【試合詳細】1・27 全日本プロレス八王子大会 【三冠ヘビー級】中嶋勝彦vs芦野祥太郎 【世界タッグ】斉藤ジュン&斉藤レイvs本田竜輝&安齊勇馬 【世界ジュニア】田村男児vs岩本煌史 大仁田厚&グレート小鹿&雷神矢口vsミスター・ポーゴ&怨霊&櫻井匠 石川修司&ブラックめんそーれvs綾部蓮&井上凌

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『新春ジャイアントシリーズ2024~めだかやドットコムpresents~』
日程:2024年1月27日(土)
開始:16:00
会場:東京都・エスフォルタアリーナ八王子
観衆:1,588人

▼石川修司&ブラックめんそーれ 全日本プロレス所属ラストマッチ 15分1本勝負
石川修司/△ブラックめんそーれ
15分0秒 時間切れ引き分け
綾部蓮(フリー)/△井上凌

▼6人タッグマッチ 30分1本勝負
諏訪魔/○鈴木秀樹(フリー)/佐藤光留(パンクラスMISSION)
13分27秒 ダブルアーム・スープレックス→エビ固め
鈴木みのる(パンクラスMISSION)/土井成樹(フリー)/●大森北斗

▼タッグマッチ 30分1本勝負
○宮原健斗/ライジングHAYATO
11分1秒 シャットダウン・スープレックス・ホールド
[東京ヤンキース]黒潮TOKYOジャパン(フリー)/●立花誠吾(フリー)

▼史上最高齢三途の川電流爆破デスマッチ電流爆破バット×3本 30分1本勝負
○大仁田厚(FMW-E)/グレート小鹿(大日本)/雷神矢口(浅草)
10分10秒 サンドイッチ電流爆破バット攻撃→体固め
ミスター・ポーゴ/●怨霊(666)/櫻井匠(A-TEAM)

▼AJPW vs DDT スペシャルタッグマッチ 30分1本勝負
○青柳優馬/青柳亮生
17分20秒 THE FOOL→体固め
KONOSUKE TAKESHITA(DDT)/●岡谷英樹(DDT)

▼世界ジュニアヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○田村男児
16分0秒 パワーボム→エビ固め
【挑戦者】●岩本煌史(フリー)
※第67代王者が2度目の防衛に成功。

▼世界タッグ選手権試合  60分1本勝負
【王者組/VOODOO-MURDERS/SAITO BROTHERS】斉藤ジュン/○斉藤レイ
17分56秒 アイスバイン→体固め
【挑戦者組/New Period】●本田竜輝/安齊勇馬
※第97代王者組が4度目の防衛に成功。

▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○中嶋勝彦(フリー)
19分40秒 腕固め
【挑戦者】●芦野祥太郎
※第71代王者が3度目の防衛に成功。

中嶋が闘魂殺法で4年ぶりの芦野戦を制し三冠V3!斉藤レイが世界タッグV4を決め中嶋へ挑戦表明!男児が岩本超えで世界ジュニア防衛!石川&めんそーれが所属ラストマッチ!

第1試合


 石川と綾部の対面でゴング。ロックアップでの力比べからショルダータックルでぶつかり合い。石川がなぎ倒し両者タッチ。

 井上がコーナーに詰めていくが、めんそーれがハブクローで止めて腕を取りながらロープ渡り綾部がエルボーでカットしようとするも、ブートで撃ち落として綾部にスワンダイブ式のヘッドシザースホイップ。さらに井上をドロップキックで場外に叩き出して場外飛びのフェイントから「1!2!3!シャーッ!」とポーズを決めて石川にタッチ。
 井上はエルボーを連打も、石川が強烈なエルボー一発で黙らせてボディスラム。めんそーれにタッチ。
 めんそーれはエルボー連打してくる井上にハブクローも、井上がミドルキックで反撃し綾部にタッチ。
 綾部はエルボー連打。めんそーれがハブクローからボディスラムを狙うが、逆に綾部がボディスラム。井上にタッチ。
 井上はめんそーれにサッカーボールキック。綾部にタッチ。
 綾部はコーナーでの顔面踏みつけ。めんそーれが場外に逃れると綾部が追っていくが、めんそーれが全力で逃げ回る。綾部に捕まってしまい、コーナーに叩きつけられる。井上にタッチ。
 めんそーれは逆水平チョップ連打も、井上が耐えてボディスラム。綾部にタッチ。
 めんそーれは綾部にチョップ連打も、綾部はビクともせずエルボーで反撃。綾部は串刺しブートを狙うが、めんそーれがブートで止めて突撃。綾部がショルダースルーで迎撃。綾部はフルネルソンで絞り上げてからコーナーブートを発射も、これをかわしためんそーれが石川にタッチ。

 石川は串刺しラリアットからフットスタンプ。さらにファイヤーサンダーを狙うが、綾部が耐えてエルボー合戦へ持ち込む。ゴツゴツとした打ち合いから石川が串刺しラリアット、綾部が串刺しブートを放っていく中、石川が組み付いてバックドロップ。綾部も即座にブレーンバスターで反撃して井上にタッチ。
 井上は石川をコーナーに詰めてマシンガンミドル。石川は涼しい顔で耐えて顔面に張り手。石川がロープに振っていくが、井上がレッグラリアートからPKを発射も、キャッチした石川が立ち上がってショートレンジ・ラリアット。めんそーれにタッチ。


 めんそーれはハブクロー&逆水平チョップの連打。さらにダブルチョップでなぎ倒しためんそーれが石川とのトレイン攻撃から石川がセカンドからのダイビング・フットスタンプ。さらにめんそーれがセカンドからのスネーク・スパイク。さらにトップロープからのスネーク・スパイクを発射も、かわした井上がソバットから延髄斬り。綾部のフルネルソンバスターから井上のPKが決まるも石川がカット。
 石川と綾部が打ち合っていき、石川がヘッドバッドで怯ませるも綾部がドロップキックで場外に排除。井上がめんそーれに延髄斬りからバックドロップを狙うが、めんそーれが腰投げで切り返してトラースキック。めんそーれが「終わりだ!」とブレーンバスターを狙うが、井上がハーフハッチ・スープレックスから腕のクラッチを解かずに腕十字。これを石川がカットすると、井上が腕へのミドルキック連打からPKを狙ってロープに飛ぶが、めんそーれがかわしてトラースキック。さらにブレーンバスターで叩きつけてカバーに入るが、3カウントが叩かれること無くフルタイムドローを告げるゴングが鳴った。

