【試合詳細】9・15 全日本プロレス後楽園ホール大会 【王道トーナメント決勝戦】宮原健斗vs本田竜輝 【アジアタッグ】青柳優馬&青柳亮生vsMUSASHI&吉岡世起 鈴木秀樹&真霜拳號&佐藤光留vs芦野祥太郎&ザイオン&オデッセイ 斉藤ジュン&安齊勇馬&ライジングHAYATOvs諏訪魔&田村男児&野村直矢

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『第12回 王道トーナメント【準決勝・優勝決定戦】』
日程:2025年9月15日(月・祝)
開始:11:30
会場:東京都・後楽園ホール
観衆:1,469人(札止め)

▼長尾一大心さん追悼セレモニー

▼アジアタッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/青柳兄弟】青柳優馬/●青柳亮生
15分2秒 二天一流→体固め
【挑戦者組/むーちゃんせーちゃん】○MUSASHI/吉岡世起(フリー)
※青柳兄弟が初防衛に失敗。むーちゃんせーちゃんが第127代王者となる。

▼王道トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
○宮原健斗
5分7秒 サムソンクラッチ
●関本大介(フリー)
※宮原が王道トーナメント決勝戦進出。

▼王道トーナメント 準決勝 時間無制限1本勝負
●綾部蓮
9分8秒 ファイナルベント→片エビ固め
○本田竜輝
※本田が王道トーナメント決勝戦進出。

▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
デイビーボーイ・スミスJr./○“ミスター斉藤”土井成樹(フリー)/黒潮TOKYOジャパン(アップタウン)/立花誠吾(アップタウン)
9分58秒 逆エビ固め
大森北斗/羆嵐(フリー)/井上凌/●小藤将太(OSW)

▼世界タッグ選手権試合前哨戦 バカの時代 vs HAVOC 6人タッグマッチ 30分1本勝負
[バカの時代]○鈴木秀樹/真霜拳號(2AW)/佐藤光留(パンクラスMISSION)
11分1秒 エルボースマッシュ→体固め
[HAVOC]芦野祥太郎/●ザイオン/オデッセイ

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
○斉藤ジュン/安齊勇馬/ライジングHAYATO
11分57秒 ジャックハマー→片エビ固め
諏訪魔/●田村男児/野村直矢

▼王道トーナメント 決勝戦 時間無制限1本勝負
○宮原健斗
18分11秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
●本田竜輝
※宮原が王道トーナメント優勝。

宮原が長尾一大心さんに捧げる王道トーナメント優勝!鈴木秀樹が「くっだらない見出しをつけるクソマスコミはぶっ飛ばす」

長尾一大心さん追悼式


 5月31日に巡業バスとの接触事故により入院し、9月7日に敗血症により亡くなった長尾一大心さんの追悼式が行われた。

 諏訪魔を含む所属選手、参戦選手たちがリング周辺に集まり、鈴木秀樹が遺骨を、宮原健斗が遺影を持ちリングに上がる。
  
 追悼の10カウントゴングが鳴らされ、超満員札止めとなった会場はすすり泣く声とともに大きな拍手と「一大心」コールに包まれた。

 なお、今大会から会場に長尾さんへの献花台が設置。献花台は今年12月31日までの各大会で設置される見込みだ。

第1試合


 先発は亮生とMUSASHI。ロックアップからバックの取り合いとなり、リストの取り合いからMUSASHIが巻き投げると低空ドロップキック。避けた亮生がフォールも、すぐに抜けたMUSASHIがロープに飛ぶが、亮生はリープフロッグからドロップキックで迎撃する。両者タッチ。

 ロックアップから優馬がヘッドロックで捕らえショルダータックル。さらにストンピング連打からサミングもレフェリーが注意しブレイク。
 優馬引き起こしてサミングからロープに振るが、吉岡は往復してのドロップキックからストンピング連打。さらに顔面にフットスタンプからMUSASHIにタッチ。

 MUSASHIと吉岡でロープに振り、コンビネーションキックからサンドイッチドロップキック。2人で「盛り上がっていこうぜー!」とアピールし、MUSASHIがストンピングからサミング。再度サミングからロープに振ろうとするが、逆に振った優馬がドロップキックで倒し馬乗りになってサミング。さらに顔面を踏みつけながら吉岡を挑発する。
 亮生も出てきて二人でロープに振ると、ダブルのショルダータックルから優馬がフォールも吉岡がカット。
 優馬は吉岡にサミングから場外に投げ捨て、優馬は亮生にタッチ。

 亮生はストンピングから後頭部にエルボー。さらにコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、MUSASHIはカニバサミで倒し吉岡にタッチしようとする。だが亮生は足を持って阻止しようとし、MUSASHIは延髄斬りも亮生は避けるとロープに振ろうとするが、切り返したMUSASHIがエクスプロイダーで投げ捨て吉岡にタッチ。

