【試合詳細】7・11 新日本プロレス大阪城ホール オカダ・カズチカvsEVIL マスター・ワトvsDOUKI
『NJPW WORLD Special NEW JAPAN CUP 2020<決勝戦>』
日程:2020年7月11日(土)
開始:17:00
会場:大阪城ホール
観衆:3318人
▼タッグマッチ 20分1本勝負
[G・B・H]○真壁刀義/本間朋晃
9分15秒 ジャーマンスープレックスホールド
辻陽太/●上村優也
▼タッグマッチ 20分1本勝負
天山広吉/○小島聡
9分57秒 ラリアット→片エビ固め
後藤洋央紀/●ゲイブリエル・キッド
▼シングルマッチ 30分1本勝負
○マスター・ワト
7分46秒 RPP→片エビ固め
●DOUKI(フリー)
▼タッグマッチ 30分1本勝負
[L.I.J]SANADA/●BUSHI
9分20秒 ピンプジュース→片エビ固め
[BULLET CLUB]○高橋裕二郎/石森太二
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
棚橋弘至/永田裕志/飯伏幸太/●田口隆祐
12分43秒 ピンチェ・ロコ→片エビ固め
[鈴木軍]鈴木みのる(パンクラスMISSION)/タイチ/○エル・デスペラード/ザック・セイバーJr
▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
[CHAOS]石井智宏/●矢野通/SHO
15分00秒 ジャックナイフ式エビ固め
[L.I.J]○内藤哲也/鷹木信悟/高橋ヒロム
▼「NEW JAPAN CUP 2020」決勝戦 時間無制限1本勝負
[CHAOS]●オカダ・カズチカ
31分50秒 EVIL→片エビ固め
[L.I.J]○“キング・オブ・ダークネス”EVIL
※EVILが『NEW JAPAN CUP 2020』優勝
EVILがロスインゴを裏切りBULLET CLUBの力を借りてNJC優勝!鷹木信悟とSHOがNEVER前哨戦で強烈打撃戦!マスター・ワトは凱旋試合を勝利!
第1試合
先発は本間と辻。ロックアップから辻がヘッドロックで捕らえショルダータックル。受けきった本間とエルボー合戦から辻がエルボー連打。ロープに飛ぶが本間が追走バックエルボーからショルダータックルで倒す。辻は這って下がり上村にタッチ。本間も真壁にタッチ。
ショルダータックルのぶつかり合いから上村がエルボー連打。真壁がガットショットからロープに飛ぶが、タックルを避けた上村が逆にショルダータックルで倒す。上村はエルボー連打からエルボースマッシュ。ロープに飛ぶが真壁はショルダータックルで迎撃し場外に投げ捨てる。
鉄柵に叩きつけてリングに戻ると、真壁はボディスラムから本間にタッチ。
本間はエルボー。上村がエルボー連打で返すが、受けきった本間が強烈なエルボーで倒しフォールも1。
本間はストンピングからチョップでコーナーに押し込み真壁にタッチ。
真壁はエルボー連発から首投げで倒しスリーパー。これは辻がカット。真壁はコーナーに叩きつけて本間にタッチ。
本間はガットショット連発からアームドラッグ。フォールも2。
本間はチョップを打ち込んでコーナーに押し込み、逆コーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、上村は足を伸ばしてカット。再度カットするとロープに飛んでジャンピングエルボー。上村は辻にタッチ。
辻はショルダータックルで倒し、エプロンの真壁にもショルダータックルからエルボー。辻は本間に串刺しエルボーからドロップキック。フォールも2。
辻はブレーンバスターを狙うが、着地した本間にバックエルボーからロープに飛ぶが、本間はバックエルボーで迎撃し小こけしを投下。避けた辻が投げようとするが、本間はブレーンバスターで切り返し真壁にタッチ。
辻はエルボー連打。だが真壁がエルボーからロープに飛ぶが、辻はスピアーで迎撃し上村にタッチ。
上村は左右のエルボーを叩き込んでエルボースマッシュ。さらにロープに飛んでランニングエルボーも、受けきった真壁がガットショットからロープに飛ぶが、上村はドロップキックで迎撃。辻も出てきてダブルのドロップキックから上村が逆エビ固め。真壁はロープを掴みブレイク。
上村はバックを取るが、耐えた真壁が投げようとするも、上村が逆にかんぬきスープレックスで叩きつけてフォールも2。
上村はジャーマンを狙うが、耐えた真壁の背中にチョップ。ロープに飛ぶが真壁がパワースラムで迎撃しフォールも辻がカット。
辻が助けに来た本間にチョップを打ち込んでロープに飛ぶが、本間はこけしロケットで迎撃。
上村が真壁にガットショットから前方回転エビ固め。2で返されると再度丸め込むが2。
上村はエルボーからロープに飛ぶが、真壁はラリアットで迎撃しジャーマンスープレックスホールドで3カウント。
<試合後コメント>
辻陽太&上村優也
辻「オイ、真壁刀義。俺は諦めてなんかいないんだ。たしかに、この前の『NEW JAPAN CUP』、俺はアンタのジャーマンスープレックスに3カウントを獲られた。だが、俺はあの試合で得たモノがある。敗北こそ、強くなるためのステップだ。いつだっていい。いますぐに、真壁さん、もう1度、俺とシングルで闘って下さい」
上村「ムチャクチャ......今日の試合は、ムチャクチャ悔しいぞ......。情けないです。いくら体重が上がったって、技が増えたって、どんな相手にも技をキレイに決めないと、これから絶対、上にあがっていけないと思うんで。もう1回、イチから、イチからじゃ遅いかもしれないですけど、自分のプロレスを見直したいと思います。僕の“闘いたい相手リスト”に、真壁さん、入ってるんで。たぶん今日、本間選手も新たに加わりました。また、どこかでシングルマッチお願いします。ありがとうございました」
GBH
真壁「ようし。強くなったよ。開口一番、何がいいって?あいつらの粋のよさ、やっとわかってきた。ああ、いいじゃない?まあ、久しぶりのオープニングマッチがタッグマッチってところが、俺にしてみりゃ、いかがなものかと思うけど、それに見合った選手なんじゃねえの?あと、なんかある?」
――久しぶりに会場に足を運んでいただいたファンの前での試合。しかも第1試合。どんな感じでしたか?
