に扱われる不遇のベルト戦は大熱戦!大岩陵平の成長物語は第二次後藤革命で終了?

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 19日、東京都・後楽園ホールにて新日本プロレス『ミクチャpresents Road to THE NEW BEGINNING』が開催。後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ボルチン・オレッグがNEVER6人タッグ王座戴冠を果たした。

 今大会では、ザック・セイバーJr.&大岩陵平&ハートリー・ジャクソンvs後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ボルチン・オレッグによるNEVER6人タッグ王座戦が実施。

 NEVER6人タッグ王座は、新日本内で最も軽視されているベルトと言える。
 今年の1・4東京ドーム大会でも同王座は第1試合で行われ、1試合に8組(合計24選手)が出場するトルネードランボーで実施。最後まで勝ち残ったチームがチャンピオンになるという、ハッキリ言えば雑な扱いで王座戦が行われていた。
 この闘いを制して最後まで生き残ったザック&大岩&ハートリーが新王者となり、大岩も初の王座戴冠ということで祝福ムードに包まれる結果には終わった。しかし、次なる挑戦者は新王者組と最後に闘った後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&ボルチン・オレッグの3人。
 直接白黒が付いたチーム同士のダイレクトリマッチということでこのカードを疑問視する声も上がっていたが、逆に豪華なメンツが揃った同王座戦が不遇な立ち位置から脱却できるのではないかという期待も集めていた。


 メインイベントが次期IWGPタッグ王座挑戦権をかけて争われるノンタイトル戦なのに対し、NEVER6人タッグ王座はセミファイナルにて実施。
 試合序盤からザックが集中砲火を浴びる展開となるも、大岩がYOSHI-HASHIへザック仕込みのテクニカルな腕攻めを展開。ザックも負けていられないとばかりに複雑なサブミッションで腕を集中攻撃し、ハートリーは腕へのギロチンドロップなど体格を活かしたパワーファイトでの腕攻めを見せていく。
 中盤戦ではハートリーとボルチンがド迫力のパワーファイトで場内を沸かせ、仕上げとばかりにザック&大岩の師弟連携で仕留めにかかるが、ボルチンは2人を同時に相手取る豪快な力技で窮地を脱出。勝負は大岩と後藤に託される。
 後藤はYOSHI-HASHIとの毘沙門連携を狙うが、ザック&ハートリーが妨害し3人がかりで後藤へ集中攻撃。大岩は天山スープレックスからラリアットを狙うが、YOSHI-HASHIが飛び込んできて隠し狭間からの激烈一閃。ボルチンがザックにバーディクト、ハートリーにフロント・スープレックスを見舞う大立ち回りを見せ、リング上を大岩と後藤のタイマンの状態に持ち込む。
 大岩はラリアット合戦に打ち勝ってドクターボム。さらにローリング・ラリアットからロープに飛ぶが、YOSHI-HASHIが救援に来て磔の刑。さらに激烈一閃にボルチンのボディプレスを加えた強烈な合体攻撃を見舞い、GTRを叩き込んで3カウント。大岩は自身初のベルトを防衛回数0回で手放すこととなってしまった。

 バックステージに戻った大岩は「後藤……NEVER6人タッグのベルトは、俺がレスラー人生で最初に巻いたベルトだ。初の防衛戦で敗北……獲ったときは嬉しかったけど、それ以上に、最初に巻いたベルト失ったこの悔しさ……。後藤洋央紀!もう1回やらせろ。もう1回!次は、俺が後藤洋央紀を仕留めてやるから。もう1回、もう1回やらせてくれ!後藤革命?そんなん知らねえよ。後藤洋央紀、次やるときは、俺がお前からしっかりスリーカウント、ギブアップ、取ってやるから!」と折れぬ闘志を見せつける。

 対する後藤はNEVER6人タッグ王座戴冠を喜びつつも「これだけじゃねえよ。これだけのベルトで満足してるようじゃ、新日本プロレスのレスラーとは言えねーんだ」と再び頂点に返り咲いて第二次後藤革命を起こすことを誓う。
 そして大岩が「もう1回やらせろ」と言っていたことを伝えられると「ああ、やっぱりね。リング上でも目は死んでないと思ったよ。すぐにでも闘いたがってる目をしてた。おもしろいじゃねえかよ。新世代、俺自身もドンドン当たりたかった相手だよ。いつでもいいよ。やってやるよ」と頼もしいベテランとしての風格を見せた。

 ビッグマッチの度に雑に扱われることが多いNEVER6人タッグ王座だが、紛れもなく重要なベルトであり、数々のレスラーの成長物語に関わってきたベルトだ。大岩をはじめとした新世代の台頭、そしてそれを受け止めるベテランの意地といったストーリーが新日本内で重要視されていく未来を願いたい。

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