 吉岡はエプロンの優馬にサミングから亮生に串刺しジャンピングニー。さらに延髄斬りから背中にサッカーボールキック。さらに正面からサッカーボールキックを叩き込みフォールも2。
 吉岡は投げようとするが。着地した亮生にバックエルボーからロープに飛ぶも、優馬が場外から足を掴んで倒すと亮生が優馬にタッチ。

 優馬はサミングから吉岡世起の居ぬ間に(※クラッシュ・ドライバーに酷似した優馬のオリジナル技)を狙うが、上手く腕に足がかからずに諦めて投げ捨てる。優馬はストンピングからコーナーに振って串刺しジャンピングエルボー。さらにダイビングクロスボディからフォールも2。
 優馬は再度吉岡世起の居ぬ間にを狙うが、やはり腕に足がかからずに諦めてリングに降ろす。
 吉岡はフィッシャーマンを狙うが、優馬は足が掴んで引っ張り、ロープに飛ぶが吉岡はミドルキックで迎撃しロープに飛ぶとシザースキック。さらに投げようとするが優馬がブレーンバスター。両者タッチ。

 エルボーの打ち合いからMUSASHIがチョップ。亮生がハンドスプリングも、MUSASHIがキャッチして投げ捨てジャーマン。着地した亮生とソバットの打ち合いから亮生が低空ドロップキックも、避けたMUSASHIがドロップキックで吹っ飛ばす。
 MUSASHIと吉岡がロープに振るが、亮生が避けて同士討ちさせるとMUSASHIに延髄斬り。
 吉岡がソバットからロープに振ろうとするが、亮生が逆に振ると優馬が場外から足を掴んで引き倒し亮生が低空ドロップキックで場外に落とす。さらに場外への三角飛びケブラーダから、優馬がケブラーダのフェイント。亮生はMUSASHIをリングに投げ入れ、優馬がコーナーに振ると亮生が串刺しバックエルボーから優馬が串刺しジャンピングエルボー。さらに亮生がロコモーションフィッシャーマンバスターからフォールも2。
 MUSASHIが優馬にエルボー、亮生にチョップを交互に打ち込んでいくが、優馬がガットショットから亮生とともにロープに振るが、MUSASHIが優馬にガットショットから亮生に延髄斬り。さらに亮生をロープに振るが、亮生がハンドスプリングオーバーヘッドキックから優馬がロックボトム。さらにダイビングエルボードロップから亮生がムーンサルトプレスを投下しフォールも2。

 亮生はファイヤーバードスプラッシュを投下するが、MUSASHIは剣山で迎撃すると、吉岡がフィッシャーマンバスター。だが優馬が吉岡に吉岡世起の居ぬ間にを狙うが、MUSASHIがカットしてコーナーに振ると吉岡が走り込むも、避けた優馬にMUSASHIがトラースキックから吉岡がトルベジーノ。
 MUSASHIが亮生をコーナーに乗せて二天一流を狙うが、亮生がスクールボーイも2。
 亮生は首固めも2。
 亮生は巻き投げてからラ・マヒストラルも2。
 亮生はトラースキック連発から旋風脚。さらに串刺し攻撃を狙うが、MUSASHIが避けると吉岡とサンドイッチハイキックから、コーナーに乗せて吉岡が雪崩式フランケン。そこへMUSASHIがエストレージュ・フトゥーロを投下しフォールも2。
 MUSASHIは二天一流で叩きつけフォールし3カウント。

<試合後コメント>

青柳優馬&青柳亮生
優馬「すまない……」
亮生「すみません……あぁ、クソッ!松本帰れねえよこれじゃあ!防衛回数何回だ?!」
優馬「ゼロ……」
亮生「ヤった。完全にヤった。クソッ!」
優馬「ある意味記録樹立だよ!クソッ!」
(※優馬は1人先に退席)
亮生「次だ。青柳亮生に残されてるのはもうこれ(※世界ジュニア)しかないんだよ。これは立川で、今日も、前哨戦でも散々獲られた。ジュニフェスでもMUSASHIに獲られた。状況は最悪だ。でもそこを乗り切る。手の内見せてもらったからな。俺も負けねえよ?」

MUSASHI&吉岡世起
吉岡「むーちゃんが!むーちゃんが!むーちゃんが決めたぞ!憎き!憎き青柳家を!滅ぼしてやったぞォ~!」
MUSASHI「大丈夫?!なんか目が、目が怖いんだけど?!もう試合終わったから!勝ったから俺ら!落ち着いてちょっと!怖い怖い……」
吉岡「奴らをォ、滅ぼしてやるゥ……」
MUSASHI「もういい!いい!終わったから!勝ったんだ俺ら!見てよ、ベルト手に入れたよ!勝って!落ち着こうまず!いつものせーちゃんじゃない!危ない!戻りな!頭冷やそう!怖い怖い怖い……」
吉岡「アオヤギケェ……アオヤギケェ……アオヤギゲェ~~~ッ!!」
(※吉岡が呪詛を吐きながら先に退席)
MUSASHI「怖いって。あんなせーちゃん見たこと無いよ。ってわけでね、むーちゃんせーちゃん再びアジアタッグ獲りましたよ。こっからまたアジアタッグチャンピオンとしてのむーちゃんせーちゃんの物語が始まっていきますよ。そしてね、俺は前を向いて、しっかりプロレスラーとして胸張ってここで闘い続けます」

