全日本プロレスと”幻の団体”アクトレスガールズが業務提携を発表!?
15日、全日本プロレスがアクトレスガールズとの業務提携を一方的に発表した。
全日本プロレスの福田社長がアクトレスガールズが練習する道場に訪れ、風香プロデューサーに一方的に業務提携を提案する動画が全日本プロレス公式SNSなどで発表された。
2015年に旗揚げした『Actwres girl'Z(アクトレスガールズ)』は、女優によるプロレス団体をコンセプトに活動を開始。2018年にはサンリオピューロランドでハローキティとのコラボも達成し、アクセサリーメーカー『THE KISS』がデザインしたベルトがシングル王座として存在するなど既存の女子プロレス団体とは異なる路線で業界外からの人気を集めていたが、2019年からは『Beginning』と『Color's』の二団体制へ移行。その後新型コロナウイルスの蔓延によりプロレス界全体が大ダメージを受けていたが、2021年7月に旗揚げしたファンタジープロレス舞台『アクトリング』が超満員となる成功を収めていた。
当時は全日本プロレスにも安納サオリや万喜なつみ(なつぽい)らが参戦する形で提供試合を行っており、全日本プロレス応援大使のアイドル『スルースキルズ』から有田ひめか(ひめか)がアクトレスガールズデビュー。
しかし2021年12月31日を以てBeginning・Color's両団体は解散し、プロレス団体としてのアクトレスガールズは終了。Color’sはSAKIが引き継いでユニットとして自主活動を続けているが、アクトレスガールズは『アクトレスリング』というプロレスをベースとしたポイントマッチ(グッズやチケットの売上が勝敗に直結する試合)など独自のルールで活動を続け、プロレスラーとは絡むことができず一線を引いている状態だ。
昨今アクトレスガールズはA-TEAMやベストボディジャパンプロレスなどで提供公演を行っており、プロレスとアクトレスガールズが同じ空間で試合を行う機会も増えている。
だが今回全日本プロレスは"幻の団体”アクトレスガールズが1月2日の後楽園ホール大会に参戦すると発表しているが、アクトレスガールズ自体は毎週のように新木場や大阪で公演を行っており、12月29日には後楽園ホール公演も予定されている状況だ。
もし"幻の団体”がBeginningのことをさすならば、プロレスラーとしてデビューしながらも活動を休止している元スターダムの澄川菜摘(翔月なつみ)や惡斗(安川惡斗)、元REINAの茉莉(坂本茉莉)や元JDスターのMARUを筆頭に青野未来、未依、入江彩乃、松井珠紗、夏葵、なるらがプロレスラーとして参戦する可能性がある。
現在全日本プロレスは業務提携を行っているEvolution女子が存在するが、エボ女のChi ChiとZONESがアクトレスガールズデビューをしなければアクトレスガールズたちと試合を行うことは現時点でのルール上はできない。
果たしてプロレス界の王道がどのような思いでアクトレスガールズを受け入れるのか、来年の全日本プロレスの活動に注目が集まる。