猫ちゃんのフィナンシェを奪われて激怒!斉藤ジュン&レイが若き20代タッグと世界タッグ王座へ!

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 17日、東京都・立川立飛アリーナにて全日本プロレス『熱闘!サマーアクションウォーズ2024』が開催。【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイが世界タッグ王座の3度目の防衛に成功した。

 全日本のヘビー級タッグ王座である世界タッグ王座は、双子の大相撲力士レスラー【SAITO BROTHERS】斉藤ジュン&斉藤レイが保持。体格に恵まれただけではなく、実力やビジュアル面も折り紙付き。
 さらにお茶目なその性格も愛されており、地元・ミヤギテレビの『OH!バンデス』の1コーナーである『TAXIめし リターンズ』で兄弟揃ってレポーターを務めてお茶の間の人気者になるなどプロレス界をDOOMしつつある。

 SAITO BROTHERSは、母親の旧姓がサイトウであるという“ミスター斉藤”土井成樹、ステーキを焼くのが得意そうな正体不明のマスクマンであるセニョール斉藤を新メンバーに加えて4人体制に。ジュニアも含めた全日本のすべての王座を射程圏内に収めた。

 この日は、現在の全日本の主な話題供給源である【バカバカコンビ】諏訪魔&鈴木秀樹が世界タッグに挑戦。
 お茶目な諏訪魔を秀樹が「バカ!」と罵りながらの夫婦漫才が名物となりつつあるが、2人とも間違いなく歴戦の猛者であり前世界タッグ王者。前王者vs現王者というどちらが勝ってもおかしくないリマッチが約4ヶ月半ぶりに実現した。

 試合は、SAITO BROTHERSがその巨体とパワーで序盤から圧倒。諏訪魔も秀樹もショルダータックルで幾度もぶつかっても倒せずヘロヘロになってしまうというコミカルな立ち上がり。中盤でも連携を狙った際に全く息が合わず逆にピンチを迎えてしまうバカバカコンビらしい試合ぶりを見せる。
 それでも粘るバカバカコンビは、秀樹がジュンに雪崩式ブレーンバスターを狙ったところへ諏訪魔が秀樹ごとパワーボムで投げる裏摩周の形の合体攻撃を狙う。ジュンが脱出したのに気付かず諏訪魔が秀樹をパワーボムで叩きつけようとしたところを秀樹がフランケンシュタイナーで切り返すという不思議な光景が広がる中、ジュン&レイが諏訪魔に斉藤いぎなりスマッシュ(※ダブルのチョークスラム)。さらにレイがアイスバイン(※ランニング掌底)、ジュンがジャックハマーと畳み掛けて3カウントを奪った。


 試合後にマイクを取ったジュンは「俺たちが勝ったから鈴木秀樹が大好きな猫ちゃんのスイーツを食べようと思って用意したぜ。これは肉球の形をしたフィナンシェだ。コイツをいただきます!」と満面の笑みで持参したお菓子を食べようとする。
 そこへ、なぜか「やめろーっ!」と叫びながら本田が全力ダッシュでリングに飛び込んできて猫ちゃんのフィナンシェを強奪。一心不乱に頬張りながらマイクを取り綾部蓮との【ELPIDA】タッグで世界タッグ王座へ挑戦表明。
 SAITO BROTHERSがこれを承諾すると、本田は箱ごと強奪した猫ちゃんのフィナンシェを観衆に配りながら退場していった。

 これにジュンは激怒し「せっかく用意した猫ちゃんのフィナンシェを、本田竜輝の野郎、全部持っていきやがった。1個も食べてない。本田竜輝、お前は許せない!DOOM!」と絶叫。食べ物の恨みは恐ろしいと言うだけに、9月1日の福岡大会で行なわれることになった世界タッグ戦は壮絶な試合となりそうだ。

 SAITO BROTHERSは第99代王者であり、王者が交代することがあれば次は記念すべき100代目。
 24歳の本田と27歳の綾部、キャリア4年目に入ったばかりにも関わらずプロレス界の内外で高く評価されるSAITO BROTHERSのタッグ頂上対決は全日本の未来そのもの。若い力で時代を変えようとしている全日本プロレスの今後に注目していきたい。

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