【試合結果】11・9 全日本プロレス後楽園ホール大会 【三冠ヘビー級】ジョー・ドーリングvsヨシタツ 野村直矢&青柳優馬&中島洋平&阿部史典vs黒潮“イケメン”二郎&土肥孝司&アンディ・ウー&佐藤嗣崇
『2017 STARTING OVER~Jr. TAG BATTLE OF GLORY~最終戦・優勝決定戦』
日程:11月9日
会場:東京・後楽園ホール
開始:18:30
観衆:1241人
▼タッグマッチ 15分1本勝負
渕正信/○西村修(フリー)
5分0秒 後方回転エビ固め
鈴木鼓太郎(フリー)/●佐藤恵一(フリー)
▼Jr. TAG BATTLE OF GLORY 公式戦 20分1本勝負
○岩本煌史/岡田佑介
4分39秒 孤高の芸術→片エビ固め
ブラック・タイガーVII/●ブラック・スパイダーVII
▼8人タッグマッチ 30分1本勝負
○野村直矢/青柳優馬/中島洋平/阿部史典(スポルティーバ)
10分41秒 マキシマム→片エビ固め
黒潮“イケメン”二郎(W-1)/土肥孝司(W-1)/アンディ・ウー(W-1)/●佐藤嗣崇(W-1)
▼Jr. TAG BATTLE OF GLORY 公式戦 20分1本勝負
青木篤志/●佐藤光留(パンクラスMISSION)
14分45秒 タイガースープレックスホールド
竹田誠志(フリー)/○丸山敦(フリー)
※竹田&丸山組が優勝
▼「2017 世界最強タッグ決定リーグ戦」大日本プロレス代表チーム決定戦 30分1本勝負
関本大介(大日本)/●野村卓矢(大日本)
13分21秒 シャイニングウィザード→エビ固め
[大神]○橋本大地(大日本)/神谷英慶(大日本)
※大地&神谷組が「2017 世界最強タッグ決定リーグ戦」に参戦
▼The Rood to 2017 世界最強タッグ決定リーグ戦 ~Dream with You~ 60分1本勝負
秋山準/○宮原健斗/大森隆男/ゼウス/崔領ニ(ランズエンド)
11分58秒 ブラックアウト→片エビ固め
諏訪魔/石川修司(フリー)/●征矢学(W-1)/TAJIRI(フリー)/KAI(フリー)
▼三冠ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
【王者】○ジョー・ドーリング
11分49秒 レボリューションボム→エビ固め
【挑戦者】●ヨシタツ(フリー)
※第59代王者が初防衛に成功
ヨシタツがジョーの持つ三冠に挑戦も完敗!大地&神谷の大神が世界最強タッグ参戦!竹田&丸山がジュニアタッグリーグ優勝!
第1試合
先発は鼓太郎と西村。ロックアップから西村がロープに押し込むとクリーンブレイク。リストの取り合いから鼓太郎がコーナーに押し込むとエルボー連発。西村がエルボースマッシュ連発からロープに振るが、鼓太郎はファンネルで返し、走り込んできた西村をカニバサミで倒すとビット。鼓太郎は佐藤にタッチ。
佐藤は串刺しドロップキックから串刺しバックエルボー連発。さらにトラースキックからフォールも2。
佐藤は投げようとするが渕がカットし、頭頂部にエルボーからボディスラム。さらに鼓太郎にナックルからサミングで動きをとめボディスラム。渕は佐藤にサミング連発からボディスラム。
渕はバックドロップを狙うが鼓太郎がカットし場外に投げ捨てると、佐藤が倒し鼓太郎が鎌固めから佐藤が顔面に低空ドロップキック。さらにサンドイッチドロップキックからフォールも渕がカット。
佐藤は走り込んでラリアットも、避けた西村がロープに押し込み後方回転エビ固めで3カウント。
<試合後コメント>
鈴木鼓太郎&佐藤恵一
――今回はチームとして参加したかたちでしたが?
鼓太郎「そうですね。終わった感じで話されていますけど、この結果ともう一個の結果では4点で並んでいるんで。俺はもう1試合やるつもりで待ちますよ。チームに関してはこれだけしっかり組むのは初めてなんで、その割には動いてくれたかなとは思いますけど。まだ熟練というわけにはいかないんで、もう少し時間がほしかったというのはありますね。でもまだ可能性はゼロじゃない。気を抜かないでそこに備えます」
――このチームの今後の可能性についてはいかがですか?
鼓太郎「俺は可能性は感じていますね。もっともっと練りこんでいけばもっともっと変わっていけると思っています」
――全日本に本格参戦していかがでしょうか?
鼓太郎「そうですね。全日本ジュニアの中心に行かなきゃいけないのに結果がついてきてないよね。そこは正直認めざるを得ない。今の俺にはいい試合とかじゃなくて結果が必要だから。結果、それに尽きます。あとは彼にも聞いてあげてください」
――今回のリーグ戦はいかがでしたか?