第2試合


 試合が始まるなり関本がコーナーにふっ飛ばし、串刺しラリアットから串刺しスピアー。さらにブレーンバスターからセントーンを投下し、ボディプレスからフォールも2。
 場外に降りた宮原を追った関本がチョップとエルボーを打ち込んでいき、リングに戻ると関本がバックブリーカー。さらに逆エビ固めで捕らえるが宮原はロープを掴みブレイク。

 関本は逆水平チョップからロープに振ってラリアット。避けた宮原が低空ドロップキックからロープに飛んで側頭部にドロップキック。

 宮原は串刺し攻撃を狙うが、関本はカウンターで担ぐとボディスラムからコーナーに登りダイビング・ボディプレスを投下。宮原が避けて自爆させると、ブラックアウトを叩き込む。しかし関本はキャッチして足へのエルボーからヘッドバッド。ロープに飛ぶが、宮原がその場飛びブラックアウトで迎撃するも、関本はすぐにラリアット。関本はロープに飛んでラリアットを狙うが、宮原がサムソンクラッチで3カウント。

<試合後コメント>

関本大介
「あぁぁあああ!クソッ!あぁクソッ!俺の!俺の夏が終わっちまった!クソッ!チキショー!なんだよ!2で返しただろ!オイ!クッソ!悔しいなあ!オイ!オイ!いつか、オイ、オイ、お前やり返してやるからな。これじゃくじけないぞオラッ!」

第3試合


 ロックアップから綾部がロープに押し込むと頭を撫でて挑発し離れる。
 再度ロックアップから綾部がロープに押し込むが、本田が切り返すと「1,2,3,4!」と叫んでから胸を叩いて距離を取る。
 本田がヘッドロックからショルダータックルも、受けきった綾部が走るように要求し、本田がショルダータックルからエルボー連打。再度ロープに飛んでショルダータックルも、受けきった綾部がショルダータックルで倒す。
 綾部はコーナーに叩き込みエルボー連打。本田もエルボー連打で返すが、強烈なエルボーで返した綾部が頭を叩いていくも、突き飛ばした本田がエルボー連打。綾部が振りかぶってのエルボーから場外に投げ捨て、そのまま場外乱闘へ。

 リングに戻り、本田がすぐさまロープに押し込み反則カウント「1,2,3,4!」2連発。さらに串刺しラリアットからフォールも2。

 本田がスリーパーから投げようとするが、耐えた綾部がボディスラム。綾部は串刺しバックエルボーからロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。

 綾部は投げようとするが、本田が耐えると綾部はビッグブーツでコーナーにふっ飛ばし、串刺し攻撃を狙うが避けた本田が後頭部に串刺しラリアットからスピアー。キャッチした綾部に本田はエルボーからロープに飛ぶが、綾部はカウンターのフルネルソンバスターからフォールも2。

 綾部は串刺しビッグブーツも、避けた本田がファイナルベントを狙うが、綾部が耐えると本田はショートレンジラリアット。だが綾部がロープに振ってドロップキックから、デス・ルーレットを狙うが切り返した本田がブレーンバスター。
 本田はロープに飛ぶが、綾部はビッグブーツからロープに飛んでビッグブーツ。避けた本田がロープに飛んでラリアットからフォールも2。

 本田はファイナルベントで叩きつけフォールし3カウント。

<試合後コメント>

本田竜輝
「勝ったぞ!決勝、宮原健斗!俺が絶対勝って!全日本プロレスに新しい風を吹かせてやる!王道トーナメント2025!優勝するのはこの俺だァッ!!」

綾部蓮
「……本田竜輝の爆発力に負けたよ。言い訳は無いよ。王道トーナメント、2連覇というのはそう簡単ではなかった。ただ1つ、負けて言うのもなんだけど、本田竜輝との闘いは……ホントに負けて言うのもなんだけど、楽しいって感覚が強いから何度でも闘っていきたいな」

第4試合


 黒潮は先日師匠である船木誠勝を倒して手に入れたレジェンド王座のベルトを嬉しそうに掲げてアピールを続ける。

 だが先発は立花と井上。ロックアップからリストの取り合い。井上はヘッドロックからショルダータックルで倒すが、立花はヤンキー座り。すぐに井上はケンカキックで倒すが、立場はハンドスプリングから髪を掴むも、井上はガットショットからロープに飛ぶ。だが立花はマンハッタンドロップ。井上はビッグブーツも立花はショルダータックルで倒しヤンキー座りで挑発する。両者タッチ。

