【試合詳細】8・3 全日本プロレス大田区総合体育館大会 【ゼンニチJr.フェス優勝決定戦】ライジングHAYATOvs青柳亮生 【世界タッグ】宮原健斗&青柳優馬vs鈴木秀樹&真霜拳號 綾部蓮vsタロース 本田竜輝vs野村直矢 大森北斗&羆嵐vsデイビーボーイ・スミスJr.&関本大介

『熱闘!サマーアクションウォーズ2025』
日程:2025年8月3日(日)
開始:15:00
会場:東京都・大田区総合体育館
観衆:2020人
▼10人タッグマッチ 30分1本勝負
田村男児/佐藤光留(パンクラスMISSION)/宮本裕向(666)/阿部史典(格闘探偵団)/●立花誠吾(アップタウン)
10分4秒 バカタレスライディングキック→片エビ固め
MUSASHI/吉岡世起(フリー)/井上凌/○“ミスター斉藤”土井成樹(フリー)/小藤将太(OSW)
▼GAORA TVチャンピオンシップ 60分1本勝負
【王者/北斗軍】○他花師(DRAGON GATE)
11分14秒 パイナップルボンバー→片エビ固め
【挑戦者】●黒潮TOKYOジャパン(アップタウン)
※第29代王者が2度目の防衛に成功。
▼Road to 王道トーナメント タッグマッチ 30分1本勝負
[北斗軍]●大森北斗/羆嵐(フリー)
8分34秒 ジャイアントプレス→片エビ固め
デイビーボーイ・スミスJr./X=関本大介(フリー)
▼真夏のスペシャルシングルマッチ① 30分1本勝負
●本田竜輝
14分1秒 カタキトル
○野村直矢(REAL BLOOD)
▼斉藤ブラザーズ vs HAVOC 6人タッグマッチ 30分1本勝負
[斉藤ブラザーズ]斉藤ジュン/斉藤レイ/●セニョール斉藤
9分4秒 Journey's End→体固め
[HAVOC]芦野祥太郎/ザイオン/○オデッセイ
▼真夏のスペシャルシングルマッチ② 30分1本勝負
○綾部蓮
14分0秒 デス・ルーレット→片エビ固め
[北斗軍]●タロース
▼世界タッグ選手権試合 60分1本勝負
【王者組/ビジネスタッグ】●宮原健斗/青柳優馬
24分55秒 ダブルアーム・スープレックス・ホールド
【挑戦者組/バカの時代】○鈴木秀樹/真霜拳號(2AW)
※第100代王者組が4度目の防衛に失敗。秀樹&真霜が新王者となる。
▼ゼンニチJr.フェスティバル2025 優勝決定戦 時間無制限1本勝負
【Aブロック代表】●ライジングHAYATO
29分45秒 ファイヤーバード・スプラッシュ→体固め
【Bブロック代表】○青柳亮生
※亮生がゼンニチJr.フェスティバル2025優勝。
亮生がHAYATOとの友情の激闘を制しジュニフェス2025優勝!秀樹&真霜が世界タッグ王座奪取!タロースが北斗軍を卒業し綾部と超高層タッグ結成!
第1試合
先発は光留と井上。お互いローを打ち込んでいき、ミドルの打ち合いから光留がタックル。これを切り返した井上とグラウンドの攻防から、井上がロープに押し込みブレイクした直後にソバット。さらにPKも、光留は足をキャッチしてアキレス腱固め。切り返した井上が腕ひしぎからアキレス腱固めも、光留もアキレス腱固めで捕らえ返しお互い絞る。これは光留がロープを掴みブレイク。両者タッチ。
MUSASHIと阿部になるが、阿部がロックアップをスカして「盛り上がっていこうぜー!」とMUSASHIのお株を奪う。MUSASHIは「俺がやってやるよ!盛り上がって」と叫ぶがこれを阿部がローキックでカットし、ロープに振るもMUSASHIは低空ドロップキックから背中にフットスタンプ。さらにロープに振って低空ドロップキックを突き刺す。「盛り上がっていこうぜー」と叫ぼうとするが宮本がカット。
吉岡が出てきて宮本をローキックで倒し、MUSASHIとサンドイッチドロップキックから2人で「盛り上がっていこうぜー!」。MUSASHIは阿部にエルボーから小藤にタッチ。
小藤はロープに振ってドロップキック。首投げからスリーパーで捕らえるが、宮本がミサイルキックでカット。だが阿部にも大ダメージに。
阿部はなんとか立ち上がると首投げからサッカーボールキック。フォールも2。
阿部は男児にタッチ。
光留が右腕、宮本が左腕、男児が左足、阿部が右足を捕らえ、立花がヤンキー座りで挑発。これはレフェリーがブレイクさせる。
男児が引き起こしてエルボーを打ち込んでいき、小藤はチョップで返すが男児は強烈なエルボー。そのままエルボー連打でコーナーに押し込み、逆コーナーに振って走り込むが小藤が足を伸ばしてカットすると前転してからドロップキック。小藤は吉岡にタッチ。
吉岡はロープに振ろうとするが、男児が逆に振るも吉岡はロープを往復してのドロップキック。すぐに阿部が蹴りつけ、宮本とともにロープに振るが、吉岡は阿部を踏み台にして宮本をスイングDDTで突き刺し迎撃。
吉岡はバズソーキック。避けた男児に走り込むが、男児は担ぐも着地した吉岡が延髄斬り。だが男児はすぐに俵返しからロープに飛ぶも、吉岡はビッグブーツからロープに飛ぶが、男児へエルボーからロープに飛ぶ。吉岡はガットショットで迎撃しロープに飛んでシザースキックを叩き込むが、男児はすぐに担いでバックフリップ。男児は立花にタッチ。吉岡も土井にタッチ。
土井はガットショットからサミング。「俺やろー!」と叫んでからロープに振ろうとするが、立花は切り返してマンハッタンドロップからロープに飛んでビッグブーツ。立花は引き起こすが、土井はチョップ連発。立花はエルボーを叩き込みフォールも吉岡がカット。
立花は次々選手にエルボーを打ち込んでいくが、吉岡と井上がミドルキック、MUSASHIと小藤がチョップを叩き込んで詰め寄り、立花は必死に4人へエルボーを打ち込んで行く。見かねて阿部や宮本が助けに入り、四方のコーナーから相手選手を振ろうとするが、逆に振られて立花がサンドイッチで潰される。
小藤が次々ドロップキックで相手チームの選手を場外に落としていき、井上が光留へエプロンを走り込んでのサッカーボールキック、MUSASHIがトペ・コンヒーロ、吉岡がケブラーダを発射。