佐藤「ほんと久しぶりに1シリーズ通して、巡業もやったんですけど、僕は鼓太郎さんと組んでいるからには結果を出さなければいけなかったんですけど、まだ(これからの試合の結果次第ですけど)、二勝二敗ですからね。不利な状況は変わらないですけど。でもいま鼓太郎さんがおっしゃられた通り、まだこれから先があると思うんでそこに望みをかけます。あと、フリーになっていろいろ回ってますけど、また全日本に戻ってすべてが当り前じゃないことを感じました。会場についたらリングができてる。会場(の設営)ができてる。控室が準備できてる。試合が終わったらホテルに行く。当たり前だと思っていたけど当り前じゃなかった。僕が外で経験してきたことは会場に行ってリングを作って、会場を作って、イスを並べて。そして(試合が終わったら)リングをかたして、ホテルでいろんな仕事があって。僕なんか後楽園ホール、今年初めてですからね。去年の12月以来。11か月ぶりですよ。後楽園ホールで毎月やっている全日本。当たり前じゃなかったですね。11か月ぶりの後楽園ホールで何ができたのか、さっぱりわからないです。これから僕は鼓太郎さんと組み続けていきたいです」
鼓太郎「結果出していこう、結果」
西村修
「今日はもう徹底して防戦な試合でしたけど、これはこれで、佐藤選手ですか。武藤全日本のときに彼が入団して、素質のある選手だなと思っては居ました。勢い良く元気の良い選手に成長してくれたね。でも、歴史と伝統っていうものはこんなもんじゃないです。行けば行くほど、ブラックホールのように広がっているもので、蜘蛛の巣のようにもがけばもがくほど術中にはまっていくものなんだ。それがやっぱり私が28年、29年のキャリア積んできた私も日々勉強であると思います。ドリー・ファンク・ジュニア先生の教えを受けているわけですから。若いとか、勢いとかがプロレスは全てじゃないですから。それを私は永遠に訴え続けていきたいと思います」
第2試合
ブラックVIIタッグが急襲し試合開始。岡田に連携攻撃からBTVIIがフォールも2。ブラックVIIタッグが岩本に鉄柱を使った急所攻撃から岡田を逆エビ固めで痛めつけていく。岡田はロープを掴みブレイク。
ブラックVIIタッグがトレイン攻撃を狙うが、岡田は次々ドロップキックで迎撃。さらにBSVIIをブレーンバスターで叩きつけると岩本にタッチ。
岩本はショルダータックルで倒し、ブレーンバスターからフォールも2。
岩本はエルボー連打から走り込むもBSVIIがバックエルボーで迎撃し走り込むが、岩本はコブラツイストで捕らえる。これをBSVIIがバックキックの急所攻撃で逃れ、ブラックVIIタッグでダブルのフラップジャックからサンドイッチシャイニングウイザード。BSVIIがツームストンパイルドライバーからフォールも2。
BSVIIはダブルアームバックブリーカーからコーナーに登るが、岡田が足を掴んで動きを止めるも、これをBTVIIが蹴散らしBSVIIはダイビングボディプレスも岩本は剣山。岡田がミサイルキックから岩本が孤高の芸術を叩き込んで3カウント。
岩本煌史&岡田佑介
岡田「岩本さん!大丈夫ですか!ありがとうございました!やっと獲りました!」
岩本「OKOK」
岡田「ジュニアタッグリーグ戦、やっと、やっと一勝獲った!めちゃめちゃ嬉しいけど、俺個人としては素直に喜べない面ももあります。自分から行くっていうこと、これは悔しいけど、悲しいけどこれが出来んかった。チームとして一勝獲った。これは俺にとって大きな糧になる!これで俺がどう変わったかはハッキリ言葉には出来へんけど、この一勝、俺と岩本さんが獲った事実は絶対に変わらへん!こっから!またこっから俺は這い上がるからな!見とけ!」
岩本「遅すぎた。いやー、遅すぎた。優勝圏外ってことで、確かにこの価値には意味があるけもしれないけど、遅すぎた。岡田も何か変われたかと言ったらまだつかめてないかもしれない。俺自身も岡田をしっかりサポートしてやれなかった。その責任もあるけど、やっぱり俺自身が目指してるのは世界ジュニアだし、岡田の面倒見てやれるほど俺は優しくないし、構ってられないからね。ジュニアタッグリーグ戦、今日で終わり。岡田も今日から一人で頑張るし、俺も世界ジュニア絶対欲しい。これは移籍してからもずっと言ってきたし、そこはブレずに変わらずにやっていく。でも、この一勝はこの二人で獲った。それは喜びたいと思います。また明日からはパートナーじゃなくて、同じ団体の良きライバルとして戦っていければと。お互いまた強くなったときにまたやろう」
第3試合
先発はイケメンと中島。中島がミドルキックで倒すが、イケメンはすぐに立ち上がりポーズ。中島はミドルキック連打で倒すがイケメンはすぐに立ち上がり、中島は走り込んでエルボー連打からビッグブーツ。中島はチョップからドロップキック。場外に出たイケメンに中島は飛び込むも、イケメンは避けて鉄柵に叩きつける。中島はビッグブーツを返し、逆に鉄柵に叩きつけると再度ビッグブーツ。
