「辞めることへの申し訳ない気持ちでいっぱい」石川修司が全日本プロレス所属ラストマッチ後に複雑な心境を吐露

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 27日、東京都・エスフォルタアリーナ八王子にて全日本プロレス『新春ジャイアントシリーズ2024~めだかやドットコムpresents~』が開催。石川修司が全日本プロレス所属ラストマッチを行った。

 石川は2003年にDDTでデビューし、その後はユニオンプロレスへ。新人時代は苦労したものの、その巨躯を生かしたファイトスタイルを習得してからは一線級の選手へ成長。デスマッチファイターとしても名を馳せ、メジャー団体からも一目置かれる存在に。
 その後、フリーとなった石川は全日本プロレスに参戦するようになり諏訪魔とのタッグ“暴走大巨人”で大活躍。2019年1月に全日本プロレスに入団し、リング外でも選手たちの精神的支柱となって選手会長に就任。全日本に無くてはならない存在となっていた。

 そんな中、石川は今年1月31日を以て契約満了による全日本退団を宣言。全日本マットは現在あらゆる意味で変革のさなかにあり、その方針に異を唱える石川は福田剛紀社長への不信感を顕にした言葉をメディアに向けて積極的に発信。この不穏な退団劇には関係者・ファンを問わず様々な声が上げられていた。


 この日は、石川の全日本所属ラストマッチが実施。石川は同じく今月末で全日本を退団するブラックめんそーれとタッグを組み、綾部蓮&井上凌と対戦。
 石川はタッグパートナーでもある綾部との真っ向からの打撃戦を展開していき、井上にも餞別代わりに強烈なエルボー。出場時間こそ少なかったが終盤にはめんそーれとのコンビネーション攻撃を見せるなど躍動。試合は15分時間切れに終わった。

 試合後、石川は「入場ゲートくぐるときはセンチメンタルな気持ちにちょっとなったっす」としつつ、綾部&井上の熱いファイトでその気持ちが吹き飛んだことを吐露。
 そして、「本当に、今は感謝の気持ちしか無いです。周りの残った選手・スタッフには感謝しか無いし、途中でこうやって辞めることへの申し訳ない気持ちでいっぱいなんで。ただね、こうやって全日本プロレス辞めたからといって『石川修司はプロレス界でなにやってんだ』って言われたら、本当に一番カッコ悪いんで。輝くレスラーでずっといたいなって。そうすることが全日本プロレスのレスラー・スタッフ・ファンのためになると思うんで。これからも輝きたいと思います」と最後の最後まで全日本をおもんぱかるコメントを残して去っていった。

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