土井が立花を担ぐが、着地した立花に土井がバックエルボー連打からロープに飛ぶ。だが立花はバックエルボーからローリングエルボーを叩き込みロープに飛ぶが、土井はカウンターのDOI555からバカタレスライディングキックを突き刺しフォール。これで3カウント。
土井「すいませんちょっとお時間いただきます。私事ですが、今年5月でデビュー25周年を迎えました。ありがとうございます。そこで、一つ発表事があります。11月7日、新宿FACEで自主興行開催します。題して、土井成樹、デビュー25周年記念、俺やろープロデュース2025開催するぞ!おい、なんでこのリング上で言ったかわかるか?テーマは一つや、全日本プロレスと、DRAGON GATEの全面交流戦やるぞ!ご期待ください!ありがとうございました!」
<試合後コメント>
MUSASHI&吉岡世起
MUSASHI「せーちゃんありがとう!久々のむーちゃんせーちゃん結成!」
吉岡「結成……?」
MUSASHI「結成じゃない!復活!」
吉岡「休止してたの?」
MUSASHI「休止というか数ヶ月組めてなかったから」
吉岡「久々に組んでも息バッチリだから。ね、むーちゃん!」
MUSASHI「闘ってもいいしね、組んでもいいし。どっちも行けるよむーちゃんせーちゃん」
吉岡「どうする?組んでく?闘ってく?」
MUSASHI「組みながら闘おう」
吉岡「……(笑)OK!だそうだ!組みながら闘うそうだ(笑)」
MUSASHI「むーちゃんせーちゃんもまだまだこれから続くからよろしくお願いします!」
井上凌
「初っ端からお祭りムードみたいなこういう雰囲気だけどさ、まだこの悔しい気持ち、消えてないね。人数多すぎて誰にぶつけたらいいかわからない。けどさ、もうすぐそこにあるでしょ?8月10日、長野。鈴木秀樹とシングル。そこでこのやるせない気持ち、全部鈴木秀樹にぶつけます。っしゃ行くぞッ!」
小藤将太&佐藤光留&田村男児&阿部史典&宮本裕向
小藤「今日はジュニフェスの決勝戦。今年はエントリーされませんでしたが、来年は今よりももっと強くなって……」
(※光留らがぞろぞろと乱入してくる)
光留「おいおいおいおい!そんなことはどうだっていいんだ!オイ!なんだこれは!なんなんだよ!(※小藤の左頬に貼られた全日本の団体ロゴのタトゥーシールを指して)俺たちには配られて無……ッ!ちょっと来いお前ら!ホラ!コイツ(阿部)も貼ってない!相手のチームよってたかって好感度上げに来てんじゃねーよ!」
裕向「なんだそれ!好感度上がんだろ!」
光留「お前!ジュニアのベルトと好感度、どっちが欲しいんだ?!」
小藤「……どっちもほしいです(笑)」
光留「オイ!このまま立花誠吾の好感度だけ上げて!阿部史典の好感度は賞味期限切れだ!次のジュニフェスは好感度が高い選手権だ!お前ら言ってやれ!1人1人ジュニフェスの感想を言ってやれ!」
男児「まだまだ。まだまだ闘っていく。まだ終わってねーんだよ。まだ始まってねえ。まだ終わってねえ。これからも闘っていくんだ!わかったか!」
光留「言ってやれ言ってやれ阿部!」
阿部「1勝3敗でしたァッ!」
光留「だからどうした!アニキ!アニキの言葉が締めだ!俺たちの代弁者だ!言ってやれ!」
(※立花が話し始めた瞬間に裕向を残して全員静かに立ち去る)
立花「今日出たジュニフェスの参加者今回全員出たよな?バカの時代とかユニットいっぱいあった。でもそんなの取っ払って全員ジュニアの階級で、ヘビーが主役の中で俺たちは命をかけて闘った!俺たちは!決勝戦には残れなかった。けど第1試合で熱い熱い試合をしたと思ってる!そうだろぉ?!(※振り返るも裕向しか残っていない)」
裕向「早く終われコラ。どけコラ。ジュニフェスも出てないし1回もタッチもらえなかった」
土井成樹
「聞いてくれたか?リング上で言うた通り。今年デビュー25周年ということでなにかやりたいなと。今年逃したら5年後の30周年になるから今年しか出来ひんことをやりたいなと思ってて。11月7日、新宿FACEで自主興行やります。テーマも全日本プロレスとDRAGON GATEの全面交流戦って言うたけど、もちろんそれプラス、フリーでゆかりある選手とか集めて。俺が見たいカード、それからファンの皆さんが見たいカード。なるべくそれに寄り添って提供できたらなと。まあとりあえず今日は開催日程を伝えることが出来たんで。これから詰めていこうかなと。とりあえず見て損はないと。11月7日、新宿FACE、金曜日かな。土井成樹デビュー25周年記念、俺やろ!プロデュース2025!ご期待ください!」
第2試合
他花師が握手を要求し、黒潮がその手を握る。自軍コーナーに戻ろうとした他花師の背後から後頭部にドロップキックを突き刺した黒潮は、ヘッドロックから「ハゲかけてんじゃねーか!」と髪をむしっていく。他花師も髪を掴むとロープに振るが、黒潮がショルダータックルも受けきった他花師がショルダータックルで返す。すぐに立ち上がった黒潮に再度他花師はショルダータックルも、黒潮は二度三度と倒れるが、すぐにハンドスプリングで立ち上がりジャケットを開いてアピール。
他花師は「すごすぎます!』と握手を要求し、握ろうとした黒潮に地獄突き。だがキャッチした黒潮はその指をロープに叩き込み、突き指しそうになった他花師を見て黒潮がコーナーから飛び込む。だが他花師は地獄突きで迎撃し、「ブサイクが!」と鼻つまみ。さらにロープで顔面を擦っていき、踏みつけフォールもレフェリーはカウントを叩かない。ならばと他花師は黒潮の腹に乗っていき、黒潮の顔に鼻水を吹き付ける。
唖然とする黒潮に首投げからチンロック。黒潮はボディブロー連発で逃れるが、他花師は鼻つまみから地獄突き。だが黒潮は両腕を脇でキャッチし、リングに押し付け指へのフットスタンプ。さらに顔面に膝蹴りを叩き込む。