リングに戻りイケメンはアンディにタッチ。中島も阿部にタッチ。
阿部はロックアップからロープに押し込み伊良部パンチも、避けたアンディに阿部はミドルキックからコーナに振る。アンディは阿部を飛び越えバックを取るが、阿部がバックを取り返しフェイスバスター。アンディはすぐにアームホイップで切り返しドロップキック。
W-1勢がリングに上がり阿部へのトレイン攻撃からアンディがエルボードロップ。フォールも2。アンディは首投げから佐藤にタッチ。
佐藤はボディスラムから逆エビ固めを狙うが阿部はロープを掴む。佐藤はイケメンにタッチ。
イケメンはエプロンの中島にドロップキックから阿部にビンタ。イケメンはコーナーに振って走り込むが、阿部がショルダースルーもイケメンはロープを使ったカッターからアラビアンプレス。フォールも2。
イケメンはエプロンの中島にトラースキックから阿部を投げようとするが、阿部はボディブローから大旋回ソバット。さらに伊良部パンチを狙うがイケメンはナックルでカットしトラースキック。フォールも2。イケメンは土肥にタッチ。
土肥はストンピングを連打。阿部がナックル連打も土肥はチョップで叩き伏せてコーナーに振る。土肥は串刺しラリアットからフォールも2。阿部は旋回式延髄斬りから野村にタッチ。
野村はショルダータックル連発も、イケメンが野村と青柳に交互にチョップ。だが野村と青柳はダブルドロップキックでイケメンを蹴散らし、土肥をコーナーに振ると野村が串刺しエルボー。さらにノーザンライトスープレックスホールドも2。
野村は担ごうとするが、土肥が投げ捨てジャーマンからラリアット。ガードした野村が追走エルボーも土肥も追走バックエルボーから走り込むが野村はスピアーで迎撃。野村が走り込むが土肥はスパインバスターで迎撃。土肥は佐藤にタッチ。
佐藤は投げようとするが、青柳がカットしダブル攻撃を狙うが、青柳を突き飛ばして野村に同士討ちさせると野村にボディスラム。佐藤はブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
佐藤はエルボーからコーナーに乗せると、アンディがフランケンからイケメンがスワントーンボム。土肥がラリアットで叩き伏せ佐藤がカナディアンバスター。フォールも青柳がカット。
佐藤はバックを取るが、耐えた野村にエルボー連打。更にラリアットも野村は巻き込んで山折りから青柳がバックドロップで叩きつけ野村がダイビングボディプレス。フォールも2。
野村はデスバレーボムで叩きつけて3カウント。
<試合後コメント>
野村直矢&青柳優馬&中島洋平
中島「WRESTLE-1、いやイケメン二郎。去年の両国から俺とあいつの時間は止まったままなんだよ。負けっぱなしで終われるか!まだまだ続きやるぞ!」
青柳「いいですね。最強タッグの前で野村さんがフィーバーしてますから。ねぇ!」
野村「いやいや俺が悪い。青柳くんが・・・」
青柳「今日はWRESTLE-1との再戦だったけど、俺らが見てる相手はあっちじゃねぇ。今月19日から開幕する最強タッグだ。もうそっちに切り替えているんだ。今更むかし、昔って言っても1年前か、そんなに昔じゃないけどそんなの引きずっている場合じゃないんだ。これからの世界タッグ、俺たちが時代を変えていくんでしょう?優勝しましょう!」
野村「最強タッグ、必ず優勝して新しい景色を見せます!」
青柳「そうだ!」
黒潮“イケメン”二郎&土肥孝司&アンディ・ウー&佐藤嗣崇
土肥「俺はね、この試合で感じたことは、野村&青柳ね、もっと来ないと。俺にあんだけやられてんだから。俺からつっかかる理由もないし。もっと来ないと。ベルト巻いたら変わっちまうのか」
アンディ「俺は負ける気せぇへんな」
佐藤「初めて全日本さんのリングに上って、結果は出せなかったんですけど、次に上がらせてもらうときは、全日本の若手の岡田さんとかと闘いたいと思います」
イケメン「あんな、去年の両国の借りだかなんだか知らないけど、まだ根に持ってんのかって。ムカつくわ……。いつでもいいです。またアイツとやらせてください」
阿部史典
――今日はレッスル1との対抗戦に全日本プロレスの一員という感じで出場しました
「これまでも何回かあって、一度後楽園でやった時はなぜかレッスル1側にいたんです。今回はモチベーションが高かったですね。いつもお世話になっている、ここで一番成長させてもらっているという気持ちがあるので、初めてこっち側で迎え撃つというところで。試合ではやっぱイケメンさんが持っていくなぁというか、すごいなぁというか、ズルいなぁというか、巧いなぁというか。あの試合で何が印象に残るかと言ったらパッとあれだけいる中でイケメンさんですよね。あれはすごいですね。初めて戦ったんですけど」
――試合中に髪をなでるようなしぐさを見せていたようですが?