<試合後コメント>

綾部蓮
「全日本プロレスに自分が参戦させてもらい始めて、今年で約2年になります。初参戦の時から石川さんとタッグ組んで試合させてもらうことが多くて、去年の最強タッグも石川さんとのタッグで参戦させてもらって。結果は全く残せなかったんですけど、色々経験積んで、今年は、という気持ちだったんで。石川さんとブラックめんそーれさんがラストマッチというのは残念な気持ちというのはあります。でも本当にそれ以上に、石川さんはもちろんですけど、ブラックめんそーれさんにも感謝しかないです。そのお2人の所属ラストマッチを自分と井上さんのタッグで闘わせてもらったことを光栄なことに思います。全日本プロレスで闘ったりタッグ組んだりっていうのは無くなってしまうかもしれないですけど、自分はまだまだこれからも身長がどうとかじゃなくてレスラーとしてビッグに鳴っていくために、まだまだこの全日本プロレスで闘っていきたいと思ってますし、石川さんとかめんそーれさんが数年後に自分を見たときに『メチャクチャデカい存在になったな』って思ってもらえるようなレスラーに鳴っていきたいと思います。石川さん、めんそーれさん、ありがとうございました!」

井上凌
「今日、めんそーれ選手と石川選手、お2人の所属ラストマッチの相手を務めさせていただくことが出来てとても光栄です。約3年間、お2人はプロレスの面でも、プライベートでも本当にお世話になって。あのお2人がいるからこそ今の僕があると思っています。しっかりこの2人と闘ったことをしっかり大事なこと、吸収してこれからやっていきたいと思います。そして、最近、僕の中で1つ目標が出来ました。それは、GAORA TV王座ニ挑戦することです。今年の正月、2日にバトルロイヤル優勝して、しっかり目標言いました。そのために、目標達成するために、GAORA TV、しっかり巻きたいと思います。そして、チャンピオンの立花誠吾選手。もちろん手強い相手ではありますが、これからの自分は1若手じゃないんで。しっかりとした全日本ジュニア、僕もしっかり見せていきたいと思います。全日本プロレス、GAORA TV挑戦、是非お願いします。ありがとうございました」

石川修司&ブラックめんそーれ
石川「まあ、リング上、最初ね、入るゲートくぐるときはセンチメンタルな気持ちにちょっとなったっすけど、綾部くん、井上くんがガッチリ来てくれたおかげで闘いに集中出来て良かったっすね」
めんそーれ「井上と最後決着付かなかったっていうのは、次必ず決着つけようって、そういう意味だと思うんで。それは本人にもリング上で言いましたけど、全日本プロレスを辞めるからってプロレスを辞めるわけじゃないんで。また必ずどこかで会う機会もあるだろうし。別人も含めて、全日本プロレスで約10年間。しんどいこと、つらいこと、たくさんあった。でもそれ以上に、輝かしい、キラキラ光るような思い出ばっかりなんで、それは全日本プロレスに感謝して。そして、今までずっと全日本プロレスのブラックめんそーれを応援してくださった皆さんに、それ以上に感謝を申し上げたいと思います。今回辞めるってなってからも、今までのいろんな仲間やお客様からいろんな気持ち、声、エールをもらって、それが力になったので。これからのフリーランスのブラックめんそーれは、今回こうして皆さんに頂いたエネルギーを糧に2月1日からも進んでいきたいと思っています。最後に、これだけ言って辞めようと思ったんですけどね。ブラックめんそーれのことは嫌いになっても、全日本プロレスのことは嫌いにゃ、ならないでください。シャーンキュー!」

(※めんそーれが先に去る)

石川「最後噛みましたけど大丈夫ですか?(笑)本当に、今は感謝の気持しか無いです。周りの残った選手・スタッフには感謝しか無いし、途中でこうやって辞めることへの申し訳ない気持ちでいっぱいなんで。ただね、こうやって全日本プロレス辞めたからといって『石川修司はプロレス界でなにやってんだ』って言われたら、本当に一番カッコ悪いんで。輝くレスラーでずっといたいなって。そうすることが全日本プロレスのレスラー・スタッフ・ファンのためになると思うんで。これからも輝きたいと思います。今日はありがとうございました」

第2試合


 秀樹とみのるの対面でゴングが鳴ると、テクニカルなレスリングの攻防からじっくりとした腕の取り合い。エルボー合戦となり、打ち勝った秀樹が自軍コーナーに押し込んで光留にタッチ。
 光留はガットショット連打から「来い鈴木コノヤロー!」と叫ぶも、みのるがボディブローからエルボー連打。土井にタッチ。

 土井は光留の攻撃をひらりひらりとかわしながらランニングバックエルボー。ロープに飛んだ光留をエプロンからみのるがスリーパーホールドで捕らえ、そのまま場外へと引きずり出して場外戦へ。鉄柵を超えて観客席のド真ん中で暴れ回っていく。
 闘いの場がリングに戻り。土井はサンセットフリップを見舞い、光留コールを贈る観衆へ「俺やろ!」とアピールも、帰ってきたのは大ブーイング。北斗にタッチ。
 北斗は光留をロープに詰めていくが、光留が指に噛み付いて反撃。怒りの北斗がエルボーで自軍コーナーに押し込んでみのるにタッチ。
 みのるは解いたタッチロープで光留の首を縛り上げ、土井にタッチ。
 土井はスイングネックブリーカーからみのるにタッチ。
 みのるはコーナーエルボー連打から顔面への噛みつき攻撃。串刺しブートを放っていくが、かわした光留が「全然痛くありません!」と延髄斬りを見舞って諏訪魔にタッチ。