黒潮はジャケットパンチ連発から髪をむしっていき、延髄斬りから髪を掴んで引っ張る。そのままむしってから再度延髄斬りを叩き込み、串刺し攻撃を狙うが他花師はショルダースルーでエプロンに落とし地獄突き。キャッチした黒潮は、そのままエプロンを走ってコーナーヘ地獄突きを突き刺させ、苦しみながら再度地獄突きを放つも黒潮はキャッチしてコーナーに指を叩き込んでいく。
悲しむ他花師に延髄斬りからアラビアンプレスを投下しフォールも2。
黒潮は髪をむしってから引き起こすと担ごうとするが、耐えた他花師が背中にエルボー連打。黒潮はジャケットパンチからコーナーに振ろうとするが、逆に振った他花師が串刺し地獄突き。黒潮が避けてコーナーに自爆し、他花師の指は限界に。
黒潮はリバースカサドーラで丸め込むが2。
黒潮のトラースキックをキャッチした他花師だったが、黒潮は回転してバズソーキック。さらにイケメンスラッシュからフォールも2。
黒潮はイケメン落としからフォールも2。
黒潮はイケメンサルトを投下するが他花師が避けて自爆。
黒潮は走り込むが、他花師はキャッチして投げ捨てジャーマン。
他花師は地獄突き連発からチャンピオン・カーニバル2019を叩き込み、地獄突きを狙うがキャッチした黒潮がその指に噛みつき、他花師が逆に指を口に押し込むと黒潮はのどちんこを引きちぎられて流血。動揺しながら他花師はロープに飛んでパイナップルボンバーでなぎ倒し3カウントを奪った。
<試合後コメント>
黒潮TOKYOジャパン
「やべぇ。のどちんこ切られた。あれ?優勢、手突っ込んで来たのを噛みました。ウーン、つったら中で開けられて、グワーってのどちんこをメチャクチャこすられて、のどちんこ損傷。敗因はそれかな。まあいいや。ああムカつくわ。でもいいんじゃない別に?もうちょっと守っとけよ。まだ時じゃないよ。あぁ、血がスゴい。(吐血)。時が来たら本気で取りに行くよ。その代わり他花師マジ持っとけよ。続きやろうぜ。で!来週松本!6人タッグ、持ってるよな、対戦相手。北斗、クマ、あとあのバカ。ハゲバカ。あのハゲまみれの3人からタイトル獲ってやるよ。いいよ。かけろよ。俺だってただ負けにきたわけじゃねーぞ。見てたか俺の試合。挑戦表明じゃねーよこれは。挑戦が決定だ!フィニッシュ!」
※他花師は試合後そのまま北斗&羆嵐のセコンドへ
第3試合
北斗「おいおいおい、おい、おい、Xって誰かと思ったらよ、関本さんだったんですか」
関本「そうだよ~」
北斗「復帰おめでとうございます。わかりました、復帰戦ということで、今日は、正々堂々やりましょう」
関本が握手を要求し、北斗がその手を握ってすぐにガットショットを叩き込み試合開始。
コーナーに振って羆嵐が串刺しラリアットから、北斗がRKOで叩きつけフォールも3。
羆嵐と北斗でストンピングを連打し、ロープに振るが、関本はダブルラリアットで迎撃。関本は北斗にストンピングからスミスにタッチ。
スミスは引き起こしてナックル。さらにヘッドバッドからストンピングを落としていき、ボディを踏みつけて乗り越えてからネックブリーカードロップ。フォールも2。
ぐったりした北斗にスミスはストンピングを落としていき、引き起こすとブレーンバスター。さらにサイドバスターからギロチンドロップを投下しフォールも2。
スミスはエルボーを打ち込んでいき、コーナーに振って串刺し攻撃。避けた北斗がタッチしようとするが、足を掴んだスミスへ北斗は延髄斬り。北斗は羆嵐にタッチ。
羆嵐はセントーンを投下しフォールも2。
羆嵐はアルゼンチンで担ぐが関本がガットショット連発からロープに飛ぶも、羆嵐はスミスを関本に投げつけてカット。
羆嵐は投げようとするが、耐えたスミスの背中にエルボー連打からロープに飛ぶが、スミスはカウンターのパワースラム。フォールも2。
スミスはエルボーを打ち込んでいき、ロープに振ろうとするが逆に振った羆嵐がドロップキック。羆嵐は北斗に、スミスは関本にタッチ。
北斗は低空ドロップキックからナルシストブレーンバスターを予告するが、関本は逆に上げようとするも北斗は着地。関本がロープに飛ぶが、北斗はローリングエルボーで迎撃しナルシストブレーンバスターを再度予告。だが関本がベイダーハンマーからコーナーに振って走り込むが、北斗は足を伸ばしてカットしミサイルキック。3度目のナルシストブレーンバスターの予告でなんとか投げ捨て、北斗軍スペシャルを予告してコーナー上に関本を座らせると、北斗が正面に登るがスミスが羆嵐を場外に投げ捨て、北斗を担いでいく。だが北斗はフランケンでスミスを投げ捨て、関本の正面に登ると羆嵐が復活して北斗軍スペシャルがなんと成功。北斗はフォールもスミスがカット。
スミスと羆嵐はエルボーの打ち合いから、スミスがロープに振ってジャンピングニー。スミスは場外に転がった羆嵐を追う。
関本が走りこむが北斗はレフェリーを盾にし、動きが止まった関本に急所攻撃から丸め込むも2。
北斗はロープに飛ぶが、関本はラリアットで迎撃。さらにバックブリーカーからコーナーに登り、ダイビングボディプレスを投下しフォールすると3カウント。
<試合後コメント>
大森北斗&羆嵐&他花師
北斗「きたねーぞ関本!」
他花師「釈羅不オラ!」
北斗「おかしーだろ!どーなってんだアレ。人間の力か?俺だって毎日1日30分!週6日!チョコザップでよ、鍛えてんのによ」
他花師「チョコザップ?!ノー、エニタイム?!」
北斗「全然歯が立たなかったぜ。おかしいだろ!俺だってホワイトニングだってカラオケだってやってるし、チョコザップで鍛えてんのによ!」
他花師「脱毛!」
北斗「脱毛もやってんのに!」
羆嵐「関本大介はゴールドジムで3時間やってるよお前。なんだ30分て……」
他花師「セルフサービスッ!」
北斗「次はタロースのセコンドにつこう。俺たちは忙しいんだ。くよくよしてる暇はない!」
羆嵐「次から次へとこのリングにはデカくて強いモンスターが集まるな。王道トーナメント、この羆嵐から目を離すな。HAhaaaaa!」
デイビーボーイ・スミスJr.