「意識しましたね(笑)。ジャケットはないけど(着ているかのように)ジャケットをめくったりとか。やっぱり向こうがこういう風に来るならこっちもこう行こうと思ってたりしてたんで。それはローカルインディーからTバックを履いたりしているノウハウを頑張って出しました。でもやっぱりすごかったですね。中島さんも熱かったですね。隣にいるヤギくん(青柳)、野村さんもメチャメチャ強くなっていて、スゲーなと思いましたね。俯瞰的に見ていて。今日はどう俺が印象に残ってやろうかといろいろ考えていたんで必死でしたね」
――アンディ選手からコーナーに詰められた時、伊良部パンチっぽくやられていましたが?
「あれをやられて「イジられてるなぁ」って。ああいうのが楽しくて、やられるとどこでお返ししようかなって考えます。でも伊良部パンチは決まらなかったですね。2回やったんですけど。この前のにぎわい座では(大日本の)野村卓矢さんには思い切り決められたんですけど。ついに決めることができました。・・・負けたんですけど」
――あと今日の第一試合でのコメントで佐藤選手が、「全日本所属でいた時は当たり前だった事が外に出て当たり前ではない事に気付いた」と言っていました。会場に行けばもうリングがあり、設営もされていて、イスも並べられていること。後楽園で毎月試合ができるということ等々。逆にインディーから全日本プロレスに参戦している阿部選手はどう感じているのですか?
「僕どっちも好きなんで。(ミッキー・ローク主演の)『レスラー』という映画とかすごい好きなんですよ。ひとりでその町に行って、ひとりでメシ食って、試合が終わってリング撤収して、ひとりでその町を探索してビデオボックスに泊って。そしてひとりでまた移動して、ひとりで流浪しているような感じも好きですし、こういう団体さんに上がらせてもらうとリングがあって、試合して、ホテルがあってというのも「うわ!プロレスで生きてるなぁ」という感じがして、どっちも好きなんでどっちも同じようなベクトルで僕には必要ですね。リング作りもないのもいいですし、あったら全然やりますし。どっちにしてもプロレスで生きてるなぁって感じがするじゃないですか。プロレスで生きてるって感覚があればそれが好きですね。そうですよね。佐藤さんだったらビックリしますよね」
――後楽園で試合するのも今年初めてと言っていました
「マジですか?そうなんです。インディーにいると後楽園って本当にすごいことなんですよ。毎月コンスタントにないし、1年に1回の後楽園がビッグマッチだったりとか、これって本当にありがたいことだっていうのは絶対に忘れていないですね。毎回毎回この後楽園の控室にいて試合ができてっていうのは、本当にこの感謝だけは絶対に忘れないですね。そして絶対に逃したくないって思っているんで。だから僕が馴れてきてるとか、なぁなぁになってきているというのは絶対にないですね。毎回テストというか、首の皮一枚という気持ちでやっていますね。結果がついてこないですけど」
――その分リング上での内容が問われるという・・・
「そうそうそう。だからメッチャ楽しいですよね。所属じゃないから毎回毎回呼ばなくてもいいし(と思われても仕方ない)。だから毎回毎回ドキドキしますね。メッチャ頭も使うし、毎回トライアウトのつもりでいます。スベレない・・・というのとも違いますね。(気が)抜けない。今日は10人タッグだからいいや」とか考えたこともないですね」
第4試合
先発は竹田と光留。竹田がタックルからグラウンドで腕を取っていくが、切り替えした光留がアキレス腱固め。これは一度抜けて距離を取る。
光留はバックエルボーも竹田はショルダータックルで倒すが、光留は足を取ってアンクルホールド。竹田はロープへ。両者タッチ。
リストの取り合いから青木がヘッドロック。ロープに振って走り込むが、丸山はドロップキックで迎撃しコーナーに叩き込む。青木は腕へのオーバーヘッドキックからリバースネックブリーカードロップ。青木は光留にタッチ。
光留は場外で丸山を蹴りつけ、リングに戻るとフロントネックから首投げで倒しアームロック。さらに後ろ手にしてサッカーボールキックからフォールも2。光留は青木にタッチ。
青木と光留は交互に腕へのダイビングハンマー連発から、青木が腕へのダイビングフットスタンプ。青木は腕へのエルボー連打から腕へのダイビングニードロップ。さらにノーザンライトスープレックスホールドも竹田がカット。青木は腕ひしぎも丸山はロープへ。
青木は腕をひねるが、丸山がエルボー連打からソバット。さらにドロップキックから竹田にタッチ。
竹田はランニングエルボーも光留が膝蹴り。だが竹田は光留にニーリフトから青木の後頭部にソバット。続けて後頭部にランニングニーからフォールも2。
