「全日本プロレスで引き抜きやクーデターが起きようとしている」ジャイアント神様からのお告げを意識朦朧の中嶋勝彦が語る!

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 14日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『新春ジャイアントシリーズ2024 ~渕正信デビュー50周年&70歳バースデー記念大会~』が開催。中嶋勝彦が世界タッグ王座奪取に失敗も、謎を残す演説で場内をざわめかせた。

 中嶋は2002年にWJプロレスから当時史上最年少であった15歳9ヶ月でプロレスラーデビュー。その後は佐々木健介に師事して健介オフィスおよびダイヤモンド・リングで活動し、2008年からNOAHに参戦。2015年にNOAH所属となってからは2度のGHCヘビー級王座戴冠や史上初のN-1 VICTORY二連覇を達成するなど団体の中核を担う選手となった。
 しかし、中嶋は昨年9月末を以て突然のNOAH退団。フリーとなってからは全日本プロレスへと殴り込みをかけ、11月には青柳優馬を制して三冠ヘビー級王座を戴冠。12月には大森北斗とともに世界最強タッグ決定リーグ戦優勝。さらに大晦日には健介オフィス時代から“色々あった”宮原健斗を倒して三冠王座を防衛。NXTからの刺客である“ウィリアム・リーガルの息子”チャーリー・デンプシーからも防衛を果たしNXT進出を叫ぶなど、全日本で頂点を極めているばかりか世界も視野に入れている。

 全日本に上陸した中嶋は突然『闘魂スタイル』を自称し、昨年末の三冠王座戦では“過激な仕掛け人”新間寿を帯同しアリ・ボンバイエで入場。勝利した後には全日本プロレスのリングで「1.2.3.ダァー!」を叫び、炎のファイターで帰っていくなどNOAH時代の中嶋を知るファンからは不安な声が聞こえてくる行動を見せている。


 試合はGLEATのタッグ王座であるG-INFINITY王座も保持し、最多防衛回数記録を更新中のSAITO BROTHERSの奇襲から場外乱闘となる中でゴングが鳴り、終始王者組が圧倒。
 中嶋が捕まる展開が続き、北斗も体格差に怯まず吶喊して1vs2の闘いを挑むが力及ばず。孤軍奮闘の中嶋がレイにサッカーボールキック連打からの顔面蹴りを決め、ノーザンライト・ボムを狙うも失敗。ジュンのチョークスラムからレイのボディプレス、斉藤いぎなりスマッシュ(※ダブルのチョークスラム)からレイのランニング掌底を喉元に食らって3カウントを聞いた。
 レイが「誰が来ても俺たちSAITO BROTHERSが防衛を続けてやる!楽しみにしてろ!DOOM!」と叫んで締めるも、意識朦朧の中嶋がマイクを取って語り始める。

 中嶋は「今、全日本プロレス、そしてファンのみんなも不安だろ?(※天を指さして)プロレスのジャイアント神様からお告げがあったよ。どうやら今この全日本に不穏な空気が流れ始めてる。なぜか知ってるか?どうやら、他社からの引き抜き、そしてクーデターが起きようとしている。今不安定なこの全日本、契約書もまだ出されてない選手もいるみたいだ。本当かどうかはわからない」とあまりにも不穏なマイクで場内をざわつかせる。
 そして、「俺が言いたいことは、この全日本プロレス、他に行くところが無いってことだ。オイ、選手たち。それだけこの全日本プロレスは最高だってことだ。俺が気に食わないならそれでも良い。ただ、俺は全日本プロレスのド真ん中にいる現三冠王者だ。気に食わないなら俺が全員まとめて闘魂注入してやる!」と締め、なんとも言えない空気の中で退場していった。

 全日本プロレスは昨年末に大森隆男とヨシ・タツ、李日韓レフェリーと木原文人リングアナが退団しており、石川修司も今年に入ってから体調不良のため欠場を続けている。
 そこへ“ウィリアム・リーガルの息子”チャーリー・デンプシーやデイビーボーイ・スミス・ジュニアなどが参戦しリングの景色が変わる中で果たしてこのお告げは何を示すのか?信じるか信じないかはあなた次第です。

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