3300人の歓声を受けマスター・ワトが地元大阪で凱旋勝利!「鈴木軍、1人ずつ潰していったるよ」
11日、大阪城ホールにて新日本プロレス『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020<決勝戦>』が開催され、マスター・ワトがDOUKIを相手に凱旋試合を行った。
2016年1月に新日本プロレスにて19歳でデビューした川人拓来は、1997年にデビューした柴田勝頼以来の10代ヤングライオンとして2年間活躍。負けん気溢れるファイトで 先輩選手やベテラン相手にも喰らいついていく闘志が持ち味の選手。2018年1月の試合を最後にメキシコCMLLへと海外修業に旅立ち、現地では“カワトサン”の名で戦い、昨年6月にはCMLL世界スーパーライト級王座を戴冠するなど実績も残していた。
今シリーズから流れていたVTRで”グランドマスター“を目指す謎の選手が竹林の中で修行をしている姿が映し出されていたが、今月3日にその正体が川人であったことが判明。
“マスター・ワト“としてリングに登場したワトだったが、「プロレス界のグランドマスター、新日本プロレスの頂点を取りに行きます」と挨拶をしたところで背後からDOUKIがワトを襲撃して鉄パイプでKO。ワトは凱旋帰国のお披露目ながらもセコンドの方を借りながらの退場という苦杯を喫した。
その雪辱を晴らすべく、この日は3318人の観客に見守られながらシングルマッチで激突。
DOUKIは場外での鉄パイプ攻撃などラフファイトで攻め続けるが、ワトはカンフー風の多様なキックで翻弄。DOUKIのデイブレイクであわやの場面もあったが、ワトは左右のローキックからキックをフェイントに裏拳を叩き込むと、RPP(カンクーントルネード式スワントーンボム)を投下し3カウントを奪った。
勝利したワトを金丸が襲撃するが、これは天山が助けに入り「俺が全面的にバックアップする。IWGP狙えよ!」と握手。
ワトは「鈴木軍、ほんとに襲撃好きやな。まあ、1人ずつ。昔やられた借りがあるから。1人ずつ潰していったるよ」と復讐に燃えた。