 黒潮と北斗となり、ロックアップから北斗がロープに押し込むが投げキッスから距離を取る。黒潮はえづくが、北斗は再度投げキッス。3発目を受けきった黒潮が抱きついて直接リップロック。まさかの攻撃に動揺する北斗をコーナーに振り、黒潮が串刺し延髄斬りから土井が串刺しエルボー。立花が串刺しラリアットからスミスが串刺しアックスボンバー。2周目を北斗に叩き込み、黒潮と立花でダブルブレーンバスターから土井がサンセットフリップ。さらにスミスが滞空ブレーンバスターで突き刺し、黒潮がイケメンサルト。フォールも井上と羆嵐がカット。
 黒潮はスミスにタッチ。

 スミスはスクワットしながらのボディスラムから、再度ボディスラムで叩きつけフォールも2。
 スミスはエルボースマッシュ。二発目を避けた北斗が逆さ押さえ込みを狙うが、切り返したスミスがエルボー。避けた北斗がRKOも、黒潮と立花がストンピングからロープに振る。北斗は2人まとめてスタナーで迎撃し、なんとか羆嵐にタッチ。

 羆嵐はボディスラムからセントーン。フォールも2。
 羆嵐はアルゼンチンで捕らえるが、スミスはヘッドロックで絞ってから河津落としで叩きつける。スミスは土井にタッチ。

 土井は投げようとするが、耐えた羆嵐がそのまま潰してフォールも2。
 羆嵐は小藤にタッチ。

 小藤はミサイルキックでふっ飛ばし、北斗軍でトレイン攻撃から北斗軍スペシャルを狙う。だがタイミングが早く北斗だけ叩きつけられてしまい、かわりに小藤が土井を捕らえるもやはりすっぽ抜けて小藤だけ叩きつけられてしまう。

 スミスが井上と羆嵐をダブルラリアットでなぎ倒し、立花と黒潮を場外に振ると二人はノータッチ・トペコンヒーロ。

 土井は小藤を担ぐが、着地した小藤のエルボーと土井のチョップの打ち合いに。小藤がエルボー連打からロープに飛ぶが、土井はビッグブーツで迎撃するとロープに飛ぶが、小藤はドロップキックで迎撃するも土井はブレーンバスター。小藤がすぐに立ち上がるが、土井はスパインバスターから逆エビ固め。小藤はこれでギブアップした。

<試合後コメント>

大森北斗&井上凌&羆嵐&小藤将太
北斗「こういう形で今日を迎えることになるとは誰も思ってなかったし、俺も正直言って実感は全然出来てないよ。アイツのことを思い出すとな、アイツは常に笑顔だったんだよ。常に笑顔のアイツしか思い出せないから、正直言ってまだ実感するのには時間がかかる。だけどさ、アイツしかいないよ。ロビーで俺と羆嵐が呑んでるときによ、やっぱみんな変な奴を見る目で、なんならゴミを見る目で見てくるような奴もいるのに、アイツだけはさ、笑顔で俺に『僕も一緒に呑んでいいですか』なんて言うんだよ。だから、アイツのことが本当に好きだったんだよ。平等に。アイツがそうだったから。そして小藤がこの前、長尾の火葬のときに、他団体なのに1人だけ来てくれたんだよ。これは言葉で言えるほど簡単なことじゃないと思うよ。他団体しかいないところで自分で日時を聞いて、1人で来るっていうのは、思ってるより、言うほど簡単なことじゃない。それをやってくれた小藤には、北斗軍として、全日本プロレスとして感謝していきたいと思う。次は立川。アップタウン。アップタウンだけじゃない。斉藤ブラザーズのセニョール斉藤とミスター斉藤もいるな。そのうえで他花師のGAORAを落とさせるわけにはいかないんだよ。北斗軍は一丸となって、ワンチームとなって立川でGAORAを防衛する。それだけだ。(※小藤の肩に手を置いて)とりかえず今日は本当にありがとう。俺からは以上だ」

小藤「(※号泣して声をつまらせながら)……俺は、アイツの代わりにはなれないかもしれないけど、これからもアイツの永遠のライバルとして、アイツは俺の心の中で永遠に生き続ける。いつだって俺を鼓舞してくれる。それが長尾一大心です。全日本ファンの皆さん、そして全日本の皆さんに1つだけ聞きたいことがあります。彼が、長尾一大心が愛したこの全日本プロレス、僕も愛していいですか?」
羆嵐「いいよ!」
小藤「彼と一緒に」
羆嵐「アイツの分も背負って闘っていくんだよ」
小藤「これからもこの全日本プロレスで全力で闘っていきます!ありがとうございました!」
羆嵐「長尾が亡くなって、なんか実感がなかったんだけど、今日お骨を見て。ホントにアイツいなくなっちまったんだなって思って……言葉にならなくて。アイツが入門した頃から俺もまた全日本出るようになって、色んな思い出が意外とあって。言葉に出来ないいろんなことがありすぎて。もっとやりたいこともあっただろうし、こんなことになっちゃって。俺は所属じゃないけど、アイツはもっと生きたかった、やりたかったプロレスラーの人生、その一部を俺も背負ってこの先闘っていきたいと思います。長尾!俺はお前のこと忘れねーぞ。これからもよろしくな!」
井上「僕はちょっと説明が下手なんであんまりコンパクトに、キレイにまとめることは出来ないのでありのままに話しをします。長尾とは同じ全日本プロレスの合宿所で去年の4月から一緒に住んで、練習して、一緒にちゃんこ食べて。練習とか移動とか、ほぼアイツと付きっきりじゃないですけど、僕が一応近くにはいたんで。本当に色々教えてたつもりではあるんですけどね。僕的には長尾一大心って人間は本当に強いと思ってて。みんなが思う以上に。だから今回のこともあったけど、まあ、長くはかかるけど絶対帰ってくるって、絶対アイツはまた強くなって帰ってくるって思ってたんで、僕も悔しいです。だけど、長尾は本当に3ヶ月頑張ってたと思うんで、絶対に僕は、絶対絶対僕も長尾の存在を忘れたりしないんで、俺もしっかり心のなかで長尾のこと、しっかり心に留めて闘いたいと思います。じゃあ最後に。長尾、また会おう!じゃあなッ!」