「ダイスケ・セキモト!最高だ!セキモトサン、またチームを組めるといいと思うが、王道トーナメントで対戦することになるかもな。またみんなとあの四角いリングを分かち合うことができるなんて光栄だよ。タッグでもシングルでも、どんな形式でもデイビーボーイ・スミスJr.が最強であることを証明する。昨日は俺の誕生日だったんだ。ハチガツ、ニバン?ニビ?最高の気分だ。カナダのアルバータ州カルガリーのエレクトリック・アベニューを歩く準備万端のダイナマイト・キッドのような。デイビーボーイ・スミスJr.、このブルドッグはハングリー精神に満ちている。王道トーナメントで俺の優勝を阻むやつは誰であろうと倒してみせる。個人的な感情ではなく、これはビジネスだ。俺は勝つんだ。日本のファンに俺がどれだけ勝ちたいのかを見せてやる。アイ・ラブ・ゼンニッポン!」
関本大介
「久しぶりに全日本プロレスに出ました。いやぁ、楽しかったですね。お客さんの声援が一番力になりました。ありがとうございます。えっと、なんだっけ。王道トーナメントだっけ。ありますよね。なんか、それに、チャンスがあれば、俺もエントリーしたいなと思ってます。全日本プロレスさん、お願いします」
第4試合
ロックアップから野村がロープに押し込みクリーンブレイク。
再度ロックアップから本田がロープに押し込みエルボーからヘッドロックで捕らえ、ロープに飛ぶが野村はドロップキック。すぐに本田がショルダータックルで倒し、場外に投げ捨て場外乱闘へ。
本田は鉄柵を使った反則カウント1,2,3,4からエルボーの打ち合い。さらに鉄柱に押し込んで場外を走り込んでのラリアットも、野村が避けて自爆させるとお返しとばかりに鉄柵に叩き込む。
リングに戻り、野村がストンピングを落としていく。本田が立ち上がるとエルボー連打も、野村はボディに膝蹴りから脇固め。本田はロープに足を伸ばしブレイク。
野村はコーナーに振って串刺しバックエルボーからパワースラムで叩きつけエルボードロップ。フォールも2。
野村は腕を蹴りつけていき、本田は痛む腕でエルボー。エルボーの打ち合いから本田がエルボー連打。野村はヘッドバッドからコーナーに振って串刺しジャンピングエルボーから、ノーザンライトスープレックスホールド。そのまま回転してV1アームロックで捕らえるが本田はロープに足を伸ばしブレイク。
野村はコーナーに登るが、本田は「残念でしたー」と叫んでエルボーから正面に登る。コーナー上でエルボーの打ち合いから野村がヘッドバッド。落下した本田だったが、エルボーからデッドリードライブで投げ捨てると串刺しラリアットからロープに振ってスパインバスター。フォールも2。
本田はスリーパーで絞り上げるが野村はロープに足を伸ばしブレイク。
本田はロープに飛ぶが、野村はラリアットを脇固めで捕らえるも、切り返した本田がエルボーからロープに飛び、野村は追走ジャンピングエルボーからロープに飛んでスピアー。これをキャッチした本田が力任せにブレーンバスターからロコモーションを狙うも、野村が逆にブレーンバスター。だが本田もブレーンバスターを再度狙うが、着地した野村がスピアー。すぐに立ち上がった本田もスピアーを突き刺し両者ダウン。
エルボーの打ち合いから本田がロープに飛んでラリアットも、避けた野村がノムレーザーも2。
野村は担ぐが、着地した本田に野村はバックエルボーから串刺し攻撃。避けた本田が後頭部に串刺しラリアットから投げ捨てジャーマンも、野村もすぐに投げ捨てジャーマン。本田はすぐに立ち上がりラリアットでなぎ倒すがダメージですぐにフォールに行けず。なんとかフォールも2。
本田はロープに飛んでラリアットも、避けた野村がロープに飛ぶが、本田はラリアットで迎撃しフォールも2。
本田は担ぐが、着地した野村とエルボーの相打ち。本田が左右のエルボー連打からショートレンジラリアットを連発し、走り込むが野村はラリアットをエルボーで迎撃すると左右のエルボーを連打。前のめりに倒れた本田へロープに飛んで後頭部へのスライディングエルボー。さらにマキシマムで叩きつけフォールも2。
野村はカタキトルで捕らえ本田がギブアップした。
<試合後コメント>
本田竜輝
「クッソ!負けた!あぁ、もう……俺は全日本プロレスにアイツと入れ替わりで入って、4年間必死にプライド持ってやったつもりだったんですよね。まあ結果がすべてです。もっと強くなります。クソッ!」
野村直矢
「約2年ぶりの全日本のリング。すごく楽しかったっす。本田選手も怪我する前もやったことあるんですけど、やっぱすごいパワーが違いました。今度王道トーナメント、必ず優勝します」
――王道トーナメントの対戦相手が青柳優馬選手であることについて
「青柳選手は僕がプロレス界入って一番付き合いの長い選手なんで、単純にこのカードがクマれたときはすごく嬉しかったっす。でも試合でも勝ったり負けたりして、どうなるかわからないですけど、僕は2年間ただ休んでただけじゃなくて、しっかりと準備してきたんで。その差を見せて必ず勝ちます」
第5試合
先発はザイオンとジュン。ロックアップから一度離し、アピール合戦からジュンがガットショットを叩き込みヘッドロック。だがザイオンがロープに振るが、ジュンはショルダータックルで倒しロープに飛ぶ。ザイオンは腕をクロスしてジュンのショルダータックルをガードすると、コンビネーションエルボーからヘッドバッド。ザイオンは芦野にタッチ。
ザイオンが串刺しバックエルボーから芦野に振ると、芦野はエルボースマッシュからフォールも2。
芦野はオデッセイにタッチ。
ジュンをコーナーに振って芦野が串刺しエルボースマッシュ。ザイオンは串刺しエルボーから、オデッセイが串刺しボディスプラッシュ。さらに左右のボディブローからモンゴリアンチョップ。ジャンピングヘッドバッドを肩に投下するが、レイが出てきてオデッセイと睨み合う。
ジュンがオデッセイに横からビッグブーツを叩き込みセニョールにタッチ。
ジュンが左右のボディブロー連発からセニョールがサミング。ロープに飛んでショルダータックルも、オデッセイは微動だにせずセニョールが倒れる。オデッセイは芦野にタッチ。
芦野は俵返しからフォールも2。
セニョールは場外に転がりなかなかリングに戻らない。芦野がこれを追うとセニョールは鉄柵に叩き込み、リングに投げ入れるとサミングから急所にニードロップ。セニョールはレイにタッチ。