真壁「変わらない。もう、いつ何時、変わらない。俺たち無観客試合やってんじゃん。なんも変わんない。そりゃ変わんねえよ。別にだって俺たち、客の目気にして試合やってねえし。そうじゃねえと、欲かいてしまうだろ。だから俺たち、欲かかない。そのままだ。そのまま。練習して、体鍛えて、それで試合に挑んでるだけじゃんか。何も変わらない。でも、今の水準のあいつらとしたら、のびのびやって、メチャメチャいいと思うぜ。何もかも、否定するとこねえだろ。体だって作ってるし。言うことねえだろ。あと強いて何がいいかと言えば、控室に入った時の先輩のくだらないネタに付き合うことができるかってことだ。それだけだな。俺たち鍛えられてっからよ。それはもう、スゲエもんだよ。あとは?ねえんか?何かあるだろ?」
――久しぶりにお客さんが戻って来て、歓声はなかったですけど、拍手でメッセージを送ろうとしてるファンの方の思いは届いてましたか?
真壁「気持ちはわかるぜ。だって、今こんな時代だ。声出して『真壁!』『本間!』って言えるわけねえじゃん。それはわかってる。それはわかってけど、半分リング上がった瞬間、『あれ、いつもの俺たちの歓声......』って思ってたのに、からっきし来ないじゃん。“今日、プロレスファン来てんの?”“忘れてんじゃねえの?”って思ったけどさ、でもさ、それぐらい守ってくれてんじゃん、みんな。ありがてえよ。守ってなきゃ、俺たちも試合できねえしよ。まあ、そういうルールを守ってくれるとこが、プロレスファンのありがてえとこだと思うよね」
――「ファンの視線を気にして試合してない」とおっしゃってましたが、それでも熱のあるお客さんの視線がリングに注がれてるっていうのは、肌に感じた部分もあったんじゃないですか?
真壁「ああ、もちろん、もちろん。もちろんやっててよかったなっていうのと、“お前ら、待たしたな”っていうのと、心の中でうたってるよ。だけどもだけど、新日本プロレスが苦しいときからよ、踏ん張ってる俺とこけしにしてみりゃよ、なんの。無観客どころかなんも、俺たちに響かねえ。そりゃ効かねえ。無観客、ゼロだろうが、100万人だろうが、関係ねえ、俺たち。俺たちのファイト、リングで見せるだけだ」
――ただ一方で、さっきおっしゃった選手もスタッフも、ファンも一緒になって、この苦難を乗り越えていく時代だと思うんですが......
真壁「それを言うなって。それ言ったら、俺が“ファンのみんなありがとう”って思っちゃってることわかっちゃうだろ。そうじゃねえんだ。俺とこけしはよ、ファンに対してはよ、“オイ、お前ら思った通り、俺たちのファイト見てろよ”って。それが俺たちのスタイル......」
本間「いや、ほんとにありがとう。ほんとにありがとう......」
真壁「ちょっと待て、オイ。今、俺がしゃべってんだ」
本間「いや、声出ちゃった。気持ちが......」
真壁「だからお前、そうくると思ったんだ......」
本間「やっぱね、『真壁』『本間』って抑えたとしても、でも声出ちゃってる人がいたじゃん。あれがうれしかったね。抑えきれない......」
真壁「そうだな。やっぱり我慢したくても声出ちゃうよな。そういうもんだ。俺たちのプロレスを勘違いするな。まあ、最高じゃない。こういう舞台がそれで、第一歩だな。いや、まあ、第二歩かな。第一歩は無観客で。今日は3分の1か。それにしたって、客の興奮状態がわかる。伝わってくる、ひしひしと。それはまったくゼロだろうが、1000だろうが、2000、3000だろうが、俺たちには変わらない。ただ、どんな数の客の時でも、100%の試合を見せる。それだけだよな。まあ、言うことないんじゃないの?俺がコメントで言うことねえよ。もう、バッチリだよな。これで帰ると思うなよ。帰んねえからな。オレ、楽しいんだからな。プロレスの試合終えて、こうやってコメント出してんの」
本間「いやでも、お客さん一人ひとり、みんなほんと楽しそうな顔してた。嬉しそうな顔してた。やっぱりプロレスはこうじゃなくっちゃ。夢を与えてナンボですから。こんな時だからこそやっぱ会場に来て、声は出せなくとも心の中で応援してほしいし。ほんと楽しそうな顔してたよ。今日は空間あったから、みんなの顔見やすい。今日顔見てて、ほんとによかった。今日で満足することなく、まだ第一歩。まだまだ第一歩」
真壁「俺はこのコメント、80%しか聞こえてなかったから。ノイズがすごいから(笑)。まあその分ね。わかるでしょ?楽しかった、最高だった。そりゃ、試合は厳しいよ。厳しいけどさ、勝って腑抜けてるやつはいない。やっぱ勝って嬉しいし。あと今日の、なんだ、ヤングライオンとやったことによって、一つ勉強になったっていう気はあるよね。俺は特に。いいんじゃないの」
――ヤングライオンの2人も、お客さんの前に立って今までとは違うモチベーションとか気持ちの昂りもあったのか、すごく2人の向かっていく気持ちが
真壁「出てたでしょ?前はさ、たぶんね、2人のうち1人とかさ、2人とも結構、物静かだったと思うんだよね。でも今日は前面に出てたし、あわよくば先輩を食ってやろうてとこあるでしょ?それが出ないとやっぱ、ライオンじゃねえよ。いいこと言うなあ......ライオン......。あいつらヤングライオン。やっぱライオンだ。根本的にライオンはああじゃなくちゃ。ありがとございました」