 諏訪魔はみのるにフライングショルダーから「投げるぞオイッ!」とラストライドを狙うが、みのるがショルダースルーで切り返す。さらにみのるがサッカーボールキックから「投げるぞオイッ!」とゴッチ式パイルドライバーの体勢へ。今度は諏訪魔がショルダースルーで切り返し、エルボー合戦へ。諏訪魔の右ラリアットはかわされるも、即座に左ラリアット。両者タッチ。

 秀樹と北斗の対面となり、北斗がエルボー連打からランニングエルボー。さらにRKOを狙うが、耐えた鈴木が腰へのエルボーからワンハンド・バックブリーカー。諏訪魔が入ってきてコンビネーション攻撃を狙うが、まったく噛み合わずにまごまご。2人が言い争いを始める中で北斗が突っ込んでくるが、ダブルショルダータックルが決まって迎撃成功。続けてトレイン攻撃を狙うも、どちらが先に行くかで口論が始まり、その間にみのる&土井がカット。北斗ら3人のトレイン攻撃が秀樹に決まり、北斗がワースト・オブ・ザ・ワーストから無想一閃を狙うが、秀樹が耐える。北斗がローリングエルボーからロープに飛ぶが、キャッチした秀樹がパイルドライバー。さらに諏訪魔と2人でロープに振ってダブルドロップキック。続けて秀樹がダブルアーム・スープレックスで叩きつけて3カウントを奪った。

秀樹「第2試合ですけど、ちょっとだけ聞いてください。2014年3月にフリーになって10年くらい経ちました。もう1回最初の頃の気持ちを思い出して、プロレス界の強いやつに挑戦していきます。全日本プロレスの頂点、強さ。諏訪魔さん、俺と試合しましょう。よろしくお願いします。やりましょう」
諏訪魔「やろうよ!もうすぐにやろう!近いうちにやりたいよ!こんな俺でもいいかぁ?ウン?ただなあ……」
秀樹「(※マイクをぶんどって)マイクがすべったので仕切り直しますが、やってくれるそうなので、2月20日、後楽園ホールでシングルマッチやります。勝手に言ったんで全日本プロレスが勝手に決めてください。お客さん見たかったら、声を全日本プロレスにぶつけてください」

<試合後コメント>

諏訪魔&鈴木秀樹&佐藤光留
秀樹「(リング上で)喋ったことがすべてです。(質問が)無ければ終わります」
諏訪魔「ちょっとまってくれよ。言わせてくれよ。なんか、響いたというかね。スイッチ入ったよ俺。真剣に今の全日本にさ、響くような闘いをしたく鳴ったね。スイッチ入ったからね。ガンガンやり合いたいね。佐藤光留にもさ、見てもらって」
光留「俺は関係ないよ」
諏訪魔「見てろって!」
光留「そんときの気分だよ」
秀樹「以上です!なにかあれば」

――諏訪魔選手とのタッグは続けていく?
秀樹「やりますよ。タッグ組んでるからと言って闘っちゃいけない理由はないですし。リング上言った通り気持ちを改めて、強い人に挑戦していこうと。フリーですからいろんな団体の強い人と。僕は全日本プロレスで一番強いと思ってるのは諏訪魔だと思ってるから。一番強い人に挑戦したいと。単純な思いです。タッグはタッグです」
諏訪魔「シングルマッチ。決めるんであればさ、今の全日本プロレスに投げかけるような、響くような闘いにしたいと思うよ。ホントにスイッチが入ったんで」
秀樹「いつも本気でいなさいよ。ほら、帰った帰った」
光留「揉め事は控室で!」
諏訪魔「おう、控室でやってやるよ」
秀樹「2月にやるんだから控室でやんなくていいだろうが!」

第3試合


 長い長い長~い入場に焦れる宮原はゴングが鳴るなりショルダータックルでなぎ倒していくが、黒潮がネックスプリングで起き上がってポーズを決めていく。黒潮は踊りながらバックエルボーを叩き込んでいくが、宮原はフロントハイキックでなぎ倒す。両者タッチ。

 HAYATOと立花の対面。ロックアップからリストの取り合い。HAYATOが強烈なチョップからコルバタで場外に放り出し、場外飛びのフェイントからポーズ。立花がその眼前に迫ってヤンキー座りで「あぁ~ん?コラ?ナメてんじゃねーぞ?」とガンを飛ばす。立花がメチャクチャにストンピングで踏みつけ、黒潮のハリケーンドライバー+立花のビッグブートの連携攻撃。宮原がカットに来て黒潮の首を絞める。カットに来た立花の首も絞める。なんとか立花が宮原を場外に放り出してタッチを受ける。
 2人でホップアップしながらのニーリフトの合体攻撃を決め、再び黒潮にタッチ。
 黒潮がジャケットを広げて胸を突き出すと、HAYATOが強烈なチョップ。怒った黒潮がジャケットパンチからチンロックで固め「俺はイケメンが大嫌いなんだッ!」と心の叫び。さらにジャケットパンチからロープに飛ぶが、HAYATOが追走ドロップキック。宮原にタッチ。

 宮原が得意のドロップキックコンビネーションからマッスルポーズを決め健斗コールを煽っていく。すると、黒潮が張り合ってイケメンコールを煽っていき、交互にコールの煽り合い。黒潮が神林レフェリーにジャッジを要求すると、神林レフェリーは黒潮の手を掲げる。大喜びで小躍りした黒潮が立花と2人でダブルのドロップキック。さらにHAYATOも場外に放り出して立花がノータッチ・トペ・コンヒーロ。
 立花が宮原をリングに戻し、黒潮がエプロンから宮原にちょっかいをかけて気を引く中で立花がスクールボーイからビッグブート。立花がワンツーエルボー連打からローリングエルボーを叩き込み、イケメン落としを決めるもカウントは2。

