舞華が上谷沙弥との愛憎を超えて史上初の5★STAR GP全勝優勝!全敗王者の赤いベルトへ挑戦決定!

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 31日、東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザにてスターダム『5★STAR GP 2024~優勝決定戦~』が開催。舞華が史上初の5★STAR GP全勝優勝を成し遂げた。

 『5★STAR GP』とは毎年夏に行われるスターダムのシングルリーグ戦であり、今年は8月10日~8月31日の期間で13大会開催される過密日程で開催。4ブロック28選手が参戦する女子最大規模のシリーズとなり、全国各地を回りながら熱戦を繰り広げて来た。
 各ブロック上位2名の計8選手による決勝トーナメントが行なわれ、優勝決定戦に駒を進めたのは舞華と上谷沙弥。

 舞華と上谷には浅からぬ因縁がある。
 2人はユニットは違えど“黄金世代”の絆があり、ときには呉越同舟で上の世代と闘うこともあったライバル同士。今年6月に上谷がリーダーを務めていたユニットが事実上崩壊した際には舞華が手を差し伸べ、事実上のチームメイトとして共闘するようになる。
 しかし、上谷は舞華の手を取るよりも前のイベントでファンからの心無い誹謗中傷を受けたことで心を病み、すでに闇に堕ちていた。
今年7月にワールド・オブ・スターダム王座(※赤いベルト)の防衛戦に臨んだ舞華のセコンドに付いた上谷だったが、突如舞華を裏切って対戦相手の刀羅ナツコに加勢。その結果、舞華は王座から陥落することとなり、上谷は新ヒールユニット【H.A.T.E.】の一員となり憎しみの権化と化してしまった。


 気迫に満ちた様子の舞華は序盤からガンガン攻めていこうとするが、上谷はニヤニヤと笑いながらのらりくらり。上谷は焦れた舞華を受け流して場外戦へと誘い込み、ステージ最上段からのスーサイド・ダイブを敢行。昨年の5★STAR GP開幕戦で高所からダイブした際に脱臼して長期欠場に追い込まれた上谷にとって、この技は覚悟の現れ。場内はこの日一番の大盛りあがりを見せる。
 苦戦が続いた舞華だったが、雄叫びを上げながらのラリアットを連打し、得意の雪崩式ブレーンバスターからロコモーション式でさらに3連発。上谷は雪崩式フランケンシュタイナーでの逆転を狙うが、舞華はぶっこ抜いて雪崩式みちのくドライバーIIでぶっ刺すという超大技を見せ場内を爆発的に沸かせる。
 それでも上谷はすっくと起き上がって旋回式スター・クラッシャー。さらにロープに飛ぶが、舞華がカウンターのラリアットからローリング・ラリアット。ゴツリと音が響くヘッドバッドからみちのくドライバーII。さらにリストクラッチ式みちのくドライバーIIで突き刺して3カウントを奪った。

 これにより、舞華は史上初の5★STAR GP全勝優勝を達成。
 舞華は試合を通して語り合った上谷を称えて再戦を誓いつつ、この日のセミファイナルで刀羅ナツコから赤いベルトを奪った中野たむをリングに呼び出し、9月14日のエディオンアリーナ大阪第1競技場大会での赤いベルト戦を要求。5★STARで全勝優勝した舞華と、5★STARで全敗したにも関わらず赤いベルトに挑戦&戴冠を果たしたたむの王座戦という対照的な構図のカードとなった。

 バックステージに戻った舞華は「全・勝・優・勝!マジで5★STAR、トラウマだったんだよ。でも今こうして誰も成し遂げられなかったことを成し遂げることが出来て本当に良かった!ああ、間違ってなかった!間違ったこともあったかもしれない。色んな感情になって、心折れそうになって、這い上がって、またもがいて、苦しんで。でも、人生ってそれの繰り返しでしょ?だから応援してくれたファンのみんなも、こんな私の姿を見て明るく楽しく一緒に人生を歩んでいきたい。もちろんスターダムの仲間と、もっともっと色んな感情になりながら、もがきながら、苦しみながら、時には立場が逆転して、そうやって強くなって行くと思う。もっともっとこのスターダム、強くなるよ。なんてったって、この5★STAR全勝優勝した私がいるんだよ?」と優勝の喜びと団体を背負う覚悟を語る。

 そして、5★STARで全敗したチャンピオンとの試合となることについて問われた舞華は「えっ、誰?全敗なの。……えぇ?!アイツ全敗なのォ?!マジ?!そーなの?!おぉ……そうかぁ……。で、赤いベルトを巻いた?やっぱあたしが巻くしか無いっしょ!(笑)」と豪快に笑った。

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