本間「自粛中、自粛中、俺は道場で、密にならないようにテラカド(辻)と(上村)優也とよくトレーニングしてた。あいつらばっかりデカくなってさ、俺は全然なんなかったかもしんないけど、俺はお前らにこのままで勝ったと思ってないし、そのトレーニングでも負けたと思ってない。まだまだ20年分、切磋琢磨して、ほんと1年目のつもりで、まだまだ挑戦していきたいし。俺はこのまま終わるつもりはないし。こんな結果だからって、ふざけんなって。こないだのヒロムも言ってただろ。俺らは夢をあきらめないって。ヒロムは確かにすごいかもしんない。俺はまだまだかもしんない。でもまだまだ、まだまだだからこそ、上を目指してるんだ。上を目指さなかったら、この新日本プロレス、上がっていけない。そうだな、今ね、なんかベルトを2つ持ってるヤツがいるけど。2人いるかもしれないけど、そのうちの1人。俺は絶対狙ってるから。その一つのベルト、何回も何回も挑戦して1回も巻いたことない。あのベルト、絶対に狙ってっから。夢、叶えますから......」
第2試合
先発は天山と後藤。ロックアップから一度離れ、再度ロックアップから後藤がヘッドロック。ショルダータックルを後藤が2発打ち込むと、ショルダータックルのぶつかり合いとなり後藤が制する。後藤はストンピングからスリーパー。さらに頭頂部にエルボーを落とすが、天山はモンゴリアンチョップ連発で倒す。天山はエルボーからガットショット、ヘッドバットと打ち込みコーナーに押し込むと小島にタッチ。後藤も下がりキッドにタッチ。
ロックアップからリストの取り合い。グラウンドに持ち込んだキッドがアームロックを狙うが、抜けた小島をヘッドロックで絞り上げてショルダータックル。さらにエルボー連打も、小島がエルボー一発でふっとばす。再度キッドがエルボー連打からチョップを打ち込みロープに飛ぶが、小島はショルダータックルで迎撃し天山にタッチ。
天山のモンゴリアンチョップと小島のエルボーを交互に落ち込み、小島もモンゴリアンチョップを打ち込んで倒すとロープに振ってダブルのショルダータックル。さらにカットに来た後藤にも交互にガットショットからロープに振ってダブルショルダータックル。
天山はキッドにストンピングからヘッドバッド。さらにエルボーからガットショットを打ち込みコーナーに叩きつけると逆水平チョップ連発。ヘッドバッドからコーナーに振って串刺しラリアットからブレーンバスター。フォールも2。
天山はストンピングからヘッドバッド。モンゴリアンチョップ連発からロープに飛ぶが、キッドはドロップキックで迎撃し後藤にタッチ。
後藤はショルダータックルで天山を倒し、エルボー連発からコーナーに振って村正。さらにバックドロップからフォールも2。
後藤は投げようとするが、耐えた天山とエルボー合戦。天山はモンゴリアンチョップをフェイントにボディにヘッドバッド。更にヘッドバッドからモンゴリアン連発も、ガードした後藤がガットショットからロープに飛ぶが天山は水車落としで迎撃。天山は小島にタッチ。
小島はマシンガンチョップからコーナーに振って行っちゃうぞバカヤローエルボー。だが後藤が追走串刺しラリアットでカットし、キッドにタッチ。
キッドはコーナに振って串刺しバックエルボー。さらにロープに飛んでランニングエルボーで倒すと、ブレーンバスターを狙うが小島が膝蹴りからコジコジカッター。フォールも2。
後藤が小島にガットショットからコーナー振って串刺しラリアット。キッドも串刺しラリアットから、後藤が小島を河津落としの体勢で捕らえて、そこへキッドがミサイルキックで後藤ごと吹っ飛ばす。フォールも天山がカット。
後藤が天山にガットショットも、天山がロープに振ってテンコジカッターで迎撃する。さらにキッドにもテンコジカッターを狙うが、耐えたキッドが天山にエルボーから小島を投げようとするが、耐えた小島が逆に投げようとするも、着地したキッドがチョップからブレーンバスター。フォールも2。
キッドがエルボー連打からロープに飛ぶが、小島がラリアットで迎撃し3カウント。
<試合後コメント>
テンコジ
天山「やっと、やっとや。来ましたよ、大阪城ホール。初日やけども、テンコジと、テンコジとしてまた、お客さんが来てる前で、試合できて嬉しいな、コジ。ありがとう(小島と握手)。最後もガッチリ、あの粘るゲイブルを倒して、気持ちよかったですね。まあ洋央紀も、ゲイブルも、LA道場っていう括りかもわからんけどね、同じタッグチームとして、どこまで機能してんのかしらんけど、俺らもう、10年、20年、30年近くやってんねんから、負けるわけあらへんよ。鉄壁ですよ。コロナだろうがなんだろうが、やっと今日からお客さん入れて、あの声援を聞いたら、俺らがやんないと誰がやるんやって。テンコジ、まだまだいきますよ。OK、コジ、ありがとう」
小島「プロレスラー生活29年にして、これだけファンの人の声援がありがたいと思ったことはなかった。声援も満足に飛ばせない状況の中で拍手をしてくれる。そのありがたさ、ほんとによくわかった。お客さんも叫べない。そんな、そんな状況の中でプロレスを見なきゃいけないってこと。それなのにこうやって集まってくれている。ほんとにそれには感謝しかないだろう。それ以外の何ものでもないよ。プロレスラーとして、これだけ長い時間やってるのに、初めてのことがいっぱいあって、この数カ月間でわかんないこと、知らないこと、ありえないことがたくさんあったけど、こうやってプロレスラーとして過ごしている。その時間はほんっとに貴重だと思います」
ゲイブリエル・キッド