竹田は投げようとするが、青木が耐えると竹田は脇固めからメガラバラバラバ。これは光留がカット。
竹田はミドルキック連打から走り込むも、青木はマンハッタンドロップからDDTで迎撃。青木はミサイルキックからフォールも2。
竹田はガットショットからロープに振るも青木はラリアットで倒し、再度ラリアットからフォールも2。
青木は投げようとするが竹田は空中で体勢を切り替え潰すと、ロッキンポを叩き込んで丸山にタッチ。青木も光留にタッチ。
光留はガットショットも丸山はドロップキック。丸山は串刺し延髄斬りからトラースキックも、避けた光留が延髄斬りからPK。フォールも2。
光留は後頭部に延髄斬りから水車落とし。フォールも返されると腕ひしぎ。これを離すとアンクルホールドからバックドロップ。フォールも2。
光留は腕ひしぎも、竹田は青木をボディスラムで光留に叩きつけてカット。
竹田はスピアーで二人を場外に叩き出すと、走り込んできた丸山を竹田がショルダースルーで場外の二人に叩きつける。
丸山はリングに戻ると光留に串刺し延髄斬りからトラースキック。フォールも2。
丸山はタイガースープレックスを狙うが光留は脇固めで切り返すが、足を伸ばしてカットした丸山がエクスプロイダーからフォールも2。
エルボー合戦から光留が左右のミドルキック。丸山がガードするが光留は延髄斬り。だが丸山はハイキックからジャーマンスープレックスで投げ捨てバズソーキック。フォールも2。
丸山はタイガースープレックスホールドで3カウント。
<試合後コメント>
青木篤志
「・・・四連覇できなかったね。大本命というのは三年前もそうだったしね。そのプレッシャーに勝ってしっかり4連覇をやりたかったけれど、今日の丸山、竹田はちょっと違ったね。今日だけじゃないのかもしれないけど、悔しいね。正直。今は悔しいしかないな。この間のアジアタッグも勝手に挑戦者にされてさ、負けてさ、リーグ戦も負けちゃってさ。次はどうするかだよ。まぁ自分の個人的な目標は決まっているから。世界ジュニアを狙うっていうのはもう決めてるから。タッグをどうするはない。だけど俺は俺のやり方で世界ジュニアにどうやってでもつなげて、もう一回世界ジュニアを巻くっていうのをやりたいですね。なんだったら佐藤光留に負けてから所属は一回も巻いていないからね。その間おれはアジアタッグとかいろいろやっていたけど、もうそろそろいいかな。だんだん腹も立ってきたしこの現状を変えますよ」
――マスクについてはいかがですか?プロの選手に対してちょっと失礼ですが、ハンディ的なものもあったのかなって・・・
「ない!ない!むしろそれを背負ってでも俺は勝とうと思っていたから。批判もあるだろうし、これをかぶって戦うことで視界も狭くなるとかいろんなものを考えて。そりゃハンディになるかもしれない。でもハンディだと思っていたらなんにもならんよ。言い訳なんかしないよ。このリーグ戦だって足が痛いと言ってるヤツもいたけど、俺はしない。当たり前だよ。全力でやって全力で負けたんです。これを踏まえて前に進んでいきます。ただ自分の中にモヤモヤがあるから、それを糧にしていくだけです。以上です」
竹田誠志&丸山敦
竹田「今までのリーグ戦やって来たけど、今日が一番価値あるでしょ。優勝よりもアイツら……青木佐藤の二人に土をつけたというのは俺らにとって大きな一歩です」
丸山「優勝したんですけど、満足せずに。竹田さん、我々、欲しいベルトありましたよね?」
竹田「そうですね。なんでしたっけ」
丸山「アジアタッグですね」
竹田「今誰が持ってるんでしたっけ?」
丸山「青柳&野村です。いい相手ですよ」
竹田「負けてらんないですね」
丸山「あと自分は!BANG!TVが待ってますから。ヨガに気功がついに挑みます。個人の闘いじゃないんです。東洋哲学のなんたるか、それをこの極東の島国で見つけたいと思います。そして竹田さん。それ獲ったら、我々の階級だと次に何がほしい?」
竹田「私はね、やっぱりこの全日本に出始めた目的。世界ジュニアですよ」
丸山「世界ジュニアやろ!!一番欲しいのは!!……なんで怒ってるのか分からんですけど」
竹田「なんでいつも怒るんすか。でも今日は涙の一滴も流してないですからね」
丸山「俺泣いてないぞ!!41歳泣かねぇぞ!!」
竹田「ちゃんと山ごもりの成果も出たんだよ。とっさに出た、ああいうのが精神の統一とかのアレなんだよ」
丸山「よう辛抱してくれましたね!」
竹田「僕丸山さん大好きなんで!」
丸山「恩返ししようがないですけど」
竹田「いやいや!」
丸山「竹田さんの大好きなデスマッチ僕は大嫌いなんで恩返し出来ないんですけども!」
