チャンピオン・カーニバル優勝決定戦はWRESTLE-1時代からの因縁戦へ!T-Hawkが“運命の男”芦野祥太郎を前に「全プロレス団体にも宣戦布告してやる」

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 3日、東京都・後楽園ホールにて、全日本プロレス『#ajpwチャンピオンカーニバル2023』が開催され、芦野祥太郎とT-Hawkがチャンピオン・カーニバル優勝決定戦を行うことが決まった。

 チャンピオン・カーニバル(以下:CC)は、全日本プロレスで春の風物詩として行われるシングル最強の選手を決めるリーグ戦。
 新日本プロレスの永田裕志に三冠ヘビー級王座が流出している中で行われた今回のCCは、永田こそ不参加ながらグランドスラム達成者の小島聡、現世界タッグ王者でもあるNOAHの征矢学、GLEATの至宝・G-REX王座をもつT-Hawkなど他団体から最高峰の選手が集う全16選手参加の豪華なものとなった。

 Bブロックでは先に芦野祥太郎が優勝決定戦に駒を進めていたが、Aブロックでは今大会開始時点で6選手がブロック制覇の可能性を残す大混戦に。結果的に、最終試合の宮原健斗vsT-Hawkの勝者が優勝決定戦へ進出することとなった。


 試合は、序盤の場外戦を優位に終えたT-Hawkがサブミッションでいたぶっていくが、宮原も2度目の場外戦の際にはエプロンパイルドライバーを決めて流れを変え、フロントハイキック&ブラックアウトを巧みに使ってT-Hawkの勢いを削いでいく。
 T-Hawkのケルベロスにブラックアウトでカウンターを合わせた宮原はトドメのシャットダウン・スープレックスを狙うが、T-Hawkはこれを振り払ってケルベロス。最後はナイトライドで叩きつけて死闘に終止符を打った。

 見事CC優勝決定戦進出を決めたT-Hawkの前に立ったのは、Bブロック覇者の芦野祥太郎。
 両者は昨年のCCでも対戦し、その際にはT-Hawkが勝利を収めている。しかし、過去を遡れば両者の間にはさらに深い因縁がある。

 芦野は2020年4月まで活動していたWRESTLE-1末期のエースとして活躍し、次々と主力選手が退団していくW-1を支え続けてきた。
 W-1は日本に上陸した#STRONGHEARTSが初めて定期参戦した団体であり、#SHの面々は外敵としてW-1で大暴れ。当時の芦野はヒールであったにもかかわらず団体の面々を鼓舞し威信をかけて#SHと抗争を繰り広げてきたが、2019年1月にT-Hawkと団体の至宝をかけた1戦を行いWRESTLE-1王座から陥落。その後芦野が至宝を奪還することが出来ぬままW-1は終焉を迎えた。

 マイクを取った芦野は、「今、目の前でお前の闘いを見て、勝ち筋が見えました。お前の足首、ひねりちぎってやるよ」と宣告。
 これを受けたT-Hawkは、「やっぱりアンタか、芦野。今闘った宮原健斗が“最高の男”なら、お前は“運命の男”みたいなもんか。5月7日、全日本プロレスはサイズだけじゃねえってこと、俺たちで他の全プロレス団体にも宣戦布告してやるぜ。だが、勝つのはこの俺、T-Hawkだ!」とG-REXのベルトを掲げながら芦野と睨み合った。

 バックステージに戻ったT-Hawkは、「やっぱり来たか、芦野。俺と言えば、お前だろ?お互いあのときとはちげーんだ。お互い今は背負っているものがある、年も近い、スタイルももしかしたら近いかもしれない。だけどよ、今回のCC、今の試合見てわかるだろ?説得力がちげーんだ。階級からなにから、そんな柵は全部取っ払って、根こそぎ俺が奪い取ってやる!」と気炎を上げた。

 T-Hawkは昨年のCCでの芦野戦後にも「体重は俺が最軽量、だけど心は最重量だ!」という言葉を残している。身体の大きな男たちによる小細工抜きの真っ向勝負が持ち味とされる全日本プロレスに於いて、2人がどのような頂上対決を見せてくれるのかに期待が集まる。

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