芦野がエルボーを打ち込んでいくも、レイはチョップでコーナーにふっ飛ばし、マシンガンチョップからダブルチョップ。逆コーナーに振ってショルダータックルからフォールも2。
レイはストンピングからジュンにタッチ。
ジュンはブレーンバスターからフォールも2。
ジュンはコーナーに振って走り込むが、芦野はエルボースマッシュで迎撃し、スライディングエルボースマッシュからザイオンにタッチ。
ザイオンは串刺しバックエルボー2連発からさらに串刺し攻撃を狙うが、避けたジュンがコーナーに叩き込むとセニョールにタッチ。
セニョールが串刺しラリアットから、ジュンが串刺しバックエルボー。レイが串刺しラリアットから、セニョールがフォールも2。
ザイオンはバイシクルキックからオデッセイにタッチ。
オデッセイはラリアットでなぎ倒し、レイとのショルダータックルのぶつかりあいを制する。ジュンがビッグブーツから投げようとするが、オデッセイは逆に担ぐもジュンは着地。芦野とザイオンでジュンにダブルのショルダータックルを叩き込んで場外に落とすと、セニョールはオデッセイを挑発してロープに飛ぶが、オデッセイはクロスボディで迎撃。
オデッセイはロープに振ってブラックホールスラムで叩きつけるとフォールし3カウント。
<試合後コメント>
斉藤ジュン&斉藤レイ&セニョール斉藤&“ミスター斉藤”土井成樹
ジュン「セニョール!アーユーオーケー?」
セニョール「いやぁ~キツいっすわ!アレはすごいわ!」
ジュン「オデッセイ、デカくて強いすごいやつがHAVOCに入ったな。だが俺たちもこれで終われないぜ。オデッセイを必ずDOOMしてやる」
セニョール「トーナメントあるんすもんね、これで。やっつけちゃってください」
レイ「そしてだ。1つ言わなきゃいけないことがある。俺の肩が前からちょっとあんまり良くなかったんだけども、ドクターストップがかかった。正式にはまだ検査が残ってるんだけれども、おそらくは出術をしなきゃいけねーらしい。だから少しの間欠場するぜ。ただ、俺はこれをネガティブな欠場とは考えちゃいねえ。ポジティブな欠場だ。もっとできることを増やして、そして強くなって戻ってくるからみんな待っててくれ。8月6日の楽天さんでのイベントもしっかり出るから、みんな楽しみにしててくれ。ただな、今後は王道トーナメントがある。それは出ることは出来ねー。だから、俺の代わりを誰かに頼まなきゃいけねーんだけど、どうしたらいいのか……」
(※土井が歩み寄る)
土井「レイさん、俺も斉藤ブラザーズの一員やがな。斉藤レイの代わりに俺出してもらってええかな?」
レイ「いいのか、ミスター」
土井「いいよいいよいーよ。全然行けるよ。俺斉藤ブラザーズやから。レイの変わりに俺が出る。あとはオールジャパン、決めてくれよ。決勝でジュンとやったらええ話やん!」
レイ「ミスター、頼んだぜ!」
(※レイと土井がガッチリ握手)
土井「アレやで。今日ジュニフェス決勝あるけど、俺のジュニフェスまだ終わってへんってことやから。ジュニアドリーム見したるわ!」
レイ「まあそういうわけだ。すぐ治して戻って来るから、みんな楽しみに待っててくれ。FOOOOO!」
ジュン「必ず斉藤ブラザーズはリングにみんな全員で戻って来る。DOOM!」
芦野祥太郎&ザイオン&オデッセイ
(※3人があまりにもパワフル過ぎるハイタッチを交わしながらコメント会場に登場)
芦野「これがHAVOCだぞ!このバカでかいオデッセイと!最強に力強いザイオンと!俺だ、芦野だよ。HAVOCが完成したぞ。この3人で全日本を大混乱に導いてやるよ!」
ザイオン「このユニットを始めたのがもうずっと昔のことのように思える。マスター・オブ・スープレックス、そして今はこのオデッセイがいる!」
オデッセイ「188kgの純粋なパワー、そして強さ!簡単に言えばHAVOCが天下を取るってことだ!」
ザイオン「そうなるだろうな。HAVOCは始まったばかりだ。これからどんどんビッグになっていくんだ!」
第6試合
ロックアップから一度離れ、手4つはお互いロープ際で切り返しあう。これも一度離れ、ロープに飛んでのショルダータックルのぶつかりあいへ。これをタロースが制し、そのまま場外乱闘へ。
綾部をリングに投げ入れ、ロープ越しのチンクラッシャーからコーナーに登ると、ダイビングラリアットを叩き込み客席にアピール。その背後から近づいた綾部がエルボー連打でコーナーに押し込み、串刺しビッグブーツからアイアンメイデン。これを切り返したタロースのボディに膝蹴りから、ブレーンバスターを狙うもタロースがボディブロー連発からナックルでコーナーに叩き込み、左右のボディブローからロープを使ったキャメルクラッチ。これはレフェリーが注意しブレイク。
タロースはコーナーに振って串刺しボディスプラッシュから、逆コーナーに振ってからの投げ捨てサイドバスター。フォールも2。
タロースはチョークスラムの体勢も、綾部もチョークで捕らえ、タロースがエルボーを打ち込むとエルボーの打ち合いへ。タロースがエルボー連打からロープに飛ぶとラリアットの相打ち連発。さらにビッグブーツの相打ちで両者ダウン。
膝立ちでエルボーの打ち合いから綾部がエルボー連打。さらに投げようとするが、逆に担いだタロースがやり投げからロープに飛んでビッグブーツ。さらに串刺しボディスプラッシュからコーナー上に座らせ、デッドリードライブからフォールも2。
タロースはチョークスラムを狙うも、綾部はエルボーで逃れてバックを取るが、バックエルボーで逃れたタロースがロープに飛ぶも、綾部はドロップキックで迎撃し、ロープに飛んでネックブリーカードロップ。フォールも2。
綾部はデスルーレットで突き刺しフォールすると3カウント。
敗北したタロースは北斗軍のTシャツを北斗に返し、謝罪してから綾部と向き合うと握手し抱き合う。さらに2人で腕を上げてタッグ結成をアピールした。
<試合後コメント>
大森北斗&羆嵐&他花師
羆嵐「どーなってんだこれ」
他花師「ホワイホワイワイワーイ!」
北斗「タロースがTシャツを返してきたってことは、そういうことなんだろう。最高に悲しい。こんなに切なくてさみしくて悲しい気持ちになれるのは、それだけ俺たちがワンチームでやってこれたってことだと俺は信じてる。ここでさ、よくある『テメーふざけんな』なんてケンカしたり、やり合ったりしても良かったんだろうけど、そんな安いことでアイツとの思い出を汚したくはなかった。仕方ない。アイツがそう言うなら、いいだろう」
