保育園の子どもたちの期待を背負い全日本プロレス選手会副会長が世界ジュニア王座奪取!新王者MUSASHIが佐藤光留と初防衛戦へ

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 26日、千葉県・幕張メッセにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2025』が開催。MUSASHIが“ミスター斉藤”土井成樹を制して世界ジュニア王座奪取を果たした。

 土井は2022年9月にDRAGON GATEを退団してフリーへ転身。全日本プロレスを主戦場の1つとして定め、ジュニア戦線のトップに君臨。昨年7月に2度目の世界ジュニア王座戴冠を果たしている。
 昨年5月には土井は母親の旧姓が“サイトウ”であることを理由に、元大相撲力士の双子レスラー・斉藤ジュン&斉藤レイが結成していた【SAITO BROTHERS】に合流。ともにプロレス界をDOOMしつつある。

 今回土井に挑戦したのはMUSASHI。
 MUSASHIは昨年2月にみちのくプロレスを退団してフリーとなり、全日本プロレスに上陸。当初は“外敵”と見られ警戒されていたMUSASHIだが、持ち前の人当たりの良さも手伝っていつの間にかイジられキャラに。現在は皆から“むーちゃん”と呼ばれて愛されている。
 そんなMUSASHIだが、昨年7月に土井の持つ世界ジュニアに挑戦表明を行った際に「お前所属じゃなくてフリー選手やろ?」と挑発されたことを受け、その場で福田社長に直訴して入団を認めさせた。所属となったMUSASHIが“外敵”土井に挑戦するも、その際は敗れてしまった。
 そんなMUSASHIも全日本への愛を深めていき、今年1月には選手会副会長に就任。責任感も増した中で再び土井の前に立ち、至宝奪還へと臨んだ。


 観衆へのアピール合戦から始まる明るく楽しい序盤戦が展開されるも、土井は得意の首攻めで試合を組み立てて変形卍固めやグラウンドで変形蜘蛛絡みとグラウンドで圧倒。
 MUSASHIは逆水平チョップやトラースキックなどの打撃技で対抗していき、ノータッチ・トペ・コンヒーロで逆転。必殺のエストレージャ・フトゥーロを発射するも、これはかわされて自爆。それでも攻勢を崩さないMUSASHIが奥の手の二天一流を狙うが、土井は逆打ちで切り返して丸め込みで翻弄。DOI555からバカタレスライディングキックと畳み掛ける。
 土井は奥の手のマスキュラー・ボムを狙うが、MUSASHIが必死の抵抗。土井のバカタレスライディングキックをかわしたMUSASHIがトラースキック連打からエストレージャ・フトゥーロ。さらに二天一流を決めて3カウントを奪った。

 歓喜のMUSASHIがマイクを取って「とったぞぉ~!」と叫ぶもマイクの電源が入っていないという“らしさ”を発揮。
 そこへ全日本ジュニアの門番とも言える佐藤光留がリングインし、真剣な面持ちでMUSASHIの戴冠を祝福する。
 その後は一転してひょうきんな口調となり「さあそれではっ!ちょっと思い出してみようかなっ?!今まで色んなところで色んなことをやって来たけど、なぜMUSASHI選手がこの全日本プロレスで花開いたか。それは!むーちゃんという愛称が思いの外似合っていたからです。そしてそのむーちゃんという愛称は誰が付けたんだっけなあ?!そう!この佐藤光留だよ!もし佐藤光留の挑戦を断るなら、もう2度とこのリングでキミのことをむーちゃんとは呼ばせない!あの手この手を使って社会的制裁だ!もちろん初防衛戦の相手、佐藤光留。この挑戦、受けてくれるよね?むーちゃんの声で聞かせてくれよ!」とMUSASHIに挑戦表明。
 MUSASHIは「もちろんだよっ!」と叫ぶが、またもマイクの電源が入っておらず。そのままMUSASHIの曲が鳴り響いて退場を促されるというMUSASHIらしい締まらないマイクとなった。

 バックステージに戻ったMUSASHIは、幕張大会のプロモーションの際に出会った『わくわく保育園成田園』の子どもたちとの思い出を語り「子どもたちに約束したんですよ。試合に勝ってチャンピオンになってね。子どもたちに教えてもらったポーズをするってね。約束したんで今一度やらせてもらっていいですか。子供たち、たくさんパワーをくれてありがとう。俺チャンピオンになったよ。ありがとう!イエーイ!」とポーズを決めて喜びを子どもたちへと伝えた。

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