竹田「今度は丸山さんにデスマッチ仕込むところから始めたいと思います。是非ふた……」
丸山「世界ジュニアを目指したいと思います!!」(竹田の言葉にかぶせて)
竹田「そうですね!」
丸山「やっぱりね!プロレスは己の身体こそが武器ですよ!」
竹田「そうですよ。見てください傷だらけですよ」(自らの身体を指差して)
丸山「手刀だよ!!テガタナだよこの野郎!!!」
第5試合
先発は野村と神谷。バックの取り合いからリストの取り合い。神谷がヘッドロックで捕らえるが野村がヘッドシザースで切り返す。頭を抜いた神谷が距離を取り両者タッチ。
大地がローキックも関本が組み付いていく。大地がスリーパーで捕らえるが関本は回転しフォールも1。大地が腕を捻ってからヘッドロックも関本は回転しフォールも2。
関本は腕を取って潰すが、大地は膝蹴りからミドルキック。大地は神谷にタッチ。
神谷は関本をロープに押し込みチョップ。ヘッドロックで捕らえるとショルダータックルも、関本は受け切りショルダータックルでなぎ倒す。関本はフィストドロップから野村にタッチ。
野村は首投げからサッカーボールキック。フォールも2。神谷がコーナーに押し込むも、野村の背中に関本がタッチし、関本は野村の背中にハンマーブロー。
チョップの打ち合いから神谷がチョップ連打。だが関本が逆水平チョップを叩き込むと、ガットショットからバックブリーカー。コーナーに叩きつけてからアルゼンチンで担ぐと、大地がミドルキックでカット。だが野村が大地にミドルキックから強烈なビンタを叩き込んで場外に落とすと、神谷は関本にチョップ連打。関本は顔面にエルボーから逆水平チョップを叩き込むと、コーナーに振って走り込みが神谷はショルダータックルで迎撃。神谷は走り込むが関本が足を伸ばしてカットすると、神谷は組み付いてボディスラム。神谷は大地にタッチ。
大地は膝立ちの関本の胸にミドルキック連発。さらに前から後ろからミドルキックを叩き込んで倒すと、コーナーに振って串刺しニー。さらにサッカーボールキックを叩き込んでフォールも2。再度フォールも2。
関本はロープに振りラリアットも、避けた大地に関本はボディスラムからニードロップ。フォールも2。関本は逆エビ固めも神谷がカット。関本は野村にタッチ。
関本のラリアットと野村のジャンピングミドルのサンドイッチから関本が首投げで倒し野村がサッカーボールキック。フォールも神谷がカット。野村はブレーンバスターからフォールも2。
野村はバズソーキックもキャッチした大地がSTF。関本がこれをぶっこ抜きジャーマンで投げようとするが、大地は耐えて神谷がショルダータックルで関本を吹っ飛ばす。
大地がエルボー連打も野村がエルボーで返しジャーマンスープレックスホールドも2。
野村は脇固めの体勢も耐えた大地に膝蹴りから左右の張り手。大地が逆に顔面を張りミドルキックも、野村がキャッチするが大地は顔面を張って延髄斬り。
大地は顔面を蹴り飛ばしてファルコンアロー。フォールも2。大地はシャイニングウィザードからフォールし3カウント。
<試合後コメント>
関本大介&野村卓矢
関本「大丈夫か?俺も最後、助けにいけなくてすまなかった。悔しいな。悔しい。・・・これが見たまんま。大日本プロレスです。本当は俺とノムちゃんで大日本の代表として最強タッグに出たかったけれど、岡林の分も背負って出たかったけれど。でも今日は大神が大日本の代表として出る。大神が最強タッグで暴れまわって、大日本プロレスの力強さを、絆の深さを十分に発揮してもらいたい。ノムちゃんは何かないか?」
野村「いやぁ負けたのは全部自分のせいなんで。神谷さんと大地さんに大日本の代表として出るからには優勝してもらって、また戦います」
関本「全日本で大日魂を見せてもらいたいと思います!大神!がんばれよ!」
橋本大地&神谷英慶
大地「やったー!勝てたー!声枯れちゃった……酒飲みすぎて声枯れちゃった……。でも、嬉しいんだけど、それよりも先に何回も言ってた、全日本のリングで大日本の試合が出来たことがとにかくうれしいです。そして、最強タッグリーグにエントリーっていうね、そういうものをかけて闘うという気持ちも入ってて、ホントに楽しい試合でした」
神谷「関本選手、野村選手と戦って、気持は痛いほど伝わったんで、全日本プロレスの最強タッグリーグ、俺達が大日本プロレスパワーで上に行ってやりますよ!大日魂を見せますよ!」
大地「うちらが優勝して、もちろん来年も出させてもらうからね」
神谷「タッグの頂点まで行きますよ!」
大地「世界タッグ、アジアタッグ貰いに来てやる。まあ、そんなことを言う前に目の前のことを処理していこうか。とりあえずエントリーまで来た!一つ一つ勝利を積み重ねて、目明日は優勝。俺らは二人の思いも背負ってるから」
