「赤のベルト、5分で獲ってやるよ!」鈴季すずがジュリアとの姉妹対決で勝利を収め欠場中の王者・中野たむへ厳しくも愛あるエール!

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

 19日、東京都・後楽園ホールにてスターダム『第13回 ゴッデス・オブ・スターダム ~タッグリーグ戦~ in KORAKUEN』が開催。ジュリアと鈴季すずが公式戦で激突した。

 すずは2021年末に生まれ育ったアイスリボンを飛び出して世羅りさらと【プロミネンス】を結成。自身の信頼を裏切る形でスターダムに移籍したジュリアを追ってプロミネンス全員で乗り込みドロドロの抗争を展開してきた。
 最初こそスターダムファンに拒絶されていたプロミネンスであったが、すずとジュリアのエモーショナルな闘いやハイクオリティな試合を展開して徐々に支持を獲得。今年3月の6人タッグリーグでプロミネンスが優勝を果たした際には外敵に栄冠を奪われたにも関わらず大歓声が贈られるなど、今のスターダムに必要不可欠な存在となりつつある。

 その後、すずは今年4月にプロミネンスを離脱しスターダムへ入団。ユニットを超えた世代間闘争をぶち上げ、今年9月には5★STAR GPで優勝を果たすなど団体の中心に躍り出た。

 この日は、レッドゴッデス公式戦として【マフィアベラ】ジュリア&テクラvs【CRAZY STAR】鈴季すず&星来芽依の試合が実施。新たな局面を迎えているジュリアとすずの姉妹対決がタッグリーグで実現した。


 ジュリアは、入場後にガウンやベルトを受け取りに来た練習生たちに「なんかいっぱいいるねえ。練習生?頑張れよ!」と朗らかに声をかける。
 そんなジュリアの姿を見てすずにも思うところがあったのか、ジュリアとすずの対面でゴングが鳴るなりすずが突っ込んでいってジュリアの顔面をぶん殴る。
 ジュリアが「5★STAR GP優勝おめでとう!」とすずを変形ベアハッグ・スープレックスで叩きつければ、すずも「ジュリア!ありがとう!」と思い切り蹴飛ばして応え、それぞれの必殺技を寸前でかわし合うという互いに互いを知り尽くしているからこその攻防を展開。
 終盤にはジュリアがすずの得意技である場外からエプロンへの地対空ドロップキックを放つシーンもあったが、すずはこれをかわして「バーカ!」と挑発しコーナーに上げて雪崩式フランケンシュタイナーで放り捨てるなどある意味息ピッタリ。
 最後はテクラと星来の対面となり、息もつかせぬスピーディな攻防の中で星来が変幻自在のドロップキックで翻弄。ジュリアが加勢に入ってテクラとの合体フェイスクラッシャーを決めるなど追い込んでいくが、すずがジュリアにハイキックを叩き込んで排除。すず&星来が合体コードブレイカーを決めてからすずがジャーマン・スープレックス。続けて星来が変形パワーボムで叩きつけて試合を決めた。

 試合後にマイクを取った星来は勝鬨をあげ、自身のデビュー記念日でもある11月18日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会でのハイスピード王座初防衛戦をアピール。「試合したこと無いんですけど前からちょっと気になってた選手」として“大阪一強い女”こと花園桃花を初防衛戦の相手として指名した。
 その後、星来はCRAZY STAR恒例の大会締めを宣言。すずが「そんなのあんの?!」と困惑する中、星来の「CRAZY STARに恋する?」のコールに観衆が「5秒前!」とレスポンスして大会はエンディングを迎えた。

 バックステージに戻ったすずは、星来に続き11月18日の大阪大会に言及。
 現在欠場中の赤の王者・中野たむへ「オイオイオイオイ、お前ヒザ怪我して欠場して、ちょっと元気なくなりすぎなんじゃねえの。中野たむ、怪我は仕方ねえ。それは私にだってわかんだよ。怪我は仕方ねえんだよ。だけど、私は完璧な状態の、心も体も完璧な状態のお前と闘いたい。だから11月18日までに、必ず体も、心も!完璧にしておくこと。わかったか、中野たむ。じゃねえと、赤のベルト、5分で獲ってやるよ!」と厳しくも愛あるメッセージを投げかけた。

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア

関連記事

サイト内検索

日別

2024年11月
« 10月    
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

月別

ページ上部へ戻る