ジュリアがスターダム移籍後初黒星!大江戸隊に王座挑戦を宣言され控室でも大暴れ?!
11日、東京都・新木場1stRINGにて女子プロレス団体スターダムが『STARDOM NEW SUMMER 2020 新木場2Days/Day1』を開催した。
スターダムは新型コロナウイルスの影響で2月後半から興行を全て中止に。その間に、王者である星輝ありさの引退や、木村花さんの死去などいろいろな出来事があったが、先月21日に大会を再開。前回大会に続き感染症予防対策のために観客の人数制限を設けたものの、あっという間にチケットは売り切れ、幸運な140名が会場に観戦に訪れた。
この日のメインイベントでは、“ドンナ・デル・モンドvs大江戸隊”の構図となるジュリア&舞華&ひめかvs刀羅ナツコ&鹿島沙希&夏すみれの6人タッグマッチが実施。
大江戸隊はロープを使った絞め技やチェーンやバラムチなどの凶器を用いた反則攻撃を乱発していくが、DDMの面々も3人の連携攻撃を立て続けに決めて対抗。
試合は互角の様相を呈しながら終盤までもつれ込み、ジュリアが鹿島へ必殺のグロリアス・ドライバーを狙ったところで鹿島が起死回生(トケ・エスパルダ)で丸め込んで3カウント。
スターダム移籍後初黒星となったジュリアはこの勝敗に納得せず村山大値レフリーの胸ぐらをつかんで怒鳴りつけるが、鹿島はこれを見てニヤニヤと笑いながら「ジュリアのことが好きで好きでたまらないしょくぅ~ん!あっ、いねえな?(笑)こんなモヤシみてぇなやつに負けて、ねえ今どんな気持ちぃ?」とジュリアのキメ台詞を引用しながら煽っていき、「まあ、大江戸隊が勝ったということで?お前らが持つ……朱里、舞華、ジュリア、お前らが持つアーティスト・オブ・スターダムのベルト、この大江戸隊ウチら3人がいただきたいと思いますので、楽しみにしとけよ!」とアーティスト王座への挑戦を表明し、そそくさと去っていく。
怒り心頭のジュリアは「アーティスト戦いいよ!やってやるよ!大江戸隊がどんな旨味を持ってるか、ドンナ・デル・モンドが査定してやるからよ!筋トレでもダイエットでもしてテメェら身体鍛えとけよ?まあ、すぐああやって小狡いから逃げちゃうからさ!ビビってんだろうが!だから逃げてんだろうがこのクソどもがぁッ!出てこい!」とマイクを投げ捨てて怒鳴り散らし、朱里がなんとかとりなして場を収めた。
バックステージに戻ったジュリアは「負けたつもりは一切ないし、全然悔しくないし、負けてないし、悔しくないし、これ(アーティストのベルト)ウチらのだし。あれはレフリーが完全に悪い。全ッ然悔しくないから!調子乗ってんじゃねえよ!大江戸隊よぉッ!!」とまくし立て、突如立ち上がって大江戸隊の控室に乗り込もうとしたためDDMの面々が押し留めながら去っていった。
ジュリアは昨年11月には女子プロレス界全体を揺るがす移籍騒動を巻き起こし、“お騒がせ女”としてスターダムに入団。今年に入ってからは“ドンナ・デル・モンド”を組織してアーティスト・オブ・スターダム王座(6人タッグ王座)を戴冠したり、シンデレラトーナメント(シングル戦の1DAYトーナメント)で優勝を果たしたりとスターダムの勢力図を一変させるダークホースとして活躍してきた。
昨年の終わり頃から主力選手たちが立て続けに抜けていったスターダムの中でDDMや大江戸隊がどのような景色を見せてくれるのかに注目が集まる。