ゲイブリル「コジマサン、あのヤロー。前にも言ったが俺はプロレスに自分の人生を捧げている。ヤングライオンの俺にできることは常に100パーセントの力を出し切ることだ。コジマサン、テンザンサン、ナガタサンは新日本の門番的存在だ。初めてノゲドージョーに来た時、3人は俺を温かく迎え入れてくれた。家族や友だちと離れて過ごしている俺がホームシックになっていないか、『ゲイブリエル、大丈夫か?』といつも気にかけてもらっている。そのことは本当に感謝しているよ。でもリングに上がれば友情は関係ない。プロレスラーとして本気でやり合うだけだ。今夜は勝てなかったが、負けた相手が彼らでは腹も立たない。みんな本当に強いレスラーだから仕方ない。今日はテンザンサンとコジマサンと闘うことができて光栄に思う。今日タッグを組んだゴトーサンと初めて会ったのは、去年の『G1』開幕前に彼がLAドージョーにトレーニングに来た時のことだ。俺たちは日本とアメリカで一緒にトレーニングを重ねてきた。これからもまた彼とタッグを組んで闘いたい。今こうして日本にいることだし、また道場で一緒に練習しないかと彼に聞いてみようかな。シバタサンからしっかりトレーニングに励めと言われたから、気を緩めず頑張る。先週はスズキサンとの対戦にばかり気を取られていたが、今夜はやっとファンの前に立つことができて、今本当に幸せだ。大会が始まる前にいろいろと考えていた…。今世界中が厳しい状況だけど、俺は日本にいられてとても幸せだと思う。レスラー、スタッフ、ファンのみんなで一緒に力を合わせればきっと乗り越えられる。そう信じてる。ありがとうございます。イジョー!」
※後藤はノーコメント
第3試合
ワトが入場するなりソバットで襲撃を蹴散らし、ドロップキックで場外に叩き出すとトルニージョ。
リングに戻るとスワンダイブエルボースマッシュで倒しフォールも2
。
ワトはミドルキック連打から走り込むがDOUKIはトラースキックで迎撃し、場外にショルダスルーで落とすとトペ・スイシーダ。
DOUKIはそのまま場外で鉄柵に叩きつけていくと、鉄パイプをボディにフルスイング。さらにスリーパーから顔面を殴りつけて倒しリングに戻る。
カウント11でリングに戻ったワトにストンピング。ワトはチョップもDOUKIはサミングでリングに押し倒し、引き起こすとリングに叩きつけてロープ往復式のフットスタンプ。フォールも2。
DOUKIはストンピングも、ワトはチョップを打ち込んでいくが、DOUKIはサミングから投げようとするも、耐えたワトのボディに膝蹴り連発からサミング。ロープに飛ぶが、ワトはドロップキックで迎撃しロープに振るとボディにバックエルボー。さらに二段式の飛び蹴りからフォールも2。
ワトはボディに膝蹴りからブラジリアンキック。ロープに飛ぶが、DOUKIはラリアットで迎撃。両者ダウン。
ワトは走り込むが、DOUKIは蹴って動きを止めると、ボディにショルダーアタックからデイブレイク。フォールも2。
DOUKIは髪を掴んで引き起こすと、アルゼンチンで担いで旋回式サイドバスター。フォールも2。
DOUKIは担ぐがワトは丸め込むが2。ワトが走り込むが、DOUKIは地獄突きで迎撃しロープに飛ぶが、ワトはスクリューキックで迎撃。
ワトは左右のローキックから裏拳。さらにバズソーキックから変形ぶっこ抜きフェイスバスターからRPPを投下し3カウントを奪った。
ワトがコーナーでポーズをきめるが、背後から金丸が襲撃。更に殴ろうとするが天山が助けに入る。
ワトと天山はリング上でガッチリと握手をした。
<試合後コメント>
マスター・ワト
(天山がワトを引き連れる形でコメントスペースへ)
天山「マスター、マスター、グランマスター・ワトや。ええ名前や。2年5カ月、約3年近くメキシコ、海外遠征行って、この変わりようですよ。俺、自分の試合終わって、ちょっと見たかったから試合見たんやけど、ちょっとやっぱり、あんな、せっかく勝利したのに、あんなクソ野郎ども入ってきやがってね。あんなやり方ないでしょう。こっちは勝利して、凱旋帰国初戦、ばっちし白星飾ってんのに、ふざけんなって。俺はいてもたってもいられんからね、助けるっていうか。マスター・ワト、一番ええとこをね、あんな野郎にさらわれて、クソやろ、な? まあ試合、帰って来て一発目やけど、手応えあったか?まあまあいいや。とにかく俺が出て行ったからには、俺が面倒見よう。行ったからには責任取るぞ。マスター、グランマスター。これから新日本プロレス、このリングで頂点目指してんねやろ?」
ワト「ハイ」
天山「OK。じゃあ、じゃあ俺が、全面的にバックアップするよ。俺がプッシュしてやるよ。そしてトップなれよ。一番なれよ、新日本プロレス。IWGP狙えよ。やれるんやから。今のこの帰ってきた勢いでやっていこうぜ。俺は後ろからプッシュするから。OK、行こうぜ。グランマスター・ワト。行けよ。一番行け。鈴木軍、蹴散らしたれよ、あいつらを。OK。自分の思ってること全部言えよ」
ワト「鈴木軍、ほんとに襲撃好きやな。まあ、1人ずつ。昔やられた借りがあるから。1人ずつ潰していったるよ」
DOUKI「・・・・俺は、噛ませ犬じゃねぇぞ…」
金丸「オイオイオイオイオイ、海外から帰ってきて凱旋!?そんなの知らねぇよ。テメェがな、海外でなに学んだか知らねぇけど、俺の経験をテメェ学ばせてやるよ。とことんやってやるからな、小僧」
第4試合
先発はBUSHIと石森。ロックアップから石森がロープに押し込むが、体勢を切り替えしたBUSHIが走り込むも、お互い交わしあうがBUSHIがヘッドシザースホイップ。BUSHIはストンピングからSANADAにタッチ。
SANADAはエルボーからロープに振ってバックエルボーで倒しフォールも2。SANADAはBUSHIにタッチ。
BUSHIはストンピングからTシャツでスリーパーを狙うが裕二郎がカット。石森が逆にTシャツを使ったスリーパーで絞め上げるが、レフェリーに注意されると裕二郎にタッチ。
裕二郎はボディにトラースキックからボディスラム。続けてギロチンドロップからエルボードロップ。さらにヘッドバッドを投下しフォールも2。
裕二郎はスリーパーで絞め上げ、これを離すと低空ドロップキックからフォールも2。裕二郎は石森にタッチ。
石森はストンピング。BUSHIがコーナーに振るが、石森はエプロンに降りて股抜きからスワンダイブブロンコバスター。フォールも2。
石森はBUSHIをコーナー上に座らせるとマスク剥ぎを狙う。レフェリーが注意して降ろさせると、石森はフォールも2。