デイビーボーイ・スミスJr.
「後楽園ホールという聖地で長尾に敬意を表する。今日は長尾さんの闘志が我々を勝利に導いてくれたと確信している。『人生で成し遂げたことは永遠に報われる』という言葉がある。長尾の闘志が導いてくれたこの勝利のことを俺は絶対に忘れることはないだろう。そして、北斗軍、お前らの中にタフガイはいるのか?クマサン、君は最高だ。君の強さはわかってる。君は僕を虜にする。しかし、俺はあの拷問技から抜け出すすべを知っているんだ。ジャイアント馬場のロシアン・レッグスイープだ。クマ、俺は攻略法を見つけているんだ。覚悟しておけ」

黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾&“ミスター斉藤”土井成樹
土井「今日は組んだやろ。上手く行ったかもわからんけど、次23日、GAORA選手権、バトルロイヤル。全員敵やから。全員チャレンジャーで他花師に挑戦」
黒潮「俺はなぁ!オメー(立花)のこと1回も仲間だと思ったことねーよッ!」
立花「こんなコスチューム着てェ?!お前、お前もう、これでどう仲間じゃねーんだよ?!」
土井「あっ、そっちチーム?協力し合う感じ?」
立花「俺もそう思ってたよ。だってそうだろ?北斗軍は北斗軍で、斉藤ブラザーズは斉藤ブラザーズで、俺たちアップタウンはアップタウンだろ」
黒潮「あと緒方か」
立花「緒方は敵なのか味方なのかわかんねーけどさ」
黒潮「とにかく、俺はこれ(※レジェンド王座)に続いてGAORAを……」
土井「おいおい!ええもん持ってんな!スゲーやん!」
黒潮「ストロングスタイルプロレスの、ミスター・ストロングスタイル。黒潮TOKYOジャパンです」
立花「嘘つけェ?!どこがストロングスタイルなんだよ?!」
黒潮「今日から俺は、ストロング黒潮を名乗ります」
土井「おいおいおい!どこ行くねーん?!」
立花「ストロング黒潮なわけねーだろ!」
土井「とにかく立川で俺が取るからなオイ!」

第5試合


 先発は真霜とオデッセイ。ロックアップからオデッセイが吹っ飛ばす。再度ロックアップから真霜がロープに押し込もうとするが、オデッセイは突き飛ばしてリングに転がし、これを見て鈴木と光留はリング下へ。真霜は手4つを要求し、オデッセイが手を握るとローキック連打からミドルキック。さらに片足タックルも、オデッセイはキャッチして担ぐが、着地した真霜がサミング。さらにロープに振ろうとするも、オデッセイが逆に振ってショルダータックルでなぎ倒す。

 オデッセイはロープに飛ぶと、真霜の上で前転。再度前転して潰すと、腰をくねらせOポーズで挑発する。オデッセイは串刺し攻撃を狙うが、真霜が避けると光留がエプロンから延髄斬り。光留と真霜でロープに振るが、オデッセイはダブルラリアットで迎撃。
 芦野が光留にエルボースマッシュからオデッセイが串刺しヒッププレス。真霜がオデッセイにビッグブーツからサイラスにレッグラリアートを叩き込み鈴木にタッチ。オデッセイもザイオンにタッチ。

 エルボーの打ち合いからザイオンがエルボー連発。鈴木もエルボー連発。お互いエルボー連発から打ち合いに戻り、ザイオンがヘッドバッドも鈴木がボディブローからヘッドバッド。ザイオンがエルボー連打からローリングエルボー。鈴木がエルボーからヘッドバッドで返し、ボディに膝蹴りからエルボー。ザイオンがボディブローからエルボー連打。鈴木はエルボー連打も、ザイオンはエルボーから地獄突き。さらにショルダーアタック。膝をついた鈴木だったが、立ち上がるとエルボーの打ち合いへ。ザイオンがチョップも鈴木はエルボー。エルボーの打ち合いからザイオンが膝をつき、立ち上がると振りかぶってのエルボーの打ち合いへ。再度ザイオンが膝をつき、鈴木が引き起こすとエルボー。前のめりに倒れたザイオンだったが、鈴木は腕を掴んで起こすとエルボースマッシュ。鈴木は髪を掴んで頭を上げさせると、ザイオンは膝立ちで「カモーン!」と要求。鈴木は容赦ないエルボーでなぎ倒しフォール。これで3カウント。