羆嵐「卒業ってこと?」
北斗「卒業ってことで。やすいやり合いはいらないってことだよ。さみしいよな。マジでさみしいよ。それだけ俺たちはワンチームでやれたってことなんだから、変なことしないで、ワンチームでやれてるってことに気付けたな」
他花師「そういうことや。東京タワーとスカイツリーが……繋がったってことや」
羆嵐「(※キメ顔でスベった他花師に耐えられず吹き出しながら)……釈羅不!ブフーッ(笑)」
綾部蓮&タロース
タロース「いい、試合だった。綾部サン」
綾部「初めてタロースとシングル。2ヶ月前に仙台でやったときから、自分よりもデカいやつと闘うっていうのがプロレスラーになって1回もなかったから。タッグとか含めて闘うたびに楽しくて楽しくて、今日初めて1vs1で闘って、本当に今まで味わったことのない高揚を、ワクワクを覚えた。ホントにこれは今この瞬間の気持ちというか。リングで闘い終わって、1vs1で闘うっていうのを終えて、タロースと一緒にやっていこうっていう、そういうものが芽生えた。これは理屈じゃない。リングで闘い終えた感情だからこそ」
タロース「ゼンニホン、ドウモありがとうございます。ホクト軍。本当に大好きだ。ドウモありがとうございます。トモダチ!でも、自分が正しいと思うことをやらなくちゃいけないと思うんだ。自分にとって最善だと思うことを。綾部とこのゼンニホンを支配していくんだ。イッショニ!」
綾部「この2人でどうなっていくか、ワクワクして仕方ないよ。全日本を見てる、全日本だけじゃない。プロレス見てる人はそうだろう。すべて、ぶっ潰す」
第7試合
先発は優馬と鈴木。手4つを狙うも優馬がタックルで倒しグラウンドの攻防へ。一度離れ、優馬がコーナーに押し込むとエルボーを打ち込んで距離を取る。
バックの取り合いからグラウンドの攻防に。優馬がマウントを取るが、鈴木が巴投げも優馬が手を離さずにコーナーに押し込みチョップ。組み合うと優馬がコーナーに押し込むが、鈴木がバックを取ってスリーパーの状態へ、真霜がタッチ。
優馬を鈴木がチョーク状態でロープに押し込むが、レフェリーが割って入る。優馬も宮原にタッチ。
ロックアップから真霜がロープに押し込みブレイク。
バックの取り合いから腕の取り合いへ。真霜がヘッドロックからロープに飛ぶが、宮原がビッグブーツで迎撃。そのまま宮原はエプロンの鈴木にビッグブーツを叩き込んで場外に落とし、そのまま場外乱闘へ。
リングに戻り、真霜が宮原の背中にエルボーからフロントネックで捕らえながら鈴木にタッチ。
鈴木は変形極楽固め。そのまま引き倒してニードロップを投下し真霜にタッチ。
真霜もニードロップを投下しフォールも2。
宮原がエルボー連発も真霜はボディに膝蹴りからエルボー。さらにボディに膝蹴りを叩き込み、コーナーに振ろうとするが、逆に振った宮原が走り込むも、足を伸ばしてカットした真霜が走り込んできた宮原にスリーパー。逃れた宮原がロープに飛ぶが、エプロンから鈴木がスリーパーで捕らえ、これを離すと真霜がスリーパー。座り込んだ宮原に真霜がロープに飛んでランニングニーも、ガードした宮原がブラックアウトから優馬にタッチ。
優馬は串刺しジャンピングエルボーからエプロンの鈴木にドロップキックを突き刺し場外に吹っ飛ばす。真霜に再度串刺しジャンピングエルボーからコーナーに上るとダイビングクロスボディを投下。フォールも1。
優馬は投げようとするも、耐えた真霜にエルボーから再度投げようとするが、真霜はワキ固めで捕らえて腕ひしぎへ。優馬はロープに足を伸ばしブレイク。真霜は鈴木にタッチ。
優馬がコーナーに振って走り込むは、足を伸ばしてカットした鈴木はぶら下がり首4の字。さらに真霜が優馬のボディにミドルキックを連打する。
これを離した鈴木はコーナーでボディへのエルボー連打。優馬もエルボー連打で返しヘッドバッドも、鈴木は強烈なエルボーをボディに叩き込み、コーナーに逆さ吊りにすると再度ボディへのエルボー連打。
四つん這いになった優馬のボディを蹴り上げ、優馬はダウン。
鈴木は引き起こすも優馬はエルボースマッシュ。鈴木はエルボーで返しロープに飛ぶが、優馬はドロップキックで迎撃し宮原にタッチ。
宮原はロープに飛んでビッグブーツ。ロープに振ろうとするが、逆に振った鈴木へ低空ドロップキックからロープに飛んで側頭部にドロップキック。
宮原と優馬でコーナーに振り、優馬が串刺しジャンピングエルボーから宮原が串刺しバックエルボー。優馬がコーナーに登るが、真霜が突き飛ばして場外に落とし宮原にビッグブーツから鈴木がバックブリーカー。フォールも2。
鈴木はコーナーでボディへのエルボー連発。宮原はチョーク状態でリング中央に押し戻し、エルボー合戦から鈴木がエルボースマッシュを叩き込みスリーパー。宮原は逃れようとするが、そのままブリッジするように潰してフォールも2。
鈴木はすぐにスリーパーで捕らえ直し、カットにきた優馬には真霜がスリーパー。宮原はなんとかロープに足を伸ばしブレイク。
鈴木はダブルアームの体勢も、耐えた宮原へ変形コブラツイスト。宮原はその場飛びブラックアウトで逃れ、優馬が真霜をラリアットで迎撃する。
宮原と優馬は同時攻撃を狙うが、鈴木が優馬のボディにエルボーから宮原のバックをとるが、宮原がバックを取り返し投げ捨てジャーマン。さらに優馬のトラースキックと宮原のブラックアウトの同時攻撃からフォールも2。
宮原がブラックアウトも、キャッチした鈴木にヘッドバッド。さらにシャットダウンを狙うが、逃れた鈴木がカミカゼ。優馬が鈴木にドロップキックから真霜にエルボー連打。エルボースマッシュからロープに飛ぶが、真霜はレッグラリアートで迎撃するも、優馬はブレーンバスター。
鈴木は宮原の後頭部にニードロップからリバース・パイルドライバー。さらにドラゴンスープレックスホールドも2。
鈴木はパントキックからフォールも2。
鈴木は投げようとするが、リバースした宮原がその場飛びブラックアウト。鈴木がエルボーも宮原は再度その場飛びブラックアウトを突き刺し、ブラックアウトからフォールも2。
宮原はシャットダウンを狙うが、鈴木が耐えると真霜がトラースキックから鈴木がダブルアームスープレックスで叩きつけフォールも2。
鈴木はダブルアームスープレックスホールドで3カウント。
<試合後コメント>
鈴木秀樹&真霜拳號
