ヤンキーと僧侶がタッグ結成!立花誠吾&阿部史典がアジアタッグ王座へ挑戦を表明!

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 17日、東京都・立川立飛アリーナにて全日本プロレス『熱闘!サマーアクションウォーズ2024』が開催。阿部史典と立花誠吾がGAORA TV王座戦を経てタッグ結成に至った。

 立花はWRESTLE-1が創設したプロレス総合学院の一期生として2016年にデビュー。 “歌舞伎町生まれ歌舞伎町育ちのヤンキー”として悪ぶっているが、外見や言動では隠しきれずに溢れ出る人の良さや、盟友の黒潮TOKYOジャパンに振り回されて酷い目に遭う姿が人気に。ファンからは“アニキ”の愛称で親しまれ、会場人気はトップクラスと言っても過言でない。
 フリーとなってからは全日本プロレスを中心に参戦。怪我に泣かされながらもアジアタッグ王座戴冠、2度の6人タッグ王座戴冠など結果を残す。さらに今年1月にはGAORA TV王座を獲得し6年半ぶりのシングル王座戴冠。所属ではないものの全日本に欠かせない選手の1人となっている。

 そんな立花だが、今年6月には阿部史典に敗れてGAORA TV王座から陥落。
 この試合は立花が一方的に阿部に因縁をつけて行なわれた試合であったが、2人は闘いを通して絆を育む。互いを“負け犬”と認識している2人の感情むき出しのハングリーな試合は大きな反響を呼んだ。
 阿部は試合後に「アニキとの話は今日が始まりだから。アイツ年下だけどアニキとまだまだやり合っていきたいと思います。おっぱい!」とコメントしており、2人が時を経て再戦することが期待されていた。

 しかし、阿部が初防衛戦の相手に立花を指名したことで2人のリマッチはあっさりと実現。戦前の舌戦もヒートアップして盛り上がっており、2人のライバルストーリー(?)の続きが早くも見られることにファンは沸き立っていた。

 “負け犬の鎮魂歌”と題されたこのGAORA TV王座戦は第1試合で実施。
 額を突き合わせながらのバチバチのにらみ合いからそのまま会場の外へと出ていってしまうというシリアスなのかコミカルなのか分からない2人だけの世界を展開。
 しかし、中盤からは真っ向からの打撃戦が展開され、立花がケンカキック、阿部がドロップキックを顔面にぶち込んで互いに一歩も引かず。阿部はアサルトポイントから澤宗紀直伝お卍固めで捕らえるも、立花がぶっこ抜いてイケメン落とし。立花が必殺のヤンキーハンマー(※ランニング・エルボースタンプ)を放つも、阿部はウラカン・ラナで切り返し、2発目のヤンキーハンマーをかわしてのスクールボーイで3カウントを奪った。


 試合後、立花は「なんでお前にみたいな坊主に2回も負けなきゃいけないんだ!負けて負けて負けだよ!」と悔しがるも、阿部は「アニキ、俺ら負け犬だ。負け犬同士さ、一緒に組んだら強いのかわかんないけど、アニキ!俺らさ、闘って自称:名勝負数え歌って言ってんだからさ、タッグ組んだらもっと面白い試合できるんじゃないの?アニキ、一緒に帰ろう」とタッグ結成を提案し、少々強引に立花と肩を組んで一緒に退場していった。

 最初こそ戸惑いを隠せずにいた立花だったが、阿部におだてられると「俺たち2人だけの名勝負数え唄だ!」と乗り気に。即座に阿部が「うっわ(笑)コイツ自分で言ってる(笑)はずかしー奴だな」と茶化すと立花はブチ切れていたが、息は合っている様子だ。


 第4試合で行なわれたアジアタッグ王座戦では、【むーちゃんせーちゃん】MUSASHI&吉岡世起が2度目の防衛に成功。
 そこへ阿部&立花が現れて挑戦を表明し、MUSASHIのマイクをキレッキレの掛け合いでイジり倒すなど以外な相性の良さを発揮した。
 両組のアジアタッグ王座戦は9月1日の福岡大会で行なわれる予定。試合後のマイク・コメントも含めて見逃せない試合となりそうだ。

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