BUSHIはボディブロー連発も、石森は膝蹴りからロープに飛ぶが、BUSHIは延髄斬りで迎撃。さらに石森のラリアットを巻き込んでDDTで突き刺すとSANADAにタッチ。
裕二郎がガットショットからロープに飛ぶが、SANADAはフランケンで場外に投げ捨て、石森も蹴り上げると場外の裕二郎にプランチャ。リングにスワンダイブも、避けた石森がミドルキック。しかしキャッチしたSANADAがパラダイスロックから低空ドロップキック。フォールも2。
SANADAは担ぐが暴れた石森とバックの取り合い。SANADAが投げ捨てジャーマンも、着地した石森がSANADAの足をとるとパラダイスロックを狙うが、返したSANADAがロープに振るが、石森はハンドスプリングオーバーヘッドキック。石森は裕二郎にタッチ。
裕二郎は串刺しビッグブーツ。SANADAがコーナーに振るが、裕二郎は足を伸ばしてカットすると走り込むが、SANADAは担いでいくが裕二郎はSANADAの指を噛んで逃れていく。投げようとするがSANADAが裕二郎の指を噛んで逃れると、裕二郎が動揺しながらロープに飛ぶがSANADAは低空ドロップキックで迎撃。SANADAはBUSHIにタッチ。
BUSHIはミサイルキックからウインドミルで立ち上がり、エプロンの石森も場外に落とすと二人まとめてトペ・スイシーダ。
裕二郎をコーナーに振ってBUSHIが串刺しダブルニー。さらにSANADAが串刺しバックエルボーからBUSHIが延髄斬り。続けてSANADAがトラースキックからBUSHIがバッククラッカー。フォールも石森がカット。
BUSHIのライトニングスパイラルを耐えた裕二郎が蹴り上げて倒すとフィッシャーマンバスターからフォールも2。
裕二郎は投げようとするが、耐えたBUSHIがブシロールを狙うが、切り替えした裕二郎が逆さ抑え込みからのピンプジュースで突き刺し3カウント。
<試合後コメント>
裕二郎「お~、大阪城ホール大会の記事、こう書いといてくれ。この高橋裕二郎と石森太二が、ロス・インゴ?ベルナブレス・デ・ハポンに、勝ちました。コレ、マジ!(ニヤリ)」
石森「今日の、大阪で、ひっさびさに生でブーイング浴びて、最ッ高に気持ちよかった! 今日の出来事……石森は忘れません」
※BUSHI&SANADAはノーコメント
第5試合
先発は棚橋とタイチ。タイチはコーナーにもたれかかり下がらせる。前に出て棚橋を挑発するが、背後からザックが襲撃し二人でストンピング。助けに来た飯伏をコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、飯伏はタイチを避けてザックにバックエルボーからタイチも倒し、棚橋と連携セントーンから棚橋がフォールも2。
棚橋はボディスラムからセカンドロープに飛び乗るも、ザックがドロプキックで落下させる。
タイチが棚橋を羽交い締めにしてザックが両方の足にドラゴンスクリュー。のたうつ棚橋にタイチは逆エビを狙うが棚橋はロープを掴みブレイク。タイチは金丸にタッチ。
金丸が棚橋の足をリングに叩きつけ、ロープに振って低空ドロップキック。フォールも2。
金丸はザックにタッチ。
ザックはロープを使って足をひねり上げていく。さらに場外へぶら下がり式のヒールホールド。これを離してリングに投げ入れる。ザックはデスペにタッチ。
デスペが逆エビ固め。田口がリングを見切れながらリードを促していくとデスペはこれを警戒して離すが、田口は二度三度とリードを促しリングを見切れる。再度田口がリングを見切れようとするが、デスペがカニばさみで棚橋に叩きつけてタイチにタッチ。
棚橋はエルボー連打もタイチはローキック。タイチは串刺し攻撃を狙うが、バックエルボーで迎撃した棚橋がブーメランアタック。
立ち上がったタイチがストンピングからバズソーキックも、棚橋はキャッチしドラゴンスクリュー。棚橋は永田にタッチ。タイチも金丸にタッチ。
金丸はガットショットからエルボー。受けきった永田はエルボーで倒す。さらにミドルキック連発でコーナーに押し込むと、逆コーナーに振って串刺しビッグブーツからエクスプロイダーを狙うが、耐えた金丸にエルボー。金丸がロープに振ると、場外からデスペが足を掴んで倒し、リングに入るとストンピング連打からサミング。コーナーに振って串刺し攻撃も、避けた棚型が金丸にビッグブーツから、デスペをロープに振ってフロントスープレックス。だが金丸がガットショットからロープに飛ぶも、ビッグブーツをキャッチした永田が引き込んでエクスプロイダー。フォールも2。永田は飯伏にタッチ。
飯伏はスワンダイブミサイルキック。吹っ飛んだ金丸がザックにタッチ。
ザックは飯伏の足を畳んで弓矢固めを狙うが、切り替えした飯伏がコンビネーションキックからその場飛びムーンサルト。フォールも2。
飯伏は膝立ちのザックの胸にミドルキック連発。ザックはこれをくぐり抜けるとヒールホールド。下から蹴り上げた飯伏が串刺し攻撃も、避けたザックが卍固め。これは棚橋がカット。
タイチが棚橋を蹴散らして飯伏をコーナーに振ると、ザックが串刺しエルボースマッシュからタイチが串刺しアックスボンバー。さらにザックがドリラーを狙うが、飯伏がタイチもろともオーバーヘッドキックで迎撃。飯伏は田口にタッチ。
田口はロープ往復式のヒップアタックも、ザックは避けてデスペにタッチ。
デスペはストンピング連打からロープに飛ぶが、田口はヒップアタックを狙うもデスペはアトミックドロップで迎撃。さらにマンハッタンドロップからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、田口がヒップアタックのフェイントで動きを止める。再度ヒップアタックを打ちこんで倒すと、デスペにトレイン攻撃から田口がヒップアタック。フォールも金丸がカット。
田口が滾るとケツイェを叩き込んでフォールも2。