第6試合
先発は諏訪魔と宮原。ロックアップから宮原がロープに押し込みクリーンブレイク。宮原がヘッドロックからショルダータックル3連発で倒すと、諏訪魔は征矢にタッチ。宮原は困惑しながら大森にタッチ。
大森がヘッドロックからショルダータックル。征矢がショルダータックルで返していくと、チョップ合戦から大森がエルボースマッシュ。征矢はダブルチョップ連発からドロップキックで倒しロープに飛ぶが、エプロンから秋山が蹴りつけダブル攻撃を狙うも、征矢がダブルラリアットでなぎ倒し場外乱闘へ。
リングに戻りチョップ合戦から征矢が膝蹴り。さらにエルボーから石川にタッチ。
石川と諏訪魔がダブルのショルダータックルで倒し、石川は自軍コーナーに叩きつけると諏訪魔にタッチ。
諏訪魔と大森がチョップ合戦も諏訪魔はダブルチョップでなぎ倒しTAJIRIにタッチ。
TAJIRIはストンピング連打から征矢にタッチ。
征矢はショルダーアームブリーカーも、大森はチョップを打ち込みチョップ合戦へ。征矢がヘッドバッドを叩き込み背中にチョップから石川にタッチ。
石川はチョップからロープに振ろうとするが、大森が振るも石川がショルダータックルで倒しコーナーに振り串刺しラリアット。さらにダイビングフットスタンプからフォールも宮原がカット。
石川がコーナーに振って走り込むが、大森は避けてバックドロップ。大森はゼウスにタッチ。
ゼウスがチョップ連打からジャンピングラリアット。さらに串刺しラリアットからブレーンバスターで叩きつけてフォールも2。
ラリアットの相打ち連発から石川がニーリフト。石川はKAIにタッチ。
KAIはストンピング連打からTAJIRIがハンドスプリングエルボー。KAIがトラースキックからダブル攻撃を狙うが、ゼウスはダブルジャンピングラリアットでなぎ倒し崔にタッチ。
崔はビッグブーツからエルボー合戦へ。崔がミドルキック連打から串刺し攻撃を狙うが、KAIはハイキックで迎撃しコーナへ。崔は飛び込んでミドルキックから雪崩式ブレーンバスター。両者タッチ。
宮原と征矢がチョップ合戦から征矢が膝蹴りを叩き込みラリアットも、避けた宮原がドロップキックから顔面にドロップキック。さらに串刺しエルボーからノーザンライトスープレックスホールドも2。
征矢にトレイン攻撃から宮原がブレーンバスター。フォールも諏訪魔がカット。
宮原のブラックアウトを征矢がキャッチしショートレンジラリアットでなぎ倒すと、TAJIRIを呼び込みダブル攻撃を狙うが、宮原はTAJIRIにビッグブーツ。征矢がハンマーブローからKAIを呼び込み、ダブル攻撃を狙うが宮原はKAIにビッグブーツ。TAJIRIは征矢にグリーンミストから宮原がブラックアウトを叩き込んで3カウント。
最後まで秋山は出番がなかった。
大地「お取り込み中いいっすか?ちょっとこれだけは伝えなきゃと思って、この場にいてるんですけど、全日本プロレスの最強タッグリーグ、大日本の大神がもらうんで、それだけ言いに来ました(青柳と野村が急襲し場外乱闘)
大森「おーい!お前ら!待て待て待て待て!お前ら最強タッグまで待てねーのか!おい、世界タッグチャンピオンはよ、ここにいる秋山準と大森隆男だよく覚えとけお前ら!世界タッグチャンピオンとして、今年の最強タッグ、秋山と大森が絶対にゲットワイルドするぜ!最強タッグ、ワイルドに、行こうぜ!」
宮原「後楽園の皆さん!最強タッグは誰が優勝するとお思いですか?皆さんの声を聞かせてくれ!(バラバラの声があがる)皆さんの声を聞かせてくれ!(若干宮原という声が増える)満場一致で宮原健斗でーす!」
<試合後コメント>
宮原健斗&大森隆男
宮原「メンバーはもう待てないようだな!お客さんも待てないようだ。11月19日、札幌からスタートだ!」
大森「どいつもこいつも開幕まで待てないのかよ?最強タッグ優勝?そんなの世界タッグチャンピオンの秋山、大森組に決まってるじゃねぇかよ。おい!なんつってったってよ、俺たちは今年25周年イヤーだからな。絶対かっさらうぞ!」
征矢学&ブラックタイガーⅦ
征矢「見えねえ!見えねぇぞ!」(TAJIRIのグリーンミストを顔に受けて視界が塞がっている)
ブラックⅦ「このマッチメイクがおかしいんだよ」
征矢「なんだこれ。そもそも、こっちは一致団結してやろうって言ってるのに!これはなんだ!チームの編成とかそういうの抜きにして、今日は勝利をみんなでこう、平和とともに、ね。残念だ!」
第7試合
