ラブラブバカ夫婦にイケメンカップルが挑戦決定!愛と友情の全日本プロレスジュニアは今が全盛期!

23日、東京都・アリーナ立川立飛にて全日本プロレス『ジャイアントドリーム2025』が開催。青柳亮生がMUSASHIを破って世界ジュニア王座の初防衛に成功。ライジングHAYATOとともにアジアタッグ王座挑戦を宣言した。
亮生は青柳優馬の弟であり、2019年1月にデビュー。最初こそ伸び悩んだものの、ハイフライヤーとして覚醒してからは一気に全日本ジュニアの顔にまで上り詰め、世界ジュニア王座を3度戴冠。ヘビー級が主役になりがちな全日本プロレスの中でジュニアの価値向上を叫び『ゼンニチJr.フェスティバル』の開催を提唱し実現させるなど実力だけでなく行動力も兼ね備えた気鋭の25歳。
亮生は先週まで世界ジュニアだけでなく兄・優馬とともにアジアタッグ王座も戴冠していたが、【むーちゃんせーちゃん】MUSASHI&吉岡世起に敗北。
両者は全日本ジュニアの中核をなす選手であり、今年5月には当時MUSASHIが持っていた世界ジュニア王座を吉岡が奪取するなど互いに頂点を争い切磋琢磨する間柄。ほんわかした天然なMUSASHIを吉岡がイジり倒すという2人の関係性は女性ファンを中心に高い支持を得ており、“ラブラブバカップル”を自称するまでの絆を見せている。
アジアタッグがむーちゃんせーちゃんの手に渡り、今大会はMUSASHIが亮生の世界ジュニア王座に挑戦することに。

序盤は亮生が速攻を仕掛けるが、パワーで勝るMUSASHIが押していき逆水平チョップ&トラースキックを軸とした打撃技で攻め立てていく。MUSASHIは早々にエストレージャ・フトゥーロ(※フロッグ・スプラッシュ)を放つが、これをかわした亮生が旋風脚を見舞って反撃の狼煙。
亮生はロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドを放っていくが、MUSASHIは3発目をファルコンアローで切り返す。MUSASHIが必殺の二天一流を狙うが、亮生はテクニカルな丸め込みの連発で粘ってリバース・フランケンシュタイナー。さらにハウザーインパクト(※フィッシャーマン式スパインバスター)から必殺のファイヤーバード・スプラッシュを放つも、MUSASHIがヒザを立てて剣山で迎撃。
MUSASHIはハーフネルソン式フェイスバスターからジャーマン・スープレックス・ホールド、エストレージャ・フトゥーロと連撃して二天一流を狙うが、亮生が雪崩式のスパニッシュ・フライで切り返す。さらにムーンサルト・プレス2連発からファイヤーバード・スプラッシュを決めて3カウントを奪った。
マイクを取った亮生は「初防衛、大成功♪前回のタイトルマッチも青柳亮生が勝っていれば今こんな思いはしていない。アジアタッグチャンピオンのMUSASHI、吉岡世起!青柳亮生がアジアタッグチャンピオンからピンを獲ったんだ。挑戦する権利があるよなあ?!この俺青柳亮生に挑戦させろ!」とアジアタッグへのリベンジを表明。
グロッキー状態のMUSASHIの代わりに吉岡が「優馬じゃないだろうな?!青柳家は滅ぼしたはずだ!優馬は断固として認めない!」と突っぱねると、亮生は放送席を露骨にチラチラ見ながらパートナーを探し始める。
すると亮生の気持ちを汲み取ったHAYATOがリングに上がり、「HAYATOさん、俺とアジア狙いませんか?!」と差し出された亮生の手をガッチリ握って呼応。じっと見つめ合う2人の姿に会場の女性ファンが黄色い歓声を上げた。

先にバックステージに戻った吉岡は、リング上でイチャイチャしていたアツハヤに「何を見させられたんだ俺らは!なあ?!」とラブラブバカ夫婦としてジェラシーを燃やしつつ「リベンジだよ。根絶やしにしようと思ったけど、アイツら家族じゃなかった」と、まだ2人の絆が“家族”の域まで至っていないと指摘。
これを受けたMUSASHIが「せーちゃんが言ってた青柳家根絶やしと、俺たちはあの2人にリベンジだから、その2つの言葉を合わせて、リベヤシだ!」と得意げに謎ワードを披露すると、吉岡は目線だけでツッコミを入れつつ「考えとくからなッ!いいフレーズ考えとくからなッ!」と吐き捨てながら去っていくという夫婦漫才を見せた。