秀樹「真霜が来ないんで1人で頑張りました。真霜さん間に合わず!ただ1人でなんとか……」
真霜「間に合いましたあ」
秀樹「オォ!いたんだ!間に合った?何本目ですか、タッグ。いっぱい持ってるらしいですね」
真霜「これで4つ目。タッグタイトル4つ目。2本だから五冠」
秀樹「パートナーは全部一緒ですか?」
真霜「貴方でしょ、本田アユム、最上九、ナカ・シュウマ……」
(※指折り数える真霜を秀樹が突き飛ばして退席させる)
秀樹「ああもう!……はい。ということで。なんかありますか。なければ。見ての通り僕ね、疲労困憊ですから。彼らはダメージがあるかも知れないけど、彼らは多分まだ元気いっぱい。僕のマックスは、彼らのスタートです。今日よく分かった。宮原健斗の、今日何パーセント?400%?800%?分かんない。すごかった。それで、青柳優馬の全力、まだお客さんに見せられてない部分があるかもしれない。でもそれは対戦相手の責任。もっと青柳優馬を追い込んでいきたいです。もっとちょっと長くなっちゃうけど、会見でアイツが言ってたことは、僕も完全同意です。僕らのね、僕から上の世代。どの業界も一緒だけど、偉そうなこと言ってなんの責任も取らずに辞めた結果が今の世の中ですよ。その結果がちょうど僕の世代です。失敗作です、世の中の。プロレス界の失敗作。だから、僕はプロレス界を変えることは出来ない。変えるのは、僕より下の世代。これは団体関わらず、どの団体でも。その中で僕の世代ができることは、この悪い流れをストップすること。上の奴らは責任取らなくていい。もう下に関わらないでくれ。関わりたいんだったらすべて俺が相手します。思いっきり記事に書いてください。『ダメにしたのお前らだよ!』って。これからアイツらが変えていきますから。俺らは手伝うだけ」
宮原健斗&青柳優馬
宮原「すまん、申し訳ない……」
優馬「いや、すみません。鈴木秀樹に全部やられちゃった。すみません、大将」
宮原「結果は負けだ。俺は今なにもなくなってなにをしようか。負けたあと天井を眺めながら、おぼろげに次は何をしようかって考えた。プロレスファンは俺の何が見たいんだろうってな。やはり、シングルだろう。俺は負けて言うからアレじゃない。俺の全日本プロレスのの三冠巻く姿だろう。そのために王道トーナメントだ。王道トーナメント勝ち上がれば自ずと次が見えてくる。おい。王道トーナメント、真霜拳號。8月24日、お前覚えとけよ。俺はシングルでまたプロレス界で這い上がる」
優馬「どこかで青柳優馬自身が慢心していたのかも知れません。今日鈴木秀樹と向かい合ってそれに気づくことが出来たのでいい発見だったと思いながらも、今まで以上に悔しい思いがあります。でも8月10日、僕の地元で三冠戦控えてるんで、そこでやり返すっていい方は変ですけど、なくした分を取り戻そうと思います。8月10日、斉藤ジュン、お前のベルト、獲るッ!」
第8試合
バックの取り合いからHAYATOが足を刈って倒し、足へのエルボードロップからヒールホールドも、亮生が腕を取っていく。HAYATOがそのまま潰してフォールも2。
ロックアップからHAYATOがリストをとって巻き投げるも、すぐに亮生がヘッドシザース。これを抜ける攻防を繰り返し、両者立ち上がるとドロップキックの相打ちへ。
ロックアップから亮生がロープに押し込みクリーンブレイク。
ロックアップから亮生がロープに押し込むが、HAYATOが切り返してチョップ。
HAYATOはコーナーに振ろうとするが、逆に亮生が振って走り込むも、HAYATOが飛び越えるが亮生も飛び越えてロープに飛び、お互いロープを走り込んでの攻防からHAYATOがアームホイップで投げ捨てると亮生が場外に転がり、そこへHAYATOがトペで飛ぶかに見せてロープに飛び乗るが、同じタイミングで亮生がコーナーに駆け上がり、ミサイルキックで場外に落とす。亮生はリング上でHAYATOのポーズを真似て挑発し、場外に降りてHAYATOを鉄柵に叩き込む。
リングに戻り、亮生が変形極楽固め。HAYATOがロープに足を伸ばしブレイク。
亮生は足を持って引きずり場外乱闘へ。HAYATOが場外ブレーンバスターから客席2階部分からのプランチャを投下して会場を沸かせる。
リングに戻り、亮生がエルボーを打ち込んでいくが、HAYATOがチョップからロープに振ってバックエルボーで倒しフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールも2。
HAYATOはストンピング連発。亮生がエルボー連打もHAYATOはチョップからコーナーに振って串刺し攻撃を狙うが、足を伸ばしてカットした亮生がコーナー上に座るも、HAYATOはチョップからデッドリードライブ。フォールも2。
HAYATOは逆エビ固めで捕らえるが亮生はロープを掴みブレイク。
HAYATOはチョップからロープに振ってバックエルボーも、避けた亮生がドロップキック。
亮生は串刺しバックエルボーから、走り込んできたHAYATOを飛び越えてブーメランクロスボディを狙うも、HAYATOはドロップキックで迎撃。HAYATOはロープに振ろうとするが、逆に振った亮生がフランケンからドロップキックを突き刺し、フィッシャーマンの体勢に。耐えたHAYATOにエルボーからロープに振ってエルボーを狙うが、HAYATOは避けてランニングバックエルボーで倒す。
HAYATOは串刺しドロップキック。亮生がコーナーに振ろうとするが、切り返したHAYATOがドロップキックで場外にふっ飛ばし、スワンダイブプランチャを投下する。
リングに投げ入れたHAYATOがスワンダイブミサイルキックからフォールも2。
HAYATOはトラースキックも、キャッチした亮生が足へのエルボーからエルボー。エルボーの打ち合いとなり、亮生がエルボー連打もHAYATOがチョップからロープに飛ぶ。亮生が追走バックエルボーから再度バックエルボー。ロープに飛ぶがHAYATOが追走ドロップキックを後頭部に突き刺してロープに飛ぶも、亮生は旋風脚で迎撃し両者ダウン。
膝立ちでエルボーの打ち合いからHAYATOがエルボー連打。亮生がエルボーから走り込むも、HAYATOがカニバサミでロープに叩き込み、場外へ飛び込んでエプロンへのDDT。さらにエプロンで投げようとするが、亮生が逆に投げようとするも、着地したHAYATOがバックを取る。バックエルボーで逃れた亮生にHAYATOがチョップからコルバタで場外に投げ捨て、さらにコーナーに登る。だが亮生が駆け上がりエルボーから場外へ投げようとするが、HAYATOがチョップから場外に飛び降りながらエプロンへのスイングDDTで突き刺す。