 試合後にザイオンと鈴木は本部席で見ていた長尾一大心さんの遺影と遺骨に語りかけてから抱き合い会場をあとにした。

<試合後コメント>

芦野祥太郎&ザイオン&オデッセイ
ザイオン「(※泣きながら)……人生で一番つらい試合だった。プロレスをやってきた中で一番つらい期間だった。この試合は俺の兄弟である男のためにやったんだ。……あか、ごめん、本当にごめん。あれは俺が勝ち取った最高の勝利だった。これから俺がやるべきことは、俺を通してみんなに触れること。みんなに触れることに捧げる。お前はいつまでも俺の兄弟だ。永遠の兄弟だ。そして俺たちは次の挑戦に挑む。タッグチームチャンピオンになるんだ。HAVOCはホンモノだ。HAVOCがすべてを制圧する!我々が3人揃えば世界を征服できる!」
芦野「長尾、またな」
オデッセイ「彼の冥福を祈る」

鈴木秀樹&真霜拳號&佐藤光留
秀樹「なにやってんスか?助けに来てよ」
真霜「ちょっとね、スゴかったです。ザイオンがスゴかったし、秀樹さんもスゴ……」
秀樹「なんで俺を先に言ってくれないんスか?そういうところが“ましもん”って言われるところですよ」
真霜「ちょっと!知ってんすかそれ!」
秀樹「知ってます。佐藤光留さんから……(※側にいた光留に今気付いたように)あっ!佐藤光留さん!」
光留「いや、僕は言ってないですよ」
真霜「絶対言ったでしょ!」
光留「言ってないです。多分」
真霜「いやいやいや……」
(※真霜が先に頭を抱えながら退席)
秀樹「がんばるぞぉ、たいとるまっちぃ~♪がんばるぞ♪」
光留「やる気あんのか~?本当に。二十何年やってんのかホントに」
秀樹「しょーもないですね」


――今日追悼セレモニーではお骨を抱いていた。その後に試合に臨んだ気持ちは
秀樹「いつも通り。はい。いつも通りですね。けどまあ中々堪えましたね。疲れました、この1週間くらいは。非常に疲れました。長尾一大心のせいですね。あの野郎のせいで、世話を。まあ後輩ですから、面倒見ないといけないんで」

――緑のリボンを巻いて試合に臨んだ
秀樹「ザイオンが泣いちゃったから行くしか無いですよね。まあ、なんですかね?うん。うん……あんま言葉無いですね。急だったから中々言えることもないし。ただね、僕がこういうこと言うと一大心喜ぶと思うんで。くっだらない見出しをつけるクソマスコミはぶっ飛ばそうと思いますね。バーカ!って言ってやりますよ。お前らなんか取材させねーよ、バーカ!って」

第6試合


 先発は諏訪魔と安齋。組み合いからバックの取り合い。ロープに押し込み合うが一度離れ、再度組み合うと諏訪魔がロープに押し込みクリーンブレイク。
 諏訪魔がバックを取るがリストの取り合いへ。諏訪魔がヘッドロックからグラウンドに持ち込むが、安齋がヘッドシザースで切り返し距離を取る。両者タッチ。

 HAYATOと男児になり、リストの取り合いからHAYATOがチョップ。コーナーに振ろうとするが男児が逆に振るも、HAYATOが飛び越えるが男児がビッグブーツからロープに振る。HAYATOがコルバタで投げ捨てると低空ドロップキックで場外に落とし、トペを狙うかに見せてリング中央に飛んで戻りポーズを決めるが、背後から諏訪魔が蹴りつけて倒し踏みつける。諏訪魔はHAYATOを場外に蹴り出し、そのまま入り乱れて場外乱闘へ。
 リングに戻り男児がフォールも2。
 男児はスリーパーもHAYATOはロープに足を伸ばしブレイク。
 男児はリストを捻ってから腕へのエルボー。男児は野村にタッチ。

 HAYATOがエルボー連打も野村が強烈なエルボーでふっ飛ばし、コーナーでエルボー連打から逆コーナーに振って串刺しジャンピングエルボー。さらにボディスラムからエルボードロップを投下しフォールも2。
 野村はエルボー連打からコーナーに振ろうとするが、HAYATOは切り返すとドロップキック。HAYATOは安齋にタッチ。

 安齋は串刺しエルボーからフロントスープレックス。フォールも2。
 野村はエルボー連打からロープに飛ぶが、安齋はドロップキックで迎撃するとロープに振ってジャンピングニー。だが野村は避けるとスピアーを突き刺し諏訪魔にタッチ。