田口はどどんを狙うが、デスペが丸め込んでレフェリーに田口を突き飛ばすと、顔面にグーパンチからピンチェロコを叩き込み3カウント。
飯伏が掴みかかっていくが、ザックがネックツイストから羽交い締めにして、タイチがベルトで殴ろうとするが棚橋がエルボースマッシュ。さらにザックにスリングブレイドから、飯伏と棚橋がタイチに合体ショートレンジスリングブレイドを叩き込んだ。
<試合後コメント>
鈴木軍
デスペラード「オーオーオーオーオー……まあ、しゃべることねえな。しゃべることなんかねえよ。特に俺に今。目標は、山ほどある。目的もたくさんある。なんだけど、直近で頑張ってる仲間の邪魔する気はねえんだ。今ここでなんか言ってみろ。例えば、田口とシングルマッチを求めたと。その話はもういらんだろ。見てわかっただろ?出るだけで客が喜んじまう。そんなヤツ相手したって、俺の損なだけだ。俺の目標はほかにある。だけど、今、この試合、何が大事だ?ザックとタイチが……明日だぜ、明日。思ってたより入ってたな、今日な。俺、正直、みんなまだビビッて来ないと思ってたんだ。それも正しい選択だと思う。何が正解で、何が間違いなんてのは、何日もあとにならないとわかんない。だけど、明日の試合……ま、今日もだ。見に来たヤツが正解だったと思う大会になるだろうよ。そのための努力をしてるんだ、俺たちは。いや、新日本のスタッフは。俺たちは特に……」
タイチ「オイオイ、試合終わってんだ、コラ。なんだ、オイ? 試合終わってんだ、コラ。潰すんだろ? 潰すんだろ、お前ら? わかったよ。棚橋、飯伏、明日、ぶち殺してやる、コラ。棚橋、ぶち殺してやる。オイ、2人とも、ただのワン・ツー・スリー、ギブアップじゃねえぞ。破壊だ。破壊だ、破壊だ、コラ。あの2人、ぶっ壊してやる。ただの決着じゃ、絶対済ませねえ。ぶっ壊してやる。ぶっ壊してやる、お前ら。俺とザックがよ。ザックが怒った日にゃ、明日証明される。今日はオレの首一つ、くれてやるよ。明日、思う存分、オレらが最強ってこと、証明される。ぶっ壊してやる。ぶっ壊してやる……」
ザック「タナハシとイブシがまだタッグチャンピオンなのは数ヶ月リングに立っていなかったから、それだけだ。もし俺たちが挑戦できていたなら、とっくにベルトは奪っていた。5ヶ月間一度も防衛してなかった。そんなんで正真正銘のチャンピオンと呼べるか? クソだな。あいつらテクニックでは俺たちチームの足元にも及ばない。棚橋のキャッチフレーズは『愛してまーす』だっけ? 明日はそう言えないぞ。もう”愛”はもらえない。俺たち“デンジャラス・テッカーズ”が始末してやる」
※金丸はノーコメント
第6試合
先発はSHOと鷹木。ショルダータックルのぶつかり合いからSHOがエルボー連打。鷹木がエルボーで返すが、SHOがロープに振るとドロップキック。受けきった鷹木がショートレンジショルダータックルで倒し、スライディングエルボーもSHOが避けてコーナーに振って串刺しラリアット。SHOがエルボーも鷹木がコーナーに振っていくが、SHOはショルダータックルで迎撃しストンピング連打。SHOは矢野にタッチ。
矢野はコーナーマットを外そうとするが、鷹木がカット。矢野はコーナーマットを外すと、走り込んできた鷹木を避けて、さらにラリアットも避けるとマットで殴ろうとするが、鷹木はナックルでマットを吹っ飛ばすとサミング。さらにロープに飛ぶが、内藤が低空ドロップキックで迎撃し、鷹木がエルボードロップを投下。さらに頭頂部にエルボーから首投げで倒し、エプロンのSHOに殴りかかり場外乱闘へ。
リングに戻り矢野へストンピングから内藤にタッチ。
内藤はストンピングからフロントネックで捕らえ、コーナーに振ると串刺しキックから水面蹴りで倒し振り子式スワンダイブドロップキック。
内藤はリストを取ってヒロムにタッチ。
ヒロムはチョップ連発からコーナーに振って串刺しラリアット。更に低空ドロップキックを叩き込んでフォールも2。
ヒロムは担ぎ上げるが着地した矢野が髪を掴んで動きを止める。「髪の毛触んな!」と叫ぶヒロムの髪を再度掴むが、ヒロムはチョップからロープに振ろうとするも、矢野は髪を掴んで引き倒す。矢野は石井にタッチ。
ヒロムはエルボー連打から石井のエルボーを避けて走り込んでエルボー。さらにカニバサミで倒して走り込むが、石井が避けてショルダータックルで迎撃。
石井はローキックも、ヒロムはチョップ連発。石井はコーナーに押し込みチョップ連発。ヒロムはチョップ連打で返していき、チョップ合戦を制するとエルボーからロープに顔面を載せてロープを蹴り上げる。さらにドロップキックを叩き込んで倒す。
ヒロムは投げようとするが、石井は逆にブレーンバスター。着地したヒロムがトラースキックも、スカした石井がエルボー。ロープに飛ぶが、ヒロムが投げ捨てジャーマン。走り込むが石井もお返しとばかりに投げ捨てジャーマンから走り込むが、ヒロムはトラースキックからラリアット。避けた石井がバックドロップ。だがすぐにヒロムが低空ドロップキック。両者ダウン。ヒロムは鷹木に、石井はSHOにタッチ。
ラリアットの相打ち連発から、鷹木がコーナーに振って串刺し攻撃。だがSHOは足を伸ばしてカットするも、鷹木はキャッチしショートレンジラリアット。さらにナックルとチョップを交互に打ち込みナックル連打。鷹木は顔面を踏みつけていき、これを離すとロープに振って追走ニー。だがSHOはブレーンバスターで投げ捨てぶっこ抜きジャーマンを狙うも、鷹木はバックエルボーで動きを止めると、走り込んで来たSHOもバックエルボーで迎撃しナックル。だがSHOはスピアーを突き刺すとフォールも2。
SHOはショックアローを狙うが、鷹木はリバースしていく。
額をこすりつけて挑発し合うと、エルボー合戦から鷹木が左右のエルボー連打。SHOはジャンピングエルボーからロープに飛ぶが、鷹木が追走ラリアットからロープに飛ぶも、SHOは飛び膝蹴りで迎撃。だが逆の腕でショートレンジラリアットを打ち込むと両者ダウン。鷹木は内藤にタッチ。
