大仁田厚を痛烈批判!石田凱士&鈴木鼓太郎がジュニアタッグリーグ優勝を果たしアジアタッグ返上要求!
3日、東京都・後楽園ホールにて、全日本プロレス『#ajpwチャンピオンカーニバル2023』が開催され、石田凱士&鈴木鼓太郎が『Jr.TAG BATTLE OF GLORY2023』優勝を果たした。
現在、全日本ジュニアの至宝たる世界ジュニアヘビー級王座は、フリーとなって今年1月から全日本に参戦している土井成樹が保有。
土井は、「前チャンピオンが面白いことなんもせんかったから、代わりに俺が見本見せたろうやんけ」とジュニアタッグリーグ開催をぶち上げ、同時期にヘビー級の選手たちによるチャンピオン・カーニバルが開催されている中でジュニア勢も存在感を発揮。土井成樹&谷嵜なおき、青柳亮生&ライジングHAYATO、佐藤光留&田村男児、井上凌&椎葉おうじ、石田凱士&鈴木鼓太郎の全5チームによる総当りリーグ戦が展開された。
“暴走取扱注意”土井&谷嵜の元ドラゲーベテラン軍、2020年優勝&2021年準優勝の光留&男児、下剋上に燃える若手タッグの井上&椎葉と強豪チームが揃う中、優勝決定戦に駒を進めたのは亮生&HAYATO、石田&鼓太郎の2組。
亮生&HAYATOは全日本所属としてジュニアのトップ戦線を走る若きハイフライヤータッグ。石田&鼓太郎はGLEATで“BLACK GENERATION INTERNATIONAL(BGI)”として暴れまわっている他団体からの刺客。
この日のメインイベントで行われた優勝決定戦は、リーグ戦最終日に対戦した際にフルタイムドローとなった両組によるわずか4日後の再戦に。
試合開始直後から亮生&HAYATOがスピード感溢れるコンビネーションでイニシアチブを握っていくが、石田が強烈な蹴撃で流れを断ち切り、鼓太郎が場外戦でHAYATOの頭部を痛めつけた上でリングに戻してヘッドロック地獄に引きずり込んで拷問していくなどBGIが巧みに優位展開を作っていく。
HAYATOもコーナートップから場外へのスワントーンボムという離れ業を見せ、HAYATOの逆打ち+亮生の旋風脚と華麗な合体技で逆転を狙うが、HAYATOがトドメを狙ったところで石田がレフェリーを盾にして撹乱。さらに鼓太郎がHAYATOを亮生の上にエクスカリバーで突き刺し、石田が垂直落下式ブレーンバスターからのハーフ・タイガー・スープレックス・ホールドを決めてHAYATOから3カウントを奪った。
マイクを取った石田は、「今日はチャンピオン・カーニバルがあるのにこのジュニアタッグリーグ決勝戦がメインイベントの意味、分かってるか?青柳亮生とHAYATOに優勝してほしいから会社はこのメインイベントに組んだんや。アイツら見たら分かるやろ。負けたらさっさと帰って、俺らに突っかかることもなく。それが今のアイツらの全日本を背負う覚悟ちゃうんか?ジュニアは飛んだり跳ねたりだけちゃうぞ。ジュニアもヘビーと一緒じゃ。感情やろオイ。プロレスは感情でやるもんや。アイツらと闘ってその感情を感じたこと無いよ。俺らが優勝したってことは、まだまだこの全日本マットで俺らは暴れさせてもらうぞ。それが気に食わんのやったら、まだまだ上目指して俺らのこと潰す気持ちで来い。俺らはいつでも相手したるぞ」と堂々のマイク。その説得力に、全日本ファンは外敵チームの優勝にも関わらず大歓声&大喝采を贈った。
バックステージに戻ると、鼓太郎は「このトロフィー以外に優勝してなにも無いのかよ?アジアのベルト、返上されたんだよね?俺らが優勝したんだからここに持ってこいよ」と優勝賞品としてアジアタッグ王座のベルトを要求。
現在、アジアタッグ王座は大仁田厚&ヨシタツが保持しているが、大仁田は今月9日に腹部大動脈瘤の手術を受けることを明らかにしており、ドリー・ファンク・ジュニアPWF会長が大仁田の身体を気遣って王座返上を勧告。大仁田は術後に即復帰するスタンスを表明しており、「返上しろと言うのなら貴方が取りに来てください」と挑発的な言葉まで使って返上を拒否している。
大仁田が返上を拒否していることを伝えられると、石田は「俺らが巻いたらええやろ。管理の奴が返上しろって言ったやろ。それで返上せんってのを聞くんか?聞くんかオイ!聞かへんやろ!返上せい!」と激高。BGIの魔の手は今後アジアタッグ王座にも伸びていくことになりそうだ。