ジョーはゆっくりと近づき、ヨシタツはゆっくりとリングを回るとロックアップ。ジョーがロープに押し込みクリーンブレイク。ジョーが手4つを要求し、ヨシタツはその手を握らずリングを回る。ロックアップからヨシタツがヘッドロックで捕らえショルダータックルも、ジョーは受け切りヨシタツは再度ショルダータックル。ジョーは三度目のショルダータックルを逆にショルダータックルで迎撃し、ヨシタツはリング外に転がるが、ジョーがそれを追うとヨシタツはすぐにリングに上がり、エプロンに登ったジョーをドロップキックで落とすとエプロンを走り込んでのジャンピングニー。ヨシタツは場外を走り込むがジョーはショルダータックルで迎撃しリングに投げ入れる。
ジョーはストンピングからボディスラムで叩きつけフォールも2。ジョーは滞空時間の長いボディスラムから逆エビ固め。ヨシタツはなんとかロープへ。
ジョーは背中にハンマーブローから串刺し攻撃を狙うが、ヨシタツはバックエルボーで迎撃しコーナーに登ると、ジョーを飛び越えてラリアットを避けてのニールキック。
ヨシタツはミドルキック連発からバックドロップを狙うが、耐えたジョーがショートレンジラリアット。ヨシタツはこれを避けてコンプリートショットを狙うが、ジョーは突き飛ばすと背中にハンマーブロー。
ヨシタツはエルボー連打も、ジョーはボディブローからハンマーブロー。ジョーは顔面を蹴りつけ、ガットショットもキャッチしたヨシタツがドラゴンスクリュー。ヨシタツは再度ドラゴンスクリューから足4の字。ジョーはロープへ。
ジョーは座ったまま強烈なチョップも、ヨシタツは顔面ウォッシュ2連発。さらに串刺し攻撃を狙うが、ジョーはショルダースルーからエルボー。ガードしたヨシタツがエルボーからスワンダイブミサイルキックを叩き込んでフォールも2。再度フォールも2。再々度フォールもジョーはノーカウントで肩を上げる。ヨシタツはミドルキックからバックドロップを狙うが、ジョーが空中で体勢を変え潰すとフォールも2。
ジョーはナックルから走り込むが、ヨシタツはランドオブライジングニーもガードしたジョーにスクールボーイ。返されると再度スクールボーイも2。
ヨシタツは走り込んでショルダータックルも、ジョーは受けきってショルダータックルで迎撃。
ジョーはロープに振るとスパインバスターからフォールも2。
ジョーはアルゼンチンで担ぐとデスバレーボムからショートレンジラリアット。フォールも2。
ジョーはレボリューションボムの体勢もヨシタツが前方回転エビ固めも2。ジョーのラリアットを巻き込んでヨシタツがDDTから蜘蛛絡み。ジョーはロープへ。
ヨシタツは左右の掌底からローキック。さらにエルボーから走り込むがジョーは追走しクロスボディアタック。さらにレボリューションボムで3カウント。
<試合後コメント>
ジョー・ドーリング
「(復帰後)初めての三冠防衛戦で以前よりも良くなっているという感触を得られた。そして今、日本で戦っている外国人選手ではナンバーワンであることを証明した。誰でもかかってこい!」
ヨシタツ
――悔しい結果に終わってしまいましたが、今のお気持ちは
「ジョーのね、パワーが自分がおもったよりすごくて。見ててわかると思うけど、パワーで推されてたっていうのはあるね。アレをなんとかしないと。益々三冠欲しくなりましたよ。今日ので。昔ジョーとやって負けたこと無いって言ったけど、すごく成長してるね。彼が勝ったってことは、彼の方が努力してるってことだから。完敗。俺首やってるけど、彼もね、脳腫瘍やってるし、お互い大病を持って、その上での闘いだから。完敗。仕切り直し」
――三冠戦という舞台については
「心地よかったです。気持ちいい。またあそこに立ちたいですね。でも次立つときはちゃんとお客さんの支持を得て、期待感とかそういうものを背負った上で次回挑戦したいですね。次回までは間を置こうかな。単純に、ジョーは強いわ」
――心は折れていない?
「ますますですよ。ますます。余計欲しくなったね、三冠。次は満場一致のお客さんの支持と期待感をもらって挑戦したいから、間を置こうと思います。次は最強タッグだから。まあ、これで落ち込んでてもしょうがないから。タッグリーグで結果残します。どうせみんな諏訪魔&石川組が優勝すると思っているので、予想を覆すのがプロレスだから。下馬評を覆してみせます。奇しくも、ちょうど三年と一日前に俺は首の骨を折って、正直無理かなと思った。それから復帰して、思ったより体が動かなくて結果も出せなくて、このまま終わっていくのかなって思ったときもあったんですけどね、こうやって三冠に挑戦できるところまでこれたっていうのは感慨深いですよ。もし、これを見てる人で、人生に絶望してる人がいたら、努力次第でここまで持ってけるぞっていうのを訴えたい。そういう風に『ヨシタツにも出来たんだから俺にも出来るだろ!』ってね。そういう風に思ってくれる人が増えたら良いなと思いますよ。プロレス最高ですよ」