大相撲出身の双子プロレスラー・190cm110kg超えの斉藤ジュン&レイが無期限アメリカ遠征から凱旋帰国し世界タッグ王座挑戦決定!

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 18日、東京都・日本武道館にて『楽天チケット Presents 全日本プロレス50周年記念大会』が開催され、“斉藤兄弟”あらため“斉藤ブラザーズ”斉藤ジュン&斉藤レイが凱旋帰国を果たした。

 双子である斉藤兄弟は、宮城県出身の1986年12月19日生まれ。学生時代をアメリカで過ごした後に兄弟揃って大相撲・出羽海部屋に入門し、8年間力士として活躍した後に引退。そして2020年12月に行われた全日本プロレスの公開プロテストに合格し、兄弟揃って練習生となった。
 兄の斉藤ジュンは、身長193cm&体重109kg。弟の斉藤レイは身長192cm&体重119kgと未来の全日本プロレスのヘビー級戦線を牽引していくことを期待された大型新人。2021年6月に2人同時にデビューし、全日本プロレスでは4組目の兄弟レスラーとなった。(※他3組は百田義浩&百田光雄、征矢学&征矢匠、青柳優馬&青柳亮生)
 斉藤兄弟は今年1月より無期限アメリカ遠征へ出発。修行先ではMLWをはじめいくつもの団体に参戦し、北アイルランドにも足を延ばした。

 18年半ぶりとなる全日本プロレス日本武道館大会で斉藤兄弟の凱旋帰国が決定し、石川修司&佐藤耕平&納谷幸男vs斉藤ジュン&斉藤レイ&サイラスと超大型選手のみが集まった6人タッグマッチが実施。
 久々に全日本マットに姿を見せた斉藤ブラザーズの2人は身体が一回り大きくなっており、ジュンは垢抜けたイケメンに、レイはブルーザー・ブロディさんを思わせるモジャモジャのワイルドな姿となっておりファンを驚かせた。


 試合開始直後からド迫力の場外戦となるも、斉藤ブラザーズは真っ向から相手取り打撃戦を展開。ジュンは耕平とバチバチのチョップ合戦を展開し、納谷の巨体をスパインバスターで軽々と持ち上げて叩きつける圧巻のパワーを見せる。
 レイは石川と互角のショルダータックル合戦やラリアットを繰り広げるも、石川&耕平のツインタワーズ連携に苦戦。ダブルのニーリフトから納谷のランニングニーを被弾して大ピンチも、サイラスがダブルラリアットで耕平&納谷を排除し石川にリバース・スプラッシュ。
 ジュン&レイは石川に集中攻撃をかけ、ダブルのチョークスラムからジュンがブレーンバスター。そこへすかさずレイがダイビング・ボディプレスで追撃して3カウント。斉藤ブラザーズが石川から大金星を挙げた。

 バックステージに戻ったレイは、「帰ってきたぜ!全日本プロレス!ウィーアーバーック!全日本プロレスを侵略するために、俺たちは帰ってきた。今までの俺たちと思っていたら、トップの連中を含めて、全員大怪我するぜ」とアメリカンに一皮むけた様子でコメント。
 ジュンも「まあ、今こうしてレイと俺が日本戻ってきたのそういうことだし、全日本プロレス、プロレスラー、全員今からめちゃくちゃにしてやるから。覚悟しとけ」と呼応し、サイラスとの超大型タッグの継続にも意欲を見せた。

 そして、斉藤ブラザーズはその覚悟を直ぐに行動で示した。
 この日の後半戦で芦野祥太郎&本田竜輝が“Get Wild”大森隆男&征矢学を制して世界タッグ王座の防衛に成功すると、斉藤ブラザーズがリングに上がり挑戦表明。
 ジュンは「本田さん、芦野さん。アンタたちそのベルトあんまり似合ってないな。俺とレイがそのベルト巻いたほうが全然似合ってる」とクールに啖呵を切り、レイは「お前たちがチャンピオンでいられるのも明日までだ!覚悟しとけ!」と咆哮。
 その後、早速翌日19日の後楽園ホール大会で両組の世界タッグ王座戦が正式決定。アメリカでパワーアップした斉藤ブラザーズの真価が問われる。

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