カウント9で亮生はリングへ。
HAYATOはライオンサルトからフォールも、切り返した亮生がフォールも2。
HAYATOが走り込むが、亮生は腕をとって巻き投げるとラ・マヒストラル。これをHAYATOが潰してフォールも2。
HAYATOは串刺し攻撃を狙うが、亮生が避けるとコーナー上に座らせて延髄斬り。さらに雪崩式フランケンも、HAYATOがそのまま丸め込むも2。
HAYATOはコードブレイカーからフォールも、亮生がマフラーホールドの体勢。HAYATOもそのままアキレス腱固めで捕らえる。HAYATOが回転して潰してフォールも2。
HAYATOはシド・ヴィシャスを投下するが、避けた亮生にトラースキック。亮生もトラースキック2連発からロープに振ろうとするが、逆にHAYATOが振るも亮生はハンドスプリングレッグラリアート。さらにロコモーションフィッシャーマンズスープレックスホールドも、3発目をHAYATOがファルコンアローで切り返す。両者ダウン。
HAYATOはコーナー上に座らせると、チョップから正面に登る。HAYATOはエルボーから前方回転して担ごうとするが、耐えたHAYATOの尻にエルボーからコーナー上に登り、スパニッシュフライで叩きつけフォールも2。
亮生はムーンサルトも、避けたHAYATOが投げようとするが、逆に亮生が人でなしドライバー。フォールも2。
亮生はムーンサルトプレスを投下しフォールも2。
亮生はファイヤーバードスプラッシュを投下するが、HAYATOが剣山で迎撃してマウントチョップ連打。亮生がその手をキャッチして回転するとガードポジションからエルボー連打。レフェリーが亮生を突き飛ばして動かなくなったHAYATOの状態を確認し、亮生がレフェリーを突き飛ばして髪を掴んで引き起こすも、HAYATOが人でなしドライバーで突き刺しフォールも2。
HAYATOはインプラントからフォールも2。
HAYATOはシド・ヴィシャスを投下するが、避けた亮生がリバースフランケン。HAYATOが走り込むも亮生はラリアットで迎撃しフォールも2。
亮生はハウザーインパクトで叩きつけフォールも2。
亮生はファイヤーバードスプラッシュを投下しフォール。これで3カウント。
試合を終えた2人はお互い握手から抱き合い健闘を称え合った。
亮生「俺が、全日本プロレス、ジュニアだ。そして!優勝したのは、青柳亮生だ!この、超、誰が勝つかわからない、この、リーグ戦を勝ち抜き、ライジングHAYATOを倒し!この、トロフィーを手に入れた、わけだが、青柳亮生に、もう一つ、足りないものがある。そうだ!世界ジュニアが、足りない。優勝したってことは、権利ありますよね?どこかで、見ている、吉岡チャンピオン、よかったらリング上へお越しください。(吉岡がリングへ)チャンピオン、とりましたこれ。よかったら、そのベルト、挑戦させてください」
吉岡「この、長い花道を、ちょっと歩きながら考えてたんですけど、断る、理由が、何も、見当たりませんでした。世界ジュニアのタイトルマッチ、青柳亮生対、吉岡世起、やりましょうよ。ただ、ただ、一つ問題があって、いつどこでやるか。(観客「長野!」)いいの?ただね、俺は、今日この、ジュニフェスの決勝を、大田区のメインで勤め上げた青柳亮生に敬意を持って、いつでも、どこでも来てください。いつでもいいです」
亮生「よし、優勝すると、いいこといっぱいあるな。ならば、8月10日、青柳亮生の地元松本で、いかがでしょうか?」
吉岡「一週間て早くない?急だね。でも、言いだしたの、俺が言い出した事だからいつでもいいよ。ただ、俺は地元だからって、花をもたせるようないい性格はしてないよ。8月10日松本大会、ジュニフェス優勝者、青柳亮生、楽しみにしてますよ」
(吉岡はリングを去る)
亮生「よし!この、勢いで、世界ジュニアを、奪取しますので、今日大田区にいる皆様は、松本へお越しください。全員顔覚えましたからね。よろしくお願いいたします。ということで、改めて、ジュニフェス、優勝したぞー!ここに来るまで、大変なことが色々ありましたけど、今、最高の気持ちなんでもう、このまま前を向いて全日本プロレスの、全日本プロレスジュニアの青柳亮生もさらに向こうに行くので、皆さんは、青柳亮生について来てください。ということで、この、大田区で、プルスウルトラじめをしたいと思います
よろしいでしょうか!一応、説明しますね。青柳亮生が、全日本プロレス、さらに向こうへ!と言いますので、皆さんはピースサインを掲げながら、プルスウルトラーって叫んでください。よろしいでしょうか?いけますか!?いけますか!?いけますか!?いけますか!?じゃあ立てる人立ってください。(子供が「さようなら」と声を上げる)もうちょっと待ってくれ(苦笑)天才現れたな。ということで、全日本プロレス!さらに向こうへ!プルス!ウルトラ~!」
<試合後コメント>
青柳亮生
「(※トロフィーを掲げて)あぁ!見てくれ!あぁ、キツかった!正直キツかった。リーグ戦ももちろんキツかった。決勝もキツかったけど、ここに全日ジュニアを、俺だけじゃないけどさ、みんなで個々に持ってくるまで相当キツかったよ。でもメチャクチャ嬉しいよ。キツかったけどメチャクチャ嬉しい。うん。でも勝つのは1人だけだ。きっとまだこの思いを出来なかったジュニア戦士たちはもっと厳しいキツい思いをしてると思います。でもそんな思いもすべて青柳亮生が覇者として、次松本でベルトを獲って、世界ジュニアチャンピオンとして受け止めて、全日ジュニアをナンバーワンにこれからも持っていきますんで。楽しみにしといてください。お客さんは楽しんでくれればいいんですよ。キツいのは俺たちで。楽しませますんで、楽しんでください!今日はありがとうございました!」
ライジングHAYATO
「……俺の夏が、終わったよ。いやぁ強かった。やっぱり亮生は強い。俺は何もない。何も残ってないよ。負けて悔しいけど、ちょっと尊敬できちゃうくらい強かった。でも今日負けただけ。俺のプロレスラー人生は今日からまた再スタートだよ。いつかまた俺が亮生を倒すから。楽しみにしてて。Let‘s PUNK(※激しく咳き込みながらふらふらと歩き去る)」