 立花はロープに飛ぶが、宮原がカウンターのブラックアウト。黒潮が救出に来るも、HAYATOがランニングバックエルボーからコーナーに詰める。HAYATOを場外に放り出した黒潮が宮原へイケメンスラッシュを発射も、これが立花に誤爆。宮原がフロントハイキックで黒潮を場外に放り出し、HAYATOがシド・ヴィシャス。さらに場外の黒潮へスワンダイブ式プランチャを見舞う。宮原は立花をシャットダウン・スープレックス・ホールドで叩きつけて3カウントを奪った。

<試合後コメント>

黒潮TOKYOジャパン&立花誠吾&井上凌
黒潮「俺は謝らない!」
立花「ああ?!お前ふざけんなよ!入場で散々……」
黒潮「誤爆で、俺のフィニッシュ、イケメンスラッシュっていうんだけど、お前は知ってるか。イケメンスラッシュが宮原健斗に向けて、お前に当たった。それで負けた。ただ!俺は謝らない」
立花「なんでだよ!」
黒潮「お前が1人でベルト持ってるからだよ!チヤホヤされてよ!人の気持ち考えたことあんのかよ!(※立花の髪を引っ張る)」
立花「いてー!いてーよ!お前みたいなやつは人間じゃねえ!」
黒潮「俺だけがチヤホヤされてればいいんだよ!(※立花の首を絞める)あっち行け!へっぽこチャンピオン!」
立花「死ねボケ!タコ!」
黒潮「今トドメ刺しとかないともっと調子乗るわ」
立花「帰れボケ!」
黒潮「ハゲ!」
立花「クソロン毛!ゴミ!」
黒潮「もっかい言ってみろ!」
立花「あっち行けボケ!(※黒潮を突き飛ばす)」
黒潮「誰が帰るかよ」
立花「帰ってくれぇ~!下手に出るから、俺が下手に出るから!今日のところは帰ってもらえないっすか?」
黒潮「調子に乗るなハゲ!」
立花「あのボケが帰っていったところで……」
黒潮「(※ダッシュで戻ってきて)ボケって言ったなこの野郎!調子にのんなよ!」
立花「じゃあ俺が帰るよ!帰るよ!」

(※黒潮が去っていったあとにこっそり立花が戻ってきて)

立花「……アイツ、行ったか?このベルトのことを話したかったんだよ。全日本でこのベルト獲って、次の……」
(※井上凌が乱入してくる)
井上「おい」
立花「喋ってんだろコノヤロー!俺が今!」
井上「突然だけど、俺はもっとステップアップするためにそのGAORA TV王座のベルト、次に俺に挑戦させろよ」
立花「おう、ちょうど防衛戦の相手決まってなかったからなあ。いつでもやっ……」
井上「おう。大丈夫か?挑戦してもいいか?」
立花「今お前、答えてただろうが俺!いつでもやってやるよこのヤロ……」
井上「おぉしッッ!!」
立花「大きな声出すなよコノヤロー!覚悟しとけテメーコノヤローコノヤローテメー!行けタコ!……とにかくこのベルト、ブラックめんそーれがこよなく愛したベルト。アイツの意志なんて俺所属じゃないから継がねえけどな、このベルトをおもしれぇ~防衛戦やってやるからよ。テメーら楽しみにしとけコノヤロー。あぁ~ん?」


宮原健斗
「さあ!八王子にスーパースターが帰ってきた!今日八王子大会の記者会見を皆さん見ましたか?そこに俺の名前はない。あのゾクゾクする記者会見に俺はいない。俺はプロレスラーとして常にゾクゾクしていたい!すなわち、この後の八王子、何試合残ってる?その中で、動くよ」

ライジングHAYATO
「疲れたけど、楽しかった。第3試合、すごく全日本プロレスっぽい試合だったね。お客さんに気持ち聞いてみないとわからないけど、俺は良かったと思うんだよね。本当は個人的なワガママを言うとさ、第1試合に出てみたいなって気持ちもあったんだけど、まあ修ちゃん、めんちゃんは俺が愛媛から来て最初の年からかわいがってくれた。2人の新たなスタートを皆、応援して上げて」

第4試合


 大仁田が脱いだジャケットを投げつけながら奇襲。激しい場外戦となる中でゴングが鳴る。
 闘いの場がリングに戻ると小鹿が1vs3のローンファイトを強いられる。怨霊が電流爆破スイッチを押し、ポーゴが小鹿の尻に電流爆破バットを振り落とす。小鹿は虫の息に。

 全く動けない小鹿の首をポーゴ&怨霊がチェーンで縛り上げていき、救出に来た大仁田の首もチェーンで縛る。桜井が電流爆破スイッチを入れて小鹿をコーナーで押さえつける中、怨霊が電流爆破をフルスイング。大仁田がギリギリで飛び込んできて身を挺して小鹿を守る。元気な矢口はトレイン攻撃からポーゴ&怨霊がダブルブレーンバスター、桜井がライオンサルトと追撃して黙らせる。

 ポーゴが「テーブル出せ、テーブル!」と指示し、桜井がリングの下を探し回るがテーブルが見つからない。その間に復活した小鹿がイス攻撃で3人を蹴散らし、ポーゴには急所蹴り。怨霊がエクトプラズムでカット。さらに桜井が追撃を狙うが、小鹿がチョークスラムで叩きつける。


 ポーゴが大仁田を押さえつけ、怨霊が有刺鉄線バットで殴りかかるも大仁田が毒霧で迎撃。ポーゴもスタナーで蹴散らす。矢口が電流爆破スイッチを押し、大仁田&矢口が電流爆破バットのサンドイッチ攻撃を見舞って怨霊から3カウントを奪った。

