いい奴過ぎるヤンキーレスラーが悲願の世界ジュニア王座戴冠!外敵王者が誕生もファンは大歓声で祝福!

25日、千葉県・幕張メッセにて全日本プロレス『ニューイヤーウォーズ2026』が開催。立花誠吾が悲願の世界ジュニア王座戴冠を果たした。
立花はWRESTLE-1が創設したプロレス総合学院の一期生として2016年にデビュー。 “歌舞伎町生まれ歌舞伎町育ちのヤンキー”として悪ぶっているが、その外見や言動では隠しきれずに溢れ出る人の良さや、盟友の黒潮TOKYOジャパンに振り回されて酷い目に遭う姿が人気に。ファンからは“アニキ”の愛称で親しまれ、全日本でも会場人気はトップクラスと言っても過言でない。
フリーとなってからは全日本プロレスを中心に参戦。怪我に泣かされながらもアジアタッグ王座戴冠、2度の6人タッグ王座戴冠など結果を残す。さらに昨年1月にはGAORA TV王座を獲得し6年半ぶりのシングル王座戴冠。ファンからは全日本への入団も熱望されていたが、立花は黒潮&花園桃花とともにアップタウンを旗揚げして同団体の所属に。それでも全日本ファンが立花に注ぐ愛は変わらず、全日本に欠かせない選手の1人となっている。
超ヘビー級の選手とばかりシングルマッチが組まれたり、諏訪魔に15秒で瞬殺されたりと体を張ったコメディ枠に収まることも多い立花だが、その実力を高く評価する選手・ファンも多く、若手選手に対して厳しい評価を下すことも多い和田京平レフェリーが立花の身体作りや試合に取り組む姿勢をベタ褒めしている。
今大会で世界ジュニア王者として立花を迎え撃った青柳亮生もその1人。
今回の世界ジュニア戦は立花の挑戦表明によって実現に至ったものだが、亮生は「2024年の立花vs阿部史典のGAORA TV王座戦。あれを僕は怪我をしていて解説席から見ていたときから、絶対この男とシングルマッチで、世界ジュニアのベルトをかけて闘いたいと思っていた」と立花への熱いリスペクトを語り、決戦へと臨んだ。

序盤戦は場外乱闘で優位を取った立花が押していく展開となるも、コーナートップから放ったダイビング・クロスボディを亮生が腹部を貫く形の地対空ドロップキックで迎撃したことから流れが変わる。
ボディへ甚大なダメージを負った立花に対し、亮生はテクニカルなボディ攻めを展開。亮生がボディシザースで絞り上げていくと、立花は「全然効かねえんだよ……!」と苦しそうに漏らしながらロープブレイク。立花が苦悶の表情を浮かべながらエルボーを連打していくも、亮生は両手を広げて涼しい顔で受けきっていく。
しかし、ナメられたら倍返しするのがヤンキーの掟。亮生のラ・ケブラーダを阻止した立花がノータッチ・トペ・コンヒーロを見舞い、スピアー、雪崩式アングルスラムと連撃。さらに必殺のヤンキーハンマー(※後頭部へのランニング・エルボースタンプ)を狙うが、亮生がかわしてロコモーション式フィッシャーマンズ・スープレックス・ホールドからハウザーインパクト(※フィッシャーマン式スパインボム)。
亮生がコーナーに上がろうとすると立花が足にすがりついて阻止する根性を見せ、亮生の雪崩式フランケンシュタイナー、ムーンサルト・プレス2連発と食らっても立花は肩を上げ続ける。ならばと亮生は必殺のファイヤーバード・スプラッシュを放つが、立花が回避して自爆させ、ラリアット、イケメン落とし、その場式ヤンキーハンマーからアングルスラムと猛攻。最後は渾身のヤンキーハンマーを叩き込んで3カウント。立花が悲願の世界ジュニア王座初戴冠を果たした。
立花の初戴冠には会場が大きく沸き、一応“外敵”であるにも関わらず全日本ファンは「おめでとう!」等の祝福の言葉を叫ぶ。
マイクを取った立花は「勝ったぞォ~!オイ、お前らぜってー俺が負けると思ってただろ。テメーら、薄情モンが!でも、この世界ジュニアのベルトは亮生が無茶苦茶価値を上げた。そんで、とんでもない歴史のあるベルトを俺が巻いた。その自覚を持って全日本上がるぞコノヤロー!これから俺の防衛戦楽しみに会場来い!あぁ~んコノヤロー!」と口調こそ悪いものの世界ジュニアのベルトと亮生に対する深いリスペクトを叫んだ。
バックステージに戻った立花は「いいか世の中にな、当然なんてことはないんだよ。わかったかこの野郎!」と、亮生が勝つだろうと予想していたであろう多くのファンにメッセージ。
しかし、その後は「今の全日本のジュニアって、端から見ても、亮生が自分でわかってると思うけど、あいつが間違いなくエースだよ。だけどな、HAYATOとか男児とか、いるだろ?でもな、誰よりもおもしれーライバルに俺がなってやるよこれから。オイ、この世界ジュニア、どんな歴史か俺がファンの時から見てんだ、どんな歴史かなんてわかりにわかってる!その自覚を持って、そんで、もっともっと亮生より素晴らしい試合をして、俺がもっと価値あげてやるから!テメーら、楽しみにしとけこの野郎。アーン?」と語り、熱いリスペクトの気持ちとともに全日本ジュニアを盛り上げていくという献身的な姿勢を見せた。
