 安齋はエルボー連打からエルボーの打ち合いへ。諏訪魔がロープに振ってラリアットでなぎ倒しフォールも2。
 諏訪魔はバックドロップで叩きつけフォールも2。
 諏訪魔は再度バックドロップを狙うが、耐えた安齋がエルボー連打。諏訪魔はダブルチョップからロープに飛ぶが、安齋はジャンンピング二ーで迎撃するも、すぐに立ち上がった諏訪魔がラリアットでなぎ倒す。諏訪魔は男児に、安齋はジュンにタッチ。

 男児がエルボー連打もジュンはチョップからロープに振ってビッグブーツ。避けた男児がジャンピングショルダーアタックから串刺し攻撃を狙うが、ジュンはビッグブーツで迎撃するとコーナーに振ってトレイン攻撃を狙う。男児が避けるとジュンの後頭部にラリアットも、HAYATOと安齋がガットショットからダブルブレーンバスターを狙うが、男児が2人まとめてブレーンバスター。ジュンが男児にショルダータックル。諏訪魔がジュンにショルダータックル。安齋が諏訪魔にドロップキック。野村が安齋にドロップキック。HAYATOが野村にミサイルキック。HAYATOは男児にナガオDDTから場外の野村にプランチャを投下。
 ジュンが男児のバックを取るが、男児が巻き投げるとショートレンジラリアット連発。ロープに飛ぶが、ジュンはチョークで捕らえるも、男児はガットショットからヘッドバッド。ジュンもヘッドバッドで返し、サイコブレイクからフォールも2。
 ジュンは滞空ジャックハマーで叩きつけフォールし3カウント。

<試合後コメント>

諏訪魔&田村男児&野村直矢
諏訪魔「いやぁ~!試合では負けたけどさあ、なんかこの関係性ってのも、オォン、懐かしさがあるなぁ~!野村元気でやってたかよぉ、お前ぇ~!」
野村「お久しぶりです」
諏訪魔「お前!絶対頑張ったらテッペン行けると思うよォ!」
野村「ありがとうございます」
諏訪魔「オメー(男児)もだよォ!」
男児「がんばる。がんばる。みんながんばろ?」
諏訪魔「特に2人は頑張ってもらわないとォ!」
男児「まえにすすむ。まえにすすむ」
諏訪魔「ベルト見してくれよお前!」
野村「頑張ります」
男児「頑張ります」
諏訪魔「今日組めた意味っていうのはね、後々なんか出てくると思うんだよ。ウン。それがまたプロレスの楽しみだからね。ただ今日は長尾のために闘ったわけだから。そこだけ忘れなければね。また長尾のためにこれからも頑張り続けたいと思います」

斉藤ジュン
「よし、キッチリとDOOMしてやったぜ。これから上で本田竜輝と宮原健斗がやるな。間違いなく勝ったほうが俺に挑戦表明してくるだろうから。まあ関係ない。誰が来てもこのベルト、必ず俺が守ってやるぜ。DOOM!」

ライジングHAYATO
「今日最後に使ったDDT、あの技を考えたのは俺じゃない。天国に行っちゃった長尾一大心が道場でいつも俺と一緒に練習した技。世に出せなかったけど、でも俺がこの技を使い続ければ、俺が使い続ける限り、この技を見て長尾一大心を思い出して。ありがとう」

安齊勇馬
「久しぶりのプロレス。久しぶりの後楽園。復帰ができてメチャクチャ嬉しいっていう純粋な気持ち100%にはなれないですね。俺の初めての後輩でした。成長を見守っていって、一緒にふざけて、一緒に頑張っていける後輩でした。クサいセリフかもしれないけど、俺たちが長尾のことを忘れなければ、ずっと長尾は俺たちの近くにいると思います。俺はここまでのプロレス生活、一切下を向かずに常に上を向いて歩いてきました。今回時間はかかるかもしれない。すぐには上を向けないかもしれないけど、必ず上を向いてプロレスしたいと思います。そうしないと後輩に笑われちゃうんで。今日はありがとうございました」

第7試合


 ロックアップから宮原がロープに押し込みゆっくりと離れてクリーンブレイク。
 バックの取り合いからリストの取り合い。本田がヘッドロックからロープに飛ぶが、宮原がビッグブーツで迎撃するも、すぐに本田がショルダータックルでなぎ倒し宮原は場外へ転がる。そのまま場外戦へ。

 本田が場外での反則カウント1.2.3.4も、宮原は鉄柵へのフラップジャックからヘッドバッド連発。リングに投げ入れビッグブーツで倒す。ぐったりとする本田をロープに振ろうとするが、本田が逆に振るも宮原は低空ドロップキック。これをキャッチした本田が逆エビ固めで捕らえ、宮原はロープを掴みブレイク。

 本田は串刺しラリアット。前のめりに倒れた宮原を本田がエプロンで引き起こし、投げようとするが宮原はロープを掴み耐える。宮原はバックエルボーで逃れると、ビッグブーツからエプロンへのパイルドライバー。カウント9で本田はリングに戻る。