大仁田「小鹿さん、小鹿さん、みんな応援してくれたんだ。小鹿さん、一言皆さんに。小鹿さんの言葉、聞きたいか!81歳です!小鹿さん、一言皆さんに。疲れてるよ、顔が(笑)」
小鹿「どーも皆さん!ありがとうございます!電流爆破、今回2回目です。なにがなんだかサッパリわからん!だけど、皆さんの応援があればこそ、フォールを獲られずに大仁田選手が1!2!3!のカウントを数えてくれました。これから何回リングに上がれるかわかりませんが、1回でも多くまたリングに帰ってきたいと思います。今日は本当にありがとうございました!」
大仁田「小鹿さん、すごいマトモなこと言ってますね。みなさんありがとうございました!ありがとうございました!ありがとうございました!それじゃあ小鹿さん、小鹿さん、小鹿さん。いつまで生きるか分かりません。いつまで生きるか分かりません。でも最後までリングに上がり続けると思います。『頑張れ小鹿!』で締めましょう。くれぐれも、『頑張れ小鹿!ダー!』はやめてください。ここは全日本ですから。行きますよ!1!2!3!ファイヤーッ!」

<試合後コメント>

大仁田厚&グレート小鹿&雷神矢口
大仁田「ますます元気ですね。ますます元気」
小鹿「助けてもらいました」
大仁田「81歳で自分がリングに上がれるかっつったら、ハッキリ言ってあがれないと思います。やっちゃん、どう?」
矢口「世界中の人たちに勇気を、元気を与えたんじゃないかと思います」
大仁田「ねえ。81歳でリング上がる?上がれないよ。だけど、ますます元気ですね。抗がん剤打ってるんですか?」
小鹿「いや、打ってない。打ってない。飲み薬だけ。来月入ったら大腸がんの転移が無いか調べる時期なので。ちょっと薬飲んだり、こういうの(※酸素吸入缶)使わせてもらいました」
大仁田「申し訳ないけど、世の中賛否両論あると思うんですよ。賛否両論あるけど、じゃあ81歳でリングに上がれますかって。僕らはNOと答えると思います。それでもリングに上がる元気、そしてこのパワーは捨てがたいものがあると思います。どうもお疲れ様でした」

(※大仁田&矢口が先に去っていく)

小鹿「いやあ、ホント今日はありがとうございます。僕がこのリングに上って、もしテレビ見た高齢者の方々が『小鹿がやってんだからもうちょっと俺も元気出さなきゃな』って、そのファイトが、各々が感じてくれれば僕の今日のリングの出来事、姿から、少しでも心強く思うかなあと思いつつ、もうそろそろ限界が来ていると思います。だけど、今辞めたら、ここ3年の内、がんを3箇所病にとして、『ああ、小鹿はガンに負けたな』と思われることが僕はイヤなもんで。僕は生きてます。自分の体調がよかったらリングに上がります。上がってますってところを見せたかった。今日は本当に、お客さんに応援してもらって、ありがたく。また、次はいつどこでリング上がれるか分かりませんが、次のエネルギーの、小鹿がもとになったと、今日の試合はそう感じております。今日終わったばかりですから、2~3日ゆっくり休ませてもらって、初歩的な運動をしてですね、次の機会に向けて生きたいと思います。今日は本当にありがとうございました」

第5試合


 青柳とTAKESHITAの対面でゴングが鳴ると、じっくりとした腕の取り合いからクリーンブレイク。ロックアップで組み合っての力比べも互角。両者タッチ。
 亮生と岡谷の対面となり、岡谷がショルダータックルでなぎ倒してロープに飛ぶが、亮生がひらりひらりと追撃をかわしてドロップキック。さらにカットに来たTAKESHITAにはヘッドシザースホイップを見舞い、兄とともにTAKESHITAへダブルのドロップキック。2人で岡谷へと向かっていくが、岡谷はスワンダイブ攻撃を狙う亮生を場外に突き落とす。TAKESHITAが飛び込んできて青柳とエルボー合戦を展開。すると、亮生がTAKESHITAに、岡谷が青柳にスワンダイブドロップキック。岡谷が亮生にランニングエルボーを連打し、チンロックで固める。
 岡谷はロープに飛ぶが、青柳が場外から足を払い、亮生がドロップキック。全員が場外へとなだれ込み、観客席で大暴れ。場外戦が終わると亮生と岡谷がリングに戻っていく。そんな中、青柳は散らかしてしまった観客席や荷物を一緒に片付け、観衆から拍手を浴びる。
 亮生はボディスラムからチンロック。コーナーに戻ってきた青柳にタッチ。
 青柳のボディスラムから亮生がその場飛びムーンサルト・プレス。さらに青柳がフラッシングエルボーからパイルドライバー。さらにブレーンバスターを狙うが、岡谷が逆にブレーンバスターで投げきってTAKESHITAにタッチ。

 青柳とTAKESHITAがエルボー合戦を展開。青柳がフロントハイキックを見舞っていくが、TAKESHITAが強烈なエルボー一発で黙らせてフライング・ラリアット。さらにキャメルクラッチで固めていくが、亮生が必死のカット。TAKESHITAがエルボー一発で亮生をグロッキー状態に追い込んでいく。青柳兄弟が2人でTAKESHITAにエルボーを打ち込んでいくが、TAKESHITAは「負けるかコラ!」と1vs2のエルボー合戦で打ち勝ちダブルラリアットで2人まとめてなぎ倒す。場外に逃れた青柳兄弟にノータッチ・トペ・コンヒーロで飛んでいく。さらにTAKESHITAがコーナーからの攻撃を狙うが、かわした青柳がドロップキックを見舞って亮生にタッチ。
 亮生はTAKESHITAの攻撃をひらりひらりとかわして雪崩式アームドラッグからのドロップキック。亮生がハウザーインパクトを狙うが、TAKESHITAがバックエルボーで振り払う。亮生はトラースキック連打から旋風脚を発射も、かわしたTAKESHITAがジャーマン・スープレックスを放つ。これを一回転着地した亮生がトラースキックからハンドスプリング式レッグラリアートを発射も、キャッチしたTAKESHITAがサプライズローズ。岡谷にタッチ。