内藤はガットショットからエルボー。ロープに振ってアームホイップから低空ドロップキック。SHOはコーナに振っていくが、内藤はバックエルボーで迎撃し走り込むが、SHOは切り替えしてラリアット。避けた内藤が走り込むがSHOはラリアットで迎撃。SHOは矢野にタッチ。
内藤は矢野をコーナーに振るが、耐えた矢野が走り込んできた内藤を金具がむき出しのコーナーに叩きつけてスクールボーイも2。
矢野は髪を掴んでいくが、内藤はサミングからスクールボーイも2。
内藤はガットショットからネックブリーカードロップを狙うが、矢野は髪を掴んで耐える。内藤はエルボー連打も、矢野はロープに振ってジャンピングエルボーを避けると、石井にエルボーを誤爆させようとするが、矢野の金的を内藤がガード。だが正面から石井がラリアットを叩き込んで矢野がスクールボーイもヒロムがカット。
矢野と石井が連携スクールボーイも2。
矢野は鬼殺しを狙うが鷹木がカット。SHOが鷹木にエルボー連打も鷹木がロープに振っていき、スピアーをキャッチしDDT。さらにスライディングラリアットで蹴散らす。
内藤と鷹木は矢野にダブル攻撃を狙うが、矢野はスカすと髪を掴んで動きを止める。ヒロムが矢野の髪を掴んで助けに入り、矢野の串刺し攻撃を避けて鷹木が串刺しラリアットから内藤がマンハッタンドロップを叩き込んで延髄斬り。ヒロムがトラースキックから鷹木がパンピングボンバー。そこへ内藤がジャックナイフ式エビ固めで滑り込み3カウント。
<試合後コメント>
ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン
ヒロム「何度だって言うぞ。何度だって言う。俺は自分の夢を、この険しすぎる、なんとも険しすぎる、スゲエカッコいい夢を、俺はあきらめたりしない。絶対にあきらめないぞ。この『NEW JAPAN CUP』、俺の夢への距離を測れた。こんなに大きい収穫はねえ。そして、こんなに楽しみなことがこの先待ってるんだと考えると、ゾクゾク、ゾワゾワしちまうよ。何度でも言う。何度だって言うぞ。俺は、IWGPジュニアのベルトを巻き、ジュニアのまま、IWGPヘビー級のベルトを巻き、ゴールデンタイムで試合をすることだ。地上波でな……」
鷹木「オイ、SHO、1度勝ったからって、気を抜いてんじゃねえぞ。こっちはよ、はらわた煮えくりかえってんだ。明日は、潰し合いじゃねえ。一方的に俺が、叩き潰してやる。それから、『NEW JAPAN CUP』で屈辱を味わい、この前は、ベルトごとスピアーくらって、屈辱を味わった。明日は、3度目の正直だ。明日、いや、次に屈辱を味わうのは、俺じぇねえよSHO。完全にNEXTは、SHO、お前だ。へへ。俺の、言いたいことは……以上だ」
内藤「久々に、このお客様の前でのプロレス……いや楽しいよ。楽しくてしょうがないね。もちろん無観客試合も楽しかったよ。その10倍、100倍……比べものにならないぐらい、気持ちいいね。今日は残念ながら、客席をすべて使うことはできなかったけど、それでもこんなに楽しかったんだ。いったい、今まで通りに戻ったら、どれだけ楽しいんだろうな? それを今まで普通に経験していたわけでさ、なんて贅沢な時間だったのかなと思いますよ。こうして、お客様を入れての大会がスタートしたわけで、俺がいち早く新日本プロレスを元の状態に戻しますよ、いや、元通りじゃないな。今まで以上に、さらに皆様に注目してもらえるリングに、俺がしてみせますよ。まだ少し時間がかかるかもしれないけどさ。そこは、トランキーロ、焦らずにお待ちください。さあ、俺にとって、テーマの見いだしづらいシリーズが今日で終わるね。今日で(『NEW JAPAN CUP 2020』の)優勝者が決まるわけでしょ? EVIL、オカダ……さあ、一体どっちかなあ……。控室へ戻ってモニターで、いや会場の隅で、今日の優勝決定戦、じっくり見てそして、楽しませていただきますよ。さあEVILかオカダか、どっちかなあ……」
SHO
「いよいよ明日だな。これが決まってから、いろんなもの、もちろんタイトルマッチが決まった嬉しさ、そしてプレッシャー、緊張、すべて俺はいまメッチャクチャ楽しんでるぞ。鷹木信悟、1回勝ったぐらいじゃ、俺もまだ越えたつもりじゃねぇんだよ。だからこそ明日、そのベルトを懸けて、俺ともう1度。明日、明日の闘いは、もちろんメチャクチャ楽しみだよ。鷹木信悟、あなたとのシングルは、毎回楽しみなんだよ。だけど、俺はベルトを獲ってからのことが、すごく楽しみで仕方ねぇんだ。NEVERのベルトを持って、どんなヤツと、そのベルトを懸けて闘えるかって考えただけで、興奮がまだ納まらねぇよ。今日は一緒のコーナーにいてくれたCHAOSの石井さんはもちろん、後藤さんだったり、ほかのユニットにも…。NEVER獲ったら、闘いたいヤツ、先輩、後輩、関係ねぇ! いっぱいいるんだ。だからこそ! 明日は必ず獲る。そして、いまこうしてジュニアタッグのベルトを、俺が持ってるんだ。いや、俺たちが持ってるんだ。俺とYOHさん、そして海外にいるロッキーさん。俺たちが持ってるんだ。でも、どうなっちまうかわからない。どうなっちまうかわからないけど、その人たちがいなくても、俺は1人でも闘わなくちゃいけねぇんだ。もちろん、YOHさんのため、ロッキーさんのため、俺は、歩みを止めねぇぞ」
※石井、矢野はノーコメント
第7試合
バックの取り合いからEVILがヘッドロックで絞り上げる。さらにラリアットでなぎ倒しダークネスフォールズで叩きつけフォールも2。
EVILはEVILを狙うが、耐えたオカダがスタンディング変形コブラクラッチ。EVILはロープを掴みブレイク。オカダは場外に逃れ、EVILはこれを追うが、オカダが鉄柵に叩き込む。
