「俺なりの愛情表現でキャプテン・ニュージャパンを殴っていた」ヨシタツがHUNTER CLUB時代の理不尽な暴力を懺悔

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 23日、東京都・後楽園ホールにて全日本プロレス『2022 EXCITE SERIES』が開催され、ヨシタツが過去の罪を懺悔した。

 ヨシタツは新日本プロレスからWWEを始めとする海外の団体を渡り歩き、全日本プロレスの所属となったという経歴から自らの生き様を“王道ストロングスタイル”と定義づける。そしてその力を知らしめるために自らのユニット“ヨシタツ・キングダム”を全日本内に建国。
 王国の中枢として、全日本プロレスのメインスポンサーである株式会社カーベルの伊藤一正社長ことカーベル伊藤を財務大臣に任命し、さらに崔領二率いるランズエンドと正式に国交を樹立するなどGF(ゴッドファーザー)としての辣腕を発揮。“力道山三世”力、新宿フェイマスの立花誠吾、胸毛ポリスの植木嵩行、空飛ぶインド人のバリヤンアッキなど個性的なメンバーを加え、全日本のエンタメ戦線を盛り上げつつもヨシタツ&植木&立花が全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を戴冠するなど結果も出してきた。

 しかし、ヨシタツGFによる愛のムチという名の理不尽な暴力に対して臣民たちから不満が噴出しており、堪忍袋の緒が切れた植木&立花&アッキが今年1月にクーデターを起こして王国は崩壊。
 クーデターのさなか、全日本プロレスへのレギュラー参戦を狙っていたKAZMA SAKAMOTOがヨシタツを襲撃した上で「SNSで色んなことを頑張ってつぶやいてるけどさ、いいねも付かない、リツイートも付かない。SNSでプロレスなんてやってんじゃねーよ。しょっぺーんだよ!」と痛烈批判し、「こんなクソ野郎と絡んでもなんにも得しない。上にもいけない。成長もしない。こんな自己中心的な男とやってても上にはいけないぞ?俺のすべてを教えてやるよ」と演説したことで臣民の心を掌握。裸の王様vs怒れる臣民という抗争が展開されてきた。

 この日は、ヨシタツ&イザナギ&デビル紫vsKAZMA SAKAMOTO&植木嵩行&立花誠吾という遺恨戦が組まれたが、KAZMAは入場するなりスマホを取り出してヨシタツのTwitterをチェックし、大会前夜の「例えお前たちがどんな卑怯な手を使ってきても俺たちは必ず勝つ」というツイートの“いいね”の数が43しか無いことを「誰も見てねーよ」と嘲笑。


 試合はKAZMAらがヨシタツを袋叩きにする一方的な展開となるも、ヨシタツは国王としての意地を見せ1vs3の状況でも奮戦。3人での合体パワーボムを被弾しつつもKAZMAをヨシタツ幻想に捕らえて勝利するかに思われた。
 しかし、ここでレフェリーシャツを着たバリヤンアッキが飛び込んできてレフェリーを場外に引きずり落とし、これに動揺したヨシタツが技を解除。その隙にKAZMAがスクールボーイで丸め込み、アッキの高速カウントであっという間にカウント3が入った。

 その後、リング上の舌戦によってKAZMAとヨシタツのシングルマッチが行われることが決定。
 KAZMAらの退場後、改めてマイクを取ったヨシタツは「俺は立花に、試合が終わったあと、よくカメラの回ってる前でアイツのこと殴ったりしました。俺なりの愛情表現で、まあもちろん、よくないんだけど、アイツはもっとできるやつだと思ってね。俺は期待を込めてそういう事をやっていたんですけど、今の時代に合わない。やっぱそういうことは根本的に良くない。2016年、まだ俺が新日本に居た頃、俺はHUNTER CLUBで同じことをキャプテン・ニュージャパンにやっていました。これはホント笑うところじゃなくて、全く同じ構造なんです。俺は叱咤激励のつもりだったんですけども、彼はボーンソルジャーになってしまって、BULLET CLUBに入ってしまってHUNTER CLUBは消滅しました。今、それと全く同じ構造のことがここで起きてるんです。ということは、今回のことは、俺に非がある、俺が変わらないといけない」と神妙な面持ちで過ちを懺悔した。

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