 岡谷は亮生にフラップジャックからフライングラリアット。さらにノーザンライト・スープレックス・ホールド。TAKESHITAが入ってきて2人でトレイン攻撃からTAKESHITAが雪崩式パワーボムを狙うが、亮生が雪崩式フランケンシュタイナーでの切り返し。さらに岡谷にはハンドスプリング式旋風脚を叩き込んで青柳にタッチ。

 青柳はボロボロな亮生を引きずって連携攻撃を狙っていくが、岡谷が青柳へのランニングネックブリーカードロップ+亮生へのブルドッギング・ヘッドロックの同時攻撃。さらにTAKESHITAのジャンピングニーから岡谷のダブルアーム・スープレックスが決まるもカウントは2。

 岡谷はケツアル・コアトルを狙うが、亮生が兄を踏み台にしつつの延髄斬り。青柳がジャーマン・スープレックス・ホールド、ロックボトム。さらにロックスター・バスターを狙うが、岡谷が首固め。起き上がりにTAKESHITAがラリアットを放つも、これが岡谷に誤爆。青柳がTAKESHITAをロックスター・バスターで場外に放り出し、亮生がラ・ケブラーダで追撃。青柳が岡谷にロックスター・バスターからTHE FOOLを見舞って3カウントを奪った。

<試合後コメント>

青柳優馬&青柳亮生
青柳「っしゃあ!KONOSUKE TAKESHITA、世界の岡谷!」
亮生「逆逆逆。逆」
青柳「逆かあ。世界の岡谷!よく頑張ったじゃねえか世界の岡谷。褒めて差し上げよう。ちょっとな、岡谷という人間は正直数年前の俺に非常にそっくりだと思わないか?」
亮生「なにもないみたいな?」
青柳「そう!地味で、色も、カラーも、個性も、キャラクターも無い!そして顔の締まりが無い。誰が顔の締まりが無いだコノヤロー!(※亮生を小突く)」
亮生「俺しらないよ。人の話を聞いて?」
青柳「まあ、ちょっと似て非なるものを感じるから世界の岡谷には頑張ってもらいたい。そして、KONOSUKE TAKESHITA、3月17日、DDTでシングルマッチ決まってるから。今日はその前哨戦じゃないからな。決して前哨戦ではない。今日は俺たち全日本プロレス八王子大会に来てもらってるんだ。今日だけじゃつまらないでしょ。せっかくなんでまたまた来てもらってもいいんじゃないですか?」
亮生「行ってもいいしね。青柳兄弟で行っちゃう?」
青柳「行っちゃっていいよ!今全日本プロレス、いい感じにカオスで面白いから是非とも遊びに来いよ!」
亮生「使ってください、全日本プロレスを!」

KONOSUKE TAKESHITA&岡谷英樹
岡谷「おい、おい、青柳兄弟、まだ終わんねえぞ。次もっかいやるぞ。俺が勝つまでだ」
TAKESHITA「岡谷、まだまだ今のお方には負けて大丈夫。勝ち負けだけじゃないからお方には大丈夫。まだまだ勝ち負け以外のところで勝負できるから。勝たないといけないのは俺だよ。今日岡谷が最後、青柳優馬に獲られたけど、3月にDDTの周年興行あるんでそこでTAKESHITAvs青柳、決まってるから。これは俺が希望して組んでもらったカード。まあ確かにAEWでほとんどアメリカにいるけど、俺がそれでもこうやって日本に帰ってくる理由はそこに闘いたい相手がいるから。それが今、青柳優馬。ただ1人。青柳優馬、楽しみに待ってるよ」

第6試合


 ゴングが鳴ると、堅実なリストの取り合いからブレイク。ロックアップでの力比べも互角。コーナーに押し込んだ男児が離れ際にエルボーを見舞って先に仕掛ける。岩本はヒップトスの形で上げてからのニーアッパーを狙うが、男児がキャッチしてショルダータックル。場外に放り出して鉄柵にぶつけていくが、岩本がカウンターの一本背負い。一転して男児が窮地に陥る。

 岩本はヒップトスからヒザに叩きつける形のネックブリーカー。さらにロープに足をかけながらのドラゴンスクリューからSTF。さらにジャーマン・スープレックス・ホールドを狙うが、男児が振り払ってフライングショルダーで一矢報いる。
 男児が串刺しショルダータックル連打から高速ブレーンバスター。さらに俵返しで叩きつけ、ラリアットを狙うも岩本が十字ロープワークで翻弄してラリアット。さらに起き上がりこぼし式の大外刈りを連発し、孤高の芸術を狙うも男児がこらえてバックドロップ。



 真っ向からのエルボー合戦が展開され、打ち勝った岩本が孤高の芸術を狙う。男児が再び耐えてバックドロップを狙うが、岩本がジャーマン・スープレックスで叩きつけブレーンバスター。さらに垂直落下式リバース・ゴリー・スペシャル・ボムを狙うが、男児が着地してラリアットからオクラホマスタンピード。さらにデスバレーボムからパワーボムを狙うが、耐えた岩本がニーアッパーから垂直落下式リバース・ゴリー・スペシャル・ボム。

 激しいエルボー合戦から男児がショートレンジ・ラリアットを猛連打。さらにロープに飛んでラリアットでなぎ倒し、パワーボムで叩きつけて3カウントを奪った。

 試合後、岩本は男児を称えて語りかけ、互いに座礼を交わした。

男児「2度目の防衛出来ました!岩本さん、今日対戦してくれてありがとうございます!いつも岩本さんにもお世話になってて、こうやってタイトルマッチ出来て、恩返し出来てるか分かんないですけど、出来てたらいいですけど、本当にありがとうございます!もう防衛したんだけど、次の対戦相手、決めました。Jr. BATTLE OF GLORYで開幕戦負けた、アストロノーツの阿部史典選手です。今日、会場にいないですかね?いない?僕と世界ジュニアの防衛戦、お願いします!まだまだ未熟ですが、これからもこの世界ジュニアのベルトを持って一緒に成長していきます。色々ゴタゴタが多いですが、全日本プロレスなめんなよって言いたいですね。アンタらに言いてえっすね。どっかで見てるっしょ?まあいいや。あと2試合、世界タッグと三冠戦あるので、最後まで楽しんでいってください!ありがとうございました!」