 宮原は串刺しブラックアウトからコーナーに乗せると正面に上り、ヘッドバッドから雪崩式ブレーンバスター。すぐに立ち上がった本田がスピアーを突き刺し両者ダウン。

 本田が走り込むが宮原はビッグブーツで迎撃し、宮原は後頭部を踏みつけてフェイスバスター。本田が立ち上がるとチョークで捕らえてのエルボーを打ち込み宮原が崩れ落ちる。膝立ちになった宮原に本田は強烈なエルボーを叩き込んで倒し、よろよろと座り込んだ宮原にケンカキック。さらに顔面を蹴り上げると、宮原は立ち上がりエルボー合戦へ。
 宮原のラリアットを避けた本田が投げ捨てジャーマン。さらにスピアーからフォールも2。

 本田がロープに飛んでラリアットも、避けた宮原がサムソンクラッチも2。

 宮原はブラックアウトを突き刺し、シャットダウンを狙うが本田は切り返すとブラックアウトをキャッチ。だが宮原がヘッドバッドからロープに飛ぶが、本田はV9クラッチも2。
 本田はロープに飛んでラリアットからフォールも2。

 本田はファイナルベントを狙うが、着地した宮原がその場飛びブラックアウト。宮原が走り込むが、本田がカウンターで担ぐも宮原は着地し、ラリアットを避けてビッグブーツも、避けた本田がラリアットからフォールも2。

 本田はファイナルベントで叩きつけフォールも2。

 本田は走り込むが、宮原はその場飛びブラックアウト。耐えた本田がショートレンジラリアット連発も、3発目を避けた宮原がバックを取りシャットダウン・スープレックスホールドで3カウント。

宮原「王道トーナメント、優勝したぞー!一大心のことがあり・・・(涙をこらえて)・・・僕ら、全日本プロレスの、レスラーは、みんな、一大心の、気持ちを、それぞれのレスラーが、今、持ってると思います。一大心は、北海道釧路から、夢を見て、この、プロレスのリングに、夢を見て・・・上京してきたから・・・ただ、一大心は、この、全日本プロレスの、プロレスラーであることに、誇りを持っていました。だから僕達、全日本プロレスは、一大心が、誇ったこの全日本プロレスのリングを、さらに!キラキラしたものに、していく、していくんだという気持ちで、前を向いていきます。プロレスファンの皆様に、一つお願いが。プロレスラー、長尾一大心のことを、胸の中に、思い出して、日々を過ごしていただければ嬉しいです。僕達!全日本プロレス、レスラー、社員は、一大心を!一員だとまだ思ってるんで、これからも、一大心の気持ちを!一緒にまた明日から、一緒に、前に、進んでいこうと思います。やっぱり、一大心にとって、かっこいい、先輩でいなきゃ、だめだろうと思うから。よし・・・まだまだ俺は進んでいく。次の試合は、9月23日、秋のビッグマッチ、東京立川だ!おい、チャンピオン!斎藤ジュン!出てこいよ。俺達は、長尾一大心の気持ちと一緒に前に進む。そして!9月23日東京立川!秋のビッグマッチで、覇者vsチャンピオン!俺たちの全日本プロレス、見せようじゃねーか」
ジュン「その挑戦、喜んで、受けるぜ。だが、このベルト、絶対に俺から離れることはない。宮原健斗、DOOM」
宮原「最後に一言、長尾一大心が、愛したこの全日本プロレスを、これからも応援よろしくお願いします。最後に!会場の皆さんに聞きたーい!全日本プロレスそして長尾一大心、最高ですかー!?全日本プロレスそして長尾一大心!最高」

 最後に宮原は長尾一大心さんの遺影を持ってトロフィーとともに四方へアピールした。

<試合後コメント>

宮原健斗
「おっしゃ優勝だ!王道トーナメント優勝だ!今日はこのリングに立つにあたって、どんな気持ちでリングに立てばいいか分からないままここの会場に来た。リングに立てばなにか見えるかなと思って。……うん、やっぱ悲しいよな。ただ俺たちはプロレスで出会った仲間だから、リング上でなにかを表現していって、一大心の気持ちとか、そういうものは全日本プロレスのレスラーが心にそれぞれ、それぞれの心に思いを持つものだと思うから。ファンの皆様にも一大心のことを心の何処かで日々想ってくれたら嬉しいなと想ってリング上でああいうことを言いました。ただ、一大心はプロレスのリングに夢を見ていたし、全日本プロレスのリングに誇りを持っていたから。誇りを持っているその場所を、俺たちはもっともっとキラキラしたものにしていかなきゃと思って、前に進むって決めました。そして今日は王道トーナメント優勝して、次は9月23日、秋のビッグマッチで斉藤ジュン、覇者vs王者。9月23日秋のビッグマッチで俺たちの全日本プロレスを見せてやろうと思う。あのベルトをかけてな」

本田竜輝
「クッソ……あぁ、終わっちゃった。王道トーナメント、これで3年連続準優勝だ。また俺は今日から今の自分を超えていくために頑張る。そして……あぁ……(※涙で声を詰まらせる)今日は、色々あったんですよ……。全日本プロレスのみんなは家族だと思ってる。長尾一大心の先輩として恥じぬようにこれからも全日本プロレスで生きていきます!」

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