アジアタッグ王者のT-Hawk&エル・リンダマンが世界最強タッグ決定リーグ開幕戦で前年度覇者相手にフルタイムドロー!

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 13日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレスが『2021 世界最強タッグ決定リーグ戦【開幕戦】』を開催し、アジアタッグ王者のT-Hawk&エル・リンダマンが前年度リーグ覇者の宮原健斗&青柳優馬を相手にフルタイムドローに持ち込んだ。

 全日本プロレスの年末の風物詩である世界最強タッグ決定リーグ戦が今年も開幕。今年はA~Dの4ブロック、全16チームが参戦する。

 現在、現存する日本最古のベルトであるアジアタッグ王座は田村潔司が旗揚げした新鋭団体・GLEATのT-Hawk&エル・リンダマンが保有しており、両者はともにジュニアヘビー級の体躯ながらアジアタッグ王者として堂々の世界最強タッグ出場。
 T-Hawk&リンダマンは前回の後楽園ホール大会でアジアタッグ王座を防衛した際に「アジアタッグ王座が世界タッグ王座より権威が低いなんて誰が決めたんだ?」と現世界タッグ王者である“暴走SUPLEX”諏訪魔&芦野祥太郎に対抗意識を燃やしており、決勝戦での対戦を熱望。
 そのための第一歩として、2人は開幕戦で前年度タッグリーグ覇者、および前世界タッグ王者である宮原健斗&青柳優馬との一戦に臨んだ。

 試合は序盤から互角の様相を呈し一進一退の攻防が展開されるが、試合中盤に宮原とリンダマンが互いに急所攻撃を放って均衡を崩したことで一気に試合が動く。
 宮原のブラックアウト+青柳のトラースキック、T-Hawk&リンダマンのAKACHOCHIN(※T-Hawkが肩車から前方にホイップした相手にリンダマンがダイビングコードブレイカーを合わせる)と両軍の合体攻撃が乱れ飛ぶ中、宮原&青柳は新合体技である“仕事納め” (※青柳のゴリーボム+宮原のフェイスクラッシャー)を解禁し猛攻をかける。
 リンダマンはT-HawkとT-Hawkにジャーマンを狙う宮原を2人同時にジャーマンスープレックスホールドで叩きつける怪力を見せ、青柳へパワーボム、熊殺し、ぶっこ抜きジャーマン、ジャーマンスープレックスホールドと猛攻をかけて必殺のロコモーション式タイガー・スープレックスの体勢へ。青柳はこれを切り返してエンドゲーム(※フロントネックロック+ハンマーロック)に捕らえるも、絞り上げる寸前にフルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

 試合後、マイクを取ったリンダマンは「確かに、今日は引き分けだったけど、あと1分時間があったらどうなってたかわかんねーな?たしかに公式リーグ戦は30分1本勝負。時間切れ引き分けがあるけど、お前ら決勝トーナメント、上がってきて、俺達とやろうぜ!」とブロック制のリーグ戦では起こり得ない事態を持ち出すボケをかますも、観衆には上手く伝わらず不発に終わり「ほな、帰りますわぁ~」と気落ちして去っていく。


 そして宮原は「世界最強タッグ決定リーグ戦、2連覇を果たしたチームは過去に4チームだけらしい。この宮原健斗&青柳優馬がこの2021年を必ず2連覇して締めくくる!」と熱い覚悟を叫んだ。

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