<試合後コメント>

田村男児
「2度目の防衛、成功することが出来ました。ようやく勝てたぁ!岩本煌史に!今まで勝てなかったんですよ。いやあ、勝てた!壁はデカかったですけど。まだ超えたつもりもないけどね。こうやって勝つことが出来て嬉しいっす。対戦してくれてありがとうございました。岩本さん、ありがとうございます。これからもまだまだやりましょう。ということで、3度目の防衛戦の相手、僕が指名しました。その相手は阿部史典選手です。去年2023年、Jr. BATTLE OF GLORY開幕戦負けてるんですよ。初っ端の開幕戦負けてるんです。今まで負けてきた人たち、勝てなかった相手とやりたいんです。阿部史典選手、指名しました。まだまだこれから世界ジュニア、引っ張っていきます。頑張っペ」

第7試合


 レイと安齊の対面でゴング。ロックアップでの力比べやショルダータックル合戦はレイの圧勝も、安齊がドロップキックで反撃。両者タッチ。

 ジュンと本田の対面。ロックアップでの力比べはジュンが制し離れ際に頭を撫でる挑発。本田がショルダータックル連打でなんとかジュンをなぎ倒す。ジュンをロープに押し付け、「1!2!3!4!」と反則カウントを合唱しようとするも、レフェリーが和田京平であったためカウントが遅く、一切噛み合わない。抜け出したジュンが本田を場外に放り出し、観客席までなだれ込む激しい場外乱闘へと発展。

 レイが本田をリングに放り込み、ロープ際で全体重をかけての踏みつけ攻撃。さらにジュンも乗っかって合計約250kgでの踏みつけ攻撃。レイがコーナーで逆水平チョップを連打していき、ロープに飛ぶも本田がカニバサミで倒し、安齊がエプロンを駆けてランニングニー。安齊がタッチを受ける。

 安齊はエルボー、レイは逆水平チョップで打ち合っていく。安齊がドロップキックを放つもレイが倒れずショルダータックル。ジュンにタッチ。
 ジュンは串刺しフロントハイキックからラリアット。さらに滞空時間の長いブレーンバスターからチョークスラムを狙うが、安齊が暴れてジャンピング・エルボー。さらにドロップキックからロープに飛んでジャンピングニー。さらに突っ込んでいくが、喉輪で止めたジュンがチョークスラム。ジュンがロープに飛んでラリアットを発射も、かわした安齊がジャーマン・スープレックス。さらにロープに飛ぶが、ジュンがカウンターのスピアーを突き刺し、両者タッチ。

 本田はレイにショルダータックルや逆水平チョップで倒されながらもすぐに起き上がってエルボーを連打。さらにスピアーを発射も、レイがガッチリ受け止めて振り払いボディプレス。さらにSAITO BROTHERSでのトレイン攻撃を狙うが、安齊が飛び込んできてドロップキックでカット。さらに安齊のジャンピングニー+本田のラリアットでのサンドイッチ攻撃を放つが、これがかわされて双方誤爆。
 SAITO BROTHERSが本田にトレイン攻撃からダブルのヒップトス。2人で向かっていくが、本田が攻撃をかわしてジュンにジャーマン・スープレックス。さらに安齊がミサイルキックで追撃。

 本田はレイにラリアットを叩き込んでいくもレイは微動だにせず。ならばと本田のラリアット+安齊のジャンピングニーの同時攻撃。本田はレイをラリアットでなぎ倒し、ファイナルベントを狙う。レイが着地すると本田がスピアーを発射も、受け止めたレイがチョークスラム。安齊がカットに来るも、ジュンがサイコブレイクで叩きつけてKO。

 SAITO BROTHERSが本田を斉藤いぎなりスマッシュで叩きつけ、最後はアイスバイン(※顔面へのランニング掌底)を叩き込んで3カウントを奪った。

 SAITO BROTHERSが勝ち名乗りを上げていると、宮原&青柳のビジネスタッグがリングイン。

宮原「おい八王子!俺のことを誰か知ってるか?そう!スーパースター・宮原健斗だ!俺クラスの男になるとなあ、ベルトが無くても輝くんだ。ただ!ベルトが合ったほうがもっと輝くんだよなあ。次、宮原健斗&青柳優馬、ビジネスタッグで挑戦させてもらう。なあ、パートナー!」
青柳「まさかまさか、選手会長が挑戦表明したんだぞ。断ることはないよなあ?答えを聞かせてもらおうか!」
ジュン「お前らが何度来ようが跳ね返してやるよ、ビジネスタッグ。ベルトは永遠に俺たちのものだ!DOOM!」

<試合後コメント>

SAITO BROTHERS
レイ「フォーーーッ!勝ったぜええ!」
ジュン「ビクトリー・ヨンだ」
レイ「ビクトリー・フォーのほうがかっけえな」
ジュン「ビクトリー、フォオゥ……。New Period、キッチリ返り討ちにしてやったぜ」
レイ「これで次の挑戦者はあのビジネスタッグ。前にアイツらに勝ってるとはいえ、あのコンビは実力はピカイチだ。ここで俺たちがアイツらに勝てたら、俺たちがタッグのナンバーワンってことを再認識させるいいチャンスに鳴る。ぶっ倒してやるぜ!」
ジュン「何度来ようが跳ね返してやるよ。俺は今日試合前にあんパンを4つ食べたんだ。次は5つ食べてもっとキッチリ跳ね返してやる」
レイ「よーし、俺はこのあとビールで乾杯してやるぜ!この調子で永遠に防衛してやる!DOOM!フォーーーッ!」

宮原健斗&青柳優馬
宮原「ほいほいほいほい!リング上で言ったとおりだ!なあ、パートナー!」
青柳「おう」
宮原「次、ビジネスタッグが世界タッグ挑戦表明だ。お前ら受け入れてくれるよな?間違いないだろ!」
青柳「まさかまさかSAITO BROTHERS逃げないだろうな?いい加減俺たちが持ってた世界タッグのベルト、返してもらうぞ!」
宮原「返せ返せ返せ返せ!いい返答待ってるぞブラザー!」
青柳「俺たちがDOOMしてやるからな」
宮原「返せ返せ!」