リングに戻るとオカダがネックブリーカードロップ。コーナーに押し込みバックエルボー連発から首投げで倒し低空ドロップキック。フォールも1。
オカダはロープ際に寝かせるとセントーン・アトミコを投下するが、避けたEVILがエプロンからオカダの腕を巻き込みロープを使ったアームブリーカー。そのまま場外に引き込み、先程のお返しとばかりに鉄柵に叩き込んでいく。さらにイスを持ち出し、オカダの腕を挟んで鉄柱に叩き込む。さらに首にイスをかけると、そこへ向かってイスをフルスイング。オカダは首をおさえて倒れ込む。
リングに戻ると、EVILはストンピング連打から腕をリングに叩きつけ、さらに腕をロープに絡めてのアームロック。コーナーに押し込みチョップ連発からリングに転がしフォールも2。
EVILは場外に投げ捨て場外乱闘。リングに戻り、EVILはアームロック。オカダはボディブローで逃れてガットショット。だがEVILはエルボーから腕へのエルボー。オカダはガットショットからDDTで突き刺す。両者ダウン。
オカダはエルボー連打。EVILがロープに振ってラリアットも、避けたオカダがランニングバックエルボーで倒す。
オカダはコーナーに振って串刺しエルボーも、避けたEVILが串刺しエルボー。オカダが避けてコーナーに座らせると、ドロップキックで場外に叩き出す。
オカダは鉄柵に叩き込んでビッグブーツ。さらに鉄柵を使ったグリーンキラー。
リングに戻りフォールも2。
オカダはリバースネックブリーカーを狙うが、EVILは耐えると髪を掴んで引き倒し、串刺し攻撃を狙うがオカダは足を伸ばしてカット。だがキャッチしたEVILがセカンドロープに足を載せて、オカダのボディへフットスタンプ。さらにフィッシャーマンバスターからフォールも2。
EVILは腕へのエルボー連打から走り込むが、オカダはフラップジャックで迎撃。両者ダウン。
エルボーの打ち合いからオカダがビッグブーツ。EVILはチョップを打ち込み、オカダのドロップキックを避けてセントーン。オカダは避けると担ぎ上げるが、EVILが着地するとロープに飛んだオカダに追走するが、オカダはドロップキックで迎撃。さらにツームストンパイルドライバーで突き刺し、変形コブラクラッチ。EVILはロープを掴みブレイク。
オカダはコーナーに振って串刺しジャンピングバックエルボー。更にガットショットも、キャッチしたEVILがレフェリーに足をもたせてトラースキック。さらにレフェリーに突き飛ばしてから急所攻撃。
EVILはリング下からイスを4脚引っ張りだして投げ入れると、オカダを担いでイスへのダークネスフォールズ。
EVILはイスをリング下に落とすと、レフェリーをリングに呼び戻しフォールも2。
EVILが串刺しラリアットからコーナーにのせると雪崩式ブレーンバスター。フォールも2。
EVILはEVILを狙うが、オカダはエルボーでカット。EVILはサミングから串刺し攻撃を狙うが、オカダは担いでリバースネックブリーカードロップ。両者ダウン。
膝立ちでエルボーの打ち合い。オカダがエルボースマッシュ連発も、EVILが膝を蹴りつけローリングエルボー。ロープに飛ぶがオカダがドロップキックで迎撃し変形コブラクラッチ。EVILはサミングで逃れて串刺し攻撃を狙うが、オカダは足を伸ばしてカットしジョン・ウー。EVILは走り込むがオカダはカウンターの旋回式ツームストンパイルドライバーから変形コブラクラッチ。崩れ落ちたEVILを見て、オカダが腕を掴んで引き起こすと起き上がりこぼし式のラリアット2連発。動かなくなったEVILに再度変形コブラクラッチ。だがそこへ外道がリングに走り込みレフェリーの気を引くと、背後から裕二郎がオカダを襲撃しカット。外道と裕二郎はニヤニヤしながらリングをあとにする。
EVILはロープに飛んでラリアットでなぎ倒しフォールも2。
EVILはEVILを狙うが、耐えたオカダがエルボースマッシュ。さらに走り込むが、EVILが担ぐもオカダは変形コブラクラッチ。EVILはそのままコーナーに下がりレフェリーもろとも潰すと、EVILはEVILを狙うが、耐えたオカダがローリングエルボーを狙うも、耐えたEVILがEVILを狙う。だがオカダが変形コブラクラッチで捉えようとしたところにバックキックの急所攻撃。寝転んだオカダの急所を踏み潰し、痛がるオカダを引き起こしてEVILを叩き込むと3カウント。
EVIL「おーい、今年のニュージャパンカップ、圧倒的に、完勝したのはこの俺、EVILだ!おい、内藤!出てこいよ。(内藤がリングへ)」
内藤「キングオブダークネス、EVILの、なりふり構わず結果にこだわる姿、俺は好きだぜ。明日行われる、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン同士による初めてのタイトルマッチ!お互い、楽しもうぜ、カブロン!」
内藤は腕を掲げるが、EVILはその拳にBULLET CLUBのウルフパックポーズでキスをすると内藤にEVILを叩き込む。
BULLET CLUBがリングへ現れ、EVILは内藤の帽子を踏みつける。BULLET CLUBが内藤の胸のうえでウルフパックポーズ。ヒロム、BUSHI、鷹木がリングに助けに来ると、EVILはBULLET CLUBとともに引き上げていった。
<試合後コメント>
EVIL「オイ、まずはオカダ、オカダ、なぜ決勝の舞台に、BULLETが入ってくるんだとでも思ったか、オイ? それはな、すべてこの俺が、仕組んだことだ。そして、内藤、内藤、内藤……。お前とロス・インゴのお前ら全員、腐りきってんだよ、バカ野郎。そしてな、虫唾が走りに走りまくってるんだ、この野郎。明日、リングで大の字に倒れてんのは、内藤、お前だ。よく、覚えとけ……(BULLET CLUBでウルフパックポーズ)」
※オカダはノーコメント