第8試合


 ゴングが鳴ると、じっくりとしたレスリング戦から中嶋が座ってアリキックを狙うも芦野が距離を取って付き合わず。
 再びスタンドで向き合い、芦野が片足タックルからグラウンドへ。中嶋がヒザを入れてヘッドロックに持ち込むも芦野がショルダータックルで倒し、トップロープ越しに俵返しで場外へと放り捨てる。芦野が場外でエルボースマッシュを連打していくが、中嶋が観客席へと叩き込んで圧倒。

 闘いの場がリングに戻ると、互いにコーナーに振って串刺し攻撃。芦野がカウンターのエルボースマッシュ。さらにロープに飛ぶが、中嶋がキチンシンクで迎撃しPK。中嶋が串刺しフロントハイキックからシャッターチャンス。

 さらに中嶋は拳を握りながらの闘魂コブラツイストから芦野の古傷である左腕への脇固め。さらに左腕へのショルダーアームブリーカーからバックドロップを狙うが、芦野が反転してクロスボディ。中嶋は即座に起き上がって左腕へのサッカーボールキック。さらにショルダーアームブリーカー、座り込んだ芦野の左腕へローキックを連打。さらにブレーンバスターを狙うが、芦野が着地してジャーマン・スープレックスを狙う。しかし、腕が痛んで強いクラッチが出来ず、すぐに振り払った中嶋が左腕へのミドルキック。

 激しいエルボー合戦が展開され、芦野がエルボースマッシュの連打で制してエクスプロイダー。さらにコーナーに詰めていくが、中嶋がカニバサミで倒して顔面蹴り。さらにトラースキックも、倒れず耐えた芦野がラリアット。

 芦野は石川修司を彷彿とさせるフォームのランニングニーからスプラッシュマウンテンを狙うが、形が崩れて垂直落下式パワーボムに。さらに必殺のTボーンスープレックスを狙うが、中嶋が着地してノーザンライト・ボムを狙う。芦野はこれを逃れてロコモーション式ジャーマン・スープレックス2発からジャーマン・スープレックス・ホールド。さらにTボーンスープレックスを狙うが、中嶋が回転エビ固めで切り返し、顔面に強烈なビンタ。芦野がバタリと倒れ込んで動けなくなる。

 中嶋は前後からのサッカーボールキック連打からバーティカル・スパイク。さらに左腕を腕固めで絞り上げると芦野もたまらずギブアップ。

 中嶋の腰にベルトが巻かれると、リングに斉藤レイが上がってくる。

レイ「おい、中嶋。お前最近、闘魂だなんだのと色々うるせえなあ。いいか、俺は正直お前が闘魂だなんだと言おうがどうでもいい。ただ、テメーがこの全日本プロレスに来てからその三冠ベルトを一発で手に入れて、そして去年の最強タッグも優勝した。こうやって好き勝手やってるのは気に食わねえ。俺はお前を1度この手でぶっ倒してる。この俺の挑戦表明を、受けろ!」
中嶋「SAITO BROTHERSの……レイだな?言いたいことはわかった。だけどな、勝って俺まだ一言も喋ってねーんだよ。言いたいことはわかったよ。でも、レイ、SAITO BROTHERSなのにレイお前1人だけでいいのか?レイ、ジュンでSAITO BROTHERSだろ?2人まとめてどうだ?」
レイ「おい、うぬぼれてんじゃねーぞ。俺はテメーなんざ、お前はいいレスラーかもしれねえが、オメーなんだちっとも怖くねーんだよ。ビビってんのか?答えを聞かせろよ」
中嶋「おい、レイ。いいぞ。だけどな、一言だけ言ってやるよ。一発で獲って、最強タッグも獲って、今なおこの三冠ベルトを持ち続けてるのは、三冠王者・中嶋勝彦。闘魂スタイルだ!」

※レイがアイスバインを発射も、中嶋は軽々とかわしてニヤリ。

中嶋「焦るなよ。まあ最後はお前にマイクを渡してあげるよ」

※中嶋が先に引き上げる。大・レイコールが起きる中でレイがマイクを取る。

レイ「なんだアイツ。わけわかんねーことペラペラペラペラ言いやがって。俺は、この全日本プロレスを代表してとか、この王道を代表してとか、そういうこと言うつもりは微塵もねー。だが、あの気に食わねえ中嶋勝彦はこの俺が必ずぶっ倒してアイツの持ってるあの三冠ベルトをここに、この全日本プロレスに必ず取り戻してやるぜ!楽しみにしてろ!俺もあんまりペラペラ喋ってもしょうがないし、そろそろ締めるか。俺が最後になんて言うかは、もちろん分かるな?みんな、言ってみろ。……なんか微妙だな。もっと浸透させないといけねーな。俺が最後に『全日本、DOOM!』って言うから、最後のDOOMは全員合わせろ。よーし、準備はいいか!行くぜ!全日本、DOOM!」

<試合後コメント>

中嶋勝彦
「芦野祥太郎、最強のチャレンジャーだったよ。またいつでも相手してやるよ。そして斉藤レイ。リング上でも言った通り、2人で1つ。SAITO BROTHERS。2人がかりでもいいぞ。闘魂スタイルvs王道スタイルの最高峰の試合を見せてやるよ」

斉藤レイ
「おぉい、三冠ベルトに挑戦表明したぜ!まあ今リング上で言ったとおりだ。俺はこの王道を代表して闘うとかそういうことを言うつもりは微塵もねえが、ただあの中嶋が全日本に来てから好き勝手やってる。その事実は気に食わねえ。この俺が必ずアイツをぶっ倒してベルトを取り返してやるよ。中嶋勝彦、必ずこの手でぶっ潰してやるぜ!楽しみにしてろ!フォーーーッ!!」

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